餓死しかけた
生贄に捧げられかけた
神に選ばれている
無理矢理巻き込まれて冒険に出た

村長の娘である母を持っていた（地方貴族？）
権力者の孫だが、生まれてくるときに角をもって生まれたため母親殺しのレッテルを貼られる。
忌み嫌われて、5歳まで地下室で閉じ込められていた。
親の愛を知らずに育つ。
その後奴隷商人に売られ、焼き印を押される。10年の奴隷生活で何度か餓死しかけ、酷い暴力、不当な労働を強いられた。

苦しい生活の中でフェアリーテイマーの才能が開花し、何度か妖精の力を借りて生き延びている。

顔は貴族の血筋なので整っている。そのため、宗教的な儀式で生贄として捧げられた。
神の気まぐれか、生贄が見逃された（彼は何が起きたのかよくわかっていない。おざかも知らない）

儀式が失敗したことを奴隷商人も気味悪がり、そのまま追放。
足を折って後を追ってこないようにし、腕を折って使えなくし、胴体を殴って気絶させ、森の中に捨てて逃げた。

なぜかこれを彼は自力で治す（？）→大けがを自ら治す
妖精の力も借りながら、サバイバル生活を送り始める→大自然の中で学ぶ

その中でたまたまミルタバルの神殿に立ち寄ることがあり、そこでミルタバルという神の名前を知る。
（冒険者登録するときに、誤登録した）
放浪していたら草原で今のメンバーに出会い、流れで冒険者になった。→無理矢理巻き込まれた

無口・寡黙
奴隷身分で基礎学力も乏しいため、考えることは苦手。
もの覚えは早い。
ペンは右利き、ナイフは左利き。
コルバンは両手持ち。

属性：中立・中庸
社会規範に従うこともなく、かといって己の感情を優先させることもない(社会規範を知らず、また己の感情を表現することができない)。
他人の利益に無関心でありながら、己の利益を追うこともない(他人への気遣いと慈愛を知らず、人生の目標も希望もない)。

『久遠なりし旅路』に所属
エスクード・スクートゥム
ジネ・マニング
ジェーニャ・アシャール
ロマヌス・アースキン
テレンス・ピッコロ
バレット
ニーマンス

ようやく、顔を上げた。
奴隷商は俺を殺せないと判断したのだろう。忌々しい、と呟きながら腕と足の骨を折って俺を森に廃棄した。折られたせいで腕に力が入らず、歩くこともできない。このまま夜を迎えれば、人間の望み通り死ぬ。

“किञ्चित् तिष्ठतु, किं भवति (ちょっと、どういうこと)?”

“ग्लह? अहं भवतः साहाय्यं कृतवान्(死ぬの？助けてあげたのに)”

鈴が転がるような声で。
ころころと笑う。

“कथञ्चिद्‌(なにはともあれ)、तुम(あなた)”

“मुझे धन्यवाद(感謝すべきね)”

“हाँ हाँ(ええそうよ)、तत् सम्यक्(その通り)”

“क्या आप अंत में मुझे देख सकते हैं?(ようやくわたしが視えるかしら)?”

“क्या तुम मेरे शब्दों को समझते हो?(ようやく言葉が理解るかしら)?”

延命の末。
余剰の時間。
くたばるはずだったのが命を落とし損ねた。
苦痛だった。死にたかった。終わらせたかった。
首を吊ろうとしたことがある。
刃を首に立てようとしたことがある。
熱病に魘されたときには微笑みが零れ、
飢餓を覚えながら早く逝きたいと零した。

“मुझे धन्यवाद(命に感謝しろ)”

どのくらい前のことかは忘れてしまったが、誰かが逃げると言い出した。
お前がいればきっと逃げられると言った。
まだ全てを諦めるには幼過ぎて、希望を捨てるには早すぎる歳だったような気がする。
だからそいつに着いていった。牢を破り、鎖を切って。

手の中には切れたロープだけが。

―—奴隷でいたほうがまだマシだった。
捨てられた森で生存活動を維持するには過酷すぎた。
瀕死の身体を引きずって歩く。妖精は面白そうにわらわらとついてくる。
鈴が転がるような笑い声。さわさわと耳を撫でる彼らの羽音。
彼らに文句の一つも言えなかったのは卑しい身分の”作法”がそうさせたのではなく。
彼らに助けられているのは揺るがない事実だったからだ。
傷を癒やしたのも、水に困らないのも、火を熾せるのも。
彼らは俺を援ける。
延命させる。
ここで死ぬなと、ここで終わるなと、折れた足でも立てと言う。
希望なんてないまま、ただただ生きろと言うのだ。

夢を見た。
何のことはない。
俺がそこに座っていて、俺に問う。
「なんで生きてる？」

入れ墨のない顔で笑う自分をぼんやりと見た。

俺が、入れ墨のない俺が、詰め寄ってくる。
首元を掴んで、何かを言っている。

声が、聞こえない。

何を言っているのか、何を伝えたいのか。
こちらには何も伝わらない。
目の前にいるのに、厚い壁で隔たれているみたいだ。

「なんで」

それだけは、口の形から、分かる。
俺によく似た顔が悲痛そうに怒る。

しかし、声は聞こえなかったのだ。

自分の弱さが無意識のうちに作り出した幻影だと思っている。

自分自身には少しだけ正直に話せる気がする。
全て見通しているような目と入れ墨のない綺麗な頬。
自由を手に入れた、理想の姿。
ーーでも、自分もアレに成りたいんだろうか？

もうそんな憧憬は抱かない。

白髪赤目。常に異貌を曝し、体中に入れ墨がある。
それはまるで、傷を塗りつぶすかのような……。

奴隷商人に痛めつけられ、森で捨てられるところまでは同じ。
その後、ミルタバルの神殿に辿りつかず、人間社会と隔絶した世界でたった一人で生きていたら、こうなっていたかもしれない。神殿にいた盗賊たちから文字を盗み、社会規範を学んで、ここを出よう、生きよう、とならなかったナイトメア。
『久遠なりし旅路』に加入せず、仲間と出会わなかった世界線。
いろいろと振り切れているため、角も入れ墨も隠さない。
髪も短い。顔を隠す必要がないから。

ーーお前らが俺を化け物と呼んだ。
だから”成って”やったんだ、“मुझे धन्यवाद(感謝しろよ)?”

もう人間で在りたいとは思わない。

RE:generate
幸せ者
Chronos

一人で鍛錬をするキースと夜風に当たるジネ

ジネの言葉を自分の中に落とし込む

夜番のバレットと交代する

魔動機文明語をバレットに習う

一人で鍛錬しているところにバレットが出くわす話

ネヴェアス・ムバリとの邂逅。
この後ボコボコにされて”ムバリ流武闘戦術”を会得します。

2023/4/2
ハンバーガー（肉＋麦）
→筋力か生命力を成長：1
2023/5/7
→器用