・アヴェ・ミリッツァ(Ave Militsa)
　・ウビ・カリタス(Ubi Caritas)
　・聖フランシスコの平和の祈り（Oratio pro pace）

ミリッツァを信奉する修道院にいた修道女(シスター)。
元々は路地裏でこそ泥を働いていた孤児だった。

毎日食うものに困り、力で周りから奪う生活をしていた中で、現在の義理の親である修道女クリマチス・ソーペンハークに出会う。

その出会いはそんな綺麗なものではなく、町を歩いていたクリマチスから金をひったくろうとしたところ、頭をひっつかまれて路地にたたきつけられただけの話。
クリマチスは「そんなに腹が減ってるんだったうちに来い」とそのまま気絶したテレスを引きずって修道院に帰っていった。

修道院に行った後のテレスは、長々とミリッツァに関するご高説を受け、
しぶしぶ「このまま帰って野垂れ死ぬよりゃマシ」とそのまま修道院で厄介になることとなった。

ソーペンハーク修道院はミリッツァ信仰の組織だったため、クリマチスが保護した女と子供しかいないような場所だった。
テレスは、その態度は全く修道女らしからぬものであったが、その修道院ですくすくと成長し、立派な不良修道女として育っていった。

煙草は吸うわ。
酒は持ち込むわ。
喧嘩はやめないわ。

クリマチスの頭を大きく痛ませる存在になったテレスは、それでもこの修道院を大切に思っている。

ガキどもにちょっかいかけてきたやつもぶん殴ったし、
他の修道女が手を出された時は、真っ先に出張っていって相手をぶん殴ったし、
こっちを舐めてカモにしようとしてきた商人は、わかるまでぶん殴った。

少なからず自分の大切な場所を守るために行動しようとしているテレスに、クリマチスも理解を示していた。

しかしそれはそれとして、いい加減その性格を直せ、と修道院を追い出した。
世界を旅して見識を広げ、ミリッツァ様の言う慈愛とは何か、救済とは何か、そして復讐とは何かを考え直せ、とのことだ。

あーあーせいせいした！
あんなかたっ苦しい修道院なんて知るものか！！
もうあたしは好きに生きてやる！

テレスは酒場でそう愚痴っていたそうだが、それでも聖印と聖書はまだ手放していないという。

今回の任務はガキのお守りだった。
ガキの近くじゃタバコは吸えないし最悪。

あんなガキを閉じ込めなきゃいけないようじゃ、世間には慈愛とやらはないらしい。
まぁ修道院にもそんなガキばっかだったからわかっちゃいたことだが。

慈愛、救済、そして復讐。
ミリッツァ様の教えを考え直せと言われて2年が経とうとしているが、未だ答えは出ていない。

もしモナがあのまま迫害と隔離が続けられ、それに腹を立て復讐をしたとして、それをミリッツァ様は許しただろうか。
いや、答えは明白だ。
ミリッツァ様は大いなる慈愛をもって、その復讐鬼すらも救済するだろう。
では、その復讐された相手は？
これもまた救済なさるだろう。

ミリッツァ様はこの世の罪に寛大だ。
だからこそ、その線引きは各々で考えなければならない。

今日の依頼で絵本をもらった。
「魔女グリセラの大冒険」
修道院でもガキどもに読んだことがある、グリセラという魔女が魔法の力で色々な悪を倒し、そして人を助ける単純なお話。

しかしここにも、グリセラが救わなかった者たちはいる。
グリセラに倒された悪の者たち。
因果応報の力によってねじ伏せられた馬鹿ども。

では彼らのことも救うべきなのか？
ミリッツァ様は救えと言うだろう。
しかしそれは、虐げられていた弱者への救いではなくなってしまうのではないか？
ミリッツァ様は、さらにそっちも救えと言うのだろう。

しかし我ら人の子は、神ではない。
全知全能ではなく、すべてを許し、救うことなどできるわけがない。

我々の手は2本しかない。
何を救い、何を許し、何を挫くのか。

まだ答えは出ない。

今日の依頼は、薬の違法所持で取っ捕まったカスのお守りと、そいつが受ける任務の協力だった。
結局色々あって七曜の魔剣とやらをめぐる話だったらしい。

今日、考えたことは2つある。

まず薬物の乱用に関して。
薬物を使って身を持ち崩すやつはかなり多い。
それが違法か合法かなんて些細な話。
要は、そのためにすべてを投げうてるかどうかの話だ。

私自身は、そんなのガキじゃあるめぇし自分で決めたことの責任は自分で取れ、と思っているが、今回はそうもいかなかった。
薬物の乱用で身を持ち崩したカスに、慈愛の手を差し伸べた輩がおり、ミリッツァ神殿ではそのサポートをしたのだ。

これこそがミリッツァ様のいう慈愛と救済……ってところだろう。
だが、そんなものが成り立つんだとしたら、この世の善の精神は何のためにある？

身を持ち崩したやつの復帰の機会は必要だ。
人間、一回転んだ程度で死なれちゃ目覚めも悪い。

しかし、それを何度行う？
次に転んだときはどうするんだ？
一回助けたやつを、2回目助けない明確な理由はなんだ？

そしてその救済の無限の中に身を投じた時、ミリッツァ様は何を見ておられるんだ？
慈愛、そして救済こそがミリッツァ様の教義。
ではそれに疲れて、私自身が地に伏してしまった時、それもまた悪なのだろうか。

次に2つ目だが、今日の相手は魔神とかいうやつだった。
生き物とは思えないような見た目、動き。
あれこそが異界からやってきたものなのだろう。

ああいうやつらこそ、ミリッツァ様の見解を伺いたい。
あいつらは、御身の庇護を得られないのですか？
それはなぜ？この世のものではないから？

ミリッツァ様という家、この世界という建物の外にいる存在は、救済し得ないのですか？
人を襲う魔物と、異界から来た魔神。
彼らの違いが住むところだけだというのであれば、我らが修道院という家の外で苦しむ子供のことは、見て見ぬふりをするべきですか？

慈愛、救済、復讐。
その範囲と判断について。

なぜこの3つをミリッツァ様が解いているのか。
まだ答えは出ない。

何はともあれインペリアル貯金(100,000)

鎧：インペリアル100,000　必筋30
　　　アビス強化12000*2　防護点+1、魔法ダメージ1点減少
　　　防弾加工9000
　　　マナタイト加工30000
盾：ローガンズリジェンド60000+100
　　　アビス加工8000*2　防護点+1、魔法ダメージ1点減少
　　　マナタイト加工20000

武器：一生メイス

装飾品
　頭：スマルティエのヘッドバンド6000 優先度：低
　顔：アイソアーマスク
　耳：聖印
　首：スマルティエの銀鈴7500 優先度：中
　　┗グリーンベルト30000 優先度：中
　背中：野伏のセービングマント
　　┗ラル=ヴェイネの肩掛け15000 優先度：高
　右手：筋力の腕輪
　左手：正しき信念のリング30000 優先度：中
　腰：多機能ブラックベルト4000 優先度：高
　　┗アルケミーキット
　足：韋駄天ブーツ2000
　他：なんか