登録名：ニクス・K(ケラウノス)・アーチボルト
コードネーム：
性別：男
出身：イギリス・オックスフォード
誕生日：6/26(雷記念日)
身長：186.9
体重：50.2
血液型：AB
所属：UGMロンドン支部→アールラボUGN本部班→UGN大和支部/「遺産小隊」
ブリード：クロスブリード
シンドローム1：ブラックドッグ
シンドローム2：ノイマン
シンドローム3：────
特記事項：

・戦闘適性：D
・継戦能力：D
・命令順守：C
・陣頭指揮：B
・社会適性：C
・RC技術：A
・衝動耐性：B
・特異能力：EX
本人からのコメント：技術班だぞ、強いワケねーだろうが！！

大和支部支部長「葛西飛鳥」の保有する傭兵部隊「遺産小隊(アーティファクトリー)」のメンバー。「遺産小隊」、ひいては大和支部の技術開発を牛耳る科学の首領。傲慢かつ粗雑な口ぶりと合理性を何より追求する姿勢ゆえに一般支部員からは恐れられているが、その「作品」の数々は皆エージェント達の生存率上昇を何より考え、安全性や機能性に長けたものばかりであり、信頼の高いものばかりである。本人自身も普通に接すれば決して話しづらいということもなく、寧ろ「気のイイ苦労人のあんちゃん」といった感じでなじみやすいキャラ性をしている。

イギリスのオックスフォード州で生まれ育つ。幼い頃から機械弄りに対して興味を持ち、町中のガラクタや古い機械などを分解、研究して遊ぶうちに機械工学の道を志す。技術者としての道を着々と進んでいる頃、避雷針の作成実験をしている最中に、避雷針に引き寄せられた雷が頭から身体に命中して命を落とす。しかしその瞬間、体内のレネゲイド因子が雷に誘発されることで覚醒。オーヴァードへと変貌を果たした。
ノイマンシンドロームの発露に際して拡張された思考能力と、ブラックドッグの持つ機械への親和性と尽きない電気エネルギーにより、ニクスは数々の製品を発明。その功績がUGNにも知れ渡り、オーヴァードであることが露見したことでUGNに誘致されることになる。一時はその科学力を評価され、ロンドンから本部へ移転、技術者として充足した日々を送っていたが、ある日、科学的な視点が必要になるということで参加したとある大規模作戦にて、遺産「雷神の槌」に偶発的に接触。元々有していたブラックドッグの因子が遺産を誘い込むかのように体内に取り込み、遺産継承者として改めて覚醒を果たす。今まで以上の電力と、それによって活性化される自らの脳髄。今まで以上の発明が出来る、と歓喜したニクスの身体に起こったのは、「雷神の槌」の代償、神の雷を受けたことによる肉体の急速な消耗だった。
呼吸の度に体を電流が走るかのような鋭い痛みが襲い、体を動かすだけで全身が大槌で叩き潰されたかのようにぎしぎしと悲鳴を上げる。頭は回るのに、それを出力する肉体が言うことを聞かない。その絶望にニクスは酷く苦しみ、自らの右手に宿る雷の奔流を強く恨んだ。ついにニクスは自らの右腕を切断、肉体が再生しきるまでのわずかな時間で、「雷神の槌」による肉体の消耗を抑えるための装置を作成、切断した右腕の断面に組み込むことで肉体を安定化させ、技術者として復帰するに至る。
その後も本部で、体に走る痛みに耐えながら機械弄りをしている彼の元に、一人の男が現れる。

「やあ天才、君の頭脳を借りたい。正確には、君の頭脳と───その右腕を」

これがのちに、「遺産小隊」と呼ばれる傭兵組織の長、葛西飛鳥と、その「右腕」にして技術顧問を務める男、ニクス・K・アーチボルトの、最初の出会いだった。

独立して動く電磁浮遊式自動電撃小銃を、脳に挿し込んだプラグで操作し戦う。事前準備を最大限済ませておくのが主義のためか、作った武器を最小限の負担で使用する戦法が主な戦闘スタイル。そのため、主だった意外性やハプニングがない反面常に安定した戦闘実績を叩き出す事が出来る。
「雷神の槌」による肉体の損耗を抑えているため、最低限の戦闘行為をこなすことは可能だが、さすがは遺産を言うべきか、ニクスの発明した装置を以てしてもなお、完全な肉体の損耗を抑えるには至らず、過度な戦闘の際にはわずかに肉体が傷を負ってしまう。