靴屋の小人や、鶴の恩返しに長靴をはいた猫といった『人間を愛し彼らの為尽くす御伽話』を代々宿す魔女の家系。
双子の姉と共に、その身に「鶴女房」の因子を宿し生まれてきた。
大勢を救おうとする「幸福の王子」といった物語りとは異なり「鶴女房」は愛した相手を伴侶として尽くす物語りのため、
本来は生涯のパートナーを決め、その人に尽くすことによって最も強く魔女としての力を発揮する。
ただし、小吉は『みんなが大好きだ！！！！！！』の性格の為、いまいち魔女としての素質が低い。

錦𦀗季紘(にしごうり すゑひろ)　●P感服/N劣等感　→連帯感/●任意(依存)

「姉貴」「姉ちゃん」「すゑ」
　ふたごの姉。彼氏もとい旦那とラッブラブ。姉ちゃんに理不尽にボコられて育ったおかげで丈夫になりました。

ヘクセンナハト　●P友情/N疎外感　→執着/●任意(絶望)

「ウチ」「オレら」」
　所属部隊とそこに関わる仲間達。誰一人欠けてほしくない。大好き。
　しかし同時に、皆何らかの使命や宿命を帯びている中、ただ一族が魔女だからというだけで参加している自分はこの席に座るに相応しいのかを常に内心で問い続けている。

秋月 大二　P尊敬/●N任意{贖罪)　

「大二」「叔父さん」
　シナリオNPC。ありえたかもしれない世界で出会った叔父。彼の存在で、自分達無力な凡人がいかに無自覚に彼ら特別な存在を孤独にしているのかに気づき、歪んだ思想かもしれなくとも、『すべて』のひとを守るという覚悟をキメる。

ルフィーナ・久遠　●P友情/N隔意　

「ルー」
　尊敬する同僚、そして友人。運命に翻弄されそうになりながらも都度自分の意志を示し貫く様に、自分達よりよっぽど美しく正しい『人間』だと感じている。

ハーラルト・ヘルトリング　●P友情/N隔意

「隊長」
　自慢の隊長、そして友人。絶対死なさない。
　人付き合いが苦手のようなので、そーゆう所をオレが助けられたら嬉しいけど、隊長自身が他人をもっと好きになれたら嬉しいな～これおせっかいかな～。オレばかだからわっかんねえなあ！

フィロメナ・E・フラメル　●P友情/N隔意　

「フィロ、フィロたん、フィー等」
　実は同期入隊。友人。自分とは違い色々な過酷なものを背負う小さな才女の一番近い味方でありたいと思っている。

酒木 祀　●P信頼/N劣等感　→●尽力/劣等感　

「酒木」
　シナリオNPC。相棒で、友人。彼女の抑圧されているような面を心配しつつも、自分はそういうものを感じさせない隣人でいたいと思いしょっちゅうコンビニやらジャンクフード店やらに誘って食事を共にしている。守りたいと、考えている。……たとえ彼女に自分が必要でなくとも。

HO② シナリオロイス:酒木 祀
君はヘクセンナハトのディフェンダーだ。
同期となる祀と組んでの任務中に遺産奪取の話を聞かされる。
共に向かった先で君はアウロラに来ないかと誘われることになる。

　仲間達と共に、ジャン＝ジャックの助けを借りアン・ヴィーヴルと闘い彼女に勝利する。

　「『自分の事』じゃない事を、自分の目的にしちゃうといけないんだなって思った～……的な？」

HO② シナリオロイス:アブサン
君は若者だ。
UGNマドリード支部を訪れた君はオヤジ共の手厚く、暑苦しく、酒臭い歓迎を受ける。
しかし、君の任務がマスク・ド・シュテンの討伐である事を知ると途端に態度を一変させる。
酒臭くない人間を相手に調査する必要があるだろう。

異界の獣との戦闘以来、様子がおかしい。しかし、まだ誰にも気づかれいない。だから、『決意』した。

HO②　シナリオロイス:秋月　大二
君は男性だ。
共学になったばかりで男性が警戒される碧海高等学校には主に潜入せず外部からアプローチする役に回ることになる。
この時代における魔女であり協力者である秋月大二は君を避けたかと思えば気にかける。
何かを隠している人間の態度だ。

『特別』な存在を苦しめる無辜の民の顔をした加害者たちのひとり。自分も、家族も、そういう存在なのだと自覚した。
だから、『特別』な使命と特別故の孤独苦しみから彼らを守るためにこの身の全てを使い潰す決意を固めた。

HO②　シナリオロイス:酒木祀
君は客分としてこの世界に招かれた。
そして、ワルプルギスの一員となる祀はこの世界で君と生きたいと望んでいる。
何も説明しなかった彼女の姿は、君の目にどう映るだろうか。

『特別』を嘆く祀に跪き、『ありふれた』将来を約束した。
日に日に自己嫌悪は大きくなっていく中、彼女と仲間のために善人で在り続ける事を一生の償いとする。それが、秋月大二から託されたものを手に出した、結論。御伽話のひとつのおわり。