ｷﾘｯ。肯定。当機は戦術教官として設計されました。

テルミィ、当機オシュエルが持てる戦闘技術の全てを貴方にインストールしましょう。

ルーンフォーク（戦闘型）の種族特徴

🔦暗視

暗闇ペナルティを受けない。

⚔️任務遂行の意志

威力表の出目が「3」以下の場合1度だけ振り直せる。1日1回。

✘Lv6強化

威力表の出目が「4」以下でも振り直せるようになる。

✘Lv11強化

さらに振り直した威力表の出目が「4」以下ならもう一度振り直せる。

オシュエル＝オペッタヤが忍耐強すぎる。

ﾌｧﾝﾌｧﾝﾌｧﾌｧ……ﾌｧﾝﾌｧﾝﾌｧﾌｧ……

このオシュエル＝オペッタヤという小型のルーンフォークは
魔動機文明時代初期、人族の可能性を再現する目的で作られた
超高性能な実験機です。

オシュエルは身長152cm 体重42kgとかなり小柄で、
これはみなさんが大好きなバチクソ最強美少女勇者ロボ、
天童アリスと同じかやや下回るサイズになります。

オシュエルはアリスと同じく、小型軽量のボディの中に
驚くほど攻撃的な能力を備えています。

それは
「任務遂行の意志」

これは人間の種族特徴、「運命変転」を模して
作れられた「任務遂行の意志」は外せない一発の威力を出すことにも
攻撃時のミスを無くすことにも使える非常に優秀な特殊能力です。

オシュエルがその超優秀な頭脳で弾き出した
「薙ぎ払い」に種族特徴を乗せ、敵への複数攻撃の失敗を防ぐという
戦法は、先制時の奇襲が大事になる実戦戦闘において、大きな成果を
あげることでしょう。

また小型軽量で子どもの姿を模している、ということも
相手の油断を誘うことに一役買っており、攻撃成功の確率を大きく高めています。



一方で、その種族特徴の名が示す通り、任務にかなり忠実で
任務成功のため、単機でも我慢強く長期の作戦に従事し続けることが可能です。

その忍耐強さは驚くべきもので、与えられた戦術教官という役割を果たすべく
絶海の孤島の研究所で目覚めてから、書物と鍛錬のみで高等戦術を身に着け
単機で訓練所を建設し、兵站維持のため周辺環境から摂れる野草や果物から
保存可能な食料を作り出すまでに至りました。

普段は野生の動物に戦術を教えることで教導技術を磨き、
偶然流れ着いてしまった漂着者に生き残る術と食料を惜しみなく与え、
自らの身につけた戦術を受けつげる人族が現れることを
辛抱強く待ちづつけているのです。

力を持ちながらもそれに甘えることなく研鑽を続け、
島では動物相手にも教導を諦めない愛情深さを持っているオシュエルですが
救いようのない欠点が存在します。

それは

教える人間がいないことです。

戦術教官として設計されたオシュエル。
非常に意味不明なことですが生まれた研究所には他の人族がいません。
その時点で任務が破綻していることに気づくべきなのですが、
「任務遂行の意志」がその気付きを妨げます。

そもそもその「任務遂行の意志」も言ってしまえば弱い「運命変転」で
思ったより人間の種族特徴をコピーできていません。

その力で振るうのも「スピア」とかいう低威力のカッスい武器で
威力を上げても大したものでなく、そもそも当たらなければ意味がありません。

また、サバイバルのために魔動機文明時代には必要なかった
野伏の技術を高めるハメになっており、自分の決め手と考えている
「薙ぎ払い」を使えるほどの実戦技術がありません。

任務遂行のためには街に出て冒険者にでもなり、実戦技術を高めて
人族と関わるべきなのですが、全く気づいていないのです。

それが、本当は

「気づかせてくれる人族が必要だった生き物」

オシュエル＝オペッタヤなのです。

ﾌｧﾝﾌｧﾝﾌｧﾌｧ……ﾌｧﾝﾌｧﾝﾌｧﾌｧ……

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