16年前、千葉県内陸部○○市にてジャームによる殺人事件が発生。ある平穏な一家がオーヴァードにしか扱えないような凶悪な薬物によって毒殺された。唯一の生存者は来路野静治ただ一人。その場において、傷の一つも与えられていない状態で千葉県警のＲ担によって保護された。被疑者は事件現場近くに住む花屋のアルバイト店員とみられる10代後半の女性。以前から来路野と親交があるが、詳細な動機は不明とされている。

家族を喪った後、来路野は、二度と大事なものを失わないための力を求め奔走。結果、レネゲイドウイルスのと、オーヴァード研究者であるコードウェル博士の所在を発見、即座に接触を試みる。彼の研究に協力、実験体としてその肉体を差し出すことで能力を覚醒させる。その折、コードウェル博士より「欠陥のある失敗例」として「番外号(ロストナンバー)」の称号を与えられる。本来ならばその時点でより強固に自己を確立するオーヴァードの性質───Dロイスを獲得していたはずだが、来路野本人の適合率も影響しているのか、その時点での発現は為されなかった。のちに実験の成果は、まったく別の形で花開き、来路野の能力の拡張を促すが、それが彼が求める力であるかは別の話である。

覚醒後、コードウェル博士の手引きにより霧谷雄吾に引き合わせられ、彼の弟子として数年間活動した後、16歳の頃、当時発見された新たなオーヴァードである如月瑠唯の監視目的で双木市へと異動する。
数年の平穏を過ごした後、23歳の頃、東京にある日本支部に再赴任。霧谷の補佐として活動しつつ、問題児として扱われていたエージェント、「初川詩織」のバディ兼手綱役として抜擢される。四年目の冬に、「ディアボロス」春日恭二と交戦。初川が戦闘の負荷によってジャーム化、来路野はその場で彼女の介錯を担当する。

好感度79/信頼度76
該当ロイス：〇信頼/隔意
同行シナリオ：「Crumble Days」、「World End Juvenile」
呼び方：「葉月」
五月の一件(Crumble days)から協力関係を築くようになったイリーガルの青年。高い戦闘適性と気疲れのしない性格の彼に対し、来路野は同僚として高い信頼を置いている。
「仕事はできるし話もよく聞いてくれる、よくできた良い後輩、って感じだ。喰いっぷりも見てて気持ちがいいし、飯を奢りたくなるぜ」

好感度76/信頼度80
該当ロイス：〇信頼/不安
同行シナリオ：「Crumble Days」、「World End Juvenile」
呼び方：「新条」
同じ支部に所属するチルドレン。料理が趣味であったり、感性的に近しいものがあるためか、任務外でも話すことが多々見受けられる。戦闘面においても、チルドレンのリーダー格として、その統率力とコミュニケーション能力に強い信頼を覚えている。
「チルドレンじゃ一番話すかもな。仕事が早いし、料理だなんだと色々話も合うから、任務で同行すると楽だね」

好感度95/信頼度92
該当ロイス：〇庇護？/嫉妬
同行シナリオ：「Crumble Days」、「World End Juvenile」、「闇鍋卓格付けチェック」
呼び方：「ボス、如月さん、如月、瑠唯」
同僚にして上司で後輩。高い戦闘能力を誇る反面、戦闘の度生傷を作る如月に、傷を癒したり強化させる補助系統のエフェクトを持つ来路野の任務時の相性はそこそこに高い。
如月の所属当初からの付き合いということもあり、オーヴァードとしての相性抜きに気が合い、任務以外の私生活にボロボロやや問題がある如月に説教できる数少ない人物の一人。
「なんだかんだ10年以上の長い付き合いか……ま、生活が不健康なの除けば頼れる奴だよ」

好感度74/信頼度75
該当ロイス：〇誠意/猜疑心
同行シナリオ：「Crumble Days」、「World End Juvenile」
呼び方：「浅樹、情報屋」
UGNと協力関係にある情報屋。来路野も彼女から春日恭二に関する情報を仕入れており、双木に異動になってからは本格的に情報の取引を行うようになった。情報の精度こそ信頼しているものの、その得体の知れない素性から、やや距離を置いている。
「仕事のできる情報屋だ。気質自体も合わなくはない。だが、どうにも信頼ならねえんだよなァ……」

好感度58/信頼度64
該当ロイス：〇有為/嫌悪
同行シナリオ：無し
関係性言及：「Sunset Betrayal」
呼び方：「ガルーダ」
R担の刑事。ある大規模作戦時、ともに共同戦線を張った。人の命に関する主義主張が大きく対立する二人であるために、基本的にはお互い相容れず、顔を合わせれば水面下での口喧嘩が繰り広げられる。
「強さは認める。だが、決定的に相容れねぇな」

好感度76/信頼度76
該当ロイス：〇庇護/心配
呼び方：「メグ」
支部内の後輩。自己肯定感の低い彼女に対し、自信をつけるためのカウンセリングに似た相談やメンタルトレーニングを引き受けている。まじめな性格な彼女のことを、色々面倒を見て可愛がっているようだ。
「実力はあるし、真面目でいい奴なんだが、あの自己肯定感の低さはどうにかしねえとな……」

好感度74/信頼度81
該当ロイス：○友情/隔意
同行シナリオ：「闇鍋卓格付けチェック」
呼び方：「狐夏嬢」
UGN内の後輩。同じブリード構成、同系統のエフェクト編成である上に、趣味なども似通っているため、先輩後輩として親交がある。
日本支部からの派遣エージェントとして活動していた時代、N市に派遣されることもあったため、その時に知り合いになったものであると考えられる。彼女の持つ支援能力を、同型としてかなり高く評価しており、敬意を表して「狐夏嬢」と呼んでいる。
「今は随分距離も離れちまったが、今でも仲の良い後輩だよ。あの若さであの支援練度だ。俺も学ばせてもらうことが多いぜ」

好感度87/信頼度95
該当ロイス：〇尊敬/食傷
呼び方：「センセイ」
同じソラリスのオーヴァードとして師事していた経験があり、その経験あってか彼のことを『センセイ』と呼ぶ。歳は大して離れていないが、来路野は彼を年長者として相応の敬意を持って相手をする。
「尊敬する師匠だよ。たまに仕事を投げてくること以外はな」

好感度70/信頼度69
該当ロイス：〇信頼/不安
呼び方：「草薙」
医療班の後輩で、肩書としては「双木市支部医療班チーフ補佐」にあたる、来路野直属の部下。穏健派同士のため仲が良い。ちなみに、茶道家ということもあり抹茶、緑茶などの日本茶派の草薙に対し、来路野は紅茶派で、お互いの好みの品の良さを伝える交流会を定期的に行っている。
「仕事のできるいい部下だな」

好感度80/信頼度83
該当ロイス〇信頼/不安
呼び方：「深慈」
初登場シナリオ：「Requiem for Rain」
日本支部に移籍して、最初に面倒を見ることになった元チルドレン。戦闘の度に、ブラム＝ストーカーの再生能力を上回るほどの出血と肉体の損耗をするため、その治療の為に代理専属医として彼の面倒を見ていた。いわゆる「来路野塾」と呼ばれる彼の弟子達の中でも、来路野との付き合いは最も長く、彼への理解も高い。
来路野も優秀なエージェントである彼を信頼しているようで、彼のことを「自慢の一番弟子」と呼ぶことも多い。
「頭もキレて仕事もこなせる、信頼できる自慢の一番弟子だ。……どっかの誰かみたいに、戦い方が捨て身なのは頂けんがね」

好感度76/信頼度72
該当ロイス〇信頼/呆れ
呼び方：「北斗」
初登場シナリオ：「Double Mind」
来路野同様、「実験体」だった過去を持つエージェントであり、その影響によって起こる肉体の過冷却作用の改善のため来路野の治療を受けていた。その幼少期ゆえに社会への適性が極めて低く、来路野の教育によって、年齢相応の学力を得ている。来路野にとっては手のかかる弟のような存在だったようで、戦闘とは別の方面で、随分来路野は手を焼いていたようである。
「問題児……とまでは言いたくはないんだが……まあ、いい奴だよ。手を焼かされたのもよーく覚えてるがな」

好感度77/信頼度79
該当ロイス〇庇護/隔意
呼び方：「ロゼ」
初登場シナリオ：「Relentless Remnant」
来路野が管理を担当した「問題児」達の中でも、特に強力かつ膨大な力を持つ存在。元はFHの蠱毒実験によって生み出された強力な自我を持つレネゲイドビーイングだったが、UGNの保護下に置かれた際、来路野がその管理を担当することになった。「ロゼ・ブランカ」という名前も、来路野が彼女に与えた名前であり、ロゼにとっては、来路野は父親にも近い存在であると言える。来路野自身も、ロゼのことはいたく可愛がっていた様子。
「いい子だよ。随分なついてくれてたし、俺自身も可愛がってた。自分の力が制御できるようになるまでには、ずいぶん時間をかけたが、今じゃ一人前のお嬢様だな」

好感度76/信頼度82
該当ロイス〇信頼/懸念
呼び方：「千鶴」
初登場シナリオ：「剛勇無双」
元々は戦場の少年(もしくは少女)通信士だったが、ある事故をきっかけに前線を離脱。その優れた情報管理能力を活かし、UGNのオペレーターとして活動している。芦屋の怪我の治療と、その精神的ケアに携わっていたのが来路野であり、ある技師との共同開発によって、芦屋の持つ脚甲戦車を、専用の多機能車椅子へと改造したのも彼である。
本来薬学や臨床心理への適性が高い来路野が、義肢工学、整形外科学方面の治療へと参加した珍しいケース。来路野自身は、芦屋の傷を完治させられなかったことを悔いている節がある。
「千鶴の傷を癒せなかったことは、今でも俺にとっては心残りだ。……アイツの前途を願うよ」

好感度75/信頼度71
取得時の該当ロイス：〇庇護/心配
呼び方：「藍瑠」
初登場シナリオ：「Devils to the Fellow Travelers」
日本支部でカウンセラーをしていた頃の患者の一人。改造手術によって希薄化した自我と倫理観を改善するために抜擢された。初川に追従して突飛な行動を取りがちな白国には、来路野も度々手を焼いた様子。
「頭は良いと聞いてたんだが……よりによって初川に触発されてな…ずっと暗い感じだったから、明るく振舞えるようになったのは良かったとは思うね。……そっから先はアイツ次第だ。アイツの「我」を引き吊り出せるような……強烈で、良い師匠と巡り合うことを願うよ」

「因子」を耳に集約し、範囲内の情報を音として網羅、解析、統合する。また、それで得た情報を意思に乗せ伝達。自分自身を電波塔代わりにすることで味方陣営の情報共有を潤滑に進める事が出来る。その時の脳の負担を軽減するため、補助器として「因子」で作った紫色の花弁状の伝達器を周囲に展開することからこの名がつけられた。
花のモデルは「聡明」「上品」などの花言葉を持つ紫色の花を咲かせる植物「ムラサキシキブ」。

「因子」を対象の足周りに集め、相手の思考や動作の敏捷性、精密性を大幅に促進する。サポートの効率を上昇させるため、領域を操作し風と黄色の花弁型の補助器を作成する。
花のモデルは「機敏」などの花言葉を持つ黄色の花を咲かせる植物「アルストロメリア」。

「因子」を高濃度に集約し、小さな白い光の塊に見えるほどまでの濃度に上昇させ、対象に着弾、散布する。受けた対象は動きと思考が最適化させられ、あらゆる行動に先鋭化と精密化が施される。また、光は体に触れた瞬間白い花弁のような形状に砕けて動作を補助する補助器となる。
花のモデルは「美麗」「純潔」などの花言葉を持つ白い花弁の植物「カスミザクラ」。

「白ノ法光」の強化版。強く大きな光は、法光よりも大きく、狂おしいほどに荒ぶる花弁の嵐を巻き起こし、対象の行動の大幅な補助を可能にする。

「因子」の集約を行い、液化するほどの濃度と強力な薬性成分の凝縮を施す。緑色の薬液の水流は、来路野の手で自由に蛇のようにうねって空中をのたうちまわる。薬液に触れた対象の傷は、薬性成分の効果によってたちどころに回復される。
花のモデルは「愛の悲しみ」「自由」などの花言葉を持ち、実際に解熱剤として用いられる植物「シダレヤナギ」。

「白ノ法光」と「翠ノ薬酒」の合わせ技。活性化されたことで赤く染まった花弁と緑色の薬液が絡み合うことで、援護と治癒を同時に行う大技。

「因子」を集約、血のように紅い血液に似た弾丸状の液塊を生み出す。この弾丸で撃ち抜かれた対象は体内の攻性レネゲイドが加速度的に活性化され、戦闘に特化した状態に肉体が補正される。
花のモデルは「情熱」「愛」などの花言葉を持つ「赤い薔薇」。

派遣エージェントとして日本支部から霧谷と共に双木市へ出奔。葉月御影と彼を取り巻き巻き起こった事件の処理、ひいては葉月御影のメンタルケアの為に作戦の参加を命じられる。
事件解決後、葉月の経過観察と支部長である如月の労働環境の改善を理由に双木支部に異動願を提出。日本支部での功績を認められ、双木支部医療班のチーフを任される。

双木支部に異動後の大きな任務として、今回の事件に参加。コードウェル博士がこの作戦に関与していることを聴き、彼の真意を追求するため彼を追う。

如月と共によくわからない空間に招待され、「闇鍋卓格付けチェック」に参加させられる。師匠が出てきたり恐竜と並走したり紆余曲折あったものの、全てのチェックで悉く正解を引き当て、「一流オーヴァード」の称号を如月と共に獲得する。