母子家庭出身。母は「上天の恵み」の卒業生。クイールが生まれて間もない頃に百合の魔剣の迷宮の深部へと挑戦し、相方が未帰還。これが原因で現役を引退し、現在は教官として「上天の恵み」で勤務している。なお夫とは離婚した模様。
　母は自身のことについて多くは語らなかったが、周囲から伝え聞く母の活躍に心奪われたクイール。彼女もまた「上天の恵み」に入学し、百合の魔剣の迷宮に挑むことを志す。しかし、それに最も強硬に反対したのは他ならぬ彼女の母だった。娘に自身と、何よりかつての相方と同じ危険を冒して欲しくなかった様子。
　クイールは当然納得せず、実力を証明するために単独で魔物の討伐に赴く。しかし悲しいかな、その無鉄砲さこそ母が最も危惧していた娘の性質であり、それゆえにその行いを肯定する訳にはいかなかった。例え、クイールがどれだけの実力を示して見せたとしても。
　そうして亀裂は決定的なものとなり、クイールは家を飛び出した。以来、現在に至るまで二人の関係は修復されていない。「上天の恵み」で優れた成績を残し、改めて母から認めてもらうこと――それこそが、彼女がこの学園にいる理由である。

ディートリンデせんぱいも、おねえさまも、わたしが倒れたせいで危なくなったって、あとから聞いた
わたしが危ないのは、わたしのせいだから、いい
だけど、わたしのせいで、誰かが危なくなるのは、イヤ
……もっと、強くならなきゃ
せめておねえさまだけでも、守れるくらいに

……あと、おねえさまだって人間なんだな、って思った
もっと、知りたいな。おねえさまのこと

イメージソースはストレートに百合の花、特にピンク色のもの。
普段やらない妹系でちょっとおバカな陽キャ。そのうち炎を纏って敵陣に突撃し始める。
今のところ戦闘特技は
5.マルアク
7.頑強
9.足さばき
11.習熟フレイルA
13.習熟フレイルS
の予定……でしたが5と7を入れ替えることになりそうです。
最終的には《マルチアクション》【オフェンティック・ファイア】で先陣切って薙ぎ払いでタイタンフレイルぶんぶんします。抵抗？ ここに平準の指輪があるじゃろ？

成長優先度:筋力(32未満)≧器用＞敏捷＞精神≧生命＞＞＞筋力(32以上)＞＞＞知力


S1:レインおねえさまと姉妹成立・絆獲得(自動)、ウルスラおねえさまとの絆獲得
S2:ウルスラおねえさまとの絆加算・レインおねえさまとの絆加算(自動)
S3:ウルスラおねえさまとの絆加算(暫定)
S4:サナせんぱいとの絆獲得・レインおねえさまとの絆加算(自動)
S5:レインおねえさまとの絆加算

以下、名前の由来など

クイール(Cueillir):(果物・花を)摘む(フランス語)
リスグラシュー(Lys Gracieux):優美な百合(フランス語)
余談ですが、cueillir un baiser で「唇を奪う」という意味らしいですね。

さらに余談
リスグラシューは同名の競走馬が由来。遅咲きの百合と呼ばれた通り、完成まで時間がかかったものの全盛期にGⅠ競争を3連勝して引退した名牝馬。卓テーマとの合致の他、完成が遅いものの最大火力は高い(はず)という構築との類似点もあり元ネタに。
クイール、摘むという単語は「乙女らへ、時を大切にせよ」(ロバート・へリック著)の「時のある間に薔薇を摘め」という一節が由来。メメント・モリなどと同様、今という時を大切にせよ、という思いが込められている。(時系列的には後の話だが)お母様が姉妹関係で失敗していたのでその自戒の意味も含まれていたり？
母の名前がプラネテ・リスグラシュー
父の名前がアングレイス・リスグラシュー
プラネテ:植物を意味するフランス語Planteが元、Planet(惑星)も関係あったり？
アングレイス:肥料を意味するフランス語engraisが元