概要

「今更じゃねえか。あの時、俺を置いていった癖に……」
「喧嘩売ってくんじゃねえ、俺は暴力が嫌いなんだよ。潰すぞ」
「どんな錠前かけていようが安全な場所はないと思っとけ。俺は”マスターキー”を持ってるんでな」

FHにおいて”マスターキー”と呼称されるマスターエージェントの青年。
あらゆる障害を巨大な斧によって突破して目標に食らいつく文字通りの”マスターキー”として運用される。
都筑京香がFH日本支部長であった頃は直属の部下”レッドキャップ”として任務を遂行していた。
欲望は”弱者に理不尽を強いる悪を滅ぼしたい”。

経歴

一般家庭の生まれだったが、急進的なFHセルが起こしたテロに巻き込まれ覚醒する。
目の前で幾多の人間が死亡、またはジャーム化する中で、このような事態を引き起こした者たちに激しい敵意を持つ。
そんな中、どこからともなく現れたプランナーから「このような悪意を持つものを滅ぼしたくはないか」と誘いを受ける。
その誘いに乗った久稀はプランナーの示した通りに、自分を覚醒させたテロを起こしたセルを壊滅させる。
以後、コードネーム”レッドキャップ”としてプランナーのプランに対して盲目的に従い、必死に任務を遂行していった。
功績を積み、久稀が”マスターキー”の称号を得たその日、プランナーは失踪した。
自らが定めた最初の悪を倒した後、「倒すべき悪」を示していたプランナーがいなくなり、そこでもう一度自分で
「倒すべき悪はなにか」を考えるようになる。
慎重に、自分の考えで任務の内容を見定め、納得できない任務は断固として拒否するようになった結果、
FH内でも煙たがられるようになり、最終的にセル”｜唯良き者のために在れ《レ・ミゼラブル》”に辿り着く。
小さいセルだが、自分の考え方と馴染みやすい方針を気に入っており、居心地のよさを感じている（気取って口には出していない）

外見/性格

長身でスマートな体型、中性的な顔立ちをしているが態度はガサツで上品と言い難い。
面倒臭がりでほぼすべての家事に対して適性ゼロ、一人では３日と生きていけない儚い生物…だったがセルの厳しい生活ルールと真面目なメンバーに迷惑をかける罪悪感からわずかに自立心を持ち、かろうじて２週間程度に単独生存期間を伸ばせるようになった。
無分別な暴力は嫌いだが、身内、弱者に対する悪意に対しては極めて過敏で喧嘩っ早く、セルメンバーを少し揶揄されただけで他セルの戦闘員を半殺しにするなどのトラブルを頻繁に起こす。
人見知りだが心を許した相手には甘え頼る傾向がある（表面的には格好をつけるが）。
家族は健在だが覚醒後は一切会っていない。仲が良くもなかったが修復不可能なほど険悪でもなく、心残りはわずかにある。
こんな世界に入ってしまった人間が近づくべきではないと思っているが、ごくたまに短い生存報告の手紙と共に送金をしている。
好きなものは漫画、味の濃いB級グルメ。唐揚げ、お好み焼き、ピザが特に好き。酒は嫌い（ジュースの方がいい。クリームソーダが特に好き）
年上かつ理知的な女がタイプ。

アジトでの日常（幻覚）

履歴

ダブルクロス The 3rd Edition 『Deadman's Cruise』GM：路傍乃賽子

・セル「レ・ミゼラブル」FHセルリーダー
“｜e8=XX《レジサイド》”｜白城 莉子《しらき りこ》　　 ／プレイヤー：アキラ
・セル「レ・ミゼラブル」構成員
“｜暗月《ダークムーン》”｜朔夜《さくや》　　　　　　　／プレイヤー：めめんと・もり
“｜怪刀乱馬《スレイプニル》”｜壬生 春霞《みぶ かすみ》／プレイヤー：白髪ネギ
・"使徒"
“｜狐狩り《ライラプス》”｜犬飼 司《いぬかい つかさ》　／プレイヤー：清水寺

セッション履歴