【魔術ギルド《ヴァーテックス》】
(イルサン島)- 入門条件
- 召異魔法を取得していること(ただし第捌のみ幹部からの推薦加盟のため例外とする)
300年前から存在する魔術ギルドで霧の樹海の近くに本部を構えている。対魔神専門と掲げてはいるが魔神討伐以外にも鉱山経営や奴隷売買、島外勢力への牽制など幅広い事業展開をしている。魔術ギルドにしては武人の在籍が多くパワハラに耐える精神力は必須技能となる。
序列が高いほどギルドへの影響力が大きいとされているが、単純な戦闘力だけではないらしく、判断基準はクォーツのみが知っている。クォーツの言うことを聞かない順
構成メンバー
総帥
“輪廻ノ叛逆者”クォーツ バーバヤガー
詳細
ケオルバルド子爵領の三巨頭の1人で魔術ギルド《ヴァーテックス》の現ギルドマスター。
当時、召異魔法使いの危険集団として注目され、潰されかけていたギルドをあらゆるコネを行使して魔神対策のスペシャリスト集団としてギルドの存続に導いた経歴を持つ。しかし、その目立ちすぎた知略によりギルドは島中にある魔神関係の依頼を受ける羽目になり、さじを投げた前ギルマスから押し付けられる形で《ヴァーテックス》の総帥という立場についた。
本来の彼女は同郷のハリのように穏やかな性格だったのだが、終わらない仕事、言うことを聞かない元先輩が彼女の性格を冷徹な者に変えてしまった。
いちよう、ギルドメンバーを大切に思っており、本人は愛の鞭を振るっているつもりなのだが、その想いが伝わっているのはハリぐらいのものだろう。
第壱
“破天ノ暴虐”アルタイ ディアボロ
詳細
肉親を失って以来ギルドに身を寄せており、シーサイトを武術のテルルを魔術の師匠として尊敬している。現在のギルドの在り方に不満を抱いておりクォーツの指示を全く聞く気がない。一方でバルバロスでは珍しく後輩の面倒見はよく、後輩のピンチには人知れず駆けつける優しさを持つ。
優雅なひと時を大切にしており、毎日必ずアフタヌーンティーを開いている。参加は自由だが邪魔をする者は全力を持って制裁を下す。
第弐
“無法ノ殴燐”シーサイト ドレイク
詳細
300年以上前から闘いに明け暮れるバトルジャンキーでギルドの中では最年長。武の境地に身を投じる事を楽しみとしており、望んで極刑対象の死刑執行人に就いた。言葉よりも肉体言語でコミュニケーションを取る傾向があるため、彼女の歩いた後には死屍累々たる有様になる。
昔と比べて骨のある者が少ないため、双子のサクラメント姉弟やジャック騎士団長と殺り合いたいと常日頃から考えているが、組織間の大問題になるのでクォーツから止められている。その代わり、優先的に強者と戦える任務を割り当てるようクォーツを脅している。シーサイトが出向くと確実に周囲への被害が拡大するのでクォーツにとって悩みの種となっている。
第参
“黙示ノ瞳厄”テルル バジリスク
詳細
魔術ギルド《ヴァーテックス》の開祖にて前ギルドマスター。もともとはギルド名の通り魔術師の頂点に立つ事を目的としており、多種多様な種族、及び魔術の才能を持つものを構成員として迎えていたが、時代の流れとともにその在り方は島外勢力への対抗組織と成り代わったので、半ば無理やりギルドマスターの地位をクォーツに押し付けた。
神紀文明を滅ぼした魔神の力こそバルバロスを超越をする鍵になると考えており、召異魔法の素晴らしさを説くうちに何故か《ヴァーテックス》の有力者全てが召異魔法の使い手となってしまった。
普段はクォーツの相談役と奴隷売買の元締めをしながら、魔神の研究に勤しんでいる。
第肆
“邪智ノ磐楯”ミメット ダークトロール
詳細
ギルドに所属しているとは言い難い存在。天真爛漫で遊びと称して弱者をいたぶることが好き。ちょうどいい遊び相手がたくさんいるため、ギルドに入り浸っていたら勝手に第肆の地位に入れられた。
ミメットが本気を出せばその一撃の威力に勝るものはいないが、彼女の表裏ない性格ゆえ直線的な行動しかできず、ある程度の武人には攻撃をいなされ歯が立たない。クォーツの指示に従ったりしないが言葉巧みに操られることがしばしある。
よく構ってくれるアルタイに懐いている一方で、暴れ過ぎるとシーサイトにお仕置きされるため苦手としている。
第伍
“霹靂ノ弩”ホークスアイ シザースコーピオン
詳細
生まれながらにシザースコーピオン族の特徴である蠍尾と鋏が非常に小さくコンプレックスに思っており、自身の強さを証明するため、一族の制止を振り切り一人前になるまでは帰らないと誓い里を出た。
フィジカル面に難があったため狙撃手の道を選んだが、ギルドの武人に揉まれるうちに並みのシザースコーピオン族を凌駕するほどの体術を身につけてしまっているが周りの技量が高すぎて、その事実に気づいていない。
“震突ノ先駆”ユークレース ケンタウロス
詳細
普通のケンタウロス族とは違い、白い毛並みを持って生まれたがため一族から絶縁されたところをギルドに拾われた。ギルドに多大なる恩を感じており、真っ先に危険が迫る斥候の仕事を進んで行っている。
農耕馬から馬王にまで登り詰めた白馬の御伽話が好きで白馬の好物であるゴールデン人参をどうにか再現できないか、森の1区画で品種改良を行っているらしい。
第陸
“黒雨ノ魔撃”リチア アルボル
詳細
魔神に襲われているところをクォーツに助けられて以降、クォーツに心酔しており、追っかける形でギルドに所属した。リチア曰く草木を焼かず魔神のみを燃え上がらせた【メテオ・ストライク】の繊細な制御は神の御業であったとか。
出会った当初はクォーツもギルドマスターに任命される前であったため無理やり姉様よびをして慕っていたが、多忙な現在では冷たくあしらわれるようになり寂しさを感じている。
広域殲滅に長けており、大規模戦闘ではクォーツに変わって戦場指揮を取れるほど知略に優れているので事実上のサブギルドマスターとして活動している。
“聖忌ノ斬破”セラン ラルヴァ
詳細
バルバロスと人族の混血児であるため、どちらの社会にもうまく馴染めることができなかった。完璧なバルバロスになることを夢見ており、ノスフェラトゥへと生まれ変わるための研鑽は怠らない。逆にそれ以外の事は無頓着らしく、木陰でぼんやりとする姿をよく見かけられる。
強者に対しては相手の力を取り込む意味を込めて、吸血行為でトドメを刺すことを信念としている。そのため、身体のところどころを外敵の血で染めながら戦うので、彼女の性格を知らない外部からは狂戦士として扱われることもある。
第漆
“熾烈ノ靭尾”紅玉 ラミア
詳細
ラミア族の中でも和服と呼ばれる独特な民族衣装を着飾る部族の生まれだが魔神に滅ぼされたため彼女以外に生き残りが存在しない。
魔神を酷く憎んでおり、危険とされる魔域でもがむしゃらに進んでいく行動をクォーツに咎められていたが、黒曜と出会ってからは比較的安全に脱出できる奈落魔法の恩恵を受けられるので、黒曜を逃がさないように両手で捕縛しながら尻尾と牙を器用に使って戦う独特な戦法を取る武闘家。
“虚襲ノ隠影”黒曜 ドーン
詳細
元はテルルの部下として魔域の研究を行っていた非戦闘員で引っ込み思案な性格ゆえ、部屋から出ず研究ばかりしていたら、気がつけばギルド唯一の奈落魔法を開花させた。
本人は戦線にでたいとは思っていなかったが魔神に対して有用な奈落魔法の使い手を野放しにされるわけもなく、クォーツに強制的に魔域へと放り込まれ、死に物狂いで闇狩としての技能まで取得した過去をもつ。
魔域内で前線に立てば最恐となれる魔域専門家であるはずなのだが本人の性格も相まって戦闘での敵前逃亡もしばしば、発覚するたびに軽めの折檻を受けている。
第捌
“理ノ外道者”ハリ バーバヤガー
詳細
力でねじ伏せるバルバロスとしては珍しく、仲間の治癒やサポートが専門で攻撃魔法が不得意である。そのため、一部のギルド構成員から煙たがられているが、他人の才能を見抜く慧眼を備えており、数多の有力な構成員をギルドに加えた実績を持つためそこそこの地位に就いている。
クォーツとは幼馴染で一緒に旅をしていた過去があるが、ギルドに入ってからのクォーツの変わりように困惑している。
“劫火ノ狗”ルリ 人間
詳細
都市郊外のスラムで衰弱状態のところ、魔術適正の高さをハリにみそめられ拾われた。人族かつ魔動機術の術者である事でギルド内外から冷遇されている。弱者を虐げる蛮族社会に憎悪を覚えており、古い時代の蛮族達は滅びるべきだと考えている。
ギルドというよりハリ個人に忠誠を誓っており、ハリの密偵として裏方の仕事や偵察が主な任務である。報酬のほとんどをスラムで生きる人族のために回している。
“千変ノ贋作”スフェーン バーバヤガー
詳細
毎日、山のような報告書をクォーツから押し付けられているため、彼女に対して呪詛のような念を抱いているが、膨大な情報を処理するおかげで魔女としての知能が鍛えられている事に彼女はまだ気づいていない。
番外
“忠犬ナル下僕”No.ⅩⅩ コボルトの召使
詳細
個性豊かなコボルト達。ギルドの大半を占めるため、それぞれにナンバーが割り当てられており、名前のように使用されている。主に事務、雑務担当。
関連組織
ケオルバルド子爵領三大組織
魔術ギルド《ヴァーテックス》
島外勢力への対抗組織
ケオルバルド騎士団
島内勢力への治安維持組織
教会(ニバセプス派)
島内全域の諜報組織
ケオルバルド子爵領
盟主
エルギフ・ケオルバルド女子爵
政界のトップであり、ケオルバルド子爵領三大組織のまとめ役でもある。
シャルタナ近衛竜支隊
ドレイクブロークン六姉妹からなるケオルバルド女子爵の直属部隊。周りのお世話から戦闘まで難なくこなす。
バサラ=シャルタナ・トリシュ=シャルタナ・キラナ=シャルタナ・ドゥルガ=シャルタナ・ストリ=シャルタナ・メーダ=シャルタナ
人族の裏盟主
ババア5姉妹
ババア
ビバアブバアベバアボバア
外部少数組織
アミラ歌劇団
アミラ・声ブタ・残念なマーマン・メデューサ・ナードオーガ
路地裏草原同盟
ケンタウロスホイミ・ケンタウロスポニー・ケンタウロスファイター・ケンタウロスウォリアー・ケンタウロスソルジャー・メカグラニ
アズラエルのカバン
ヴァーテックスが所有する魔法の鞄。中は無限の空間が広がっており、囚人を奴隷として働かせている。
プリティ=ダークネス・プリティ=バァ・プリティ=パイレーツ・プリティ=ターボ・プリティ=マッスル・オロロンチョチョパァ
リゾロ・ズシシ・ドシシ