勇者とは――
　常に〈勇者の証〉を装備しているものとして扱います。

――道を照らし、火を継ぎ続ける者
　汚染度（奈落(アビス)の祝福(のろい)）の影響を軽減します。この効果は勇者の成長段階に応じて変化します。
　初期状態は「0」として表します。成長できるか否かについてはセッション終了時にGMが別途指示を出すものとします。

成長段階

効果

0

自身の被る汚染度の影響を「1」小さいものとして扱います。

1

自身の被る汚染度の影響を「2」小さいものとして扱い、周囲の味方キャラクター2体（≒PTメンバー）の受ける影響を2段階軽減することができます。

2

1段階効果に加えて、精神効果属性に対する抵抗力判定に+4のボーナス修正を受けます。

3

未確認、不明

――魂尽きるまで、命を燃やす者
　戦闘時、初めて生死判定に失敗した時にHPとMPを最大値まで回復し、戦闘終了までの間、あらゆる行為判定を2回行ってその片方を選択することができるようになります（確実化）。
　この効果は戦闘中1回のみ発動します。この効果を発動せずに戦闘を終了した時、自身のHPとMPを最大値まで回復します。
　この効果が有効な場合、生死判定を放棄することもできます。

――もう二度と、大切な人を失わないために
　自身を除く、味方陣営のキャラクターのHPが0以下になった時に宣言することで発動します。該当するキャラクターの生死判定を自動成功させることができます。さらに、そのキャラクターは敵の手番が終了するまでの間、いっさいのダメージを受けません。
　この秘伝は宣言時に宣言回数としてカウントされません。1戦闘中に1回のみ宣言できます。

――包め
　宣言することで自身を含む自陣営のキャラクター全員の受けている不利な効果を、リスクを含めてすべて解除します。宣言特技としての使用においては任意のタイミングで宣言できます。さらに、10秒（1ラウンド）の間味方全員に「発動者の現在防護点」分のダメージカット（物理、魔法ダメージに加えて確定ダメージも軽減）を付与します。
　主動作で使用した場合、「抵抗:必中」で「全エリア(30m)／空間」の「分類:蛮族」、「分類:アンデッド」および「分類:魔神」のキャラクター1体（1体全）は生命・精神抵抗力判定に-2のペナルティ修正を受け、常時発動型の特殊能力（※）をすべて失います。主動作で使用した場合、発動者の最大HPは戦闘終了まで「1」に固定されます。
※特異的な能力（フリガナが振られた能力など）については解除できません。
　この能力は「《勇者の紋章》成長段階数+1」回使用できます。

――意思こそ真の宝なり

――世界よ、我と共にあれ

――もう二度と、大切な人を失わないために
　自身を除く、味方陣営のキャラクターのHPが0以下になった時に宣言することで発動します。宣言者は戦闘終了まであらゆる行為判定に+4ボーナス修正を受けます。該当キャラクターが死亡した場合、ただちにこの効果は終了します。なお、該当キャラクターのHPが1以上に回復してもこの効果が終了することはありません。
　この秘伝は宣言時に宣言回数としてカウントされません。1戦闘中に1回のみ宣言できます。

――燃えよ
　この能力は戦闘中にのみ使用できます。キャラクターの心が折れている場合、この能力は使えません。自身がダメージを受けて生死判定を行い、気絶、または死亡するときに発動することができます。自身は気絶・死亡をせずに戦闘を継続できます。
　この秘伝は宣言時に宣言回数としてカウントされません。戦闘終了時、プレイヤーは2dを振り、出目が「この戦闘中でこの能力を使用した回数」よりも小さかった場合、HPに「最大HPの3倍」点の魔法ダメージを受けます。出目が「この戦闘中でこの能力を使用した回数」以上だった場合には、HPに「最大HP」点の魔法ダメージを受けます。

――意思こそ真の宝なり

――怒りがすべてを燃やしつくさん

――星は銀に、薔薇は十字に
　戦闘中に自陣営が主動作で与えた属性ダメージの属性を記録します。その種類の数だけ、自身の攻撃が強化されます。

――開け

――ここで踊れ、薔薇が咲き誇る地で

――世界は知識で繋がっている

――沈んじゃえ
　主動作の近接攻撃で敵にダメージを与えた時、その適用ダメージの半分（端数切り上げ）だけ対象のMPに魔法ダメージを与えます。このとき、対象のMPの減少分だけ自身にMPを与えます。このMPは10秒（1ラウンド）の間だけ持続し、次に自身が手番を迎える時には消滅します。

――砕け
　《一撃万破・鉄砂崩拳》の効果に加えて、自身のHPを任意の値消費して追加ダメージに加算します。このとき消費できるHPは最大HPの値までとなります。リスクは戦闘終了まで持続し、累積します。

――深淵もまた、こちらを覗いているのだ

――羽ばたこう、世界に