ゆとシートⅡ for DX3rd - ゆと工公式鯖

城之崎 陽太 - ゆとシートⅡ for DX3rd - ゆと工公式鯖

切り裂き公(ドラクル)城之崎 陽太(きのさき ようた)

プレイヤー:condo

年齢
15
性別
星座
天秤座
身長
168
体重
60
血液型
B型
ワークス
FHチルドレンA
カヴァー
中学生
ブリード
クロスブリード
シンドローム
ブラム=ストーカー
キュマイラ
HP最大値
31
常備化ポイント
2
財産ポイント
2
行動値
5
戦闘移動
10
全力移動
20

経験点

消費
+138
未使用
0
フルスクラッチ作成

ライフパス

出自 家族3人暮らし。
安定した家庭
経験 家族の秘密を知った。
小さな転機
欲望 自分たちの平穏を奪い、絶望へ誘おうとする運命を許さない。
復讐
覚醒 侵蝕値
感染 14
衝動 侵蝕値
吸血 17
その他の修正2Dロイス《装着者:AIDA》
侵蝕率基本値33

能力値

肉体5 感覚2 精神1 社会1
シンドローム1+3 シンドローム2+0 シンドローム1+0 シンドローム0+1
ワークス1 ワークス ワークス ワークス
成長0 成長 成長 成長
その他修正 その他修正 その他修正 その他修正
白兵2 射撃 RC1 交渉
回避1 知覚 意志 調達
情報:FH2

ロイス

関係 名前 感情(Posi/Nega) 属性 状態
シナリオ 櫻井青葉 信頼 悔悟 幼馴染。
幼馴染 玻璃乃 無白 信頼 憤懣 幼馴染であり仲間。
幼馴染 浜波笹良 信頼 恐怖 幼馴染であり仲間。
上司 アズール 信頼 脅威 FHセルの上司。
父親 父さん 信頼 執着 秋田出身。黒髪。技術者。血の繋がりが無い。
母親 母さん 信頼 悔悟 オーストラリア出身。金髪。Webデザイナー。血の繋がった母。
Dロイス 装着者:AIDA 常備化:40以下のアイテムをひとつ、常備ポイントを消費せずに常備化。基本侵蝕率+2。FH専用アイテムを常備化可能。

エフェクト

種別名称LVタイミング技能難易度対象射程侵蝕値制限
リザレクト 1 オートアクション 自動成功 自身 至近 効果参照
(Lv)D点HP回復、侵蝕値上昇
ワーディング 1 オートアクション 自動成功 シーン 視界 0
非オーヴァードをエキストラ化
赫き鎧 3 セットアッププロセス 自動成功 自身 至近 3
Lv以下の任意のHPを消費。シーン間、以下のデータの防具を装備。〈ドッジ0、行動0、装甲値[消費HP*3]+6〉
鮮血の奏者 3 セットアッププロセス 自動成功 単体 視界 4
使用時にLv点以下の任意のHPを消費。そのラウンド間、対象が行う攻撃の攻撃力を+[消費HP×3]する。
赫き剣 3 マイナーアクション 自動成功 自身 至近 3
攻撃力[Lv*3+7]の武器を生成しシーン間装備する。使用するHPを[Lv]点失う。
破壊の血 5 マイナーアクション 自動成功 自身 至近 2 リミット
《赫き剣》で作製する武器の攻撃力を+[Lv*3]、ガード値を+5する。HPを[2]点消費する。
ハンティングスタイル 1 マイナーアクション 自動成功 自身 至近 1
戦闘移動を行う。この移動では離脱を行える。移動中に他のエンゲージに接触しても移動を終える必要はなく、封鎖の影響も受けない。(Lv回/1シーン)
C:ブラムストーカー 2 メジャーアクション シンドローム 2
C値-[Lv*1](下限7)
渇きの主 2 メジャーアクション 〈白兵〉 対決 単体 至近 4
このEfを組み合わせた白兵攻撃では、対象の装甲値を無視してダメージ算出する。命中した場合、[Lv*4]点HP回復。(素手or赫き剣)
ブラッドバーン 4 メジャーアクション シンドローム 対決 5 80%
攻撃力+[Lv*4] [5]点のHPを消費
竜鱗 3 リアクション 自動成功 自身 至近 3
他Efと組み合わせ不可。あなたへの攻撃に対するリアクションとして使用。その攻撃は命中する代わりに、あなたの装甲値を+[Lv*10]してダメージを算出する。この装甲値は他の防具と重複する。
庇護の獣 1 オートアクション 自動成功 自身 至近 4 100%
リアクションの直前に使用。あなたは「リアクションを行えない」「ガードを行えない」「ガードを行ったものとしてダメージを算出できない」攻撃に対しても、ガードを行ったり、ガード値を適用してダメージを算出できる。(Lv回/シナリオ)
かぐわしき鮮血 1 メジャーアクション
血の宿る香りを嗅ぎ分けて特定の個人を探し出す。
ブラッドリーディング 1 メジャーアクション
血液から情報を読み取る。

コンボ

血牙抜剣

組み合わせ
赫き剣破壊の血ハンティングスタイル
タイミング
マイナーアクション
技能
難易度
自動成功
対象
自身
射程
至近
侵蝕値
6
条件
ダイス
C値
達成値修正
攻撃力

戦闘移動をする。
~99%  :HP[2]消費 攻撃力[31]の武器を装備
100~159%:HP[2]消費 攻撃力[37]の武器を装備
160%~  :HP[2]消費 攻撃力[43]の武器を装備

狂鬼

組み合わせ
C:ブラムストーカー渇きの主
タイミング
メジャーアクション
技能
白兵
難易度
対決
対象
単体
射程
至近
侵蝕値
6
条件
ダイス
C値
達成値修正
攻撃力
~99%
5+5
7
2
31
100~159%
5+5
7
2
37
160%~
5+5
7
2
43

装甲無視
~99%  :回復収支+[5](渇きの主-赫き剣)
100~159%:回復収支+[8](渇きの主-赫き剣)
160%~  :回復収支+[11](渇きの主-赫き剣)

狂鬼乱舞

組み合わせ
C:ブラムストーカー渇きの主ブラッドバーン
タイミング
メジャーアクション
技能
白兵
難易度
対決
対象
単体
射程
至近
侵蝕値
11
条件
ダイス
C値
達成値修正
攻撃力
80~99%
5+5
7
2
31+16
100~159%
5+5
7
2
37+20
160%~
5+5
7
2
43+24

装甲無視
~99%  :回復収支+[5](渇きの主-赫き剣)
100~159%:回復収支+[8](渇きの主-赫き剣)
160%~  :回復収支+[11](渇きの主-赫き剣)

武器常備化経験点種別技能命中攻撃力ガード
射程解説
屍山血牙 0 0 白兵 〈白兵〉 0 [《赫き剣》Lv*3]+[《破壊の血》Lv*3]+7 0 至近 《赫き剣》《破壊の血》
100%未満:HP[2]消費し[3]失う 攻撃力31
100%以上:HP[2]消費し[4]失う 攻撃力37
160%~:HP[2]消費し[5]失う 攻撃力43
防具常備化経験点種別行動ドッジ装甲値解説
竜血 0 0 防具 0 0 [(消費HP+5)*3]+6 《赫き鎧》+《サングイン》
100%未満:HP[3]消費 装甲値30
100%以上:HP[4]消費 装甲値33
160%~:HP[5]消費 装甲値36
一般アイテム常備化経験点種別技能解説
未認証の試薬 0 3 《デモンズシード》選択したEfの最大Lv+1、侵蝕率+1(常時+2) ▶《ブラッドバーン》
戦闘服用採血治具 0 15 《サングイン》ブラムストーカーのEf使用時、消費したHPに+5して効果を算出
戦術支援AI『カーツワイル』 0 0 《AIDA》取得時に能力二つを選択し、その能力を使用した判定ダイスに+3個 ▶〈肉体〉〈社会〉
他のアイテムの効果を参照する際に"精神強化手術"3つ所持しているように扱われる
カッコイイ意味深なサイン(これほんとどうしよう) 0 5 《エンブレム:クランサイン》取得時に技能一つを選択し、その技能を使用した判定ダイスに+2個 ▶〈白兵〉
ツテ:興信所 0 5 《エンブレム:マンサーチャー》キャラクターに対する身辺調査や相手の居場所を調べるための情報収集の判定ダイスに+2個

経験点計算

能力値 技能 エフェクト アイテム メモリー 使用総計 未使用/合計
0 1 239 28 0 268 0/268
侵蝕率効果表

現在侵蝕率:

容姿・経歴・その他メモ

容姿

明るい金髪。日本人離れした目鼻立ち。
2か月ほったらかしにしてたら髪が伸びてきた。落ち着いたら切りに行こうと思う。

経歴

レネゲイドの侵蝕が比較的浅かった陽太は一足早く療養を終え、人探しのツテを頼りに調査を進めた。
探し人は櫻井青葉。
あれだけの強大な力なら直ぐに足取りを掴めると踏んだが、思いの外情報を得られなかった。そのことから、既に青葉及びワンダーマムは市内にいないと推測している。

かつての通り魔的凶行はもう止めた。
理由は、自分の血への執着が薄くなったこと。別の標的が目の前に姿を現したこと。峰同市の事件で、運命に翻弄される幼馴染たちを目の当たりにしたこと。
総括すると、反抗期が終わって少し大人になった。

戦闘

武器『屍山血牙』:
自身の血液を凝固させ、鋭利な刃状にする。
自らの血への嫌悪感が無くなったせいか、血液を操る力が躍進的に変化した。
重力を無視する刃を複数形成し、自分または味方の行動に追従して標的を襲う。

防具『竜血』:
コートの袖部分に設えた採血治具を使用することで、自身の血液を浸透させ、鉄のように堅牢かつマントのようにしなる鎧を身に纏う。
陽太に命中する攻撃に対してオートで発動し、血液の花弁が舞う。それらは連なって竜の鱗のように強固な壁を形成する。

(out)Side-Y_Ep 2.7_千の夜の後に(前)



 白い息を吐く。コートを着てきて正解だった。
 もう3月だと言うのに、ここ数日は相変わらずの寒い日続きだ。

 大通りから少し入っただけで、途端に雑踏の音が聞こえなくなって閑静な空気が漂う。
 遠くで遊んでいる子供の声だけが響いてきた。視線を上げてぐるりと見渡す。
 見慣れぬ住宅街だ。
 目的地へは近道になるはずだが、失敗だっただろうか。

 縁石沿いに行儀よく並んでいる桜の木を見上げた。
 うっすらと蕾が顔をのぞかせている枝もあるが、開花はもう少し先になりそうだった。
 なんとなくスマホを向ける。
 カシャ、と乾いた音と共に、春の準備をする枝の様子が切り取られる。
 まったく映えない。それはそうだ。
 そのまま地図アプリを起動して、道を確認して、スマホをポケットにしまおうとした時だった。

 「先生、ボールが」
 遠くの声に顔を向けると、小学校があった。
 そこそこの広さの校庭で、何人かの子供が立ちすくんでこちらを見つめていて、その中から一人の大人が走って来る。
 ふと、自分の足元に視線を落とせば、サッカーボールが転がっていた。
 なるほどどうやら、咲いてもいない桜に目を奪われて、気が付かなかったらしい。
 ボールを拾って、投げて返そうかとしたところでやめる。
 オーヴァードなのだ自分は。手加減を間違えれば簡単に人を怪我させてしまう。
 ボールを取りに来た大人――教師だろうか、が手渡しできる距離に来るのを待って、ボールを無言で差し出した。
 「どうもすみません」晴れやかな笑顔で会釈される。
 何も言わない陽太を見て、おや、という顔をした。髪色を見ているのだと分かった。よくある反応だ。
 しかし同時に、陽太もその人の髪を見ていた。金髪。男性。みるからに外国人だ。
 やがてその男は、異国の地で同郷の人と会って安心したとでも言うように笑い、「サンクス」と気障に言い残して戻っていった。
 数か月前なら、今夜のターゲットが決まっていたところだ――などという、全く違う感想を目の前の少年が胸中に抱いていたとは、夢にも思うまい。

 なんとなくため息がこぼれた。息が白い。
 遠くの子供たちが歓声をあげるのを見届けず、再び歩を進める。


 駅前通りに出て、近くにあったコンビニで水を買った。
 支払いの時、ちらと店員の顔を盗み見た。
 男性。金髪。外国人。
 小さくため息をつく。レシートを手で断り、店を出た。

 昨日は小さな教会の軒先を掃除する神父。
 一昨昨日は観光に来ているらしきカップル。
 血眼になって父親を探さなくなってから、やたらと金髪の男性が目に留まる。たった数ヶ月でこんなにも日本は多国籍になっていたかと驚いた。
 或いは、文字通りの視野狭窄だったのだろう。
 冷静に考えれば、総当たりで闇雲に探したところで見つかるわけがない。
 それより先に、父さん母さんの過去を追うとか、色々手段はあったはずだ。
 そうせずに、衝動的に人を襲った。それ以上の方法は無いと自身を思いこませた。
 つまり本当に果たしたかったのは父親を見つけることではなく、自分の中の行き場のない感情を発散したかっただけ。

 狂気の沙汰だ。


 ほどなくして繁華街の広場に出た。
 目的地到着。
 冬の夜空に青く輝いていた街路樹は、しかし今ではその数を半分ほどにまで減らしてしまっている。
 よく効く除草剤でも撒かれたのかと通行人が冗談交じりに噂するのを聞いた。しかし陽太は真相をよく知っている。

 あれから一か月と少しばかりが経った。
 侵蝕が浅かった陽太はいち早く『櫻井青葉』の足取りを調べ始めたが、進捗は芳しくない。
 陽太以上に目立ちそうな容姿、それにあれだけの強大な力なら、すぐに手掛かりを得られる。仮に目撃証言が無くとも、活動の痕跡程度なら必ず残るはずだ。
 と考えていたのだがしかし、現時点で情報はゼロ。
 興信所やちょっと裏社会の方々等、色々なツテを頼ってみたりもしたが無しのつぶてだった。
 こうなってしまっては、逆に分かる事があるとも言える。
 ワンダーマムが本気で自分たちから隠れているか、或いはもうこの市内に潜伏していないかのどちらかだ。
 そしておそらく後者だろうとアタリはつけている。
 なぜならば、ワンダーマムは自分たちを脅威と思っていない。
 前回の戦いでよく分かった。
 敵としてすら認識されていないだろう。
 あの女の、自分たちへの徹底した子ども扱いは、彼我にそれだけの戦力差があると嫌でも感じさせられた。

 一か月前、青葉の攻撃で焼けたコンクリートを足先でなぞった。
 口の中に苦いものが広がる。

 強くなりたい。
 その欲望はまだ果たされていない。

 ノクトとヘクセも既に療養を終え、各々訓練をしているようだ。
 きっとみんな分かっている。
 理屈じゃなく感覚で。

 決着の時はそう遠くない。


 「あ、よかった、見つけた」
 声をかけられて、意識が今へと戻って来た。
 振り返ると、さっきの小学校の教師がまたしてもこっちに走って来る。
 「コレ落としてました」手には見覚えのあるスマホ。
 言われて、コートのポケットに手を突っ込む。たしかに何もない。
 「どこに行ったか分からなかったけど、そこの交番届けようと思ったけど、そしたら偶々見つけたので」男が肩をすくめた。
 気付いて、わざわざ探してくれていたらしい。
 恐縮して、軽く頭を下げてスマホを受け取る。同時に指先に少し冷たいものが触れた。
 何かが付いたのかと思って見てみると、少し赤く染まっている。
 男はおや、と眉を上げた。「スミマセン、子供たちと遊んでたら怪我しちゃったみたいで」
 手を振る男の手のひらは確かに、軽く擦りむいて血が滲んでいた。
 こちらが礼を言う暇もなく、「シーユー」とまたしても気障に決めて、男は走り去っていく。
 忙しない人だ。
 スマホを今度こそちゃんとしまって、遠ざかる男の背中を見ながら、つい。条件反射で。
 ぺろり。
 気付けば、赤い指先を口元に持って来ていた。

 え。
 声が漏れる。
 理屈でなく、感覚が告げる。
 
 逆の手に持っていた水が音を立てて地面に落ちた。
 眼を見開く。遠ざかる背中を凝視する。
 眼を見開いているのになぜか、その後ろ姿が白く靄がかってよく見えない。

 息が白いせいだ。
 
 息が荒いせいだ。

 心臓が早鐘を打って、早くしろ、逃がすなと急かすせいだ。

 その背中を。

 その男を。


 陽太の全身を巡る血が、標的であると告げていた。

履歴

Outside April 城之崎 陽太
Outside Innocent城之崎 陽太

セッション履歴

No. 日付 タイトル 経験点 GM 参加者
フルスクラッチ作成 138
1 2023.11.5 Outside Monotony かなめ いく ざきお

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