BBT世界で使用していた設定をDXへ。
古の大戦争の生き残り。
彼女の種族は守りを得意とし、とある種族と同盟を組んでいた。だが、戦禍は彼女をただ一人残し、何もかもを奪っていった。
人狼達も、妖精ネペンテスも、亡骸となれば朽ちるのみ。彼女は遺された者としての使命を果たすため、総てを食らった。

BBTでの記憶は全て消えている。だが、何か大事なことを忘れているような、漠然とした虚無感を抱き続けている。
やらなくてはいけないことがあったような気がする。大きな何かに助けられていた気がする。

…そう、私は、守らなくてはいけない。でも誰を？…誰だっていい。
少なくとも私は、今目の前にいる誰かの盾くらいにはなれるのだから。

RBでありながらUGNで支部長の枠に収まっている。
人類の盾として活動を続けるUGNの理念に共感し、同時に誰かを守らねばならないと言う使命感から入社。
人類を理解したいどころか人類は守るべき対象と見ている。
能力に目覚めたばかりのオーヴァード初心者を甲斐甲斐しく世話しようとする。
その中でもキュマイラ…特にピュアブリードには献身的なようだ。

保護された初心者オーヴァードの育成・訓練を行っている。
規模が大きいため管理者は複数人数で分担されている。
葛ノ葉も時折講師として参加することもあり、主に他人を守るやり方や心構えについて講義している。
が、大体講義の最後に「私が君達と共に戦う時は私が前に出て守りますから、安心してくださいね。」と付け加えている。

本人にも何故ここまでキュマイラに肩入れするのかは解っていない。
ただ、守らなければならない。
彼らは私達の前に出るのだから。
後ろを振り向かせてはいけない。
それが私達(ネペンテス)に出来る、最大限のサポートだ。

上層部の許可を得た上でUGN本部の地下の一室を借りている。
UGNへと入社した際にアパートを引き払ったため、基本的にはそこで寝泊まりしている。
室内は湿度が高く保たれ、食虫植物が栽培されている。
ネペンテス(コードネーム)の通り、ウツボカズラが多いようだ。
自分がこの部屋に居ない時は、玄関に鍵を閉めるように不可視の領域を使う。

年に一回、有休を取り昆虫食で過ごす日を作る。
この日は上記の植物園に籠り、次の日まで絶対に外に出てこない。
部屋から出てこないだけなので、電話等には応じる上に来客には対応する。
希望をすれば渋々だが中にも入れてくれる。
興味本位でその日の彼女を観察した人物もいるが「あれは不可侵領域だ。」と詳細を話そうとはしない。