“咲く焔花”桜 ちえり
プレイヤー:まっきぃ
「妾なー。適度に楽しく征きたいんよなー」
- 年齢
- (樹齢)426
- 性別
- 女
- 星座
- 不詳
- 身長
- 158cm
- 体重
- 120kg
- 血液型
- 不詳
- ワークス
- ゼノスレネゲイドビーイングB
- カヴァー
- パティシエール
- ブリード
- クロスブリード
- シンドローム
- エンジェルハィロゥ
- サラマンダー
- HP最大値
- 26
- 常備化ポイント
- 8
- 財産ポイント
- 3
- 行動値
- 16
- 戦闘移動
- 21
- 全力移動
- 42
経験点
- 消費
- +73
- 未使用
- 0
ライフパス
| 出自 | 知りたい。明確な"正解"を『選ばない』ことを選べる思考のプロセスに、魅入られてしまった。 | |
|---|---|---|
| 人類への興味 | ||
| 経験 | 欲望を果たすためには、力が必要だった。だから、この身体を改造することに躊躇いはなかった。 | |
| 研究機関 | ||
| 邂逅 | Dロイス『実験体』に置き換え | |
| 任意 | ||
| 覚醒 | 侵蝕値 | 非合理的に非論理的に非科学的に非効率的に非能率的に、しかして感情的にその選択を抱く。 |
| 探求 | 14 | |
| 衝動 | 侵蝕値 | 理解できない、その誤った結論を。どうしても、不快に感じることを止められない。 |
| 嫌悪 | 15 | |
| その他の修正 | 10 | 『実験体』+5, 《ヒューマンズネイバー》+5 |
| 侵蝕率基本値 | 39 | |
能力値
| 肉体 | 2 | 感覚 | 7 | 精神 | 2 | 社会 | 2 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| シンドローム | 0+2 | シンドローム | 3+0 | シンドローム | 1+1 | シンドローム | 0+1 |
| ワークス | ワークス | 1 | ワークス | ワークス | |||
| 成長 | 成長 | 成長 | 成長 | ||||
| その他修正 | その他修正 | 3 | その他修正 | その他修正 | 1 | ||
| 白兵 | 射撃 | 1 | RC | 6 | 交渉 | ||
| 回避 | 知覚 | 2 | 意志 | 調達 | 2 | ||
| 芸術:製菓 | 3 | 情報:ゼノス | 2 |
ロイス
| 関係 | 名前 | 感情(Posi/Nega) | 属性 | 状態 | |||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Dロイス | 実験体 | ― | (LM63頁)能力値を4点上昇させる(【感覚】+3、【社会】+1を選択)。 | ||||
| 研究者 | プロジェクト『ウラオモテ』 | 有為 | / | 無関心 | BK | "持たざる"ままに"持つ"者へ挑むために、必要なプロセスだった。 | |
| "常連さん" | "再生産"天ノ川 翔 | 傾倒 | / | 劣等感 | YE | 出会ったのは偶然であり、結んだ縁はか細くて。でもきっと、何者にも代え難い大切な繋がりと想う。 | |
| ― | |||||||
| ― | |||||||
| ― | |||||||
| ― | |||||||
エフェクト
| 種別 | 名称 | LV | タイミング | 技能 | 難易度 | 対象 | 射程 | 侵蝕値 | 制限 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| リザレクト | 1 | オートアクション | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | 効果参照 | ― | |
| (LV)D点HP回復、侵蝕値上昇 | |||||||||
| ワーディング | 1 | オートアクション | ― | 自動成功 | シーン | 視界 | 0 | ― | |
| 非オーヴァードをエキストラ化 | |||||||||
| ヒューマンズネイバー | 1 | 常時 | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | ― | RB | |
| (EA134頁)あなたが行う衝動判定のダイスを+Lv個する。このエフェクトは侵蝕率でレベルアップしない。 | |||||||||
| オリジン:プラント | 5 | マイナーアクション | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | 2 | RB | |
| (EA134頁)そのシーンの間、あなたが行う【感覚】を使用した判定の達成値を+[Lv×2]する。 | |||||||||
| コンセントレイト:エンジェルハイロゥ | 3 | メジャーアクション | シンドローム | ― | ― | ― | 2 | ― | |
| (EA129頁)組み合わせた判定のクリティカル値を-Lvする(下限値7) | |||||||||
| 光芒の疾走 | 1 | マイナーアクション | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | 1 | ― | |
| (EA22頁)あなたは戦闘移動を行う。この移動では、離脱を行える。また、移動中に他のエンゲージに接触しても移動を終える必要はなく、封鎖の影響も受けない。このエフェクトは1シーンにLv回まで使用できる。 | |||||||||
| 光の手 | 1 | メジャーアクション リアクション | 〈RC〉 | ― | ― | ― | 2 | ― | |
| (EA24頁)このエフェクトを組み合わせた判定は【感覚】で判定を行える。 | |||||||||
| 災厄の炎 | 5 | メジャーアクション | 〈RC〉 | 対決 | 範囲(選択) | 至近 | 4 | ― | |
| (EA106頁)「攻撃力:+[Lv×3]」の射撃攻撃を行う。このエフェクトを組み合わせた攻撃は対象が範囲(選択)、射程が至近となる。このエフェクトの対象、射程は変更できない。 | |||||||||
| プラズマカノン | 3 | メジャーアクション | 〈RC〉 | 対決 | 単体 | 視界 | 4 | 100% | |
| (EA110頁)「攻撃力:+[Lv×5]」の射撃攻撃を行う。 | |||||||||
| レネゲイドボルト | 3 | メジャーアクション | 〈RC〉 | 対決 | 単体 | ― | 2 | RB | |
| (UA45頁)組み合わせた射撃攻撃の攻撃力を+[Lv×3]する。このエフェクトは1ラウンドに1回まで使用できる。 | |||||||||
| 水晶の宮殿 | 1 | オートアクション | ― | 自動成功 | 単体 | 視界 | 8 | 100% | |
| (UA30頁)対象が攻撃を行う直前に使用することで、その判定は失敗となる。このエフェクトは1シナリオに1回まで使用できる。 | |||||||||
| 絶対味覚 | 1 | メジャーアクション | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | ― | ― | |
| (UA30頁)味覚の鋭さを高めるエフェクト。食べ物に含まれるさまざまな成分を分析し、一度味わった味は完全に再現できるようになる。もちろん、必要な食材などは用意する必要がある。また、毒物などの味から使用された毒などを特定することも可能。GMは必要と感じたなら〈知覚〉による判定を行わせてもよい。 | |||||||||
| 蜃気楼 | 1 | メジャーアクション | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | ― | ― | |
| (UA40頁)空気中に温度差を発生させて光を屈折させるエフェクト。この効果によってその場には存在しないはずの光景を浮かび上がらせたり、光を屈折させて自分たちの姿を隠したりすることができる。GMは必要と感じたなら、〈RC〉による判定を行わせてもよい。 | |||||||||
| ベアーフルーツ | 1 | メジャーアクション | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | ― | RB | |
| (UA46頁)あなたは食用の果実を生み出すことができる。この果実は美味で栄養価も非常に高く、生物が飢えをしのぐことができる。あなたは望むだけの実をつけることができるが、大勢の生物の食を賄おうとする場合、GMは〈意志〉の判定を行わせてもよい。 | |||||||||
| ウサギの耳 | 1 | メジャーアクション | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | ― | ― | |
| (EA27頁)聴覚の指向性を高めるエフェクト。たとえ雑踏の中であっても、遠く離れた場所にいる人物のささやき声を聞くことができる。また、特定の音のみを聞き分けることも、10キロ以上離れた場所で落ちた針の音を聞くことも可能。GMは必要と感じたなら、〈知覚〉による判定を行わせてもよい。 | |||||||||
| 温度調節 | 1 | メジャーアクション | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | ― | ― | |
| (EA111頁)料理や陶芸、鍛冶などの温度の調節が決め手となる作業を、絶妙な温度管理によって素晴らしい出来映えに仕上げるエフェクト。あなたの熱の管理技術は達人の域にある。GMは必要と感じたなら、〈知覚〉による判定を行わせてもよい。 | |||||||||
コンボ
咲
- 組み合わせ
- 《光の手》《コンセントレイト:エンジェルハイロウ》
- タイミング
- メジャーアクション
- 技能
- RC
- 難易度
- ―
- 対象
- ―
- 射程
- ―
- 侵蝕値
- 4
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
- -
- 7
- 7
- 6
- 7
〈RC〉判定を行う。判定を【感覚】で行い、C値-3
焔花
- 組み合わせ
- 《光の手》《災厄の炎》《レネゲイドボルト》《コンセントレイト:エンジェルハイロウ》
- タイミング
- メジャーアクション
- 技能
- RC
- 難易度
- 対決
- 対象
- 範囲(選択)
- 射程
- 至近
- 侵蝕値
- 10
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
- 100%未満
- 7
- 7
- 6
- 24
- 100%以上
- 7
- 7
- 6
- 30
- 7
「攻撃力:24(Lvアップごとに+6) / 対象:範囲(選択) / 射程:至近」の射撃攻撃を行う。判定を【感覚】で行い、C値-3。1ラウンドに1回まで使用できる。
満開焔花
- 組み合わせ
- 《光の手》《災厄の炎》《レネゲイドボルト》《プラズマカノン》《コンセントレイト:エンジェルハイロウ》
- タイミング
- メジャーアクション
- 技能
- RC
- 難易度
- 対決
- 対象
- 範囲(選択)
- 射程
- 至近
- 侵蝕値
- 14
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
- 100%以上
- 7
- 7
- 6
- 50
- 160%以上
- 7
- 7
- 6
- 61
- 7
「攻撃力:39(Lvアップごとに+11) / 対象:範囲(選択) / 射程:至近」の射撃攻撃を行う。判定を【感覚】で行い、C値-3。1ラウンドに1回まで使用できる。
| 防具 | 常備化 | 経験点 | 種別 | 行動 | ドッジ | 装甲値 | 解説 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 強化服 | 1 | 防具 | - | - | 1 |
| 一般アイテム | 常備化 | 経験点 | 種別 | 技能 | 解説 |
|---|---|---|---|---|---|
| 携帯電話 | 0 | その他 | ― | 一応最新機種。あんまり使いこなしてはいない。 | |
| コネ:要人への貸し | 1 | コネ | 〈情報:〉 | 任意の〈情報:〉判定の際に使用する。その判定のダイスに+3個する。1シナリオに1回まで使用できる。 | |
| サーチレーダー | 2 | その他 | 〈知覚〉 | あなたが行う〈知覚〉判定の達成値に+1する。 | |
| コネ:手配師 | 1 | コネ | 〈調達〉 | 〈調達〉の判定のダイスに+3個する。1シナリオに1回まで使用できる。 |
経験点計算
| 能力値 | 技能 | エフェクト | アイテム | メモリー | 使用総計 | 未使用| 0
| 18
| 185
| 0
| 0
| 203
| 0/203
| |
|---|
侵蝕率効果表
現在侵蝕率:
概説
人の営みと思考を観察するのが生き甲斐のレネゲイドビーイング。特に人が見せる情動――『合理的でない』決断を下すプロセスに強い関心を抱いており、人が行う"選択"に注目している。ちえり自身の思考は至って合理的。ゼノスに属しているのは「レネゲイドビーイングに対する理解度が高いから」程度の理由で、レネゲイドの進化にはほぼ無関心。
桜の樹を起源としており、サクランボの形状の果実を自由に生み出す力(《ベアーフルーツ》)を持つことから自身の名を『チェリー』→『ちぇりー』→『ちえり』としたが、桜の樹とサクランボの樹は別物であることを後で知ってちょっとへこんだ。
- 好きなもの
- 思考実験
じゃんけん - 嫌いなもの
- 数学
カラオケの採点
詳細
この世界は、合理性によって動いている。世に数多ある選択において、より合理的なものこそが正解であり、不正解者は淘汰され消えていった。それは疑う余地のない事実で真実で、当然のことである。
故に、彼女はいつも"正解"を選択してきた。合理的に論理的に科学的に効率的に能率的に、それが当然のことであり、あえて"不正解"を選ぶ者は敗残者として消えていくのだから。それはただそこに在る一本の樹が知る、明確な事実の形であった。
ある日、彼女は非合理的な選択をする人間を感知した。現支配者級の種族といえど、そのすべての個体が優れているとは限らない。誤った答えに至る劣等個体が現れる程に人間は繁栄したのだろう。納得する彼女の知覚範囲内で、劣等個体は"不正解"の代償を支払わされていた。珍しいこともあるものだと感心した彼女は、以降自身の知覚範囲内に踏み込んだ人間を観測するようになった。
劣等個体は、それからも時々現れた。能力不足により"正解"を導けない者ばかりと思っていたが、異なる者がいることに彼女は気付く。論理的に"正解"を導き出せているにも関わらず、あえて"不正解"を選ぶ者がいる。彼らはたとえ"不正解"の代価を支払わせられると分かっていても、なお愚かな選択をした。非合理的に非論理的に非科学的に非効率的に非能率的に、しかし確固たる思いを持って。
いつしかちえりは、そんな『例外』達に魅せられていた。彼らのことを知りたいと望んだ。そして、その手段を選ぶ時、彼らの流儀に倣い、選んだ。――感情的に。
プロジェクト『ウラオモテ』
持つべくして持つ者となった者に、持たざるべき身のまま勝るために生まれた計画。努力や才能などといった論理的に説明のつくようなものではなく、そうなるべしと運命付けられた者はいる。理屈など関係なく、投げたコインが必ず表となるような存在がいる。そうした者達に挑むのならば、自身も同じ舞台に上がるしかない。その手段は数多検討されてきた。
世界有数の大財閥、鷺乃宮家の『若君』鷺乃宮キョウのように。
UGNの特殊チーム、ナイトフォールの意志を継ぐ強羅瑠璃のように。
エリートスパイとして繰り返す刻に挑んだ緋蜂紅のように。
たったひとりの肉親を救うためにFHとなる道を選んだ青峰ミユキのように。
"なにか"を持つ者達に、それらを持たないままに並ぶことはできない。それが真実で、揺るがぬ事実で。
だから、この実験は始まった。人々にその存在を知られていなくとも、世界の命運を揺るがす使命を持たずとも、等身大の良い未来を命がけで追えずとも、己のすべてを捧げるに足る欲望がなくとも。コインの表を出せないままで、表を出し続ける者に勝つための実験が。
ゼノスエージェント"咲く焔花"
プロジェクト『ウラオモテ』は、数値として観測できない"資格"をレネゲイドで再現する計画としてゼノスが主導で始まった。ちえりはそれに志願する形でゼノスに所属することとなった。その目的は当然レネゲイドの進化などとは異なるところにあり、それでも追われることもなく今日まで所属したままであるのは、プロジェクトの成果を観測するためであり、ちえりという存在がいずれ"プラン"の役に立つからに他ならない。
つまるところ、普段のちえりは野良のレネゲイドビーイングと大差なく、自身の思うまま、自由に活動をしているというわけである。
ちえりというパティシエール
いまだ修行中の身として、あちらこちらへと旅しつつその時々の店にて仕事をしている。様々なものを見て学んできたことによる優れた発想力と、それを実現するに足る技量を持ち合わせた優秀な職人でありながらも、自身の技術に溺れるようなこともなく、謙虚に学ぶ姿勢には高い評価を得ている。ちょっと喋り方が変だが、それもまた個性。
ココフォリア用キャラクターメモ
【装甲値】1 【ガード値】0
名前:桜 ちえり
読み:さくら ちえり
コードネーム:"咲く焔花-フレアフラワー-"
プレイヤー:まっきぃ
ワークス / カヴァー:ゼノスレネゲイドビーイングB / パティシエール
シンドローム:エンジェルハイロゥ / サラマンダー
▽ロイス
D.『実験体-ロストナンバー-』
1.[固定:BK]プロジェクト『ウラオモテ』 P:有為/○N:無関心
2.[固定:YE]"再生産"天ノ川 翔 ◯P:傾倒/N:劣等感
3.[HO] P:/N:
4.[PC間] P:/N:
5.[自由] P:/N:
6.[自由] P:/N:
▽消耗品
[コネ:要人への貸し]残1回
[コネ:手配師]残1回
▽回数制限エフェクト
《レネゲイドボルト》ラウンド:1 / 1
《光芒の疾走》シーン:1 / 1
《水晶の宮殿》シナリオ:1 / 1
ちえり's diary
▽注意▽ 以下の内容には、シナリオのネタバレ要素を含みます。
2025.02.03 ミッシングリンク1話『隕石が落ちた夜』
トレーラーとハンドアウト
【トレーラー】
東京上空で観測された隕石は、火球となってN市に落ちた
その夜から、人類は新たな脅威にさらされる
宇宙から到来した新型レネゲイドは世界を変えようと侵蝕を開始する
アドヴェントス事件の始まりだった
ダブルクロス The 3rd Edition
「隕石が落ちた夜」
ダブルクロス―――― それは裏切りを意味する言葉
【ハンドアウト(PC2)】
キミはN市で活動するゼノスのオーヴァードだ。
数日前、N市にゼノスのリーダー”プランナー”都築京香が訪れた。
なにかの調査のためにこの街に来たと言う。
その後、未明の東京上空に火球が発生し、キミはジャームに襲われた。
もし、この事件が都築京香の調査に関係しているならば、彼女も危ないかもしれない。
グレイプニルとかミストルティンとかさらっと名付けてたけど、普段から初見のやつ用に名付けネタをストックしてるのかな……気になる。
ゼノスの首領、"プランナー"都築 京香から話されたのは、異変の前触れ。N市を湧かせる流星群に紛れて、よからぬものがこの地へ訪れるという予言。調査の間の同行を言い渡された妾は――ふつーに間に合わなかった。待ち合わせ場所に迎えとしてやってきたのが「"プランナー"と折り合いが悪く」「朗らかな人付き合いができる感じでもなく」「同じ組織に属しているわけでもない」協力者だったせいだと思うよ妾は。妾それなりにコミュ力あるつもりだったけど無理だよこれは。スリーアウトだからチェンジさせてくれ。
閑話休題。
果たして"プランナー"の予言通り、街へ墜ちた流星は"プランナー"のレネゲイドを奪い、その異質たる力で以て生まれ落ちた。従来のオーヴァードとは異なる規則に在る彼奴には、通常のオーヴァードが持つ力では一切のダメージを与えられなかった、らしい。"プランナー"をそうと知らぬまま助けに入った天ノ川 翔は、無敵の相手に一方的にボコられて1回死んだそうだ。オーヴァードの不死性をも貫く死を前に、"プランナー"は自身の持つ力を注いで未知なる敵に抗うための力を瀕死の青年に与え、新たなるオーヴァードとして生まれ直させた――らしい。その場面全部伝聞なので記録が曖昧だ。ちなみに、天ノ川という青年は妾が今勤めているケーキ屋さんに時たま来てくれる、いわゆる常連さん。世の中狭いんよなー。
いくら無敵といえど生まれたばかりで多くの敵と争うのは悪手と見て、敵――"プランナー"が『グレイプニルシンドローム』と名付けた力を持つので、以降は"グレイプニル"と書こう――は退いていった。置き土産とばかりに鎖を突き刺して"改変"したジャームを残して。書くタイミングを逃してたんだが、"グレイプニル"が力に目覚めた辺りでN市全体を隔離するような《ワーディング》を発生させたらしいのよ。鎖ジャラジャラ系の《ワーディング》を。ついでに無差別"改変"でジャームだらけにしてたんよ。状況が把握できず攻撃を控えていた妾と違い、UGNの連中には迷いがないように感じた。妾の知らん情報を持っているのかもな。
その場を切り抜け、UGNとゼノスとで一時的な共同戦線を張ることとなり……まあなんやかんやで"グレイプニル"を撃退するに至ったぞ。よく覚えてないが、めっちゃ苛々してたのは覚えてるのできっと主人公を気取ったやつでもいたんだろう。『ウラオモテ』によって付加された主人公アレルギーが疼く。
ともあれ、真面目に仕事はしつつちゃんと妾の命題の充実もあったぞ。今回出会い、今後も注目したいと思えた人間はふたり。妾が一番知りたい、人の感情が合理的判断より優先するメカニズムの模範的モデルケースたる青年、天ノ川 翔。そして、どう見ても日本人なのに何故か苗字のない女性、イリス。彼女には『何か』がある、妾はそう確信しているね。だって日本人なのに苗字がないんだもん。
コラム #1 『トロッコ問題』
思考実験のド有名どころよな。内容を簡単にまとめるぞ。
暴走したトロッコが線路を走っている。線路の先には5人の作業員がいるが、避難は間に合わない。あなたの目の前にあるスイッチを押せば、トロッコの進路が隣の路線に切り替わり、5人の作業員は助かる。しかし、切替先の路線にも1人の作業員がおり、5人の代わりにその作業員はトロッコに轢かれて死ぬ。
そんな状況の時、トロッコの進路を切り替えるべきか、否か。というものだな。直接解答を聞いたわけではないので観察からの予想を並べてゆくぞ。
1.稲荷 イズナ
答え:6人を助けようとする
妾にはよく分からんが、永く生きていると慣れてくんじゃないかなー。つまり、まあ助けられなかったらその時はその時、みたいにさっくりと割り切れるので、どれだけ可能性が低かろうが、結果として失敗することになろうが最高スコアを目指す、って感じ。助けてあげるって思考だな。
2.イリス
答え:より価値の高い方を助ける
まあ最初は6人を助けようとするけど、最後にはどちらかに決めるタイプと見た。でもその判断基準は単純な数とは違ってもっと複雑で、人間としての正しさに根ざしたものになるのだろうな。そんできっと救えなかった奴のことばかり思って苦しむ。救った奴だっているはずなのに目に入らない。自分を痛めつけるような思考よな。
3.六波羅 六六六
答え:何もしない
割と特異な思考回路してるからまだ観察が足りているとは思えないが、視たところ人間というより獣って感じよな。一匹で生きてる類いの。だから誰がどこで何人死のうと自分に関係ないなら興味なし、ってやつ。"グレイプニル"もなんとなくそれを感じてて寝返るよう言ってたしな。
4.天ノ川 翔
答え:全員助ける
たぶん理屈じゃ説明できないもんなのよなー。嗚呼素晴らしきかな人間よ。この実験の前提とは関係なくやるんだろう。その在り方はとても眩しく、また危うい。
ちなみに、妾はスイッチを押して5人を救うぞ。いずれ答え合わせをしてみたいよな。でも人間の思考は日々成長し変遷していくので、話を聞く頃にはまるで違う答えを出しているかもしれん。故に観察はやめられないんよなー。
2025.03.23 ミッシングリンク2話『アーバンストライク』
トレーラーとハンドアウト
【トレーラー】
ゼノスへと差し向けられたFHの襲撃。
目的は“プランナー”の抹殺。
逃れた彼女が助けを求めたのは、かつて彼女が救ったひとりのオーヴァード。
送り込まれたFHの精鋭と物量に、N市のUGNは対抗できるのか。
ダブルクロス The 3rd Edition
「アーバンストライク」
ダブルクロス― それは裏切りを意味する言葉
【ハンドアウト(PC2)】
キミはゼノスのメンバーだ。N市の隠れ家にいたところ、FHから突然の襲撃を受けた。
襲撃者を率いるFHエージェント、龍牙の狙いは“プランナー”の命のようだ。彼女を失えばゼノスは崩壊する。なんとしても阻止せねばならない。
イリーガルって任務の時ちゃんと報酬もらえてるのかな。「輝かしき明日を守った達成感が報酬だ」みたいなパターンだったらヤだろうなぁ……。
N市を襲った災厄は幕を閉じ、今ひとたびの平穏を得られたかに思えたが、そうは問屋が卸さない。またも大変な事件が起こってしまった。その名も"プランナー抹殺計画"! ひねりなく面白味に欠けるネーミングの作戦のもと、ゼノスが拠点としていた洋館がFHに襲われたらしい。その場にいた部下の足止めのおかげでなんとか脱出した"プランナー"都築 京香は、安全が確保されるまでの護衛を頼みたい旨を"ウォーカー"に伝言させた。……妾、連絡先交換したよな。なんでまた伝言ゲームしてるの。
情報伝達が悲しいくらいに遅れた結果、妾はまた遅刻した。偶然通りかかった天ノ川 翔が護ってくれていたおかげで何事もなかったけど。そもそもなんで彼はこれといった報酬もないのに護衛を引き受けたんだ? 命の恩人とか言ってたけど前回は彼がいなければ"プランナー"は殺されてたから互いに命を救い合ってトントンだろ。あれか、自分の命は他人のそれより重いとかそういう系のナルシズムか。
ともあれ、元気に暴れ回るFHの狙いが"プランナー"とUGNに知られるのはリスクがあると判断した妾は、上手い事「無軌道なFHの行動に巻き込まれたゼノス」という画を作り、類稀なセンスで演じきったわけだ。UGNの面々も迫真の演技をバッチリ信じたってワケよ。
…………。
……まあ、うん。妾とて己が役者として足りんと分かる程度には自身を客観視出来ている。そこら辺細かく気にしない人非人連中はともかく、イリスは妾のことをめっちゃ疑ってた。わかるわー、妾もその立場だったら疑うもん。
そう、わかるのだ。それはつまり、妾とイリスが相互に理解可能であることを意味している。合理と論理は妾の領域。背を預ける相手として見ようとした時、天ノ川は根幹の思考が分からんし、六波羅 六六六は存在が分からんし、稲荷 イズナは信用ならんし、"プランナー"は戦力にならんし、"ウォーカー"は頼っていいタイプじゃないしで、正直参っていた。六波羅とちょいちょい仲良くやってる"みどーくん"もこちら側だと思うんだが……六波羅抜きでゆっくり話すタイミングが無さそう。
ゆっくり話すといえば、"プランナー"とようやくまともに話すことが出来たぞ。いやまあ、非合理的過ぎて気に入らなかったことに関するアンサーを得る機会が巡って来たというべきか。六波羅と仲良さげなのは、レナーテ・フォクシィの研究対象とされていた時期があったことに起因するらしい。プロジェクト『ウラオモテ』にガッツリ関わる者の名を聞くとは因果なものだ。……あんま運命的なとこ拾うと主人公にされてしまいそうで嫌だが、まあ隠し裏ボスみたいな存在である六波羅が適度に中和してくれてるだろう。
この世界に初めて生まれたミストルティンシンドローム、天ノ川に傾倒しているとも"プランナー"は話した。曲がりなりにも組織のトップがそれはどうなんと思わなくもないが、我らレネゲイドビーイングにとって、その欲望は何より優先すべきものだ。理解した、納得した、受け入れた。……はよ逃げないと諸共死ぬな妾。
で、紆余曲折を経てFHの施設に潜入した妾たちは、"プランナー抹殺計画"とかいうダサい名前の作戦を隠れミノとした真の計画を突き止めた。その名も――そういえば名前なかったな。ともかく、N市崩壊を目論み、FHのエージェントを使い捨てる"グレイプニル"の意志を受けた者の存在を知った妾たちは、裏で糸を引く新たなグレイプニルシンドローム、"アズースラッシュ"龍牙と相対し……まあいいや。焼いた、勝った。
妾にとって大切なことは、バトルの中にはない。今回はあのイリスと(ついでに六波羅と)しっかり話が出来たというのが一番大きな成果だったと言えよう。異なる組織に属しているのに、指揮する者同士がやけに仲良しなせいで、本来踏むはずだった信頼を築く段階をすっ飛ばされたことと、それによる拭えない不信感を抱いていること。利害が一致しており、共通の敵がいる状態で表立って相手を疑う素振りを見せるわけにいかなかったことなど、互いに感じていたことを共有した。つまり、「正直お前のことを信用していない」と正面きって言い合ったわけだ。
信用はなくとも協力はできる。ならばなぜ波風を立てるようなことをするのか。それは、妾たちが互いを信頼するために必要なプロセスだからに他ならない。行動を理解し、関係を見極め、感情の落としどころを知らば、相手が"誰"かをようやく識る。無貌の兵士から、ひとつの個へと変わる。――"ともだち"に、なれる。
義務感だの任務だのに命を賭けるのは妾の趣味ではない。でも、この地にて奇跡のように出逢えた友のためならば、この命を使うに足るというものだ。
コラム #2 『テセウスの船』
思考実験かと問われると若干怪しい、パラドックスの有名どころよな。内容を簡単にまとめるぞ。
テセウスという人物が、自身の持つ船を故障の度にパーツを交換して修理し続けて使っていく。幾度もパーツを交換していった末に、最初にその船を構成していたパーツのすべてが置き換えられてしまった時、その船は『テセウスの船』と呼ぶことができるのか? というものだ。例によって解答は直接聞いてないから観察からの推測だぞ。
1.稲荷 イズナ
答え:呼べない
神ってやつは物品を重視するものだ。交換ではなく修理でなんとかしろとか、そういう機能的な部分より心情的な部分を重視するんじゃないかな。たとえそれで道具としての機能を喪失したとしても、唯一性を担保する。それを指して、"信仰"と呼ぶのではないかな。
2.イリス
答え:呼べる
物品は、その機能が果たせればそれで良くて、所有者がそうだと信じる限りはその本質を失わないと考えるのではないかな。つまり、その船が『テセウスの船』でなくなるのは、テセウス本人が「これはテセウスの船ではない」と思った瞬間だと。そして、その瞬間に失うのはきっと、その呼び名だけに留まらないのだろう。見失わないことを願うばかりだ。
3.六波羅 六六六
答え:呼べる
多少は理解が進んだ気がする。たぶん判断基準が大雑把だと思う。そうはならんやろと思わなくもないけど、もしかしたら船をまるっと一艘買い換えたとしても、それを『テセウスの船』と呼ぶのを躊躇わないんじゃないかな。――そうはならんやろ。
4.天ノ川 翔
答え:テセウスに託す
イリスと似たような解答に見えて、全然異なる。相手に選択権を譲るといえば美談のようであるが、実際はもっとずっと残酷なことだ。天ノ川がその心に秘した思考を見せてくれることはない。ただ「そうか、キミはそう思うんだね」と肯定するだけ。なんと優しくて、どこまでも残酷なことか。
妾は全然呼べると思ってるぞ。そも、人の細胞だって定期的に新造されて大体全身置き換えてるくらいだ。誰がそれを見て、どのような機能を期待するか。判断基準などその程度で十分だろう。
2025.05.17 ミッシングリンク3話『チェイン・オブ・オルタレイション』
トレーラーとハンドアウト
【トレーラー】
ゼノスのレネゲイドビーイングと天ノ川翔が何者かにさらわれた
彼らを救うためUGNとゼノスが協力する
進行する絶滅のプラン
ミストルティンの力は何を示すのか?
すべてを書き換えようとする鎖にあらがうためにオーヴァードは集結する
ダブルクロス The 3rd Edition
「チェイン・オブ・オルタレイション」
ダブルクロスー それは裏切りを意味する言葉
【ハンドアウト(PC2)】
君はゼノスのエージェントだ。ある日君はゼノスのトップである都築京香から、ゼノスに所属するレネゲイドビーイングがグレイプニルシンドロームを操るオーヴァードに連れ去られる事件が起きていると聞き、彼女からその事件の解決を命じられた。時を同じくして、UGNからもグレイプニルに連れ去られたオーヴァードの救出に協力してほしいと連絡が来た。君はUGNのオーヴァードと共闘することにした。
これは始まりに過ぎないとか言われたらどーしよーと思ってた時期もあったけど、実際に言われると反応に困るものよな。
雨降って地固まる。前回の事件を経てUGNとゼノスは協力関係を締結。ようやっとミストルティンの増産態勢が整った。というところで事件発生。この世界発のミストルティンシンドローム保有者、天ノ川 翔が攫われてしまったそうだ。
……うん。まあ、正直ほっとくのが吉だと思ったよ妾は。グレイプニルに対抗できる唯一の存在であり、替えが効かなかった前回までなら死に物狂いで助けたろうけど、ミストルティンが増産できるのならわざわざ敵地に乗り込む危険を冒すほどではないといった具合。ミイラ取りがミイラにという話は、聞き飽きる程によく聞く話。
その上で救助に名乗りを上げたのは、"プランナー"都築 京香に頼まれたから、妾を動かすに足る、とても良い"欲望"だった。とはいえ、一人で行くのは無謀なので、損得なく助けに行くであろうUGNの連中と合流した。下手人であるところのレナーテ・フォクシィの居場所という手土産付きの妾が邪険にされることもなく、とんとん拍子に決まった突入部隊と共に向かったわけだ。面子は六波羅 六六六とイリスと稲荷 イズナ。御堂 光はついて来たがっていたが、天ノ川が攫われた際の襲撃で負ったダメージが大きくて無理ということになった。
電子的な施錠をイリスがさくっと解除して侵入した妾たちは。待ち構えていた施設の主、レナーテ・フォクシィと対面した――画面越しに。奴はプロジェクト『ウラオモテ』の統括責任者で、六波羅になんかやった人で、イリスにとっての仇敵で、天ノ川にもなんかやった人らしい。因果盛り過ぎて魔法少女ま〇か☆マ〇カになってないか?
ともあれ、天ノ川はもう用済みだから返してもいいよとのことなので、特に難なく彼と合流できたのは良かった。人質に取られて云々とかの面倒なことがないのは楽でいい。まあ細工はあったわけだが。ひとつ目の細工は、死の呪い。ただ逃げ出すだけでは意味がなく、立ち向かわねばならないやつ。ふたつ目の細工は、剣の簒奪。ミストルティンの力、武器の生成能力を奪われていた。しかも、肝心の天ノ川本人もなんかネガティブなこと口走ってるし。
どうにもならないのでレナーテと対決するために動くことにした妾たちは、なんか捕まってた"ウォーカー"を助けたり"グレイプニル"――そういえば"アナイアレイター"と呼ぶことにしたらしい――とレナーテの対話記録を聴いたり、妾の勤め先で使われてる素敵な商品箱を見つけたりした。セキュリティルームの顔認証は六波羅が何故か顔パスで簡単に入れた。伊達になんかよく分からん生物やってないな、深入りしたくなさがすごい。
で、そんな情報収集の間に天ノ川と話ができた。これまでは"プランナー"が大体間に挟まってたから中々話しにくかったが、危険を冒してまで助けに来たんだ。これぐらいの役得はあって然るべきだろう。そういう類の話が出来たよ、妾満足。力も取り戻せたっぽいし。
ついに辿り着いた最奥部で、レナーテと616(六波羅は複製体で、そのオリジナルらしい。レネゲイドビーイングを複製したら人間になるってなんだよ)と、"プランナー"の同位体がいっぱい待ち構えていた。あわや数に潰されそうになったところで、増援が到着。彼らと協力し、何とか勝利を収めるのだった。めでたしめでたし。
コラムは、もういいかな。
このメンバーのことは大体分かったのだから、これ以上推論を積み上げることに意味はないだろう。観察と推測、その答え合わせを繰り返して真の像に寄っていく。その過程を楽しんでいたのだと、遅まきながら気付いた。
というわけで、終わり! ……でもいいんだが、せっかくだしな。妾なりの観察結果、つまるところ考察をメモしていく。
1.稲荷 イズナ
呼称:カミサマ
この世界に神なんてものが実在してるとしたら、それは"面白い"のだろうかと考えたことがある。神の見えざる手が何かを操作して、祈りによって奇跡が舞い降りて。それはとても、つまらないんじゃないかなと思った。なので、稲荷 イズナは神ではない。ただただ長く時を重ねたレネゲイドビーイングだ。その自己認識がどうであれ、妾の答えは変わらない。
でもまあ、神ではないやつが神を名乗るのは割とよくある話だし、咎める理由も特にない。下す神なき天罰が下るその日まで、稲荷 イズナは神を名乗り続けるのだろう。
2.イリス
呼称:エリート
合理的な思考をする人間がいたとして。その合理性から感情的要素を完全に排除できるのだろうかと妾は考えていた。妾は感情を理解できないから。だから、とても興味深く、そして不安に思いつつ観ていた。だってそうじゃん、感情と合理が乖離した時苦しむじゃん。事実、そうなった。復讐なんて、感情そのままに行うような行動を。
復讐は終わり、少し気が抜けたように見える。答えは出せたのだろうか、その感情に。きっと、いずれ出すのだろう。折り合いを付ける強さを見た。正に人たるものの姿を見られたように感じる。
3.六波羅 六六六
呼称:しぶちょ
わからん! マジでわからん! 解説してくれ!!
と初対面の頃は思ってた。今はそんなに思ってない。解説されてもわからんので。
人間味が少し見えたおかげで、視方の印象が変わった。やはり人らしさというものがあったことは大きなことである。縁を結んだ人との関係を大切に想う心があれば、それがすなわち人という種の証明なのだろう、と。そう感じた。
人とはなんなのだろうな。改めて考える良い機会となった。
4.天ノ川 翔
呼称:常連さん
"眩しい人"と評するべきか、妾が今この時を生きる理由ともいえる人。どうしても理解不能だと思っていたが、蓋を開けてみれば、そこにいたのはただの人間だった。苦しみ、悩み、間違えて、それでも歩む。そんなただの人間の姿が、そこに在った。
きっと、彼のような人はこの先でもたくさん見つけられるのだろう。だって、彼は特別ではなかったのだから。
眩しく美しい、ありふれた普通の人。
5.レナーテ・フォクシィ
呼称:主任殿
友達と呼べるほどではなかったと思う。過去に置いてきたもの、通った道程のもの。その程度の認識であった、きっとお互いに。このような機会でもなければ再会することもなかっただろう。そして、旧交を温めるには歩んだ道と立つ位置が違い過ぎた。その鮮烈な生き様は、やはりどこまでも人であったと思うよ。
過去の妾には、余裕がなかった。見据えた目標があったから、中途で足踏みするつもりなどなかった。
駆けていた頃のレナーテにも、余裕はなかった。辿り着くべき境地がずっと見せつけられていたのだから、逸る気持ちがずっと燃え続けていたのだろう。
だから、すべてが終わったあの時、執着が終着へと届いたあの場所でこそ、妾とレナーテはようやく話せるはずだった。――惜しいことをしたと、思う。後悔しても遅いのだけれど。
セッション履歴
| No. | 日付 | タイトル | 経験点 | GM | 参加者 |
|---|---|---|---|---|---|
| フルスクラッチ作成 | 4 | ||||
| 使用ルールブック:基本Ⅰ&Ⅱ、上級、EA、LM、UA | |||||
| 1 | 2025/02/03 | ミッシングリンク1話『隕石が落ちた夜』 | 33 | 夕凪 | 天ノ川 翔(PL:ネル)六波羅 六六六(PL:小林)イリス(PL:koota110)稲荷 イズナ(PL:寝具) |
| 《レネゲイドボルト》3を新規取得。《災厄の炎》のレベルを+1。〈RC〉+1、〈芸術:製菓〉+1 | |||||
| 2 | 2025/03/23 | ミッシングリンク2話『アーバンストライク』 | 36 | 夕凪 | 天ノ川 翔(PL:ネル)六波羅 六六六(PL:小林)イリス(PL:koota110)稲荷 イズナ(PL:寝具) |
| 《水晶の宮殿》《ウサギの耳》《温度調節》を新規取得。《プラズマカノン》《コンセントレイト:エンジェルハイロゥ》のレベルを+1。〈RC〉+1、〈芸術:製菓〉+2、〈調達〉+1、〈情報:ゼノス〉+1。[強化服][コネ:手配師]を常備化 | |||||
| 3 | 2025/05/17 | ミッシングリンク3話『チェイン・オブ・オルタレイション』 | 夕凪 | 天ノ川 翔(PL:ネル)六波羅 六六六(PL:小林)イリス(PL:koota110)稲荷 イズナ(PL:寝具) | |