一人称:｜俺《オレ》、｜我《オレ》(魂解時)
二人称:アンタ、キミ、お前
口調:砕けた口調でフランクに話す。基本タメ口だが、目上や年上には敬語を使うことも。

サンプルボイス

「っと、そういやまだ名乗ってなかったか。俺の名前は高神海斗、よろしく」
「……気のせいだろうか？　毎度気付けば騒動の渦中に居る気がする……！」
「“退魔の蒼刃”って名は伊達じゃねぇ！　我が渾身にてその宿業を断つ！」
「俺は、俺自身に嘘を吐きたくない。走り出す理由なんざそれで十分なんだ」

　幼い頃から両親が居らず、現時点でも生死及び所在不明。とは言え、本人は特段気にしていない様子。
　孤児としてUGN神輿島支部に引き取られたものの、当初は非オーヴァードであった為、他のチルドレン達とは共に過ごしつつも、同じ時間を共有する機会は多くなかった。それでも、時折チルドレン達が過ごす区画に無断で忍び込んでは、彼らと共に遊んでいたりすることはあった。沙冱園深天との交友もこれがキッカケであり、現在彼女が名乗っている“星詠みの御手”というコードネームも、原案を考えたのは海斗らしい。最も、幼い頃の記憶である為か、海斗自身は覚えていないのだが。
　そんな彼がオーヴァードに覚醒したのは11年前のこと。後に海神事件と呼ばれるレネゲイド災害によって海難事故が発生し、巻き込まれた海斗は当時海底に流れ着き眠っていた遺産と契約。遺産継承者のオーヴァードとして覚醒することで一命を取り留めた。以来、レネゲイドコントロールの訓練を受けるようになり、いつしかエージェントとして全国各地を駆け回っていくこととなる。

　根っこの優しい性格故に巻き込むことを憂いているのか、或いは11年前の海難事故で唯一生還した経験からサバイバーズ･ギルトを患っているのか。詳細や原因は断定されていないが、他人を頼る行為が不得手であり、何かと抱え込みがち。かつ、自分に無頓着(無機質だったり無感情という訳ではない)である為、多忙を極めるエージェント業で蓄積している自らの疲弊も自覚していない。結果、レネゲイドコントロールに不調をきたし、一時的に帰郷するようUGNから命じられ、物語本編へ至る。
　なお、先の通り自分が疲弊しているという実感がない為か、エフェクト行使の不調による苛立ちこそあれ、メンタルが落ち込んでいる訳ではない。振舞いそのものは普段通りである。最も、周囲の気遣いを察しない程、鈍感でもない。
　だからこそ。寄り添ってくれる者を通じて、自分を大切にすることを学んだ時───青年はもう一度、己がレネゲイドを掌握し、彼本来の強さと力を取り戻すだろう。

　一般に聖剣の王者と呼ばれる遺産を用いて戦う。特に目立った特徴はないが、レネゲイドの侵蝕が少なく、安定して戦えるのが強み。また、水の刃を剣身に纏わせることで、少々攻撃力は減衰するものの大幅な射程距離を獲得することもできる。サラマンダーの生み出す氷を、同じくサラマンダーの熱によって溶かして生み出すんだとか。

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