【情報】

【能力】

【能力適性】(A〜Eのランクで判定)

「彼女は―――無邪気で、少しわがままなただのお嬢様だ。そうである方が幸せに違いない」
　

所持する因子は「魔眼」―――魔女の最も象徴的にして最も恐るべき力を持つ「｜魔性の女《ファム・ファタル》」。その瞳に魅入られたら最後、彼女の掌の上で踊らされ、彼女への服従と奉仕こそが最高の快楽であると刷り込まれる。本人に戦闘能力は皆無だが、味方を熱狂させ、限界を超えた能力を発揮させることによる支援に長けている。短時間であれば敵対している相手すら「魅了」して、命令を遂行させることが可能である。この能力は普段から微弱に発揮されているのか、ちょっとしたことを代わりにやってもらうなどといった些細なことを周囲はひとりでに聞いてしまうことになる。

彼女自身はこの「信用ならない」能力と自分なりに向き合っており、可能な限り不利がなく、後腐れのない交渉を心がけることである程度の周囲からの信頼を得て愛されている。しかし、それでも彼女の真の力を知る者からは「いつ本性を現すか分からない」「彼女の言葉に魅力を感じた時は操られている時だ」などの不信感を抱かれており、その板挟みの中で葛藤することも多い。彼女には「本当の愛」が分からない。

フラメル家が設立した製薬会社。かつて魔女狩りなどの影響で地下に潜った錬金術師(現在の科学者)達のネットワークから派生した「表の顔」である。表社会にレネゲイド由来の製品を流さないことは徹底しているが、その研究過程でオーヴァードやレネゲイド関連の技術を利用することで他社を出し抜いている。一方でレネゲイドが認知されている世界においても古来よりの、しかし決して時代遅れではないノウハウを活かした技術研究を行っており、その為に彼女が所属するチーム・ヘルメスを抱えている。あくまでレネゲイドに関しては秘匿派であることから、現在ではUGNと繋がりがある。