ゆとシートⅡ for SW2.5 - ゆと工公式鯖

ノーヴェ - ゆとシートⅡ for SW2.5 - ゆと工公式鯖

ノーヴェ

プレイヤー:スカイ

種族
人間
年齢
15
性別
種族特徴
[剣の加護/運命変転]
生まれ
冒険者
信仰
ランク
穢れ
1
12
8
8
9
10
12
8
7
8
成長
3
成長
0
成長
6
成長
0
成長
1
成長
4
器用度
24
敏捷度
22
筋力
26
生命力
16
知力
16
精神力
20
増強
1
増強
増強
増強
3
増強
1
増強
器用度
4
敏捷度
3
筋力
4
生命力
3
知力
2
精神力
3
生命抵抗
10
精神抵抗
10
HP
40+15=55
MP
20
冒険者レベル
7

経験点

使用
32,000
残り
20
総計
32,020

技能

ファイター
7
レンジャー
7
エンハンサー
5
アルケミスト
4

一般技能

医者(ドクター)
7
料理人(コック)
5
踊り子(ダンサー)
1
歌手(シンガー)
1
演奏家(ミュージシャン)
1
~闘技場関連~
獲得栄光点:195
闘技場ランク:「炎猟犬級」:150
栄光点合計:35

戦闘特技

  • 《全力攻撃Ⅰ》
  • 《薙ぎ払いⅠ》
  • 《武器習熟A/ソード》
  • 《武器習熟S/ソード》
  • 《タフネス》
  • 《サバイバビリティ》
  • 《不屈》

秘伝

  • 剛の技:入門》
  • 《剛の型》
  • 《迎え打ち》
  • 柔の技:入門》
  • 《柔の型》
  • 《受け流し》
  • アルテリス剛膂重撃:入門》
  • 《振りかぶる》
  • 《超全力攻撃Ⅰ》
  • 《薙ぎ払い・強Ⅰ》
  • 絶剣:入門》
  • 《絶剣》
  • 《たたみかけ(剣)》

練技

  • 【キャッツアイ】
  • 【マッスルベアー】
  • 【ガゼルフット】
  • 【ストロングブラッド】
  • 【リカバリィ】

賦術

  • 【ヴォーパルウェポン】
  • 【バークメイル】
  • 【ヒールスプレー】
  • 【クリティカルレイ】

判定パッケージ

レンジャー技能レベル7 技巧 11
運動 10
観察 9
アルケミスト技能レベル4 知識 6
魔物知識
0
先制力
0
制限移動
3 m
移動力
22 m
全力移動
66 m

言語

会話読文
交易共通語
地方語(ブルライト)
魔動機文明語

賦術

賦術
基準値
ダメージ
上昇効果
専用
アルケミスト技能レベル4 賦術 6
技能・特技 必筋
上限
命中力 C値 追加D
ファイター技能レベル7 26 11 11
《武器習熟S/ソード》 3
武器 用法 必筋 命中力 威力 C値 追加D 専用 備考
クレイモア 2H 26 +4=15 56 9 14 秘伝:《剛の型》《柔の型》《絶剣》適応 命中力+4、威力+10、C値-1
技能・特技 必筋
上限
回避力 防護点
ファイター技能レベル7 26 10
防具 必筋 回避力 防護点 専用 備考
プレートアーマー 21 -2 7
他1 武器補正 0 0 0
他2 装飾品補正 0 0 1 〈アイソアーマスク〉
他3 その他 0 3 0 秘伝:《柔の型》《絶剣》
他4 その他2 0 4 0 秘伝:《受け流し》
合計: 鎧+他1+他2+他3 11 8 通常時
合計: すべて 15 8 近接攻撃や「射程:接触」時
装飾品 専用 効果
スマルティエの髪飾り 天然石の髪飾り スマルティエシリーズ
アイソアーマスク 防護点+1 Lv6以下の遠隔攻撃を誘引する ロッセリーニの魔法印
スマルティエの耳飾り 天然石の髪飾り スマルティエシリーズ
スマルティエの首飾り 天然石の髪飾り スマルティエシリーズ
背中 スマルティエのサバイバルコート 防熱防寒 スマルティエシリーズ
右手 巧みの指輪 器用+1 割ると+14
左手 巧みの指輪 器用+1 割ると+14
アルケミーキット 賦術行使に必要 ロッセリーニの魔法印
スマルティエの組紐 スマルティエシリーズ
知性の指輪 知性+1 割ると+14
所持金
174 G
預金/借金
0 G / 0 G

所持品

戦闘消耗品

マテカ赤B*10
マテカ赤A*3
マテカ緑B*20
マテカ緑A*10
マテカ金B*10
ヒーリングポーション*3
アウェイクポーション*3
魔香草*3
救命草*4

冒険消耗品

松明*6
ロープ10m
保存食1日分*7

装備品

モール

道具

薬師道具セット

その他

背負い袋
水袋
毛布
火口箱
ナイフ

マテリアルカード

BASSS
103
2010
10
名誉点
68
ランク

名誉アイテム

点数
冒険者ランク
秘伝260
イェキュラ(顔見知り)

概要

黒髪、黒眼の青年。

若くして冒険者と医者の技術を修める青年。
第一印象とは裏腹に剣技には目を見張るものがある。
稀薄さはあるが、その根はとても前向き。

パーソナル(冒険者)
職業
冒険者
名前
ノーヴェ
種族
人間
年齢
15
性別
身長/体重
180cm/80kg
体型
普通、筋肉質
風貌
稀薄な青年
服装
冒険者と医者で割ったような服
一人称
二人称
~さん、あなた、呼び捨て(敵対者に対して)
性格
冷静で受け身、しかし根はとても前向き
経歴
父親が旅に出ている
国王に会ったことがある
誰かを救ったことがある
生まれた環境
一般的な町人
幼少期の経験
天才の資質
少年期の経験
書物と共に
青年期の経験表
絶技を身に着ける
ハプニング
〈事故や悲劇〉:大けがをした/大病を患った
〈秘密の背景〉:本名や素性を隠している
〈秘密の背景〉:英雄になると予言された
冒険に出た理由
なりゆき
信条
〈愛〉:肯定
〈勝利〉:肯定
矜持/執着
〈決して諦めない〉
イメージ曲
doa/英雄
自己紹介

「初めまして、ノーヴェと言います」
「どこにでもいる冒険者です」
「得意なことは前線を張ることと、野伏を少々、それとは別に医学も齧っています」
「・・・珍しい?確かにそうですねこれは父のお陰ですから」
「どうぞよろしくお願いいたします」

単純明快全力薙ぎ払いファイターです、むしろそれ以外ができない。

メモ

PL:スカイ
PC:ノーヴェ
種族:人間
種族特徴:[剣の加護/運命変転]
冒険者ランク:

特技

〇種族特徴[剣の加護/運命変転] :運命変転-1

宣言特技

💬《全力攻撃Ⅰ》
💬《薙ぎ払いⅠ》

秘伝

▶《迎え打ち》
近接攻撃や「射程:接触」に属する攻撃を受けた場合、命中力判定による比べ合いを行い、その結果が「4」以上であれば、相手に行動判定-2のペナルティ修正を与える。

〇《受け流し》
近接攻撃や「射程:接触」に属する攻撃を受けた場合、回避力判定で「4」以上であれば、相手に行動判定-2のペナルティ修正を与える。

▶《振りかぶる》
手番を消費することで必中、戦士系技能レベル分追加ダメージ

💬《超全力攻撃Ⅰ》
近接攻撃の物理ダメージ+8、〈振りかぶる〉での宣言時、さらに+4、一定の出目以上でクリティカル未発生時ダメージ+4、回避力判定-4

💬《薙ぎ払い・強Ⅰ》
3体まで攻撃、物理ダメージ+2、〈振りかぶる〉での宣言時、同時に《全力攻撃》系の宣言可能な能力をすべて適用、回避力判定-1

〇《たたみかけ(剣)》
体勢を崩した相手に攻撃した時、相手の回避力に対して命中力判定が「3」以上であれば、威力表使用時の最初の出目が「7」に固定され、対象の刃武器によるクリティカル無効効果を無視します。

練技

▶▶△【ガゼルフット】 :MP-(3) :回避修正+1
▶▶【キャッツアイ】 :MP-(3) :命中修正+1
▶▶△【ビートルスキン】 :MP-(3) :防護点+2
▶▶【マッスルベアー】 :MP-(3) :追加D修正+2
▶▶【リカバリィ】 :MP-(3) :HP+

賦術

▶▶【ヴォーパル・ウェポン】A :赤A-1 :追加D修正+2
▶▶【クリティカルレイ】B :金B-1 :クリレイ=1
▶▶【クリティカルレイ】A :金A-1 :クリレイ=2
▶▶△【バークメイル】A :緑A-1 :防護点+2
▶▶【ヒールスプレー】B :緑B-2 :HP+3
▶▶【ヒールスプレー】A :緑A-2 :HP+10

ココフォリアテキスト

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ダイスログ

備忘録

1《全力攻撃》/3《薙ぎ払い》/5《武器習熟A/ソード》/7《武器習熟S/ソード》/9《頑強》/11《武器の達人》/13《超頑強》/15《練体の極意》

ノーヴェという人間

他人から見た姿は冷静、寡黙、仕事人間という評価が多い。
然し、実際は勇往邁進、不撓不屈とかけ離れている。

マカジャハット王国で医師として活動する父と流浪の民の母の元に生まれ、幼少のころからその聡明さと天性の肉体を見込まれ医師としての知識と簡単な武術を教えられていた。

ノーヴェはそんな両親の下に生まれた第一子であり、両親もそれに見合った愛情を注いだ。
そのおかげかノーヴェは同年代に比べ博識であり、戦闘面でも優秀に育った。
顔立ちとその知識は父親譲り。
髪と眼、戦闘センス母親譲りである。

成人が目前に迫ったある日、父から軍医としての研修を受けるように言われ、それを了承、研修先は父の知り合いであるムディオ・カパのギルドマスターであるアスラ・ヴリディの下で行うことになった。
そう言い残した父は行き先も何も告げず旅に出た、我が父ながら勝手だなと内心思いつつも、他に特に用事は無かったので言いつけ通り、軍医としての研修としてムディオ・カパに所属することとなった。

ノーヴェの両親

ノーヴェ父(アスク)

『医神』
マカジャハット王国に所属している医師。
その腕前は他の追随を許さず、こと医学という面においてはラクシアで彼に比肩する者はいない。
医学の足がかりとして賢者と野伏の知識も有している、人の身でありながら『医神』の名で知られている。

その性格は泰然自若、どんな物事に対しても冷静に対処し、必ず結果を残す、ノーヴェの冷静さの面は彼に影響されている。

ラクシア世界において、医学というものは神聖魔法等の回復魔法によって発展はとても少なく、僻地においては呪いレベルのものしか浸透していない。
そんな世界において彼は現代医学レベルの知識と腕前を有しており、それは異常と言えるだろう。
彼の目的は魔法に頼らない、治療体系の確立。
回復魔法があれば大抵のことは何とかなってしまうが、魔法を習得していない人のために。


ノーヴェ母(サクヤ)

『流浪の剣姫』
アルフレイム大陸を転々とする流浪の集団の1人。
基本的に一つの場所にに留まることはなく、物々交換あるいはその戦闘能力を買われて得た報酬を使いながら一生を過ごす集団である。
曰く『流浪の剣姫』として知られており、その腕前は流浪の集団の中でも突出している。

その性格は勇猛果敢、思い切りが良く、難問に対しても笑ってすべて超えていく、ノーヴェの前向きな性格は彼女に影響されている。

ノーヴェに戦闘技術を教えたのも彼女であり、【絶剣】も習得している、その腕前はラクシア世界から見ても上位であり、ノーヴェの師でもあり、目標である。
彼女自身、ノーヴェがいつか自身にその剣を届かせることを期待している。


両親の馴れ初めに関して

ノーヴェの母、サクヤは流浪の集団の中でもさらに自由人であり、しばしば単独で行動することもあった。
マカジャハット王国近くでやらかして死にかけていたところをノーヴェの父、アスクに助けられ、それに恩義を感じたサクヤが暫く一緒に過ごしそのまま結婚してノーヴェを授かった。

サクヤ曰く、生まれてから同い年の男性に助けられたのは初めてでそれもあり、一目惚れと同時に恩義もあるので結婚出来たら嬉しいなぁ・・・という感じだったらしい。
アスク曰く、サクヤからそういう好意の視線は感じていて、一緒に過ごしていて彼女なら問題ないと判断したので責任を取る形で結婚したらしい。

PL談
軽めに考えたノーヴェの両親です、方向性は違いますがどちらも完全にノーヴェの上位互換であり、師匠です。
父のアスクは医神アスクレピオスから、母のサクヤは天照大御神(アマテラスオオミカミ)の天孫、瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)に一目惚れされ、妻となった日本神話で最も美しいとされる神木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)から。
馴れ初め関しては完全におまけです、ノーヴェの性格から逆算してこんな両親ならノーヴェが生まれそうだなぁ、という感じで設定を肉付けしました。
両親ともども話上出てきても出てこなくても問題ないように仕上げたつもりです。
ちなみに両親の強さはレギュ次第ではありますけど。

サクヤ:バトダン/スカウト 必殺首切り刀型
アスク:セージ/レンジャー/マギテック 完全支援型

って感じですね。

HO

『貴方はマカジャハットの軍医見習いであり、ムディオ・カパのギルドマスターであるアスラ・ヴリディは旅に出た父親の知り合いである。女王イェキュラは父とアスラと面識があり、軍医としての研修としてムディオ・カパに配属することとなった』

過去話

初めては失敗の味

私の初めて作った料理は、お世辞にもおいしいと言えるものではなかったと思います。
けれどそれを作ったことに後悔は無くて、いい経験だったと今では思えます。

「・・・」

おおよそ歳は7と少し、1人の少年が調理台の前に佇んでいる。

「・・・これと、これかな」

少年が調理台に置いたのはパンと卵と野菜、どうやらサンドウィッチを作るようだ。

「・・・!」

覚束ない手つきでフライパンの上に卵を割る、力加減が分からず何度も割ろうと試す。
黄身は崩れたが幸いにして殻は入っていない。

「・・・」

フライパンを火にかけ、見よう見まねで卵をかき混ぜる、スクランブルエッグ、よほど強火で放置しない限りは失敗することのない料理だったのが幸いしてある程度は形になっている。

「次は・・・パン」

幸い薄切りにされたパンはあったので後はパンの耳を包丁で切り落とすだけだが・・・。

「・・・あ」

少年にその考えはなく、綺麗にパンの耳を手で千切って取っていた、無論多少・・・それなりに歪になるが。

「・・・」

あとは簡単と言わんばかりに、皿の上にパンを乗せ、千切った野菜、スクランブルそして千切ったパンを重ね、何とかサンドウィッチの体裁を保つ。

「・・・良し」

少年は完璧と言わんばかりにその皿を両親の下まで運ぶ。

「・・・作ったの?」

「うん」

「貰うね?」

「うん」

両親は1枚のサンドウィッチをナイフで3つに切り分け、その1つずつを口に運ぶ、少年も自分で作ったサンドウィッチを口へと運ぶ。

「・・・ふ」

「ふふふ」

「・・・おいしくない」

・・・少年の寸評も当然だろう、食材選択の時点でパンと卵の選択は良かった。
これだけでも簡単なサンドウィッチは作れるだろう。
ただ、選ばれた野菜はキャベツだった。
両親は見た時に気付いてはいたが、あえて口には出さなかった。
キャベツを使うサンドウィッチが無いわけではないが、そのまま挟むことは少ないだろう、ましてや芯に近しい所を使ったようで、サンドウィッチには似つかわしくない歯ごたえがあった。

「・・・スクランブルエッグには何も入れてないね?」

「・・・うん」

指摘通り、スクランブルエッグに味はついていない、というより、このサンドウィッチ自体に味付けはされていない、素材本来の味・・・と言えば聞こえがは良いがそのままだ。

「・・・うん」

「ふふふ」

「・・・」

少年が後悔をしている間に、両親はサンドウィッチ・・・キャベツと卵のプレーンサンドウィッチを完食した。

「美味しかったよ」

「えぇ」

「・・・おいしくない」

少年は自身の失敗を悔いているようで、両親の言葉を信用しない。

「嘘じゃないよ、息子が作ってくれた料理に勝るものはないよ」

「それはちょっと嫉妬しますけど、確かに」

「・・・」

少年も遅れてサンドウィッチを完食する。

「次は上手く作る」

「楽しみにしてるよ」

「えぇ」


「・・・」

少年・・・いや、青年は調理台に立ち慣れた手つきで料理をする。

「・・・今日は」

パンと、卵と野菜に手を伸ばそうとしたところで手を止める。

「・・・こっちにしますか」

青年はレタスではなく、キャベツを選ぶ。

「・・・」

手早く、しかし丁寧に、サンドウィッチを仕上げていく。
記憶の頃とは比べ物にならないくらい上達したその腕前はその道のプロに迫るほどだろう。

「・・・完成」

皿に乗せられたサンドウィッチをひと口食べる。

「・・・普通ですね」

あっという間に完食して片付け始める。

「・・・初めて作ったのもサンドウィッチでしたね」

誰に聞かれることもない独り言をつぶやく。

「何度でも挑戦して諦めなければいつか目標に到達できる、それは昔からかわりませんね」

「・・・そういえば、完成したレシピを食べてもらったことは無いんでしたっけ」

その言葉を最後にそれ以降は作業に集中する青年。
これは、とある少年が両親に喜んで欲しいがために始めた料理の原点と今の彼というなんてことのないお話である。

医者の子と伯爵令嬢

今より私が小さい頃のお話。
私は父に連れられて伯爵家へと向かった。
父曰く、そこの伯爵令嬢が患っている病気を治療するのだという。
・・・私はいらないのではないかと子供ながら思ったものだが、父は治療に関しては無駄なことはしない、何かしらの理由があるのだろうと。

伯爵令嬢を見た時の第一印象は『芯』があると思った。
病に侵され、限られた場所から限られた空を見るだけの生き方はそれだけで気が滅入る。
別に身体が病人のようでは無いという訳ではない、同じ年齢の子と比べればその身体は明らかに細く、呼吸も十全に出来るようではない。
ただ、その『眼』は同じ年齢のどの人よりも力強い。

父が伯爵に治療法を説明していると、令嬢は私と話がしたいとそういった。
伯爵は驚き父は何も言わない、父は私にいくつかの注意をして令嬢と話すこととなった。

何を話せばよいだろうか、粗相をしないだろうか、そんなことを考えていると令嬢から声を掛けられる。

「外は楽しい?」

外、外というのは文字通りこの部屋、屋敷、あるいは国か抽象的な質問ではあったがそれと同時に理解した。
令嬢は外に憧れているのだと、それが彼女の目が生きている理由。
普通の人にとってはなんて事のない理由、だけど彼女にとっては大きな理由。
・・・であれば、それを応援しよう、父が治るといったのであればそれは治る、後は彼女の気持ち次第。

少し考えた後、私が今まで旅をして見てきたことを話した。
本の内容だって良かったはずだけれど、それは誰かの話であって私の話ではない。
彼女の期待に応えるなら私本人が見たもの、感じた物を伝えるのが良いだろうと。
立ち寄った村、街、国、海に砂漠に山、動物から幻獣、そして蛮族、楽しいことから苦労したこと、出来る限りを話した。
私に彼女の病は治せないけれど、足がかりになってくれればいいだろうと、その気持ちで。
・・・父はこれを見越して私を連れてきたのだろう。

その後、無事に伯爵令嬢は治療されたと父から聞いた。
ほんの少しでも彼女の助けになったのであれば良かったと子供ながら思っていた。



「・・・」

そんなことをふと思い出したのは、彼女をふと見た時。
私の記憶の伯爵令嬢とは違うけれど、日に煌く金の髪と、生きる意志を感じさせるその瞳はあの伯爵令嬢を思い出させる。

「・・・」

幼いころの思い出の一つとして、記憶に端にそっとしておく、あったのは1日足らず、話した内容も大したものではないけれど、今もどこかで元気でいてくれるのであればそれに越したことはない。

日記

ノーヴェの論文

『医学の大衆化について』
『神聖魔法の専門性、医学の汎用性』
『医学のマニュアル化』

第一話「アイドル新鋭隊」

父に新たな発見などをした時などは記録しておくと良いと言われていたので、独り立ちついでに日記というか、備忘録として記録しておこうと思う。

父の言いつけ通りにアスラさんのギルド、ムディオ・カパで軍医の研修のために出向した・・・はずなんですが、なぜか私がアイドルとして活動することになりました。
マカジャハット王国の性質上、良いこととはわかってはいるのですが、生憎私にそちらの才は無く、一緒に組むことになった方たちは全員が女性、それに腕には自信がある様子、明らかな場違い感が否めません。
まぁ、ともあれアイドル活動も行いつつ、冒険者、そして軍医見習いとしての活動が始まったわけですが、最初の依頼から裏商売の現場を押さえるなどと、予想は出来ていましたがマカジャハットの裏の顔でしょうね、ども側面でもこれと付き合っていかなければいけませんね。

各PCへの第一印象
マリアーヌさん
最初の印象は令嬢のような所作から見え隠れする武術を体得した者のチグハグさに首をかしげていたが、実際に彼女の実力を見て、武人が令嬢の側面を持っているのだと納得、彼女の使う格闘術は目にする機会があまりないものであり、新鮮さを感じている。
性格面に関しては多少苛烈には感じるがそれは自身の芯を通そうとしているのだと感じるため好印象。

フィオッカさん
本人も常々口にしている通り、ノーヴェと同じく裏方をしていそうな雰囲気を持っていた、とはいえノーヴェとは違いそちらの才はあるようなので特段心配はしていない。
騎獣と神聖魔法、そして軍師それぞれを会得して高い水準で修めているのには驚かされる。
性格面は多少の自虐が感じられるが自身の実力に驕っていないからだと感じられるため好印象。

ミクさん
PTのアイドル面を形にしたような人、アイドルとしての側面と冒険者としての側面を両方ともそつなくこなし、PTの主軸といっても過言ではない、実際ノーヴェのアイドルとして足りない面を補って余りある。
冒険者としては優秀なマギテックシューターとスカウトとして実力は十分。
性格面はアイドルとしての温和な性格を持ちながら冒険者としての冷静な判断ができる面を持っているため好印象。



PL談
最初はごたごたがありつつもついに始まりましたね、うーん全員キャラが濃い、ノーヴェは多分のみこまれますねぇ。
アイドル系CPでありながらそういった技能を一切持たないのでそちらの方面は完全に投げていきます(それでいいのか)
次回以降どうなるか楽しみですね。

第二話「color of drops」

詳細な記憶は最終作戦開始前まで、そこからは又聞きでしかないことからこの記録は正確性に欠けるというのが正しい。

今回の依頼は私たちの手に余る仕事だったのかも知れません、それでも引き際を間違えたのは私自身、他のメンバーが無事だったのが奇跡に近い。

あれからというものPT内の空気は影を落としている、それの原因が私であることも確か。
だからこそ折れるわけには行かない、ここで私が折れればすべてが崩れる。
彼女たちの才を、人生をここで閉ざすわけにはいかない。

諦めなければ道は必ず開けるのだから。

メルキュール・フォンテーヌ・アスフェリア
アスラさん曰く、神出鬼没の歌姫【スエヌ・アスフェリア】の娘という話、フィオッカさんが救助したようで今回の依頼で魔神を使役していた人物が何かしらしていたらしい。
その出自からも彼女の周りについて何かしらの配慮はしておくべきだろう。



PL談
超 重 力 発 生
いやぁ、まさかこうなるとはこの李白の目をもってしても・・・
うん、死亡したのは完全にPLの慢心とダイス事故のせいですね、CPの進行を重くしたことを心に抱きつつ。
ノーヴェはあくまで他PCを支える舞台装置程度のつもりでしたが、まさかねぇ、ノーヴェが本編にかかわりやすくなったと喜ぶべきか否か・・・。
次回以降から【絶剣】目指して成長していく予定です、大丈夫かなこのPT・・・?

第三話「天使のクローバー」

前回の暗い雰囲気は引き続き、私たちは次の依頼へと向かいます。
その依頼はマカジャハット・ハーヴェス・ミラージ・ラージャハの合同海賊征伐会議、それの一端を担う事。
分かりやすく言えば彼らの前で踊れ、ということだ。
前回のことがありながら、と思うがアスラさんなりに吹っ切れるようなものを用意したのだろう。

新しく私たちのPTに加入したアスフェリアさん彼女の実力を見るいい機会かもしれない。
フィオッカさん曰くかなりの腕前のようだが、それを信じるとしよう。

結果から言えば何とかなったと言えるのだろう。
ほとんどの公演場所で成功を収めた、最初のハーヴェスを除いて。
出鼻をくじかれた形である彼女たちは自身を喪失していた。当然と言えるだろう冒険者の面でもアイドル活動の面でも連続で失敗したとなればその調子が崩れるのは当然である。
・・・だからこそ私が折れてはいけない。
彼女たちという鳥が自由に飛びたてるまで、私という宿り木を必要としないほどに成長するまで、彼女たちを守ろう、それは才のない自分のすべきことである。

最終的にはすべての巻き込んでのステージは、かのシャルナーさんにより邪魔はされたが、魔物の討伐と、アスフェリアさんのセカイ詩歌のお陰でどうにか持ち直した・・・。
あれがアスラさんが言っていた力・・・、歌に秘められた力というもの、父であれば何かわかるのかもしれないが生憎私には分からない、だから彼女たちが無理をしないように見守るだけである。

PL談
何とかなった、と言える第三話でしたねぇ、前回の引きからどうなるかと思いましたが、結果的には良い形で落ち着いたのかなと・・・問題は山積みですが。
そしてノーヴェは歩くフラグ建築士、イベント表でどれだけフラグを踏むんだい・・・?、そしてラスボス?との因縁も生え。
次回、ゲスト参加する方はこの重力に耐えれるのか・・・どうぞよろしくお願いいたします。

幕間

第三話幕間「絶剣」


「・・・」

無心でメイスを振る、目指すべき到達点を見据えて。

「・・・」

最近はギルドの依頼に業務、アイドル活動の合間を縫ってはこの鍛錬を続けている、他の業務をおろそかにできないので、自身の睡眠時間を削って。
もちろん褒められたことではない、その代償は真綿で首を締めるように徐々に蓄積していく。
皆に約束した通り、強くなることを急いている節は当然のようにある。
二度とあんな顔はさせないようにと、自身を追い込んでいるのも確か。

「・・・」

一朝一夕に強くなれるものではない、それはきちんと理解している。
だからこそ日々の積み重ねがモノをいう。
そして、素振りを終えた後、一振りの剣が目に入る。
〈クレイモア〉、分類でいえば〈ソード〉母が使っている『刀』と多少の違いはあるが大きな分類上では同じものである。

「・・・」

今まで振っていた〈モール〉を置いて〈クレイモア〉を手に取る。
・・・じっとりと手と頭に汗が出るのを感じる。
幼少の頃、母を真似して一度だけ剣を振ったことがある。
私の戦闘技術は母に仕込まれたものであり、剣才も当然のように引き継いでいた。
物は試しと、私は剣を振った、幼少の頃の話であり、当然手加減など知らず身の持ちうる力の限り(全力攻撃)で。
・・・結果は相性が良かった、否、良すぎた。
打ち込み用のダミーは両断、そして、踏み込んだ両脚は粉砕骨折、打ち込んだ模擬剣は粉砕、打ち込んだ両手は解放骨折、悲惨なものだった。
父がいたことにより怪我自体は後遺症無く完治した、残されたのは母からの剣の禁止令と、剣に対する恐怖心それだけが残った。

「・・・」

震えと、汗と、恐怖心により動かない両手を上段に構える。
まるで全身を縫い付けられたように、鎖を撒きつけられたように動かない。
心拍数が上がる、汗が噴き出す、喉が渇く。

「・・・っ」

ここで止まればこれ以上の成長はない、だからこそ奮い立たせる。
『私たちは止まれない、私たちが止まれば助けられる命も助けられないからね』
『恐怖することは悪いことじゃない、けど、私は皆が死んでしまうことの方が怖いから』
・・・ふと、両親の言葉を思い出す。

「・・・」

怯えることも、恐怖することも悪いことではない、けれどそれを理由に仲間を、大切な人を助けられないというのは自身が最も後悔することである。

「フゥー」

深く息を吐く、鼓動は落ち着いた、ダミーを見る視界は透き通る。
動きは身体が覚えている、何千回と刷り込んできた動作だ。
対象に対して全力で、自身の持てる力をもってその剣を振り抜く。

補助動作
▶▶【キャッツアイ】
▶▶【マッスルベアー】
▶▶【ヴォーパル・ウェポン】A
▶▶【クリティカルレイ】B

宣言/特技
💬《超全力攻撃Ⅰ》宣言

2d+(7+(24+1)/6+4)+1 命中力/クレイモア2H (2D6+(7+(24+1)/6+4)+1) > 11[5,6]+(7+(24+1)/6+4)+1 > 27

ダミーに対して手に持った〈クレイモア〉が迫る時間がゆっくりと流れる。
だからこそ、全力でそれを振り抜いた。

k56[(9+0)]+(7+(26)/6+3+0)+2+2+8$+1#1 ダメージ/クレイモア2H💬《超全力攻撃Ⅰ》 KeyNo.56c[9]m[+1]a[+1]+26 > 2D:[4,3 5,3 3,4]=9,9,8 > 13,13,12+26 > 2回転 > 64

刃は中ほどまで進み、止まりかける、だからこそと、さらに踏み込む。

〇種族特徴[剣の加護/運命変転]

k56[(9+0)]+52$8#1 ダメージ/クレイモア2H💬《超全力攻撃Ⅰ》 KeyNo.56c[9]m[8]a[+1]+52 > 2D:[3,6 5,4 6,2 2,4]=9,10,9,7 > 13,15,13,11+52 > 3回転 > 104

そのダミーを両断する。

「・・・これが、【絶剣】の境地」

しっかりと形を維持している身体と、両断されたダミーを見て後ろに倒れる。

「・・・やっと、入り口ですね」

倒れた私に駆け寄るアスラさんとアスフェリアさんを横目につぶやく。

セッション履歴

No. 日付 タイトル 経験点 ガメル 名誉点 成長 GM 参加者
キャラクター作成 7,500 5,000 100 器用×1
筋力×2
1 2023/8/5 第一話「アイドル新鋭隊」 9,020+50 5,670 64 筋力×2
精神×2
Coポレッタ 烏賊パスタ(マリアーヌ)なんでも(ミク)千雨(フィオッカ)
マテカ赤A-2
2 2023/10/14 第二話「color of drops」 5,780+50 4,350 45 器用×1
筋力×1
知力×1
Coポレッタ 烏賊パスタ(マリアーヌ)なんでも(ミク)千雨(フィオッカ)
穢れ+1 栄光点+22〈小妖精のトロフィー〉入手 赤A-1 緑B-10 緑A-2  
3 2023/12/23 第三話「天使のクローバー」 9,570+50 7,784 119 器用×1
筋力×1
精神×2
Coポレッタ 烏賊パスタ(マリアーヌ)なんでも(ミク)千雨(フィオッカ)
栄光点+113 赤A-4、緑A-2、緑B-2
取得総計 32,020 22,804 328 14

収支履歴

初期作成

冒険者セット ::-100
保存食1週間 ::-50
アウェイクポーション ::-100
プレートアーマー ::-1200
モール ::-440
アルケミーキット ::-200
マテカ赤B*10 ::-20*10
マテカ赤A*5 ::-200*5
薬師道具セット ::-200
魔香草*3 ::-100*3
救命草*5 ::-30*5

2回目

マテカ赤A*2 ::-200*2
マテカ緑B*20 ::-20*20
マテカ緑A*10 ::-200*10
情報料 ::-100

3回目

マテカ赤A ::-200
マテカ緑B*10 ::-20*10
マテカ緑A*2 ::-200*2
アイソアーマスク ::-2000
知性の指輪*2 ::-500*2
巧みの指輪*2 ::-500*2
スマルティエの髪飾り ::-256
スマルティエの耳飾り ::-255
スマルティエの首飾り ::-258
スマルティエのサバイバルコート ::-430
スマルティエの組紐 ::-251
アウェイクポーション*2 ::-100*2
ヒーリングポーション*3 ::-100*3

4回目

クレイモア ::-8000
マテカ赤A*2 ::-200*2
マテカ緑B*2 ::-20*2
マテカ緑A*2 ::-200*2
マテカ金B*10 ::-20*10

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