私たちの二人旅について？まあ役割がしっかり分担できているからね、実は全く問題ないんだよ。
例えば……戦闘とかかな。敵と正面衝突した場合はキーくんの天性の勘で立ち回り、その後に隙や癖を見抜くのは私の仕事だ。キーくんは暴れん坊だけど戦闘センスはあるからね、敵の能力を瞬時に把握してその場その場で立ち回ることに関しては私より長けていると思っているよ。で、キーくんが侵攻を食い止めている間に私が先手を打って仕掛ければいい。この陣形がかなり安定しているんだ。
長年旅を続けていると、互いに何をするか、何をするべきかが分かってくるんだよ。阿吽の呼吸ってヤツかな、どれだけ致命的なミスでもカバーできる練度にまで到達したいものだね。
戦闘以外？…………まだ、キーくんには任せられないなぁ。

キーくん、急にそんな細身の武器なんて使えるのかい？無理にぶつけたら刀身の方が先にダメになるだろうし、前のフレイルみたいな方が……ブシドー？まあキーくんがいいならそれでいいけど、取り扱いには気を付けなよ？
……あれ、意外と堅実な使いこなしだなぁ。その臨機応変さがあるなら、私はもう必要ないかな？

そういえばキーくん、妖精魔法はどうしたの？……ふーん、まぁいいけど。でもそれじゃあ、私たちは師弟関係じゃなくない？
……そ。ま、キーくんが師匠だって言ってくれる限り、私は共に行くからね。自分勝手だけど変なところで優柔不断なキーくんの相手は私にしか務まらないだろうしね！

メモ:依頼に忠実、真面目な好青年といった雰囲気だったね。淡々と仕事をこなすタイプだから、共に旅をしていて全く苦がなかったね。私は他人の過去を知るのが嫌いじゃないが……何時の日か、皆が分かり合える世界を夢見るのも悪くないね。

メモ:セツナの雰囲気とはまた異なる、真面目そうな魔動機術の銃使いだ。初対面だと少しドライな印象を与えるかもしれないけど、根は優しく冒険好きな彼なら一人でもやっていけそうかな。……その髪型と自由を、いつまでも大切にしてね。

メモ:やる気と正義感の強い、重装甲の戦士。冒険者になる人には暗い過去が付き物……というのは些か不謹慎だが、彼女はなぜ冒険者という道を選んだんだろうね。人を守ることに関係していそうだが……次に会った時の話のタネにでもしようか。

事前メモ:久し振り、大体三年ぶりかな？……三年前も100歳って言ってたけど、ひょっとして自分の年齢覚えてないの？
メモ:お疲れ様。君の活躍、後ろからとくと見させてもらったよ。三年前よりも盾としての動きに磨きがかかっていたように思えたよ。また私かキーくん、シュティルが世話になるかもしれないね。

事前メモ:はじめまして。……なるほど、キーくんとは相性が悪そうだ。あぁ、勿論ミヨに落ち度があるわけじゃないよ。……これは久し振りに骨が折れそうだ。
メモ:お疲れ様。正直なところ、君を見くびっていたかもしれないと戦いが終わった後にそう反省したよ。……これを渡しておくよ。私の気持ちとして受け取っておいてくれ。

事前メモ:はじめまして。フランと同じ魔動機術の銃使いだね、よろしく。……ごめんごめん、ちょっと君の雰囲気が昔に旅をした人と似ているなって思っただけさ。
メモ:お疲れ様。歪神との戦いで君が真っ先に魔力供給用と思しき機械を狙ってくれていたのをしっかり見ていたよ、素晴らしい判断力だったね。どんな逆境でも運命に抗う様はとてもカッコよかったとも。

事前メモ:はじめまして。随分若いが……うん、その目は覚悟のできている目だ、私には分かる。短い旅になるかもしれないが、よろしく頼むね。
メモ:お疲れ様。あれだけ巨大な偽神を相手に怖気付くことなく、それどころか巧みな足さばきで悉く捌いてみせるとは……将来有望過ぎるというものだ。……これは私からの気持ちだ。何か欲しいものがあれば好きに買うといいさ。

事前メモ:はじめまして。可愛い使い魔だね、新鮮なお魚をお食べ。……なるほど、魔神使いか。それも……うんうん、無理せず一緒にがんばろうね。
メモ:お疲れ様。シュティル、この後時間あるかい？少し君の話をしたくてね。……いや、過去の話じゃない。未来の話だ。どんなことがしたい、どこへ行きたい、何を知りたい……そんなありふれた話さ。
君はどこへでも行ける。何にだってなれる。だから、私も君の“人生”の一要素になりたくてね。……また、君の声を聞かせておくれ。

……これで全員か。えっと、マシュは例外としてもそれぞれ……27+24+18+17+16は……102、か。皆若い上に、この年齢で素晴らしい練度を見せてくれる。……これは、私も年長者として本気を出さなきゃいけないね？