ゆとシートⅡ for SW2.5 - ゆと工公式鯖

ブラム・スカーラット - ゆとシートⅡ for SW2.5 - ゆと工公式鯖

“魔剣砕き”ブラム・スカーラット

プレイヤー:謙虚な日本酒

種族
人間
年齢
26
性別
種族特徴
[剣の加護/運命変転]
生まれ
傭兵
信仰
ランク
ハイペリオン
穢れ
0
7
10
4
7
5
10
8
4
10
成長
14
成長
6
成長
4
成長
5
成長
0
成長
8
器用度
28
敏捷度
18
筋力
24
生命力
23
知力
8
精神力
22
増強
1
増強
増強
増強
増強
増強
器用度
4
敏捷度
3
筋力
4
生命力
3
知力
1
精神力
3
生命抵抗
13
精神抵抗
13
HP
53+32=85
MP
22+3=25
冒険者レベル
10

経験点

使用
51,000
残り
21,950
総計
72,950

技能

ファイター
10
レンジャー
7
エンハンサー
7
ライダー
2
アルケミスト
2
セージ
1

一般技能 合計レベル:7

肉体労働者
3
牧童
1
狩人
2
農夫
3
料理人
-2

アラトロン:栄光なき

アラトロン:人族差別の
血牙:重い
血牙:乗り物酔いの

戦闘特技

  • 《全力攻撃Ⅱ》
  • 《武器習熟A/ソード》
  • 《頑強》
  • 《薙ぎ払いⅡ》
  • 《武器習熟S/ソード》
  • 《タフネス》
  • 《サバイバビリティ》
  • 《不屈》

練技

  • [補]【キャッツアイ】
  • [補][準]【ビートルスキン】
  • [補]【マッスルベアー】
  • [補][準]【メディテーション】
  • [補][準]【アンチボディ】
  • [補]【ジャイアントアーム】
  • [補]【デーモンフィンガー】

騎芸

  • [常]【高所攻撃】
  • [常]【以心伝心】

賦術

  • [補][準]【バークメイル】
  • [補]【パラライズミスト】

判定パッケージ

レンジャー技能レベル7 技巧 11
運動 10
観察 8
セージ技能レベル1 知識 2
ライダー技能レベル2 運動 5
知識 3
アルケミスト技能レベル2 知識 3
魔物知識
3
先制力
0
制限移動
3 m
移動力
18+2=20 m
全力移動
60 m

言語

会話読文
交易共通語
地方語(ブルライト)
魔動機文明語
魔法文明語

賦術

賦術
基準値
ダメージ
上昇効果
専用
アルケミスト技能レベル2 賦術 3
技能・特技 必筋
上限
命中力 C値 追加D
ファイター技能レベル10 24 14 14
《武器習熟S/ソード》 3
武器 用法 必筋 命中力 威力 C値 追加D 備考
[魔]〈土星の魔剣・アラトロン〉[刃][打] 1H両 20 +2=17 30 9 +1=18 専用命中力+1。C値-1。自動成功時1日1回強制振り直し。人族に対する与ダメ-2。
[魔]〈土星の魔剣・アラトロン〉[刃][打] 2H 20 +2=17 40 9 +1=18 専用
[魔]〈血牙の魔剣〉[刃] 1H両 22 +2=17 30 9 +1=18 専用C値-1。命中+1。必筋+2。携行時 揺れに弱くなる。自身の足以外の手段で10分以上移動した後、1時間、行動判定に-1のペナルティ修正を受ける。
[魔]〈血牙の魔剣〉[刃] 2H 22 +2=17 40 9 +1=18 専用
〈ハーリングアックス〉[刃] 1H投〈投擲〉 16 14 21 11 14 射程10m
技能・特技 必筋
上限
回避力 防護点
ファイター技能レベル10 24 13
防具 必筋 回避力 防護点 備考
マナタイト加工のドントレシアの堅忍鎧 23 7 専用
タワーシールド 17 2
他1 アイソアーマスク 1
他2 ブラックベルト 1
合計:ファイター/すべての防具・効果 13 11
装飾品 効果
ディスプレイサーガジェット
奇跡の首飾り
アイソアーマスク 7レベル以下の魔物の遠隔攻撃を誘引する。
恋人の受音器
ニルカンタのマフラー 生死判定+1
背中 野伏のセービングマント 専用(HP)
ウェポンホルダー改 専用(MP)
右手 巧みの指輪
左手 "土星のリング
ブラックベルト
"ピピ花の飾り MP+1
巧みの指輪
所持金
67,407 G
預金/借金
G

所持品

冒険道具類

冒険者セット
薬師道具セット
保存食(1週間)
テント(4人用)
着替えセット(1週間)
頑丈なランタン
油×3
燃えやすい火口箱
よく切れるナイフ
羽根ペン
ロジーナに貰った筆記具
日記
防寒着
アルケミーキット
サイン入りサウナウォーズ
手旗信号セット
騎獣契約証(ホース)
騎獣専有証(ドルフィン)
騎獣縮小のボール×3

薬草・ポーション・魔晶石

アウェイクポーション×4
ヒーリングポーション×2
アンチドーテポーションⅠ
救命草×9
救難草×5
魔香草×11
魔晶石(3点)×20
魔晶石(5点)

消耗品
予備装備

カードシューター
スティールソード
ハーリングアックス×2
巧みの指輪×1
叡智の腕輪
怪力の腕輪
雫のブレスレット
サバイバルコート
スマルティエのサウナハット
スマルティエのゴールデンマイク
スマルティエの龍の剣のキーホルダー
マイナーカースレベリオン
ナイトゴーグル
水飲み鳥のマスク
"栄光のペンダント
"逆上の香料
"パワーバングル

その他

アビスシャード×22
ロッセリーニの魔法印
ロッセリーニの魔法印(ルアンシー)
受益者のシンボル《プリム
ラッピングが施された受益者のシンボルプリム
魔刃の欠片
"紅蒼のペンダント
恋人の呼び笛
恋人の受音器
通話のピアスの片割れ(プリム)
"テルヴェ村の特産チョコレート×0
海鳴りの巻貝
瓶詰めの高級クッキー×0

マテリアルカード

BASSS
310
名誉点
537
冒険者ランク
ハイペリオン

名誉アイテム

点数
冒険者ランク700
スティールソード専用化0
ウェポンホルダー改専用化0
アルケミーキット専用化0
頑丈なランタン0
よく切れるナイフ0
燃えやすい火口箱0
小さな個人住宅50
ドントレシアの堅忍鎧専用化0
多機能セービングマント0
ダークドワーフの鍛冶師(顔見知り)100
セービングマント専用化0

容姿・経歴・その他メモ

経歴

ブルライト地方の片隅にある、小さな寒村で生まれ育った青年。
彼には同い年の親友がおり、幼少の頃からいつかこの村を飛び出し一緒に立派な冒険者になってやろうと約束していた。

ブラム自身は然程名誉には興味がなかったが、「竜を退治してみたい」「神紀文明の遺跡を踏破してやりたい」「冒険者を引退した後は冒険者ギルドを開業し、後進の冒険者を育てたい」などといつも楽しそうに語る親友の話が好きで、彼が夢を叶えるのを共に見届けたいと思っていた。

成人して間もなく二人は村を飛び出し、流れ着いたグランゼールで冒険者として過ごしてきた。
冒険者としての生活は決して華々しいものでなく、狼や妖魔といった下級の魔物退治や薬草採集などの地道な依頼をこなし、時には力量を大きく超える魔物と遭遇して命からがら逃げだすこともあった。

泥臭いながらもコツコツと実績を積みグランゼールにやって来てから10年程経った頃、ようやくベテラン冒険者を名乗れるくらいの力がついてきたブラムと彼の親友の元に、ドレイク討伐の依頼が舞い込んできた。
ドレイク討伐を為せば夢に見たような名のある冒険者に近付くことが出来る、二人は迷わずその依頼を引き受けることにした。

入念な準備をして挑んだ討伐戦は当初は順調に進んでおり、取り巻きの下級蛮族達を蹴散らした上でドレイクの不意も突くことができた。
だが魔剣を取り込み真の姿を現したドレイクの力は二人の想像を遥かに超えており、この戦いの為に弄した策は次々に破られていった。

そして激戦の果てに戦場に立っていたのは、ブラムただ1人だった。
親友はドレイクの最後の足掻きで振るわれた凶爪からブラムを庇い、それが致命傷となって倒れてしまったのだ。

自分を守ってくれた親友の亡骸を抱え、グランゼールへと帰還したブラムを待っていたのは蛮族討伐の報せを聞いた人々の歓待と称賛の声だった。
誰よりもこの声を欲していた親友でなく、自分が人々に認められてしまっているのがブラムは堪らなく悔しく、悲しかった。


ずっと一緒に冒険をしてきた親友を喪い一時は冒険者を引退しようとも思ったが、自分を生かしてくれた親友の夢を自分が代わりに叶えてやろうとブラムは奮起した。

だが、ドレイク討伐をたったの二人で成し遂げたブラムの名はグランゼールのどこに行ってもついて回るようになり、その度にドレイクを打ち倒した武勇を称える“魔剣砕き”の二つ名が囁かれてしまう。
本来親友と二人で賜るはずだったその名を聞こえてくるのがブラムは耐えられなくなり、逃げるようにしてグランゼールを旅立ち、冒険の拠点をハーヴェスへと移したのだった。


著名な冒険者を多数抱えるハーヴェスではドレイクを討伐した程度の武勇は全く知れ渡っておらず、ブラムは伸び伸びと冒険者生活を続けられるようになった。
現在は亡き親友の語った夢を叶えるべく冒険に明け暮れると共に、一緒に仕事をした冒険者を将来自分が開業する予定の冒険者ギルドの従業員に誘ったりして日々を過ごしている。

故郷について

ブラムの故郷はグランゼールとユーシズの間、ディガット山脈の麓に位置する「ダミア」という寒村。
ディガット山脈から吹き降ろす風で一年を通して寒冷な環境であり、土地も痩せていることから常に食糧不足に喘いでいる。

守りの剣の庇護もなく、物資も不足している中で蛮族の脅威に屈することなく村が残り続けているのは、ブラムの父親が率いていた傭兵団がダミアに住むようになり、村を守ってくれていることが大きい。

村人間の仲は悪いわけではないが皆貧しい村で生き抜くのに必死であり、食料の蓄えが十分でない年には口減らしが行われることもある。過酷なラクシアにおいて珍しくもない一般的な村である。

家族について

父は「ヴァレッド・スカーラット」母は「ミリシア・スカーラット」という。
兄弟はおらず、肉親は両親のみ。母はブラムが10の頃に流行病で亡くなり、以来父と二人暮らし。

父は傭兵団を率いていた傑物であり、我流で磨いた剣の腕で数々の戦果を挙げてきた。
ブラムの剣術の基礎はその父から叩き込まれたものであり、剣戟の中に蹴りや打撃を織り込むお行儀の悪い技が大半である。

「スカーラット」という姓は金さえ貰えば誰にでも剣を向ける父に対して、誰かが吐き捨てた「ネズミ野郎」という罵倒が元になっており、父は傷だらけのネズミ野郎にはお似合いの名だとして自分から今の名を名乗り始めたという。
父の本来の姓がなんなのかは息子であるブラムですら知らない。

親友

ロディ・ヒューレット(人間/男/享年24)
ブラムと同じ村出身の人間の青年。
幼少の頃から人一倍外の世界への興味が強く、成人したら一緒に村を出て冒険者をやろうとブラムを誘い続けていた。
少年の心を忘れない男で、20を超えても尚様々な夢をブラムに話し続けており、ブラムが年の割に浪漫等を語ることが多いのはロディの影響である。
ドレイクとの戦闘が佳境に達した頃、ドレイクの凶刃からブラムを庇い命を落としてしまった。
死の間際言い残したことは自分がこれまで語った夢を一つでも多くブラムが叶えて欲しいというものだった。
その後蘇生を受け入れなかったことから、自分に夢を託したことでロディは満足したのだとブラムは考えている。

最近知り合った連中について
イスティ

妙にスタイルのいいエルフの軽戦士だ。
動きはいいし腕は確かなはずなんだが……なんつーかツキのない奴で、よく気まずそうな顔してんな。
1枚200ガメルもするマテリアルカードを躊躇なく切りながら攻撃する様は見てるこっちがハラハラするぜ……

ソフィ

イスティの妹でこっちは妖精魔法使い。
初対面の時はなんか警戒されてたが……今はそれも解けてるみたいで一安心ってとこか。
見識も広くて魔法の腕も確かだし信用出来る奴なんだが……何かにつけて講義を始めるのだけはなんとかなんねーか?

アイシャ

重装鎧を着込んだ巨漢の魔法戦士……と見せかけて単なる操霊魔法使いだ。なんでだよ。
話を聞かずに勝手に進むわ戦槌叩きつけて魔法行使するわで色々型破りな奴だが……あの守りの硬さと魔法の腕は目を見張るモンがある。
なんか女性的な名前してるからガキん頃とかそれが理由でイジられてただろうなぁ。

カグラ

俺が栄誉の旅で一番最初に知り合ったライフォス神官だ。神官らしくお優しい奴で気も利くし変わり者ばっかの栄誉の旅の連中の中じゃあ清涼剤みたいな感じだな。
アイシャを一般的な操霊魔法使いだと思ってたあたりは流石栄誉の旅クオリティって感じだが……

ルスカ

剣と妖精魔法を使う魔法戦士だ。
小柄な体に見合わないゴツいメイスを振り回しつつ妖精を使役する戦い方はド派手で強ぇが……それだけに目立って狙われ易くなってやがる、いつかコロッと逝きそうで色々目が離せねぇ奴だ。
アルヴっつー珍しい種族で他人のマナをちょくちょく吸わないと死んじまうらしい。マナを吸われるってのはどんな感覚なのか、少し興味あるよな。

グルアド

一言目には草、二言目にも草の奇妙なドワーフだ。
以前鈴蘭を食ったとかのたまってるし栄誉の旅の中でも特にイカれてやがる。
とにかくあらゆる価値基準が草主体でまともな感性がぶっ壊れてる、怖ぇ奴だぜ。

リュール

エルフの真語魔法使いだな。
本が好きなのか色々物知りで面白い奴だ。何より無鉄砲に突っ込んでいかないのがマジで助かる。
第六感でも持ってんのか知らねぇが時々最初から知ってたみたいな感じで罠を見つけ出したりしてたのが印象深い。ただ者じゃねぇぞ……コイツは。

ユニア

エルフの神官で、フルシルっつー小神を信仰してるらしい。
かなり綺麗好き……というより洗濯好きなのか遺跡で見つけた衣類をすぐ乾かすハンガーを目を輝かせて回収してたな。
他の連中に比べて話は通じるしツッコミもするんだが……時々あり得ねぇトチり方もするから油断ならん。頭からキノコの山に突っ込んでだらっだら流血するとかなんのギャグだよ。

ウィル

暁の剣っつー新興ギルド所属の魔法戦士だ。
ルスカと同じ剣と妖精魔法を両立させたスタイルだがコイツは妖精の使役はせず基本魔法は補助で扱う。
一言に魔法戦士っつっても戦型は人それぞれで面白ぇな。
俺と同じでツッコミ気質なのを感じるし、心労は察して余りあるぜ……まあそれはそれとしてイジると面白ぇからイジるんだが。
次は絶対覗き成功させような!

グレディル

ドワーフの戦士だ。
当てづらいマトックを扱うとにかくムラっ気の激しい奴で、とんでもない外し方をしたかと思えば次の瞬間には敵の体力を一発で消し飛ばしたりしやがる。
細かいことは気にしないって性格だがドワーフらしいドワーフって感じで扱いやすい方だな。
あとかなり鍛えてるのかスゲェ筋肉だ、今度会ったら普段どんなトレーニングしてんのか聞いとこう。

プリム

何種類もの騎獣と、森羅魔法を始めとした数系統の魔術を使いこなす器用な奴だ。ライダー自体はグランゼールでもよく見るが、あれほど多彩な動きをする奴は初めて見たぜ。
最初会った時はウィルと一緒だったしよく絡んでたから、冒険者同士の色恋沙汰でゴタゴタしたら面倒くせぇなと思ってたんだが……どうもそう単純なモンじゃねぇ気がする。プリムの真意は分かんねぇが取り敢えず女って怖ぇな。

レティシャ

かなり高位の魔法を使いこなす真語魔法使いだ。とにかく魔法のコントロールが精密で、敵だけ焼いて味方は巻き込まないなんて芸能まで出来るスゲェ奴だ。
魔剣に結構興味があるのか、土曜の魔剣を抜いた時大分反応を示してたな。
言動含め信頼できる奴だから未来の顧客候補だぜ。

ルアンシー

ちっと落ち着きのないとこのあるキルヒア神官だ。
頭の回転は悪くないし慎重さもあるんだが経験不足って感じで、なんつーか面倒見てやりたくなっちまう独特の雰囲気があるな。
エルフにしては随分小柄なのも相まって、もし自分に妹がいたらこんな感じか?って思ったな。
それはそれとして回復魔法を噛むのは勘弁してほしいぜ。

ナナセ

長身の銃を獲物にする魔動機術士だ。
最近ハーヴェスに来たばっかみたいで冒険者としての仕事もほとんど経験なさそうだったが、実力は確かなもんであの火力には随分助けられた。
所属ギルドは決めてないみたいだったが……出来れば栄誉の旅以外のまともな場所を薦めてぇな……。

ロジーナ

青い炎が噴き出す魔剣を扱う剣士だ。
グレンダールの神官としての側面もあるが……正直そこまで敬虔な神の使徒って感じはしねぇな。
炎が舞う派手な技に目が行きがちだが、注目すべきはあの繊細な剣技だ。あの剣捌きは俺みたいな荒っぽい傭兵の技じゃないもっと研ぎ澄まされたもんだ、足の運び方を見るに恐らく軽戦士の技か?
さぞご立派な師匠がついてると見える、機会があれば俺にもご教授願いたいもんだな。

ナンナ

吟遊詩人兼探偵を名乗ってる放浪者だ。
長いこと冒険者やってるが呪歌による支援を受けたことは殆どなかったからこいつと肩を並べて戦うのは中々新鮮で面白い。
まあ何が出来るのかよく分からねぇから戦術に組み込みにくいのが難点ではあるが。
グラスランナーの割には話も通じるし、立ち回りも落ち着いてるが……色々旅してるだけあってグランゼールでの俺の事も小耳に挟んでるらしい。
ちょっと離れた場所に逃げて来ても、過去はついて回るもんだな。

リャン

薬売りを生業にしてる弓手だ。
感情の読みづらい細めと商人らしい笑顔のせいで胡散臭い印象がついて回るがありゃあ見た目で損してるタイプだな。
気は利くし、完全に損得勘定だけで動く訳でもない人情もある。信頼に足る奴だ。

キラット

でっけぇフレイルを振るう戦舞士だ。
ソレイユらしい豪快な戦い方を得意としてて、性格も相まって中々気持ちの良い奴だな。
巨大な獲物に目が行くが、豪快な性格に見合わない繊細な足さばきにも目を見張るものがある。まともな鎧を着ない戦舞士は早死する奴が多いが……それだけに生き残ってるやつの身のこなしは凄まじいな。

クピ

未開の部族にしか見えねぇ。
あと服は着た方がいいな。

フロス

操気っつー特殊な技術を用いて武器を投げて戦う面白い奴だ。
クセ者の多いグラスランナーらしく年の割に子供っぽいとこが目立つ奴だけど、面白いモンとかかっけぇモンに夢中になってるとこは共感できるな、こいつと遊んでると暇しないぜ。
お気に入りのおもちゃがあるらしくて見せてもらったんだが予想の数倍色んな機能がついてて、めちゃくちゃ面白そうだったな……俺も一つくらいああいうの見つけてみてぇな……

サリエル

軽戦士として立ち回りつつ念糸を活かした遠隔攻撃もこなすやつだ。寡黙な女で、あまり自分の事を話さないからちょっと扱いかねるところがあるな。時々口を開いた時に出て来る発言がまた本気なのか冗談なのか捉えづらいモンばっかで、初めて見るタイプだったな。

ルルネスカ

この辺りじゃあ見たことのない珍しい術式を扱う真語魔法使いだ。スノウエルフってのはもっと神秘的な人種だと思ってたんだがなんつーか……苦労人というか、俺と似たような立ち位置にいるような気がするな。
後で聞いた話だが未知の術式……フェロシャスキャストっつーその技はウルシラ地方に由来する技術らしい。俺も大分力を付けて来たし他の地方に渡って見分を広めてみるのもいいかもしれねぇな。

リベラ

これまた珍しいサドゥールっつう小神の神官だ。最初会った時には大人しくてまともそうな奴だと思ってたんだが……妙に厭世的な物言いや、祈りと称しておもむろに浮き始めたあたりでこいつも変人だって分かった。
冒険者にクセの強い奴が多いのはそうなんだが、よりにもよって神官でこの味はなんなんだよ。

マノリア

敵の気を引く独特な舞を攻撃に織り交ぜて戦う戦舞士の放浪者だ。ちょっとかなり獣感が強いリカントで、金持ってる癖に保存食持ってなくて飢え死にしかけるわ、タバコ食い始めるわで……今まで本当に人族社会にいたのか疑わしいレベルだ。
ただ仲間を気遣う気持ちとかはちゃんと持ち合わせてるようでその辺りは信頼できるな、まあこれもどちらかというと動物の群間の信頼みたいな気がするが……

テレス

慈愛と復讐の女神ミリッツァを信仰する神官戦士だ。仕事中もスパスパ煙草吸うわ民間人に手を上げるわで大概ロクな奴じゃねぇ。
ただ戦闘中は仲間の盾になろうと立ち回ったり、言葉の端々に気遣いが見え隠れしてたりと根っからの悪党じゃないことだけは伝わって来る。それはそれとして気は合わねぇから今後も顔突き合わせる度に口喧嘩にはなっちまいそうだな。

アリス

舞うような動きで敵陣に斬りこんでいく放浪者だ。蛮族社会のはみ出し者、俗にいうウィークリングってやつでこいつはその中でもガルーダの生まれだ。立ち振る舞いは細かいことは気にしない飄々とした奴に見えるが……なんせ生まれた頃から迫害されて育つ奴が大半のウィークリングだ、あの笑顔の裏に何か抱えてるように見えて仕方ねぇ。一度関わっちまった以上他人のツラは出来ねぇしあいつが何かドン詰まりの状況にでも陥ったら助け船を出してやれるといいな。

ノルニャルド

リカントの拳闘士だ。随分臆病な性格みたいで出来るなら戦いたくないって風だったが……いざ実戦となると臆病風なんざ何処へやらって感じの嵐みてぇな戦いぶりをする奴だ。リカントだからなのか森暮らしが長かったからなのかは知らねぇが妙に動物っぽいとこもあった。やっぱ魚とか好きなのかね、今度差し入れてみるか。

ギレ

テルヴェ村の牢獄で出会ったソレイユの拳闘士だ。なんでも元々はグランゼールにあるイーライーオーの裏闘技場で戦ってたらしくて、幾つもの死線を越えてきているらしい。
俺のドレイク狩りの話が希望になったから生きて奴隷の身分から抜け出せたって話だったが……ありゃ元々こいつにそれだけの力があったってだけだろうな。
まあ……俺の冒険譚がその後押しを出来たってんなら嬉しい話だがな。

ポルタ

大槌を振るうドワーフの戦士だ。のんびりとしたマイペースな奴で、見た目と言動の落ち着きの乖離がすげぇ。まあグルアドのやつもあれで16歳だしドワーフってもう大体そんなもんなのかもな……。
随分物忘れが激しいみたいで鎧に色々メモしてた、今度会ったらノートとペンを渡してやろう。

トロロ

グランゼールで活動してる歌って踊れて戦えるウィークリング放浪者アイドル……?らしい。
ライブってのに招待してもらったが中々悪くなかった、隣で見てたユニアが感極まって泣いてたのがアレだったが。

ボーチェ

暁の剣所属の操霊魔法使い……らしい。
闘技大会の対戦相手として知り合ったんだが、死人使いと平然と組んでたのはどうかと思うぜ。

ゴーシュ

あの青空の船出亭所属の魔動機術師だ。巨大な人型魔動機を操って向かって来たんだが……多分あれ本人が前出て戦った方が強かったよなぁ……あの魔動機デカすぎて早々にバランス崩してたし。
大天才魔導士を名乗ってたが……まあバカと天才は紙一重って言うよな。

ウイアン

右肩の剣亭所属の凄腕の剣士だ。
元王宮務めの騎士で、長い年月をかけて堅実に積み上げてきたその剣技は尊敬の一言に値する。
俺みたいなお行儀悪い傭兵剣士からするとまさに憧れの存在ってやつだな、いつかは1対1で打ち合って1本取ってみたいもんだぜ。

パプリカ

ドラゴンファイア所属のリルドラケンだ。
始まりの剣級って肩書に、対峙した時は内心ビビってたんだが……妙に頭が弱くて正直そこまで圧はなかったな。
突然竜化し始めた時は焦ったが、交易共通語で普通に喋り始めたせいで色々台無しだった。

ユリーク

身の丈くらいの巨大な戦槌を軽々と振り回す戦舞士だ。少し前にアルフレイム中を騒がせた邪神騒ぎの中心にいた人物の一人で、<始まりの剣>級冒険者でもある。
俺も邪神討伐の立役者であるユリークの名前は聞いてたんだが……その割には随分現実的な戦い方をしていたように見えた。
戦いで大怪我でも負って思うように動けなくなりでもしたのかと思って試しに聞いてみたら、知り合いの魔法使いに封印術を施してもらって力を抑えているらしい。
……なんで?青空の船出亭の冒険者の考えることは分からん、マジで。

日記
犬と魔域

普段こうして日記を書く習慣はないんだが、今回の冒険は少し……いやかなり衝撃的だったので記録の意味で書き残しておこうと思う。

事の発端は単なる気まぐれで、いつもの〈右肩の剣亭〉に丁度いい依頼がなかったから目に付いた〈栄誉の旅〉に立ち寄っただけだったんだ。

初めての店で勝手が分かんねぇ俺に声をかけてくれたカグラと、その知り合いのルスカとイスティに付いていく形で魔域調査の依頼を受けたんだが……そこに全身真っ赤な金属鎧に身を包んだ大柄な男が来た。

アイシャっつーその男は見るからに戦士って見た目なのに、聞けば剣の腕はからっきしで操霊魔法使いだってんだ……後衛があんな重鎧着込むことあるか!?

俺が面食らってるのに他の連中は朗らかに話してたし……何ならあれが普通だと思っているらしい、なんなんだ。

んでアイシャを加えた5人で街を出発して、3日程かけて魔域が発生したっていう森まで到着した。

俺は剣しか能がねぇから森の探索は他に任せてたんだが……そん時に1番活躍したのは見るからに斥候ですって感じのイスティじゃなくアイシャだった。

どうやらアイシャは斥候の訓練も積んでるようでかなり鼻が利くらしい……いや、あのガッチャガチャの全身金属鎧が斥候だって分かるわけないだろ。

魔域を探す過程で1つ妙なことがあった。
人によく懐く上にべらぼうに賢いロイヤルドッグっつー犬が森の中、1匹でへたってたんだ。
野犬は群れで動くものだし、悪知恵の働く個体の狩りの手法かとも思ったんだがそいつを調べてみると意外なことが分かった。

その犬の背中あたりに瘤みたいなものが引っ付いてて、ルスカとカグラが言うにはそいつは寄生する爆弾みたいなもんらしい。
明らかに自然界に存在しない、異常な物体を見た時は魔域が近くにある可能性が高い。
俺たちはその犬(イスティがカヴァスって勝手に名付けてた)を連れて改めて魔域の捜索を始めた。

んで案の定カヴァスのいた場所からそう離れていない場所に魔域を見つけることが出来た。

脅威度を計測したとこ、ギリギリ俺らでも対処できそうな規模だってことも分かったんで乗り込むことになったんだが……戦闘に入った際の打ち合わせをする前にアイシャの奴がさっさと魔域に入ろうとしやがったんだ!

ギリギリのとこで引き止められたから戦闘中の動きの軽い打ち合わせは出来たが……あの時から俺の疑念は確信に変わった。

〈栄誉の旅〉の冒険者は何かがおかしい。
明らかに駆け出し冒険者の実力じゃない連中なのに異様に無警戒だし、アイシャを標準的な操霊術士だと思っているあたり、見識も狭すぎる。

しかも悪魔の血盤なんて魔域調査の必須品ともいえる物の使い方も知らない様子だった。
後で聞いた話なんだが連中は脅威度の調査をせずに、行き当たりばったりで魔域に足を踏み入れるらしい。

……なんでそれでここまで生き残れてんだ!?魔域なんて普通1度足を踏み入れたら死ぬまで出られなくてもおかしくねぇんだぞ!?

あー……ツッコミ所が多すぎて収集がつかなくなってきた、思い返せば思い返すほど異常なことばっかで頭いてぇ……

疲れてきたので魔域内での出来事は箇条書きにする。もう知らん。

・魔域に入って早々に魔物の襲撃を受けた。勇み足で突入したアイシャが案の定虚をつかれていた、言わんこっちゃない。
・小さな小屋を発見した。後で分かったことだが外界にもこれと同じものがあり、ここが魔域発生の始点となっていたらしい。
・魔物とロイヤルドッグ達の死体を見つけた。多分戦闘があったんだろう。
・魔域内を徘徊する、歩く宿みてーな妙な魔動機と出くわした。ぶっ倒した後中に入ってみると医療設備が整ってて、カヴァスに寄生する爆弾を取ってやることが出来た。
・ルーカスっつうゲス野郎がカヴァスのダチをけしかけて来た。命を盾に襲ってくるとんでもねぇ奴だったが脳足りんの間抜けだったお陰で何匹かは助けることが出来た。

ルーカスをぶちのめした後、そこから魔域の核が現れた。どうやら魔域の主は魔神でなくこの馬鹿だったらしい。

核を破壊して魔域から脱出した俺達はルーカスの犠牲になった犬と、そいつらの飼い主の遺体を埋葬してハーヴェスへの帰路についた。

箇条書きにしてもかなり量あるな……馬鹿真面目に書こうとしなくてよかったぜ。

久々に死を覚悟するようなハードな冒険になったが、あいつらとは結構ウマが合ったし機会があればまた一緒に仕事したいもんだな。
というかやっぱ〈栄誉の旅〉の連中は危なっかしくて放っておけねぇ、いつか絶対大ポカやらかす気がするぞあいつら。

……そういや結局2週間くらいの旅になったのに、アイシャの奴最後まで一度も鎧脱がなかったな。なんか素顔見せたくないとかの事情があったりすんのかね。

(ページの余白には魔動機文明語の書き取り練習の跡がビッシリと残っている)

ブリンクスきのこ園

<魔動機文明語の書き取りが病的なまでに延々と続いている……>
<スフィアントによる徹底指導により魔動機文明語を習得した!>

土曜の迷宮アラトロン

今回の冒険はかなり熱くなれるものだった。
まさかあの七曜の魔剣が実在したとはな……しかもその内の一振りが、今俺の手の中にある。
こんなにワクワクすんのはアイツと初めて遺跡の探索を成功させて、お宝の山を前にした時以来だ。

今回の冒険に同行した連中とは特にウマが合ったのも良かった。
グレディルとの岩運び競争は手に汗握ったし、ウィルも中々いじりがいのある奴で面白かったな。
プリムが見せてくれたドラゴネットはイカしてたな……アイツの影響じゃないけどやっぱドラゴンは男の浪漫だぜ。
概ね楽しい冒険だったが……ソフィの魔法文明語の講義だけは……かなり勘弁願いたかったな。

折角土曜の剣を手にしたわけだし、今後も七曜の剣探しは続けていこうと思う。
俺一人じゃ当たりの情報を引き当てるのも厳しそうだが……なんとなく栄誉の旅の連中となら見つけられる気がするんだよな。



それにしても……プリムもソフィも面がいいだけじゃなくスタイルも良くて中々いい女だったな。2人共ちっと肉付きが貧相なのが勿体ねぇけど。
ウィル共々覗きがバレて痛い目は見たが、右肩の剣亭は万年女日照りだから良い目の保養になったぜ。

コノセッションノタメノ町に渦巻く野望

最近は七曜の魔剣絡みのガセ情報に振り回されてたんで、ウィルとかもいなかったし気晴らしに他の依頼を受けてみることにした。
しっかし最近栄誉の旅で依頼受けること増えてきたな、どういう訳か丁度いい依頼ばっかあんだよな……あそこ。

コノセッションノタメノ町とかいう異様に長い名前の街で失踪事件が起きてるんでその調査を行って欲しいって依頼内容で、ギルドから予め伝えられてた3人の容疑者を洗って黒幕を突き止めるのが目的だった。
真語魔法使いのレティシャ、神官のルアンシー、それとアイシャの奴と組んで調査を開始した。

地方都市でのいざこざだし、大したことないと思ってたんだが蓋を開けてみれば疫病やら蛮族やら神紀文明時代の魔法やらが出てきてえらい苦労することになったな……不安の種だったアイシャが思ったよりまともに聞き込みやらで仕事してくれたんで助かったが……あの街の連中どうしてあれに話しかけられて平然としてられんだ?

レティシャは冒険者にしちゃ随分ひらひらした格好しててまともに動けんのか心配だったがめちゃくちゃ強力な火炎魔法使いこなして火力役をこなしてくれてたし、立ち振る舞いも派手な見た目に反してかなり落ち着いててマジで助かったぜ……将来自分の店持てたらああいう奴こそ冒険者として所属してもらいたいもんだな。

ルアンシーの奴も不慣れな感じはあったが出来ることを探して積極的に動いてくれてたし、好感持てるな。
それはそれとして当主の前で推理を披露して否定された時に少し顔歪んでたのは面白かったが。

無事事件も解決できたし、調査も概ね滞りなく進んだが……アイシャとルアンシーが魔法失敗しまくってたのだけは肝が冷えたぜ……特にケンタウロスとやりあった時はアイシャは何の役にも立たなかったからな、流石のアイシャも多少は応えたのかあの時ばかりは少し小さくなってた……気がするな。

春告鳥を追って

今日は色々とらしくないことをしちまってどっと疲れたな……。

事の発端は栄誉の旅で土星の迷宮ん時の面子(グレディルだけはいなかったが)でだべってる時に持ちかけられたペット探しの依頼だった。
ただのペット探しにしては高報酬だったし、儲けモンだと思って意気揚々と仕事を請け負ったんだが……捜索を続ける中で奈落の魔域に出くわしちまった。しかも追ってるペットがそん中に迷い込んだとかいうオマケつきだ。

ウィルが持ってた悪魔の血盤でも計測できない危険度の魔域なんざ、今までの俺なら絶対踏み入らなかったんだが……自分達の命とペットの命を天秤にかけてペットをつい優先しちまった。

魔域内じゃあ1度膝をついちまったり、俺らの力量を大きく超える魔物と遭遇したりとトラブルに見舞われたが、何とかペットを見つけ出して魔域を閉じることも出来た。

そんでギルドに戻って報酬を受け取った後、受付に話を通して栄誉の旅の冒険者証を交付してもらった。
つい照れ臭くなってあいつらには七曜の魔剣絡みの情報集めのためだなんて言っちまったが……本当のとこは栄誉の旅の連中と冒険すんのが楽しくて、同じ空間を共有したいと思ったってのが本音だ。

このページだけは絶対に他の奴に見られないようにしないとな……もし見られたら暫く顔見れねぇわ。


ああ、それとライダーギルドから馬を貸し出してもらうためにプリムの奴に騎獣の扱いについての手解きをしてもらった。
荷馬買おうと思ったら1500ガメルもしやがるからな……ちょっとの訓練で金が浮くならこれくらいの手間安いもんだ。

訓練中魔法文明語の講義をしたそうにソフィの奴が黙ってこっちを見てたが……それについては見て見ぬふりを貫き通しといた。

幕間

最近テントやら何やら買ったり、アラトロン手に入れて管理する武具が増えたりで物が増えてきたんで、思い切って下町にある集合住宅の個室の賃貸契約をしてきた!
これで俺もささやかながら一国一城の主って訳だ、騒がしいギルドの宿とはおさらばだぜ。これを機に自炊でも始めてみようかね。
丸々1年間の契約料金2000ガメル……決して安い買い物じゃなかったが最近は高報酬の依頼を拾えることも多くて、1000ガメルも貯蓄を残すことができた。
経済状況が上向いてきたのは栄誉の旅で仕事を貰うようになってきてからだ、最初はロクでもない変人動物園だと思ってたが……いや、栄誉の旅様々だな。

入居して荷物を運び込んだり掃除したりしてる時に1枚の地図を見つけた。
手持ちの地図と照らし合わせた感じ、ハーヴェスから南にいったとこの洋上に印がしてあるんだが……こりゃなんなんだろうな?
当分冒険に出なくても食っていけるくらいの余裕はあるし、ギルドで適当な奴誘ってこの地図について調べてみるのも面白いかもしれないな。

甘い香りと贈り物

今日はちっと嬉しいことがあったぜ。
飯でも食おうと思って栄誉の旅に立ち寄ったら、ソフィの奴に呼び止められてマフィンを渡されたんだ。
なんでも魔動機文明時代の行事で、普段世話んなってるやつに贈り物をする習慣があったんだと。
ギルドの他の連中も今日の為に準備してたらしくて知り合い全員に配ってるようなマメなやつもいたな。
俺も幾つかおこぼれに預かったんだが、そん中でもソフィにルアンシー、あとユニアとアイシャから受け取ったのはなんか特別なものらしくて神聖魔法で防腐加工がされているらしい。
食いモンの保存目的で神サマの奇跡を使ってバチでも当たるんじゃねぇかとも思うが……そんな大層なモンを知り合ってまだ間もない俺にくれたんだ、あいつらには感謝しないとな。

そういやマフィンを渡すとき、ルアンシーの奴が何か言いたげにしてたが……結局何だったんだ?急に走ってどっか行っちまったし。腹でも壊したのかね。

その後手作り菓子なんて手間のかかるもん貰っちまったし今度何かお礼でもしようかと考えて歩いてたら、ウィル大先生が知らねぇ女子二人からマフィンを贈られてるのを偶然見かけた。
ありゃ二人ともウィル大先生のことが気になってるな、俺の超感度のセンサーがそう言ってるぜ。いやぁプリムだけじゃなく他の女子にまで手を出してるとは……さっすがウィル大先生は隅に置けねぇなぁ~。

魔剣使いの誘い

栄誉の旅で飯食ってたらなんか怪しげな招待状が届いた。
なんか長ったらしくゴチャゴチャ書いてあったが要するに腕に自信のある奴を招いて戦わせて、勝利を納めれば好みの魔剣をくれてやるって話らしい。
怪しい話ではあったが……ジニアスタ闘技場っつー複数の国が絡んでる立派な公共施設で、わざわざ木っ端の冒険者を陥れるような策謀を張り巡らせることもないと思ったんで知った顔を誘って話に乗ってみることにした。

ジニアスタに着いて俺らを出迎えたのは<ディセット>っつー凄腕の剣士様で……胡散臭いというか底知れないというか、とにかく妙な奴だった。
見たこともない異能を持ってた上に、掃いて捨てるほどの魔剣所持者でもあるらしい。マジでいくつになっても新鮮に驚かせてもらえるわ、冒険者稼業ってのは。

その後ディセットの気当たりに耐えたり魔域の攻略をさせられたりと色々力試しをさせられた後、ディセットと手合わせをすることになった。
こっちは5人がかりで攻めたっていうのに、身体に刃を掠めさせるどころか息一つ上げられることも出来ず、無数に湧いてくる魔剣をへし折ってやるのも精一杯だったてのは情けない話だな。だが俺らの奮戦を奴は気に入ったらしく上機嫌で魔剣を放出してくれた。

血牙の魔剣……持ち主の命と引き換えに絶大な力を発揮する魔剣って触れ込みだ。
そう易々と扱える代物じゃねぇが俺を見込んで譲ってくれたディセットに報いるためにもこのじゃじゃ馬を乗りこなしてやらねぇとな。

魔剣の受け渡しの後、ディセットから「蒼く輝く魔剣」について情報を得ることがあれば教えて欲しいと頼まれた。その場にいた奴は誰も知らなかったが、もし縁があって関わることがあれば伝えてやろうと思う。

それと魔剣とは無関係だが、プリムとイスティの個人的な探し人についての話を聞いたんでそのことも書き残しておく。

プリムの奴は昔一緒に旅してた<ハイゼンスレイ>っつーキャラバンの連中と離れ離れになったらしく、そいつらを探しているらしい。どうしてはぐれちまったのかは聞きそびれたが……大事な仲間と会えなくなるしんどさは俺にもよく分かる、出来る限り協力してやりたいな。

そんでイスティの方はどうも両親を探してるらしい。ソフィの奴結構一緒に仕事してんのに、両親と離れ離れになってるなんて一言も言ってなかったぞ……まあ姉第一で他の事はあまり深く考えないのはアイツらしいが。
まあソフィが気にしてなかろうが、イスティの気持ちを汲んであいつらの両親探しにも首を突っ込もうと思う。

仲間の個人的な事情を話してもらえるってのは、多少なりとも信頼されてるってのが分かって嬉しいもんだ。
信頼に報いれるようもっと剣の腕磨いて強くならねぇとな。

ニルカンタ縫製工場

今回は魔動機文明時代の遺跡に挑むことになった。
ニルカンタ縫製工場って場所で、服とかを作っていた場所だそうだ。

だが実際に探索してみると明らかに服の工場にはそぐわない物騒な魔動機が徘徊してやがった、道中で見つけた資料によるとどうやらあそこはただの服屋じゃなく、武具とかも生産してる軍事拠点でもあったらしい……魔動機文明時代って歴史上類を見ないほど平和だったはずなのに、妙に血の気の多い遺跡が多いよな。

ディセットの奴からもらった魔剣も好調で、とんでもねぇ威力の一撃を放つことが出来た。
魔動機の分厚い装甲をものともしない剣技……いつかは魔剣の力に頼らずとも扱えるようになりてぇもんだ。

今回の面子は茸の栽培施設の時も一緒になったリュールとウィル大先生、それと初対面のロジーナとナンナだ。
ロジーナは俺とウィルが前にプリムとソフィの水浴び覗いたのを誰かから聞いたらしくて随分と警戒されちまってた、探索が終わる頃にはまあそこそこに信頼してもらえてたみたいだから良かったが……下手すりゃあの不和が原因で連携が瓦解して全員の命を危険に晒してたかもしれねぇ。
変な空気にならないようにその場では努めてふざけて振舞ったが……ちっと反省しないとな。

依頼が片付いた後女性陣は風呂に行くらしんでそこで別れて、ウィルを家に呼んで二人で飯を食うことにした。
いやぁ今まで料理なんて金がない時に狩って来た獣とか土ほじくり返して見つけた虫に火通すくらいしかやってなかったからまともな料理は初めてだったが……中々悪くないもんだな、ウィルなんて一口食べただけで感動して泣いてやがった。
こりゃ将来店開けたらわざわざ料理人雇わなくてもやっていけるかもしれねぇなぁ。

守りの剣の村?

ロディの墓参りの帰り道で馬車代をケチって徒歩で帰ろうとしたら道を間違えて知らねぇ森に迷い込んじまった。
どういう訳かリャンとキラット、カグラの栄誉の旅所属冒険者3人とクピっていう未開の部族みたいな奴とその森で偶然出くわして同行することになった。

道中ケンケンパ様とかいう、パチモンの救世主サマにすっかり騙されてた村に入り込んで、成り行きでそいつをとっちめることになったりもしたが……まあ万事上手く片付いてよかったな。
手ぇ貸してくれたラクーンにも感謝だ。

初対面の奴が何かと多い遠征になったがリャンとキラットとは結構気も合いそうだったしまた機会があれば一緒に仕事をするのも悪くないな、キラットには飲み比べのリベンジもしてぇし。

クピは……あいつマジでなんなんだ?服着てねぇし、主義主張がコロコロ変わるし、何処からともなく銃出すし、服着てねぇし、世話焼いてくれた村人に暴言吐くし、服着てねぇし。

最近すっかり栄誉の旅にも慣れてきてたつもりだったんだが……いや奥が深ぇな……変人動物園……

おいでませ!千客万来 スパ「マイーキ」

なんつーか……妙な体験だった。
受けた依頼としてはまあよくある魔域攻略だったんだが……その内容が問題だ。
問題の魔域の内部が見たこともねぇ技術が使われた温泉施設になってて、近隣住人がそこに入り浸ってやがったんだ。
出入り自由だから安全!って話だったが……魔域だぞ!?頭沸いてんのかあの一般客連中!
それどころか他の冒険者連中も温泉を楽しんでやがった、何処へ行った冒険者の義務。
まあ……郷に入っては郷に従えってことで魔域内の温泉施設を体験しながら色々調べて回り、すったもんだありつつも犠牲者を出さずに魔域の破壊は成功させることが出来た。
謎の遊技台とか、サウナマニアとの激闘とか、人死が出るレベルの電気風呂とか……ツッコミ始めたらキリがねぇから省略しとく。

魔域攻略が終わった後に打ち上げみたいな感じで最後にひとっ風呂浴びたんだが……酔ったルアンシーが男湯に突入してくるわ、男湯と女湯の衝立が倒れるわで最後までトラブルまみれだった……ニルカンタ縫製工場での一件もあって不用意な覗きとかは控えようと思ってただけに焦ったぜ……。

あと驚いたことと言えば……アイシャの奴もだな、今までずっと鎧でツラ隠してたから分からなかったけど……まさか中身が女だったとは夢にも思わなかったぜ……今まで散々男扱いしちまったけど悪いことしたか……?いやでもそういうの気にする奴にも見えねぇしな……まあ今まで通り接するのが多分あいつにとっても良い事だろ、うん。

白き花の誘惑&枯蕾の甘き調べ

今回はとんだとばっちりに遭っちまったな……内容の割に報酬の美味い依頼だと思って飛びついたのが良くなかったか?
簡単にまとめるとビアンコ村っつー場所に荷運びをするだけの仕事だったんだが……その荷に含まれてた白い花が問題で、その花の香りが野生動物を誘引する作用がありやがったんだ。
村に着いてから野生動物の数が増えてるって話を聞いたから親切心で元凶があるっぽい場所に赴いてその調査をしてたんだがどういう訳か村人にキレられて牢に閉じ込められちまった。
脱出しようと思えば幾らでもやれただろうが、素人相手に怪我させる訳にもいかねぇから依頼主から預かってた魔法の品を使ってソフィ達に助けを求めることにした。
こんなキナ臭い救助依頼早々受けてくれる奴はいないだろうが……ソフィの奴はああ見えて面倒見いいし何も心配はなかったな、実際1日で助けに来てくれたし。

しかもソフィだけじゃなくプリムにアイシャ、レティシャとナナセの奴も一緒に助けに来てくれた。
ギブ&テイクが基本の冒険者が大した見返りも見込めない中で危険を冒して駆け付けてくれたんだ、こんなに嬉しいことはねぇな。
一応一緒に捕まってたリャンとフロス、ウィルたちと合わせて礼の品は渡したが、俺が渡した分はソフィの分だけだし他の連中にも今度何か菓子の一つでも渡してやらねぇとな……あの場じゃあ軽く流しちまったけど今後も対等な仲間としてやっていくために借りは返しておかないとな。
そうだな……いつ渡せるか分からねぇし瓶詰のクッキーでも人数分買っておくか。

財宝探索 ゴールデン・コーヴA

いやぁ……しかしまたとんでもない体験をしたもんだな、まさか俺の部屋に落っこちてたあの地図があんな大それたもんだとは。
もしもどっかでしくじって宝探しに失敗してたらと思うと……ぞっとするな。

正直こうしてハーヴェスに戻ってきた今となっても理解が追いついてないから詳しいことは書けねぇが……とにかく俺が3人に分身してそれぞれあの島で宝探しをしてたらしい。

あいつらにとっちゃ1回分の冒険だっただろうが、俺だけ一気に3回も冒険したわけだからな……ごっちゃにならないようにそれぞれのチーム毎にページを分けて記録を残そうと思う。

つーわけでこのページにはプリムにグルアド、ラクーンとリュールと冒険した時のことを書いておく。

やっぱ未開の島での冒険ってこともあってグルアドの奴の野草の知識には大いに助けられたな。
俺もサバイバル経験は結構あるからちょっとは自信があったんだが……あいつの知見には到底及びそうにないわ。

プリムの騎獣達には今回も大いに助けられた、吊り橋を渡る時にはドラゴの力を借りたし、何かと大荷物になることがあったからヘイズルにもよく手伝ってもらったぜ。あとルフィンが安全な水場でのびのびと泳げてた、本当に良かったな……。

ラクーンとはまだあんまり打ち解けられてなかったんだが今回の冒険で大分仲良くなれたと思う。
いい意味で遠慮なく怒ったりしてくれるようになったのはいい傾向だな、心根の優しい奴で何かと気を遣うことも多いだろうし俺相手の時くらい気兼ねなく色々言って欲しいもんだ。

リュール……あいつは危ねぇ、まさか水中で急に手を離してくるとは……今後あいつと水中散歩する時には絶対に鎧は脱ぐことにしよう、主導権を握られたまんまなのは納得がいかねぇしな。まあでもあいつも出会った頃に比べると大分仲良くなれたな、腕のいい魔法使い様は貴重だし今後とも上手くやっていきたいもんだ。

まあ全体的に楽しい冒険だったのは確かなんだが……ちょっと女性陣のことをいじり過ぎたな、最後の方なんか魔法の発動体が3つこっちに突き付けられてたし……魔法はアラトロンでも捌けねぇ。

財宝探索 ゴールデン・コーヴB

このページにはソフィ、ナンナ、フロス、ロジーナとの冒険の事を書いておく。

ソフィと一緒に冒険するのもすっかり慣れたもんだが……今回は島の環境とか歴史について随分興味を示してたみたいだな、まあ普段の魔動機文明とかよりかはよっぽど共感出来るぜ、なんてったって太古の昔に島で滅びたドラゴンの謎だ、これで心躍らない男はいねぇよな。
料理も手が込んでて美味かったな……将来店持てたらマジで料理人としてスカウトしようかね。

ナンナも終始島のロマンに触れて楽しそうだったな、特にオウムのパティと気が合ったみたいでよく肩に乗っけて話をしてたのが印象に残るぜ。
グラスランナーにしては落ち着いてるだけにちょっかいかけた時に分かりやすく慌てるのも面白いな、今度会ったらまた高いとこに乗っけてやろう。

フロス隊員!あいつは見所あるな……ネーミングセンスといい飾りつけのセンスといい実によく分かってるぜ……大体何見せても喜んでくれるし、初めて会った時から思ってたけどほんと一緒にいて退屈しないやつだ。
カッケェもんが好きみたいだし夏になったらカブト虫捕りにでも誘うか……いやぁ楽しみだな。

この中だとロジーナが今回一番仲良くなれた気がすんな、初対面の時は覗きの件で随分警戒されてたもんだがすっかり打ち解けてくれたみたいで一安心だ。
それと前々から手合わせしてみたいと思ってたのも叶ったぜ、ギリギリ勝ちはもぎとれたものの向こうには攻撃以外にも手札があるしマジの実戦なら軍配は……いや!それでも俺が勝つ!!
ちょっと挑発するとすぐ乗ってきておもしれぇから、また一緒に仕事すんのが待ち遠しいな。

このチームはとにかく冒険!って感じで楽しかったな。全員の波長がかなり合っててずっと童心に帰ったみたいだったぜ。
木の上の秘密基地なんてフロスが頑張ってくれたおかげで超イカした仕上がりになってるし、宝探しとかなくてもまた遊びに来たいな。
並行世界の統合で秘密基地がどうなってるかは分からねぇけど……残ってくれてるといいな。

財宝探索 ゴールデン・コーヴC

最後のページはキラット、サリエル、ナナセ、ルアンシーとの冒険についてだ。

キラットとは終始何かと下らない競争をしまくってたな、大人しい奴の多かった今回の面子の中だと一緒に騒げるのは貴重だったから楽しかったぜ。ルアンシーをからかう時とかもサッと乗って来てくれて、男友達が増えたみてぇで嬉しかったな。栄誉の旅みてぇな女所帯の場所だと尚更……

サリエルのことは結局最後まであまり腹の底を知れなかった気がする。フロスと同じような念糸を用いた戦闘技法は見事なモンだったが、10日に及ぶ冒険の中で殆ど自分の事を話さなかったし、たまに口を開いたかと思えば妙に物騒なことを口走ることもあった。まあ同じギルドの仲間だ、焦らなくてもその内腹割って話せるようになるだろ。

ナナセは初めて会った頃の拙さみたいなもんはすっかり消えて随分逞しくなってたな、特に意思決定の迷いのなさは目を見張るモンがある。俺があいつくらいの歳の頃なんてもっと慌てたもんだがなぁ……。
あんま自分から喋らない奴だから馴染めるかちょっと心配してたけどルアンシーといつの間にか結構仲良くなってたみたいで一安心ってとこだな。

最近妙に避けられることの多かったルアンシーとコノセ町ぶりにゆっくり話せたのも良かったな、話してみた感じ別に嫌われてるわけじゃなさそうで一安心だ。
相変わらずそそっかしいとこはあったけど見ない間に修羅場を潜り抜けてきたみたいで随分やる奴に育ってたな、料理の腕も中々のモンだったし、もう一人の未来の料理人候補ってとこだな。
炭酸泉でなんか妙な事言ってたのは……普段からかってる俺への意趣返し……だよな?


まあこんな感じでそれぞれのパーティで波乱はあったものの無事アイフリードの財宝も見つけてめでたしめでたし……とはまとまらずに、最後にひと悶着があった。

帰りの船の上で一緒に冒険した連中がまとめて甲板の上に現れたと思ったその後、伝説の海賊様兼俺のご先祖様を名乗る男……つまりアイフリードが現れやがったんだ。

正直急に現れてお前は俺の子孫だなんて言われても全く実感は沸かなかったが……他の連中の反応から察するに間違いなく俺とアイツは似てるらしい。

長い事歴史の表舞台から姿を消してたのに急にツラ見せたのはどうしてかと思ったが、なんでも良い仲間に恵まれてる俺に宝探しのチャンスをプレゼントしに来たんだと。
海の底の遺跡に空に浮かぶ神々の古戦場……島みてぇな大きさの亀、冒険者の端くれとして胸を躍らせずにはいられない話を聞かされて、その時は居合わせた連中と早く大冒険に繰り出したいと浮足立ったもんだ。

けどこうして家に戻ってきて日記を書いていると、どうしてもチラつくモンがある……アイフリードは良い仲間と巡り合った俺に興味を持ったから姿を見せたと言った。けどそれならどうしてロディの奴と二人で冒険者やってる時は姿を見せてくれなかったんだ?

俺は今でもあいつの事を最高の仲間だと思ってる、それだけにアイフリードの奴にはロディの事が認められてないみたいに感じちまって複雑でしょうがない。

まあ……いつまでも過去引きずって沈んでても仕方ない事か。とっとと気持ち切り替えて、あいつらに俺のつまんねぇ話が原因でいらん心配かけさせないようにしないとな。
ロディの叶えられなかったモン全部叶えるって決めたんだから、ウジウジせずに頑張らねぇと。

リデル村にて

最近は栄誉の旅も知り合いが増えてきたと思ってたんだが、今回は久々に初めて顔を合わせる奴らと仕事をすることになった。
今回同行したのは神官戦士のテレス、神官のリベラ、真語魔法使いのルルネスカの3人。
それと道中で拾ったヴァグランツのマノリアも加わって5人で仕事をすることになった。

当初の依頼内容はリデル村を襲った妖魔の討伐依頼だったんだが、村に着いてみるとよく分かんねぇ呪いとやらで村人と家畜が壊滅状態になってるわ本来の目的の魔物退治は他のヴァグランツに横取りされてるわで何一つとして予定通りに進みやしなかったな。

村の様子を調べてる途中で、村の神殿に勤めてるアーデニ神官から村に蔓延する呪いの調査を依頼された。
本来ならギルドを通さない依頼はギルドへの不義理に当たるからあんま受けたくねぇんだが……今回は状況が状況だし、家畜が全滅した時のキツさはよく理解できるだけに、見捨てておけずに仕事を引き受けることになった。

呪いだなんだと脅されてたからコノセ町の時みたいに面倒なことになるかもと警戒してたんだがやり口としては至極単純で、蛮族が村の井戸に毒を混入させているだけだった。
この手のやり口は昔他の依頼でも見たことがあったから推測は簡単だったな。

初対面の連中ばっかだったのもあって色々言いたいことはあるが……それについてはここじゃなく別のページに書いておくか。

血霧の魔域

今回受けた依頼はギルド側からの名指しのものだった。
なんでもファーベルト平原に高脅威度の魔域が発生したんでそれの調査をして欲しいって話だ。

血盤が溶けちまうレベルの魔域調査なんざ少し前の俺なら尻尾巻いて逃げてたとこだが……ここ数か月の内に随分修羅場を潜り抜けてきて腕も上がって来てたんで思い切って引き受けることにした。
何よりソフィとプリム、ルアンシーっつう気の知れた仲間がいたのもデカい。こいつらとなら多少格上の敵と鉢合わせることになっても切り抜けられるって思えるのはいいことだな。

そんで4人で依頼を受諾して現地に向かったら、魔域の発生地点の傍で見知った顔が突っ立ってるとこに出くわした。
アリスっつーその女はガルーダのウィークリングで、放浪者をやってる酔狂モンだ。
先日リデル村での仕事をした時に俺らから魔物退治の依頼を横取りした奴でもある。

仕事を横取りされたのは少しムカついてたからちょっと強めに当たっちまったが……まあそこまで響いてる様子はなかったな、まあ蛮族社会のはみ出し者なんて俺の想像もつかないようなキツい目に遭って来ただろうしそりゃそうか。
まあ向こうは気にしてないかもしれねぇけど、辛口に接した分今度軽い詫びの品でも渡そうと思う。

魔域内は血みてぇな霧で満たされた不気味な空間で、その中を狼みたいな魔物が徘徊して狩りを行っていた。
だだっ広い魔域の平原を丸1日かけて走り回ってようやく核を破壊することが出来たが……いや疲れた、途中ソフィが魔法で作ってくれた安全地帯で野営を取ったんだが、プリム一人に見張りを任せるのも気が引けて付き合ったのが裏目に出たな……まさか徹夜するハメになるとは。

ただそのお陰もあってプリムとサシでゆっくり話す時間を取れたのは良かったな、なんでも最近酒にハマってるみたいで夜の時間は酒場で酒飲んで過ごしてるんだと。
ハマった切っ掛けが魔域産のワインってのはあれだが……実際少し味見させてもらったらかなりイケる物だったし興味を持つのも分かるな。
今度冒険者がやってる酒蔵に飲みに行く約束をしたから他にも何人か誘ってみようと思う、そうだな……やっぱ酒っつったらドワーフのグルアドとかグレディルがいいか?普段は口数少ないアイシャに飲ませてみるのも楽しいかもな。

ああそれとプリムとルアンシーにプレゼントも渡すことが出来たな。プリムには前に牢屋に閉じ込められた時に助けてくれた礼のクッキーを、ルアンシーにはピピ花の飾りを贈っといた。
ルアンシーは特に喜んでたみたいだったし、頑張って手作りした甲斐があったな。あれだけウケるなら来年はもうちょい早い時期にあの村訪れて、花飾り複数作って世話になった連中に贈るのもありかもな。

後は……これは仕事から帰ってきて少し時間を空けてからの出来事なんだが、ソフィの奴に紅茶の件でこってりと絞られた。
魔域内でジャム入り紅茶に砂糖を追加で入れたのが随分気に障ったらしくて、紅茶に関する授業をたっぷりとされちまった。
色々と小難しい講釈が多くて授業を理解できたかは自信がねぇが……まあ言いたいことはなんとなく分かった気がする。
10個も下の相手に気遣いとかの授業をされるのは中々くるものがあったが、俺が100悪いししっかり反省しようと思う。

それと講義中合間合間に差し込まれたが、どうやら俺は馬鹿舌らしい。正直自覚は全然ないが……思えば孤島で料理をしようとした時にそれとなく遠ざけられてたのも味付けが大味すぎるからなのか?
将来店をやろうってのにこれだと支障が出そうだし……暇な時間とかに料理ちゃんと教えてもらうか……

<ソフィの講義を受けて多少自分の味覚が終わってる事を自覚した。>
<料理人レベルが1上がって-2になった。>

思い出のように甘くも苦く

栄誉の旅の連中を始めとして、最近世話になってる奴らに何か良い例の品でも渡せないかプリムに相談してたらジョーさんが良いアイデアを持ってきてくれた。
なんでもグランゼールの近くに特別なカカオが自生してるらしい。そいつを収穫してカカオの自生地近くにあるテルヴェ村でチョコを作ってみたらどうだって話だった。
丁度暇してたとこだったしギルドに居合わせたグルアドとルスカ、それとノルニャルドってリカントも誘ってカカオ採取に赴くことになった。

グランゼールの近くってのがちょっと気がかりだったが……まあ近隣の村に行くくらいなら妙な話にはならないだろうと腹をくくってたんだが……結果的にこの考えは甘かったな。

道中偶然出くわした蛮族と会敵するっつーハプニングもありつつ無事にカカオの収穫を終えてテルヴェ村にやって来ると、突然衛兵に囲まれて投獄されることになっちまった。
後で分かったことなんだが隣村の連中とテルヴェ村の間にいざこざがあったらしくて、俺らがその隣村の手先なんじゃねぇかって疑われてたらしい。
まさかこの短期間に2回も投獄歴がつくとはな……今まで清廉潔白な人生を送ってきたってのに最近はほんっと滅茶苦茶だわ。

まあいざとなれば自力で逃げ出せるだろうってことでのんびり構えて大人しく捕まった訳なんだが……牢の中である意味最悪な出会いがあった。
ギレっつーそのソレイユはグランゼールにいた頃の俺の事を知ってたらしくて、ロディとのドレイク討伐の話を根掘り葉掘り聞かれる羽目になっちまった。
最初こそ人の気も知らねぇであれこれ聞き出そうとされてムカついちまったけど、あいつに悪気がないことは話してる内に分かったんで矛を収めることにした。
結果的に一緒に来てた奴らに魔剣砕きとかいう通り名のこととかも知られちまったけど……まああいつらとは今後も長い付き合いになるだろうから気にしないことにした。打ち明けるのが少し早まっただけだ。

俺としちゃロディと二人で掴み取った手柄を独り占めしたみたいな気がして、このまま忘れちまいたいくらいの名だったんだが……ギレの奴にいつか心の整理がついたら胸を張ってくれ、なんて言われちまった。
そうだな……俺だってあれからがむしゃらにやって来て、少しくらいはロディに誇れる冒険者ってもんになれたと思う。
いい加減うじうじ過去を引きずるのはやめにして、堂々と前を見る時が来たのかもな。

デイオブザフューチャー

かなり渋ったんだが、結局断り切れずにキラットに引きずられてグランゼールの闘技大会に参加することになった。
チーム戦って話だったんでユニアとアッラの奴も誘って……それと現地でポルタっていうドワーフもパーティに加わることになった。
……今思い返してみても戦士4人神官1人ってすげぇ組み合わせだな、もし絡め手を使ってくる敵が出てきたら手も足も出なかったかもしれねぇ。
受付で「賢者ミスリル眉鯨軍団」っつーパーティ名を登録して(俺のセンスじゃない、5人で適当に考えた単語をそのままくっつけただけ)出場することになった。

大々的に宣伝してた大会なだけあって対戦相手もそうそうたる面子だった。
あの青空の船出亭所属冒険者に始まって、暁の剣所属の操霊魔法使い、蛮族放浪者(いいのか?)、ウイアンさんと始まりの剣級冒険者のタッグと油断ならねぇ相手ばかりだった。

個の実力で劣る相手には上手いこと数の有利を押し付けてなんとか駒を進め、決勝の舞台で最後に立ちはだかったのはなんとプリムの奴だった。
いつもなら1体しか出してない騎獣を8体も一気に指揮してきた時はお前それ普段からやれよって思ったが……まあ補助のための魔力も有限だし強くは言えねぇか。
一匹一匹がかなり強い上にプリムの補助まであるもんだから苦戦を強いられたが、普段から肩並べて戦ってるお陰で動きのクセも知ってて何とか攻撃を流しきることができた。とはいえルフィンに刃を向けさせられたのだけはこう……かなり来るものがあったな……しばらく夢に見そうだ……斬りつけられた時のルフィンのあの目は……

天空島クーラカンリ

今回の一件はあの孤島……ゴールデン・コーヴに勝るとも劣らない大冒険だった。
マギテック協会からの直々のご指名で俺とロジーナ、ルアンシーの3人が呼びつけられたのが事の発端で、なんでも未調査の魔動機文明時代の遺跡が周辺の地形ごと浮かび上がって、サンドキアに吸収されちまったからそこの調査をしてきて欲しいって話だ。
飛行船に乗れるっていうまたとない機会を逃す訳もなく俺らは依頼を快諾し、飛行船に乗り込んだ。

目的の浮遊島までの道のりは1週間、客室を一部屋割り当ててもらったのもあって快適な空の旅を楽しんだ……と言いたいとこだったんだが一つ問題が出た。
つい最近血牙に奈落の加護を与えてもらった時に副産物としてついた呪いのせいで異常に乗り物に弱くなっちまってて、空を飛び始めて早々に具合悪くなって寝込んじまったんだ。結局移動時間の大半は血牙を客室に置いて過ごしたんだが……物が物だけにいつ置き引きされねぇか気が気じゃなかったぜ。

そうして辿り着いた浮遊島はかなり高低差の厳しい環境で、元々あった浮遊島と新たに浮かび上がった島とが合わさって独特の生態系が形成されていた。余所じゃお目にかかれない珍しい植物や動物もいたから、グルアドとかソフィがいれば大喜びしただろうな。
遺跡自体は全5階層構造の塔になっていて、内部には砂虫が住み着いてたりゴッツい機銃を装備した魔動機がいたりして一筋縄じゃいかなかったが二人と協力してなんとか全域の調査を終えることが出来た。

調査自体はそれで完了、と言いたいとこだったんだが遺跡最深部の展望台で厄介な落とし物を発見しちまった。
天空の王者ガルーダ……大空を舞う上位蛮族の一角で、たった一匹で1000の軍勢にも匹敵すると言われる化け物の羽根が落ちてやがったんだ。
本来なら絶対に相手したくない奴だが、依頼の完全達成のためには向き合わないといけなかったのと……ロジーナとルアンシーと一緒ならきっと勝てるっつー確信めいた予感があったから覚悟を決めて一戦交えることに決めた。

宙空を移動する魔動機に乗って誘い出されたのは“天空帝”カイゼルって呼ばれてる黄金の鎧に身を包んでる奴だった。後から知った話なんだが長いことサンドキアを脅かしてた個体で、随分な大物と行き当たりばったりで剣を交えることになっていたらしい。

下手すりゃ一撃も当てられずに負けることすらあり得る相手だったが、鍛冶場の馬鹿力ってやつなのか3人全員が限界以上の力を引き出して、考えうる最高の試合運びをすることが出来た。
時間にすりゃ一分にも満たない死闘の末、血牙がガルーダの胴を切り裂いて勝負は決した。敵や人数こそ違うけど、少人数で格上の上位蛮族を相手取って勝利を収めたっつーシチュエーションは嫌でもあの事件を想起させられたが……今回は誰一人膝をつかずに勝つことが出来た。どうやら俺もちっとはやるようになったらしいな。

さて調査を終えて、上位蛮族も倒して、これで今回の冒険の話はおしまいめでたしめでたし……と〆たいとこだがもう少し書いとかないといけないことがある。

まず初日の夜の事、この前の手合わせの時のリベンジだってロジーナに一騎打ちを挑まれたんだ。
俺も全力は尽くしたつもりなんだが手合わせとは思えない程の気迫のロジーナに今回は軍配が上がることになった。
散々デカい口叩いて負けたモンだからめちゃくちゃ勝ち誇られるだろうなぁと予想してたのに、実際にロジーナから告げられたのは愛の告白ってやつだった。何でも俺との一騎打ちで勝つことが出来たら伝えようって決めていたらしい。
いつからそんな好かれてたのか正直心当たりはなかったが……一緒に何度か冒険に出てあいつの魅力ってモンは知ってたから勿論嬉しかった。
けどそれだけに下手すりゃ死ぬまで冒険者続けることになるかもしれない俺に付き合わせちまっていいのか迷っちまって、情けないことにその場では何も言ってやれなかった。

そんでどうしたもんかと考えながら島の調査を進めて全部片付いた6日目の夜、もう一つ大事なことが起きた。
改まった様子で話し始めたもんだから薄々そんな気はしてたが、今度はルアンシーの奴から告白されちまった。
真っすぐ目を見て心情を吐露されて、こんな幾つも年下の女が勇気を出して想いを告げてくれたのにいつもの調子で受け流したら失礼だなと思わされちまった。

それから2人の好意に対してどう応えようか迷ってて考える時間が欲しかったのもあるが、俺のこれまでの事を知りたいって言われたから、俺の身の上話をすることになった。
故郷の事、親父の事、ロディとの冒険の事……聞いてても暗くなるばっかだろうから最初はそんな深いとこまで話すつもりはなかったんだが、いつの間にかロディが死んじまってから心ん中で抱え込んでたモンまで全部吐き出しちまった。
2人があんまり真剣に聞いてくれるモンだから無意識に甘えちまったのかもな、お陰で随分気持ちが軽くなった気がするぜ。

本当に、あの日栄誉の旅の扉を叩いて良かった。今俺が心から冒険者を楽しめてるのは栄誉の旅に来てから知り合った連中のお陰だ。

身の上話も終わって、ロジーナの奴が泣きだしちまったからそろそろお開きかと思った時、ルアンシーから鋭い言葉が飛んできた。
2人の告白に対して答えを出せ、と……まあ至極真っ当なツッコミだった。
頭じゃ答えを出さないといけないのは分かってはいたんだが、正直あれだけ真っすぐ想いを伝えてくれた上に俺の身の上話まで親身に聞いてくれた2人のどっちかを選べなんて酷な問題、答えを出せる気がしなかった。

人生でこんなに悩んだことはないってくらい考えに考え抜いて……それでも答えが出そうになくて困ってた時、突然頭ん中に声が響いた。
「二人とも抱いてまとめて幸せにすりゃぁいいだろ!それが真の男ってやつだぜ!」
……俺のご先祖様はマジでいつでも何処でも観戦しているらしい。

けどまあその言葉で俺も腹ぁ括って、二人まとめて面倒を見ることに決めた。
正直殴られる覚悟もしてたが……なんかそれで丸く収まったっぽい。
あ~これで俺もご先祖様の女関係にケチつけられなくなっちまったなぁ……せめて二人に幻滅されねぇように今まで以上に気合入れていかねぇと。

とまあこれがあの浮遊島で起きた大事件だ、まぁ……色々大変だったけど得るモンもでかかったように思う。




……そういやぁ浮遊島の探索中にアラトロンの力を増幅させる指輪を拾った。
なんであんな池の底にこんなモンが沈んでたんだろうな?

導きの船出

<急いでいるのか筆跡が乱れている>
色々と書きたいことはあるんだが、ちっと忙しくてロクに時間が取れそうにないから今回の日記は手短に済ませる!
アイフリードから新たな財宝のヒントを渡されたからその宝探しにアイシャとリュール、レティシャ、キラットの4人と一緒に乗り込んで、ハーヴェス地下水道にあったフルシルの隠し神殿を探索した。

道中色々あったのはまあバッサリ省略するとして、肝心なのはアイフリードが乗っていたっていう海賊船バルフートとその操舵者フウラと出会ったってことだ!
フウラが言うにはあの船はアイフリードが自分の子孫に託すために隠してたらしく、今回めでたく第一発見者となった俺にその所有権を譲るって話だ。

あんなバカデカイ船俺一人で持ってても仕方ねぇから、思い切って冒険者ギルドに改装して世界中を飛び回る移動型ギルドとして運用することに決めた。
ギルドの名は<巡る空鯨亭>、今はまだ仕事も回ってこないからハーヴェスの他ギルドと提携して各ギルド所属冒険者達の集会所みたいな扱いになってる。
とにかくギルド開設にあたってやる事が山積みで……ロジーナにルアンシー、他のみんなも手伝ってくれてはいるが正直ゆっくり筆をとる余裕もないくらいには目が回るような忙しさだ。

リュールにはギルド開設の話をした時調子に乗ってるって言われちまったが正にその通りで、最近の俺は次から次にやりたいことが出てきて自分でも驚いてるくらいだ。
ロディの奴の夢だって背負ってるのに、自分から更にやること増やしてちゃ世話ないぜまったく。
まあ大海賊様の子孫だってんなら欲張りになるのも仕方ない事なのかもしれねぇ、今はまだそう気軽にそこら中を飛び回るとはいかねぇがいつかは本当に世界を巡るギルドにしたいと考えてる。
そん時は今まで知り合った奴ら全員船に乗せて一緒に冒険したいもんだ、それができりゃきっと毎日最高に楽しい冒険になるだろうよ。

それとアイシャから宝探しの最後にいくつか話があった。大半はもっと周りに目を向けろって感じの話だったが……まあ最後の話についてはこうやって日記に残すのも野暮ってモンだな、心の内に大事に大事に仕舞いこんでおきますか。

火星の迷宮ファレグ

1ヵ月ぶりに自分の部屋に戻ってきてこの日記を書いている。借りてからまだそんなに時間が経っていないはずだがすっかりこの部屋にも愛着が湧いちまったな……バルフートに自室を持った後もちょくちょくこの部屋には帰ってくることになりそうだ。

さて、どうして一か月も時間が空いちまったかと言うと事の発端はメイファっつー冒険者が魔剣の迷宮の情報を持ち込んだとこから始まる。メイファは火星の魔剣に関する情報を持ち込んでくれたんだがその場所が厄介で、ユーシズから北へいったとこにある火山……片道2週間もかかる場所だったんだ。
ギルド立ち上げたばっかで早速ギルドマスターが1ヵ月空けるのもなぁとは考えたが、冒険心には抗えなくて迷宮へ向かうことを決めちまった。こういうとこも先祖譲りなのかもな。

ギルドを立ち上げてからよく手伝ってくれてるプリム、調べものとかで居着いてるソフィに偶然訪ねてきたカグラ、そんで暁の剣からの手紙を持ってきてくれたウィルの5人で火星の迷宮に向かうことになった。
今思うとこの時からウィルの奴の様子がおかしかったんだが……一度追及はしないことにした。アイシャから話は聞いてたけど半端にあいつの心の内に踏み入って更に関係がこじれるかもしれないと考えて、二の足を踏んじまった所は正直ある。

迷宮内は火星の名に違わず炎が絶えず吹く壮絶な環境で、歩いているだけで体力が奪われるような場所だった。
熱さのせいもあってかウィルの動きは益々精彩を欠いていて、攻略中何度もポカをやらかしていたな。
ウィルが俺に苛ついていたのは目に見えて明らかで、俺はこんなギスギスした状態じゃあ勝てる戦いも勝てないと思って守護者の間に入る直前、他の面子が休憩をしにいったタイミングを見計らってウィルを呼び止めた。

最初は普通に腹を割って話そうと思っただけだったんだが……迷宮の熱さに俺もやられちまってたんだろうな、頑なに不機嫌になってる訳を話そうとしないウィルに苛ついて、つい殴りかかっちまった。
振り返ってみれば完全にその場の勢いに任せた行動で、年上の余裕だとかそんなものはないただの本音のぶつかり合いになっちまってたが……それが良かったんだろうな。

半端な虚勢を張らずに真正面からぶつかったお陰でようやく俺はウィルが胸の中で抱えでたモンを知ることが出来た。
あいつが俺の思ってる以上に俺の事を過大評価していたこと、それと自分を比較して落ち込んでたこと……俺が書くのもなんだが、あいつは俺に嫉妬みたいなモンをしていたんだと思う。

剣も魔法も扱えて、その上斥候の仕事までこなしちまえるウィルのことを俺は初めて会った時からずっとスゲェ奴だと思ってた。
俺より幾つも年下でこんな奴がいるのかって、それこそ嫉妬しちまうくらいには。
そんな心から認めた男が自分の事を卑下して、俺と肩を並べるには釣り合わないなんてこと抜かしやがったのが本当にムカついてしょうがなかったな。

けど考えてみれば当たり前だ。あの戦いぶりを見てつい忘れそうになるがウィルはまだ16歳のガキで、自分に足りないモンを認めるのも難しい年頃だ。その上今までの俺の軽率な発言できっと色んなモンが心の中で渦巻いて捻じれちまってたはずだ。
だからごちゃごちゃと頭を回すのはやめにして正直な気持ちを伝えることにした。
俺がウィルの事をもう親友だと思ってるってことを。

この言葉すら届かなかったらと思うと不安だったが、ウィルが俺の言葉を信じてくれて本当に良かった。

無事にウィルと和解した後守護者に挑んだんだが……まあカッコつかなかったな、俺もウィルも大口叩いてトドメを刺そうとしたのに2人して仕留めそこなって結局ソフィに全部持っていかれちまった。
普段なら格好よくキメたかったとこだがあの時はあれで良かったんだと思う、仲間同士足りないとこを補い合うってことをより深くウィルに伝えられた気がするからな。

迷宮の試練を越えて、火星の魔剣はウィルが持つことになった。
ちっと特殊な魔剣ってこともあってすぐに扱える代物じゃなさそうだったが……晴れてウィルも俺と同じ七曜の魔剣保持者ってことになった。信頼できるダチと共通点が増えるってのは嬉しいモンだな。

ハーヴェスに帰り着いた後ウィルにバルフートの中を案内して、その後俺の身の上話をした。
聞いても面白くねぇ話だからあんま聞かせんのもな……と思ってたんだが、そうやって言い渋ってたのも今回のすれ違いの原因の一つだったから話せる限りのことは話したつもりだ。
ウィルは相変わらず馬鹿真面目に話を聞いてくれた。この生真面目さがあいつの良いとこでもあり悪いとこでもあるな、その内適当に聞き流すってことも教えてやらねぇと。

……あと散々軽口叩いて回ってるけど彼女いんのか?って質問をされたんでルアンシーとロジーナとの関係を話すことになった。
散々いじっておいて何だそりゃ!ってキレられて殴り合いの時よりも威力のある拳を貰っちまった……うん、それは本当に俺もそう思う……。

色々すれ違いもあったがウィルと分かりあえて、また絆が深まったいい旅だった。
この機会にめぐり合わせてくれた七曜の魔剣とメイファには感謝しておかないとな。


あと一か月もギルドの事を任せちまった詫びとしてルアンシーとロジーナにユーシズで買った銀製の呼び笛と耳飾りを贈った。
なんでも特定の耳飾りにだけ聞こえる音が出せるっつー魔法の呼び笛らしい。
折角知識の街に来たんだしルアンシーには本でも贈ろうと思ったんだが……もし読んだことがある本を渡しちまったら悪いと思って結局アクセサリーにすることにした。
趣味に合わないモン渡さないように出来る限りシンプルなデザインを選んだが……ちょっと色気なさ過ぎたかもな、喜んでくれてると嬉しいんだが。

再臨の空と黒い穴

今回受けた依頼はいつもの迷宮や遺跡の探索とは毛色が違って、街中での調査が主だった。
コウっつー学者がうちのギルドに駆け込んできたのが事の発端で、なんでも魔法文明時代の遺跡で滅びの予言めいた文言とそれっぽい遺物が見つかったんで、その調査をしてほしいって話だ。

調査場所は以前リャンの奴に話を聞いたことがあるサイリンノソラっていう都市で、聖水とやらが名産品らしい。
結構遠い位置にある街だし、また船を長期間空けるのもどうかと思ったんだが……依頼人が随分切羽詰まった様子だったんで思わず引き受けちまった。
報酬の準備も出来てなかったみたいだし……俺は今後組織を引っ張っていくんだし、あんましこういう安請け合いはしないように気を付けねぇとな。

街の調査に関しては既に一度調べ尽くした遺跡都市ってこともあってかなり難航して、結局真相を突き止めたのは期日ギリギリの1週間後になっちまった。
最初はそこまで深刻に考えていなかったんだが、事態の裏に潜んでたモンを知った今となってはもし間に合わなかったらと想像するだけで寒気が走る気分だ。

俺達が持っていた小聖杯を奪おうと襲い掛かって来た偽ライフォス神官を撃退し、神殿の地下に隠されていた転送紋を越えた先には広大な地下空間が広がっていた。
そしてそこの天井にはかつての魔法文明都市と、それの誇る大聖杯があり、大聖杯の直下には奈落の魔域(というよりも奈落そのものに近いらしい)がぽっかりと口を開けてやがった。
つまりこれこそが予言にあった「悪しき者」の正体ってことらしい。

地下空間では奈落に心を呑まれて正気を失った魔導士の女と、そいつに一族ごと攫われて利用されていたオプティっていう戦士と出会った。
生涯を乗り越えて大聖杯のところまでやって来ると奈落を閉じさせまいとする魔導士と戦闘になり、矢継ぎ早に放たれる魔法に苦戦させられながらもどうにかこれを退け、無事に奈落を閉じることは出来た。

だが、その代償としてオプティを犠牲にしちまった。
奈落を閉じるには小聖杯をゼロ距離でぶつける必要があった、それはつまり奈落に身を投げる──死ぬ覚悟がいるってことだ。
オプティは進んでその損な役回りを引き受け、命を投げ出してくれた。
種族は違っても俺はあいつに一人の戦士として敬意を払いたいと思う。


それと偽ライフォス神官との戦闘になった時、相手の動きが鈍いのを見て油断したのか攻撃を外し、アラトロンのしっぺ返しを受けちまった。土の加護が剥がれて守りが薄くなったところに強烈な攻撃を浴びて……よりにもよってロジーナの目の前で生死の境をさまようことになった。
他の連中の目もあったり、仕事の途中だったってこともあって努めて平静を装ってるみたいだったが随分心配かけさせちまった。
これ以上不安な思いをさせないようにあんな不甲斐ない真似は今後しないように気を付けないとな。

偽神官と戦った翌日、ロジーナから前に魔動機文明時代の遺跡で拾ったマフラーを贈られた。
最近は気温も上がってきてマフラー巻いてっとだいぶ暑いけど……折角俺の無事を祈って持たしてくれたんだ、ちょっとくらい我慢して身に着けておこうと思う。

魔動列車へのレクイエム

キングスレイ行きの列車の中でこの日記を書いている。
今回はギルドからの依頼じゃなく、プリムのツテで手に入れた情報を元にはるばるドーデンまで足を運ぶことになった。
冒険の舞台となったのはドーデン地方最北、コルガナへの道を遮る自然の要害のノーザンファング連山に築かれたセンタファングトンネルっつー場所だ。
魔動機文明時代に掘られたはいいものの大破局で崩れちまって、最近になってようやく幾らかマシになってきたらしい。
その発掘作業の過程で瓦礫に埋まった魔動列車が時々見つかるらしく、今回出向いたのもまさにそいつが目的だ。
狙うは魔動列車内に当時のまま残された巨大なマナチャージクリスタル、こいつが手に入れば船の燃料の足しになるんじゃねぇかってのがプリムの目算だったみたいだ。

今回同行したのはルアンシーとラクーン、ユリークの3人だ。
まさか始まりの剣級冒険者が同行するとは思ってもみなかったが、なんでも生まれ故郷のノーザンファングに里帰りするついでに同行してくれるって話らしい、プリムのやつが話をつけたんだろうが……あいつも結構謎の交友関係持ってるよな。

現地の協力者に案内してもらって目当ての魔動列車まで辿り着いたまでは良かったんだが……そこで妙なことが起きた。
魔動列車の外観を調べている時に半透明の霊体……恐らくアンデッドの1種が現れて、硬く閉ざされていた列車の扉を開けて俺らを誘い込んだんだ、明らかに罠臭かったがそこで逃げ帰る訳にもいかず、覚悟を決めて列車内に乗り込んだ。

列車内に入ると幽霊共がひしめいていた上に、どういう訳か瓦礫に埋まっている筈の列車が走り出したりととにかく奇妙な体験をした。魔剣の迷宮や魔域とも違った感覚で、この世界にはまだまだ俺の知らない謎が多く眠っているんだということを実感させられる。
多重にかけられた扉のロックを解除しながら列車の先頭、機関室まで辿り着いて列車の停止操作を行うと突然自我を持ったように暴れ出した列車に放り出されてそのまま列車そのものと戦うことになった。
頭ん中に直接響いてくるような声が聞こえる中戦うのは妙な感覚だったが、皆の尽力もあってこれの撃退に成功できた。ルアンシーにラクーン、2人も神官がいたのも功を奏してアンデッドへの備えが十二分に出来ていたのが大きかったな。

襲い来る魔動列車をぶっ飛ばした後、気が付くと俺達は元居た坑道に立ち尽くしてた、目の前にあったはずの魔動列車は忽然と姿を消していて、代わりに目当てのデカいマナチャージクリスタルが置き去りにされていた。
色々と説明のつかない奇妙な場所だったがとにかく目的は達成できたし、あとは暫くのんびりドーデン観光でもしながら船に帰ろうと思ったんだが……そこで通話のピアスが鳴り響いた。
ただのプリムからの定時連絡だと思ったんだが、その内容は道草食ってないでさっさと帰って来いってモンだった。
どうやら船を飛ばしたいっていう客が来たらしく、燃料問題についても解決策があるらしいからその話も含めて打ち合わせをしたいっていうからとにかく帰って来いってことらしい。

折角ドーデンまで来たんだから噂に聞くオルフィード湖国でも立ち寄ってルフィンを遊ばせてやりたいと思ってたんだが……今はまだギルド立ち上げ直後で色々不安定な時期だし、仕事優先ってことで言われた通り真っすぐ帰ることにした。
とはいえどちらにせよ一か月もかかる帰り道になるしキングスレイに着いたら1日だけ滞在して少しだけ観光するつもりだ、折角ルアンシーも一緒に来たんだしちょっとくらいのんびりしたいしな。

履歴

"土星の魔剣"アラトロン
持ち主の設定した合言葉を補助動作で唱えることにより、3分(18ラウンド)の間、以下の能力が有効となります。
この武器には、妖精の武器化の強化を施すことができません。

[常]土星の魔剣
この武器を土属性の魔法の武器として扱い、この武器による命中力判定に成功した手番終了時ごとに、装備者の防護点が1点上昇します。この効果は4点分まで累積します。
ただし装備者が自身の手番のうちにこの武器による命中を与えられなかった場合、手番の終了時に上昇した防護点はすべて失われ、さらに10秒(1ラウンド)の間、防護点が2点減少します。
また、この効果が解除された場合も、上昇した防護点は同じように失われ、10秒(1ラウンド)の間、防護点が2点減少します。これらの効果により、防護点が0点未満になることはありません。ただし、この効果は他者が強制的に解除することはできません。
(この効果は「武器攻撃に属性を付与する効果」です。他の属性を付与する強化とは共存できません)

"血牙の魔剣
〇血牙の代償
この武器を装備した時、もしくは装備したまま自分の手番開始時、現在のラウンド数に等しいHPダメージを受けます。
この武器を装備時、戦闘終了まで装備変更不可となります。

〇必殺剣
以下の2つの条件を満たした場合にのみ、宣言特技《血牙断獄剣》が発動可能になります。
一戦闘中に一度まで発動可能で、発声不可状態では発動できません。
・対象とする敵対陣営のキャラクターが最後の一人。
 複数部位のキャラクターの場合は、最低一部位が破壊済かつコア部位を対象として攻撃宣言可能。
・対象とする敵対陣営のキャラクター・部位が最大HPの半分以下。

🗨血牙断獄剣
宣言時に任意の値だけHPとMPを消費する事ができます。HPが0になるように消費することはできません。
消費したHPとMPを足して2で割った値(端数切り上げ)に等しい数値を、命中力及び追加Dに加算して攻撃判定を行います。
クリティカル無効能力を無視し、対象の防護点を無視します。
攻撃の命中確定時、この特技を宣言した者は特技名を発声する必要があります。

セッション履歴

No. 日付 タイトル 経験点 ガメル 名誉点 成長 GM 参加者
キャラクター作成 10,000 6,000 80 器用×10
敏捷×4
筋力×3
生命×4
精神×4
能力値作成履歴#417633-3
1 2/5 犬と魔域 2,140 2,914 60 さらし粉 華グライスティリアルスカブラムアイシャ
アビスシャード7個、ウェポンホルダー改
2 2/10 ブリンクスきのこ園 1,820 3,272 43 さらし粉 スフィアントグルアドリュールユニア
3 2/14 土星の迷宮アラトロン 1,770 3,270 51 さらし粉 スフィアントウィルプリムグレディル
4 2/16 コノセッションノタメノ町に渦巻く野望 1,490 3,068 31 kisunka ルアンシーアイシャレティシャ
5 2/22 春告鳥を追って 2,160 4,048 37 ワオ ウィルプリムナナセソフィ
シャード3個
6 2/25 甘い香りと贈り物 いいも
7 3/1 魔剣使いの誘い 2,000 4,021 44 三日月猫 イスティリアプリムナナセグレディル
アビスシャード3個
8 3/3 ニルカンタ縫製工場 1,860 4,876 48 さらし粉 ウィルロジーナリュールナンナ
マイナーカースレベリオン
9 3/7 守りの剣の村? 1,320 5,390 27 もど キラットリャンクピカグララクーン
10 3/8 おいでませ!千客万来 スパ「マイーキ」 1,360 4,864 11 ちゃば グレディルアイシャナナセスフィアント
アビスシャード5個
11 3/9 財宝探索ゴールデン・コーヴA 2,020 7,454 41 ワオ グルアドプリムリュールラクーン
12 3/13 財宝探索ゴールデン・コーヴB 2,170 7,777 33 ワオ ロジーナソフィフロスナンナ
13 3/14 白き花の誘惑 1,920 3,275 28 三日月猫 フロスリャンウィル
14 3/16 財宝探索ゴールデン・コーヴC 2,020 7,914 37 ワオ キラットサリエルナナセルアンシー
15 3/19 リデル村にて 1,750 6,944 37 ネギシ テレスマノリアルルネスカリベラ
16 3/20 血霧の魔域 2,730 7,050 45 さらし粉 アリスプリムルアンシーソフィ
アビスシャード+10
17 3/27 思い出のように甘くも苦く 1,900 7,260 52 いいも グルアドノルニャルドルスカプリム
18 3/28 デイオブザフューチャー 2,530 8,240 40 あるは ユニアキラットアッラポルタプリムウイアンパプリカボーチェゴーシュ
シャード+4個
19 3/29 天空島クーラカンリ 2,020 7,200 73 さらし粉 ロジーナルアンシー
雫のブレスレット
20 4/1 導きの船出 ワオ アイシャリュールレティシャキラット
21 4/5 火星の迷宮ファレグ その1 2,200 3,630 0 さらし粉 ウィルプリムカグラソフィ
22 4/10 メーティアからショバ代 5,100 ワオ シンギレ。ソルティルスカグウェン
23 4/12 再臨の空と黒い穴 2,770 8,853 39 器用
kisunka 華グラロジーナナナセサリエル
24 4/18 巡る空鯨亭の冒険者達 1,240 4,098 筋力
ワオ ウィルアイシャナンナラクーンNPC:ブラムリュールテルミィグウェンソフィイスティリアコルリスマッハ・フルパワーダークプリムローズルヴェリカ
経験点チケット「経験点1500、3000G、成長1回」
25 4/26 魔動列車へのレクイエム 1,820 5,750 51 敏捷
あるは ユリークルアンシーラクーン
3点石5個
26 5/10 喜怒哀楽の迷宮 2,630 6,856 56 器用
さらし粉 ロアリオルルスカグウェン
アビスシャード1個
27 5/25 大口の襲撃者 1,720 6,227 40 精神
さらし粉 イスティリアヘンウェンカヴァス(kisunka)ウィングレーヴェ(三日月猫)プリムローズヘイズルダウレスバイクルドラゴルカ(あるは)ブラム(謙虚な日本酒)華グラ(コロウ)アイシャドライ
ナイトゴーグル
28 6/19 晶洞穴に迫る影 2,720 11,425 55 精神
セム ツバインヒプリムカグラ
アビスシャード5個
29 6/24 白と黒の狭間で 2,640 7,260 100 器用
ネギシ ロジーナポルタグラスカグラ
30 8/25 大海に浮かぶ巨剣の島 2,040 8,148 34 生命
ワオ ロジーナフロススフィアントナンナ
31 9/10 遡上せし小龍の群れ 2,280 9,800 37 器用
ネギシ トロロ黄泉路グルアドフィエタ
32 9/13 夜明け前が一番暗い 2,140 13,900 60 精神
ネギシ アイシャ・ユーゾッタブラム・スカーラットレティシャ・イマールシオンラクーン・フレミール
33 10/28 サウナウォーズ 1,240 10,325 63 精神
ちゃば ゼノサウードナンナ
34 12/7 オシ・エリュシオン救出劇《ミアズマの兆候》 2,530 13,190 34 敏捷
きすんか ロジーナテルミィフィエタナンナ
水飲み鳥のマスク、アビスシャード6個
取得総計 72,950 219,399 1,387 37

収支履歴

装備品

スティールブレイド::-1450
ハーリングアックス×2::-640
チェインメイル::-760
チェインメイル売却::+380
ドントレシアの堅忍鎧::-12700
タワーシールド::-600
アイソアーマスク::-2000
ブラックベルト::-3000
捨て身の鉢巻き::-2000
巧みの指輪×12::-6000
宗匠の腕輪×2::-2000
叡智の腕輪::-1000
アラトロンアビス強化×2::-8000
血牙アビス強化×2::-8000
多機能セービングマント::-9000
ドントレシアマナタイト加工::-5000
アラトロンイグニダイト加工(A)::-10000
サバイバルコート::-180
ディスプレイサーガジェット::-5000
奇跡の首飾り::-10000

冒険道具類

冒険者セット::-100
薬師道具セット::-200
アルケミーキット::-100
カードシューター::-1500
保存食(10週間)::-500
テント(4人用)::-250
着替えセット(1週間)::-10
頑丈なランタン::-40
油×3::-60
燃えやすい火口箱::-20
よく切れるナイフ::-20
羽根ペン::-2
日記::-30
防寒着::-80
恋人の呼び笛×3::-1200
恋人の受音器×3::-150

消耗品

救命草×5::-150
救難草×5::-500
魔香草×39::-3900
アウェイクポーション×3::-300
ヒーリングポーション×3::-300
魔晶石(3点)×48::-14400
マテリアルカード(B)×19::-380
マテリアルカード(A)×91::-18200
気になる案山子Ⅰ×4::-3108
月光の魔符(+1)×4::-2000
月光の魔符(+2)×2::-3000
陽光の魔符(+1)×3::-1500
陽光の魔符(+2)×0::-0
接合潤滑駅::-160

その他

借金:<+1000
借金返済:<-1000
魔動機文明語授業料::-100
騎獣契約証(ホース)::-250
騎獣専有証(ドルフィン)::-6000
小さな個人住宅::-5000
ナンナに金貸した::-2000
ナンナに金返してもらった::+2000
キラットに賭金支払い::-100
オススメ定食::-10
飯代::-52
ピピ花の飾り::-150
手作りピピ花の飾り::-200
瓶詰めの高級クッキー×4::-400
宿代と飯代奢り::-120
借金:<+2500
借金返済:<-2500
借金:<+2500
借金返済:<-2500
魔香草出費::-500

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