性格

　真面目で冷静沈着な少女。元来は優しく活発な少女だったが、今はその鳴りを潜めている。任務に忠実であり、隊長であるハーラルトや上司であるノナのオーダーを確実に遂行しようとする。しかしタロスの腕の負担や内にくすぶる憎悪を常に抑え込んでおり、表に出さないストレスを貯めている。任務に遂行時に感情が邪魔になると思っている節があり、感情を表に出さないことも多い。
　感情は抑え込むが考え悩む癖があり、よく疑問を口にしては周りに質問することも。とくに人間とオーヴァードと魔女と自分の差異については敏感で、敵であろうと相手を知ろうとする傾向がある。

境遇

　UGNロシア出身の対魔女エージェント「ゾフィーリヤ・プロスニルノヴァ」と魔女因子研究者である「久遠湊」との間に生まれた。二人はゾフィーリヤが任務で日本に訪れた際に出会い、奔放な久遠と真面目なゾフィーリヤの対比的なコンビとして活躍した。しかしルフィーナが幼い頃に久遠博士が行方不明になり、ゾフィーリヤが一人で娘を育てることになった。

魔女になったきっかけ

　ゾフィーリヤは自身も魔女因子を持つエージェントであり、「くるみ割り人形（ナッツクラッカー）」のコードネームを持つ優秀なエージェントだった。人々を魔女の脅威から守る一方、過激派やその他派閥の魔女からは恨まれることも多かったという。ルフィーナが12歳の頃、過激派の魔女が休暇中だったゾフィーリヤを襲撃。共にいたルフィーナを守ろうとしてゾフィーリヤは落命してしまう。ルフィーナもまた右腕・右目・膝から下の両下肢・一部の臓器を失う大怪我を負うが、その時に魔女因子が覚醒し、オーヴァードになることで一命を取り留めた。

その後

　駆けつけたUGNに保護され、治療とRC訓練を施される。相当に荒れた時期もあったが、ゾフィーリヤから受け継いだ強い精神力と優しさや、彼女を支えようとする者たちの助けもあって持ち直す。しかし過激派魔女を憎む気持ちと母から教えられた優しさが己の中で矛盾し、常に考えたり悩む癖が身についてしまう。人とは。オーヴァードとは。魔女とは。半ば人形と化した自分は何者なのか。その答えを得るべく、そして人を守ろうとした母の想いを受け継ぐべく、ルフィーナはヘクセンナハトへの入隊を希望するのだった。