“12554232913304”ウムル
プレイヤー:フィーネ・クローチェ
あぁ?…んー。…あえ?今なんて?
- 年齢
- 5歳(正常に生きていれば14歳)
- 性別
- 女
- 星座
- 山羊座
- 身長
- 156cm
- 体重
- 42kg
- 血液型
- AB型
- ワークス
- UGNエージェントB
- カヴァー
- 暗殺者
- ブリード
- クロスブリード
- シンドローム
- エンジェルハィロゥ
- エグザイル
- HP最大値
- 25
- 常備化ポイント
- 4
- 財産ポイント
- 2
- 行動値
- 11
- 戦闘移動
- 16
- 全力移動
- 32
経験点
- 消費
- +34
- 未使用
- 0
ライフパス
| 出自 | 自分のモデルとなった姉がいる。自分は姉を生き返らせるための人形、生贄だった。 | |
|---|---|---|
| 姉妹 | ||
| 経験 | UGNから独立(保護観察)してからは、暗殺者として生計を立てている。 | |
| 危険な仕事 | ||
| 邂逅 | 桐谷雄吾に救われて、UGNチルドレンとして生きるすべを教わった。 | |
| 保護者 | ||
| 覚醒 | 侵蝕値 | 元々オーヴァードだった姉の代用品として、造られた時点で能力は存在していた。 |
| 素体 | 16 | |
| 衝動 | 侵蝕値 | 力の根源たる何かが殺戮を欲している。象が蟻を踏みつぶすように、矮小なる存在には死を。 |
| 殺戮 | 18 | |
| その他の修正 | 2 | Dロイス インスピレーション取得分 |
| 侵蝕率基本値 | 36 | |
能力値
| 肉体 | 2 | 感覚 | 5 | 精神 | 1 | 社会 | 1 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| シンドローム | 0+2 | シンドローム | 3+1 | シンドローム | 1+0 | シンドローム | 0+1 |
| ワークス | ワークス | 1 | ワークス | ワークス | |||
| 成長 | 成長 | 成長 | 成長 | ||||
| その他修正 | その他修正 | その他修正 | その他修正 | ||||
| 白兵 | 射撃 | 1 | RC | 1 | 交渉 | ||
| 回避 | 知覚 | 1 | 意志 | 調達 | 1 | ||
| 情報:UGN | 1 |
ロイス
| 関係 | 名前 | 感情(Posi/Nega) | 属性 | 状態 | |||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ヴァシリオス・ガウラス | 感服 | / | 脅威 | 殺しそこなった相手。お互いに重傷を負った。 | |||
| 霧谷雄吾 | 誠意 | / | 猜疑心 | 第二の父とも呼べる存在。命の恩人。 | |||
| アリオン | 友情 | / | 不安 | 相棒。24時間、ネックレスにして首から下げている | |||
| Dロイス | 複製体 | ― | 上級R P.38 | ||||
| イズミ | 好意 | / | 不安 | ||||
| いちのせしょうま | 面白い人 | / | 恥ずかしい事いう人 | ||||
| おおがきしょう | 好奇心 | / | 不安 | ||||
エフェクト
| 種別 | 名称 | LV | タイミング | 技能 | 難易度 | 対象 | 射程 | 侵蝕値 | 制限 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| リザレクト | 1 | オートアクション | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | 効果参照 | ― | |
| (LV)D点HP回復、侵蝕値上昇 | |||||||||
| ワーディング | 1 | オートアクション | ― | 自動成功 | シーン | 視界 | 0 | ― | |
| 非オーヴァードをエキストラ化 | |||||||||
| コンセイトレイト:エンジェルハイロゥ | 2 | メジャーアクション | シンドローム | 2 | |||||
| 組み合わせた判定のクリティカル値を-Lv | |||||||||
| ウサギの耳 | 1 | メジャーアクション | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | ― | ― | |
| R2:P82 聴覚の指向性を高めるエフェクト。たとえ雑踏の中であっても、遠く離れた場所にいる人物のささやき声を聞くことが出来る。また、特定の音のみを聞き分けることも、10キロ以上離れた場所で落ちた針の音も聞くことが可能。GMは必要と感じたなら、<知覚>による判定を行わせても良い。 | |||||||||
| 十徳指 | 1 | メジャーアクション | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | ― | ― | |
| R2:P125 指先を色々な形に変形させ、専用の工具の代わりに使用するエフェクト。望むなら万能鍵の代わりにすることもできる。GMは必要と感じるなら<知識:機械工学>による判定を行わせてもよい。 | |||||||||
| 自動触手:エグザイル | 4 | オートアクション | 自動成功 | 自身 | 至近 | 2 | ― | ||
| あなたがガードを宣言する際に使用する。あなたを攻撃してきたキャラクターに[Lv*3]点のHPダメージを与える。このエフェクトは1ラウンドに1回まで使用できる。 | |||||||||
| 骨の銃:エグザイル | 1 | マイナーアクション | 自動成功 | 自身 | 至近 | 3 | ― | ||
| R1:P130 骨を弾丸とする銃を体内で作り出す。そのシーンの間、以下の武器を作成、装備する。 種別:射撃 技能:<射撃> 命中-1 攻撃力:+[Lv+5] ガード値:0 射程:20m | |||||||||
| 小さな塵:エンジェルハイロゥ | 5 | メジャーアクション | 〈射撃〉 | 対決 | 武器 | 2 | ― | ||
| R1:P100 このエフェクトを組み合わせた攻撃の攻撃力を[Lv*2]する。 | |||||||||
| 主の右腕:エンジェルハイロゥ | 3 | メジャーアクション | シンドローム | 対決 | 2 | ― | |||
| このエフェクトを組み合わせた攻撃の攻撃力を+〔Lv×2〕R1:99P/EA:22P | |||||||||
| 異形の祭典:エグザイル | 3 | メジャーアクション | シンドローム | 対決 | [LV+1]体 | ― | 3 | ― | |
| (EA準拠、P.65) 無数の腕や触手を体内から生成し、攻撃を行うエフェクト。 このエフェクトを組み合わせた攻撃の対象を[Lv+1]体に変更する。このエフェクトは1シーンに1回まで使用できる。 | |||||||||
| オールレンジ:エグザイル | 3 | メジャーアクション | 〈射撃〉 | 対決 | ― | 武器 | 2 | ― | |
| R1:P128 自らの四肢をより正確に操作するエフェクト。このエフェクトを組み合わせた判定のダイスを+Lv個する。 | |||||||||
| インスピレーション | 1 | メジャーアクション | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | 2 | ― | |
| R1 P.146 直感によって過程を飛ばして正解に辿り着けるエフェクト。GMに対して疑問点を直接質問することができる。1シナリオにLv回分使用できる。 | |||||||||
コンボ
門にして鍵
- 組み合わせ
- 骨の銃
- タイミング
- 技能
- 難易度
- 対象
- 射程
- 侵蝕値
- 3
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
- 100%未満
- 100%以上
虚空の門
- 組み合わせ
- オールレンジ+主の右腕+小さな塵+コンセイトレイト:エンジェルハイロゥ
- タイミング
- メジャーアクション
- 技能
- 射撃
- 難易度
- 対象
- 射程
- 侵蝕値
- 8
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
- 100%未満
- 5+3
- 8
- 1-1
- 22
- 100%以上
- 5+4
- 7
- 1-1
- 27
- 5+3
窮極の門
- 組み合わせ
- オールレンジ+主の右腕+小さな塵+コンセイトレイト:エンジェルハイロゥ+異形の祭典
- タイミング
- メジャーアクション
- 技能
- 射撃
- 難易度
- 対象
- 射程
- 侵蝕値
- 10
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
- 100%未満
- 5+3
- 8
- 1-1
- 22
- 100%以上
- 5+4
- 7
- 1-1
- 27
- 5+3
1シーンに1回のみ 攻撃対象[Lv+1]体 初期4体
| 一般アイテム | 常備化 | 経験点 | 種別 | 技能 | 解説 |
|---|---|---|---|---|---|
| コネ:情報屋 | 1 | コネ | 〈情報:裏社会〉 | 情報:裏社会の判定ダイスに+2 | |
| コネ:UGN幹部 | 1 | コネ | 〈情報:UGN〉 | 情報:UGNの判定ダイスに+2 |
経験点計算
| 能力値 | 技能 | エフェクト | アイテム | メモリー | 使用総計 | 未使用| 0
| 0
| 164
| 0
| 0
| 164
| 0/164
| |
|---|
侵蝕率効果表
現在侵蝕率:
容姿・経歴・その他メモ
吸収+エンジェルハイロゥの技能(射撃武器)=攻撃+デバフ
エンジェルハイロゥのスキルで銃を作って(光の銃)、自分の身体は触手でカードしたい
FGOのアビゲイル・ウィリアムズみたいな触手と肉体を組み合わせた攻撃?みたいなのをしたい。(触手からビームもあり)
火力は高い方が嬉しいが、低火力でもデバフをつけられるような、一癖あるような戦い方も可。
設定
ウムル。女性。人造人間(ホムンクルスのようなもの)。暗殺者。実年齢5歳。両利き。1月1日生まれ(後に霧谷雄吾につけてもらった。実際の誕生日は不詳)。銀髪に青い目。ボーイッシュで目が虚ろ。
見た目は十代半ばの少女。お金で雇われれば何でもする、いわゆる何でも屋だが、基本はお金を貰って殺人をすることを主としている。ただし、殺すのは裏社会の者や、この世にいると都合の悪い悪人だけ。それがウムルの絶対の条件である。
殺しに銃器を使うことあれば、自分の髪で対象の首を落とすこともある。背中からタコのような触手を出すことが出来、対象を狂気に落としてから触手で絞め殺すこともする。そのまま体内に取り込み捕食することも。
その場合、部屋に残るのはタコの分泌液のような粘液だけである。
殺しをするときはソラリス製の意識を集中させる「飴」を服用する。酩酊状態になるが、集中力が増すためだ。(あくまでフレーバーアイテム)
ヴァシリオス・ガウラスは一度ターゲットとして殺すように依頼された人物であるが、あと一歩のところで殺し損ねてしまった。
その経緯から、今でもヴァシリオスの命を狙っている。
目標達成のためには手段を択ばず、自らの命も厭わないその姿勢から、周りからは「命知らず」のあだ名で呼ばれていた。一度はウムルを命を奪うチャンスを与え、その後に殺しを行うスタイルからそう噂されるようになった。
ウムルからすると、「一方的なのはフェアじゃない」という考えと、「相手が自分に勝てないと悟らせてからの方が、殺しをした時に背中の触手が喜ぶから」らしい。
別に異名に拘りがなかったため、その単語をポケベル語にしたものをコードネームとして使っている。読み方は変わらず「いのちしらず」である。
アリオンというレネゲイドビーイングを首から下げて、普段の数少ない会話相手となっている。
一人称:僕 二人称:〇〇さん、貴方
口調:フランク
好きな食べ物:甘い物、飴
嫌いな食べ物:特になし
好きなこと、もの:殺し、自分の背の触手、脳内に響く謎の呪文・声、自由
嫌いなこと、もの:父、悪人(ウムル基準)
経歴
銀髪に青い目の美しい少女。髪は長く伸ばしていた。
ウムルとは本名ではない。元々は名前があったはずだが、彼女自身それを忘れてしまった。
とある父子家庭の、少し身体が弱いがどこにでもいる少女だった。意識を持ったのは9歳の頃。(9歳だと父に言われた)
母はウムルが幼い頃、交通事故で亡くなったと聞いている。父はウムルの事を大事に大事に育ててきた。父は医者だと言われており、ウムルは週に1度ほど、微熱がでる体質だった。それが何かは現代の医学ではわからないが、点滴をすれば治るから、と、父からの点滴を受け続けてきた。点滴を打ってもらうと、その熱も引いていったのだ。
ウムルは父のことを信じ、家族として愛してきた。しかし、過去のことを思い出そうとすると記憶にモヤがかかったような状態だった。
うっすらとだが、母の面影を夢に見、父からの愛情もずっと受けてきた。その記憶はあるのに、どこか自分でない誰かの記憶のような・・・そんな違和感を覚えていた。
父に相談しても、「思春期によくあることだよ」と、明確な答えは得られなかった。それでもウムルは父を尊敬し、信じていた。
が、それは儚くも脆く崩れ去る。
いつものように父から点滴を受けている時、ふと父の服から今まで嗅いだことのない、化学薬品のような臭いがした。それがどうしても気になってしまったウムルは、点滴スタンドを押しながら、父の様子を見た。すると父は壁の向こう側に消えて行った。隠し扉があったのだ。
ウムルは父の手の動きから、何かタッチパネル式の鍵がかかった部屋であること、そして、パスワードを盗み見る。
何故父がこんなことを?あそこで一体何を?
ウムルが初めて父を疑った瞬間であった。
その夜、ウムルはこっそりとその隠し扉の前に立ち、パスワードを入力した。
すると地下へと降りる階段があり、その先には1つの、人間が入ったカプセルがあった。ウムルと瓜二つの少女が、ウムル自身が、そこに居た。
ここにいる少女は誰?僕は、誰なの?
ウムルは目の前の少女と自分が怖くなった。
ウムルが隠し部屋に入ったことを監視カメラで見ていた父が、すぐさまウムルを追いかけ、膝をついて絶望しているウムルと合流する。
「この子は誰?」「僕は誰?」「僕はお父さんの子だよね…?」「ねぇ、何か言ってよ、お父さん…」
父は何ひとつ言葉をかけない。
ここが現実なのか、夢なのか、ウムルには理解できない虚ろな世界に意識を落としていると、聞きなれぬ男の声が聞こえてきた。
「お前はこの娘の代用品だ」
「父親はお前を愛していた訳でない。お前を通してそこの女を愛していたのだ」
「私はそれを見てきた。お前はただの、人の姿をした玩具に過ぎなかったのだ」
その声を聴くのは初めてのはずなのに。何故かそれが真実であると信じさせるだけの威厳が、その言葉にはあった。
「だが、私はお前を気に入っている」
「私は全にして一、一にして全なる者。
お前が望むのであれば、私がお前を生かしてやろう…
そこの男を殺せるものならな」
ふと意識が戻る。目の前にいたのは、愛おしい父ではなかった。
殺すべき、憎き僕の"持ち主"であった。
その"持ち主"は、どこからか隠し持っていた拳銃を取り出し、ウムルに向けた。
「失敗作に用はない」
それが持ち主の最期の言葉だった。
また記憶が曖昧になる。心臓の鼓動が高鳴り、視野がぎゅっと狭くなる。ウムルの中に宿る野生の本能が、生きたいという意思が、気が付けば"敵"から銃を奪い、弾が無くなるまで打ち尽くしていたのだ。
ようやっと、自分が呼吸をしていなかったことに気づいたウムルは、急いで酸素を肺に取り込む。
何がなんだかわからない。
分かるのは、男は血塗れになり、床に血の池を広げていることだけだった。
この男は誰だったっけ?
僕は、なんだっけ?僕の名前は…
未だ脳の処理がおいついていないウムルに、また聞きなれぬ先ほどの男の声が響く。
「宜しい。お前は我が子を孕むに値する」
「しかし、まだ時ではない。お前には私の名を、"ウムル"の名をやろう」
「私の力の一端をお前に貸し与えよう。お前はもう自由であり、"人間"だ。そしてーー」
そういって、その声は聞こえなくなった。
程なくして、目覚めたウムルは知らない天井を眺めていた。いつの間にか眠っていたらしい。
「気が付いたんですね」
そういってウムルに声をかけたのは、最初からそこにいたのか、細身の男性だった。
その男曰く、自分はUGNという組織の日本支部長、霧谷雄吾だという。
UGN?支部長?何の話だろう?
しかし、その男の声色は父のものでも、白昼夢で聞いた声とも違う優しさに満ちていた。
話を聴けば、UGNとはオーヴァードとなった者を保護し、秘密裏に世界の調和を保つ機関、ということらしい。
自分が人形だ失敗作だと、まだ脳が理解できていない状況で伝えられた世界の事実。
ただでさえ身も心も疲れているのに、いい加減にしてほしい。ウムルはそのままふて寝をしたが、事態がどうこうなるものでもない。
後日、霧谷から聞かされたことは、自分は人造人間であり、独自の調査をしたところによると、「姉」にあたる、もう一人の僕の記憶を受け継いだコピー人間だということだ。
姉は2年ほど前にオーヴァードの中でも「ジャーム」という存在になり、ひとつの街を崩壊寸前まで陥れたところで絶命したのだという。
父は姉を生き返らせたいと、UNGでも目の届かぬ場所を拠点にし、謎の書物から死者蘇生などのオカルトそのものを信じた。
もう暫く父の下にいたら、僕を犠牲に姉の復活の生贄にさせられていた、ということだった。
なんだ、結局僕が父を殺そうと殺すまいと、状況は変わらなかったのだ。その時に殺されていたのが僕か、父かという点では何も変わっていない。僕がひとりぼっちになったという事実も含めて。
そのような心情が顔に出ていたのか、霧谷は殊更ウムルに気を遣うように、
「貴女にはお姉さんとほぼ同等の力が備わっているはずです。即ち、放っておけばジャームになってしまう程の」
「UGNで訓練を受けませんか?」
「お姉さんと貴女は、根本では似たものかもしれません。しかし、貴女は貴女です。お姉さんとは違う」
「貴女は、自分の人生を生きることができるはずです」
そのような説教…いや、説得なのだろうか。滔々と語ってきた。
日本の支部長ということだけあって、この手の話をするのは慣れているのだろう。
結局、あの謎の声が語ってきた「自由である」為にも、今の僕では何もできない、ただの小娘なのだから。
選択肢がないとも言えるその提案を、ウムルは飲むことになる。
それまでわからなかった誕生日も、霧谷雄吾につけてもらったり、戸籍も作って貰った。
その他諸々、人間として生きるために必要なものは霧谷雄吾から貰った。彼はある種の恩人である。
そして過去と決別するために、長く伸びていた髪の毛をバッサリと切った。
元々ウムルが好きで伸ばしていたわけでもない。ウムルが作られた時に"あの男"がそうしていただけだ。未練はなかった。
その後、3年間、ウムルは人の姿でいうと、十代前半に成長していた。
UGNで訓練を受け、UGNチルドレンと呼ばれる存在の一部となった。
特に銃の扱いは人より長けており、何もない空間にイメージするだけで銃を錬成することができる程度には、このエフェクトと呼ばれる魔法のようなものの使い方にも慣れてきた。
脳内で響く呪文、
「ダルブシ、アドゥラ、ウル、バアクル。あらわれたまえ、ヨグ=ソトースよ。あらわれいでたまえ。」
それを唱えると、背中からタコのような触手が多数生え、第三の手として、また、攻撃から身を守ってくれる。ウムルは何故かそれが、便利だという思考を越えて、「愛おしい」と思っている。何故なのか、ウムル自身どこからその感情が湧いてくるのか分からない。
また、それなりに世間の常識も学び、自分ひとりで生きていけるだけの力は備わった。
僕が自由に生きる時は、着々と近づいていた。
ウムルは霧谷雄吾に「自由に生きたいです」と告げる。
反対されると思った。もしかしたらこのままUGNと戦うことになるかとも思った。
しかし、霧谷雄吾からは「保護観察という形でお目付け役が監視することになりますが、それでよければ」と、折衷案を持ち掛けてきた。
少し肩透かしを喰らった感はあったが、ウムルはそれを飲み、晴れて自由(お目付け役あり)となった。
ウムルがたまに感じる「殺戮を楽しみたい」という衝動を消費するため、
ウムルUGNで手に入れた力によって、何でも屋という名目の殺し屋へと落ちぶれていた。
ただし、殺すのは父のような人間、ウムルの中にある正義の天秤にかけ、「悪だ」と判断した人間のみ。
住処はぼろい民家を仮住まいしており、仕事の度にそういった民家を転々としている。
お目付け役の人には、当日に仕事の場所や時間を告げるため、大分ウムルに振り回されている形である。
何でも屋のため、夜に行う、殺し以外の仕事もあるのだが、見た目からも、夜の街を歩いているとパパ活に誘ってくる大人たちと多く出会うこともあった。
そのような事をしたがる大人は悪であるため、誘いに乗ったフリをして伸し、財布を奪ったりもしている。
だがそのようなスリまがいの事を繰り返すのは小物がやる事だと、暫くしたら飽きてしまった。
そういう大人たちに見つからないように、出来るだけ人気のない場所を通ったり、すっかり日陰者となってしまった。
UGNともある程度の交流があり、情報網から、表では報道できない悪人(ジャーム)を討伐する作戦に臨時戦力として参加する日もある。そこは、保護観察という名目上、仕方のないことだ。むしろ、今でも見た目は10代半ば、生まれた年数で言えば5歳といったところ。まだまだ大人の手伝いが必要であることに変わりはなかった。
とある押し込みの殺しを済ませた日、そのターゲットのデスクに黒曜石のアクセサリーが置いてあったのが目に入った。
今しがた殺した"これ"に贈られたものなのだろうか?
「おう。アンタがオレの相棒か?」
なんとそれは言葉を発したのだ。
一瞬驚いたものの、よくよく考えれば僕は姿もない声に救われたのだ。まだ形がある声の方が自然なのではないか?
それに、アリオンと名乗るそれと話してみれば、なかなかに気のいい奴である。
ウムルはアリオンを気に入り、そのアクセサリーをネックレスにし、24時間共に過ごすこととなった。
それからはアリオンが話し相手となり、アリオン風に言うならば、「相棒」となった。
ウムルは仕事をする時、何でも屋の伝手を使い、医者でソラリスのオーヴァードが作る飴を食べるようにしている。
ウムルは姿なき者の声が聞こえたりと、注意散漫になり自我を失いがちである。
「僕は…誰だっけ?今何してたっけ…?お父さん…あの人は、お父さんの声なの…?」と、夜道を彷徨っているところをUGNエージェントに保護されることもあった。
その対処として飴を処方されている。
舐めると一時は意識が飛んでいるように気持ちよくなり、酩酊状態になるも、その後は意識を集中させることができる。
しかし、服薬していたにも関わらず、殺し屋として依頼を受けた際、ヴァシリオス・ガウラスというオーヴァードを取り逃がしてしまった。
互いに致命傷には至らなかったが重傷を負わせるところまでは傷つけたのだが、
これもまた、アリオンに「命を粗末にするな」と叱責された。ウムルは肩と腹に風穴が空き左脚の骨が折れ、大量の流血をしていたにも関わらず、なおもヴァシリオスを仕留めようと追跡し、彼が召喚した、大盾を持った女性型のレギオンに攻撃を阻まれて逃げられた。そんな無茶な戦い方をしていたからだ。
その後は飴の服用回数が増えた。
裏稼業ではウムルのことを「命知らず」だと言う者たちが増え始めた。銃を使うにも関わらず相手の攻撃範囲まで近づいて、一度はウムルを殺せる状況を作ってから相手を抹殺するからだ。
ウムルからすると、「一方的なのはフェアじゃない」という考えと、「相手が自分に勝てないと悟らせてからの方が、殺しをした時に背中の触手が喜ぶから」らしい。
※恐らく背中の触手が相手のSAN値を吸っている的なフレーバー
ウムルは特段気にしていないが、それを通り名にしてもいいかと思い、ポケベル語で「いのちしらず」をそれにした。なぜポケベル語かというと、他にも被る名前の者がいるかもしれないから。
他の殺しも現在は出来ている。まだ大丈夫。もう大丈夫。僕は自分の正義を貫けている。UGNとはベクトルが違うかもしれないが、悪人を今日も殺したのだ。僕は間違っていない。死んでも天国にいけるはずだ。
もはや自分に言い聞かせるように、いまいちはっきりしない意識で考える。
そういえば、あの謎の声は、「我が子を孕むに値する」とか言っていたような…。あれはいつの事だっけ…?
でもまぁ、今考えても仕方ないか…。そういって背中から生えている触手を愛おしそうに撫でる。
気が付けばウムルも外見だけでいえば十代半ば。この後、ウムルが身籠るのが先か、ウムルが果てるのが先か、それは謎の声だけは知っているのだろう。
私の力の一端をお前に貸し与えよう。お前はもう自由であり、"人間"だ。そしてーー
"私のものだ"
履歴
▼PC4用ハンドアウト
ワークス/カバー:UGN系orフリーランス/任意
シナリオロイス:“マスターレギオン”ヴァシリオス・ガウラス 推奨感情 P:感服/N:脅威
指定設定:オリジン:ミネラルのレネゲイドビーイング『アリオン』がいる(付き合いの長さは任意)
君はUGN系列のエージェント、もしくはフリーランスのオーヴァードだ。普段から世界を転々としており、各地の支部とギブ&テイクの関係を築いている。
君はFHのマスターエージェント“マスターレギオン”ヴァシリオス・ガウラスと因縁があり、これまでに幾度も激突した。(彼がFHエージェントになる前からの知り合いでも良い。この設定はGMと相談すること)
君は今度こそ彼と決着を付けるため、豪華寝台列車“マリンスノー”へと乗り込むのだった。
関連NPC
▼“奇妙な隣人”アリオン(PC4)
PC④が身に着ける黒曜石のアクセサリーの形をしたレネゲイドビーイング。
馬にもなれるがあまりなりたがらない。ぶっきらぼうなものの意外と世話好き。
「まぁ良いんじゃないですか。俺はお前さんを助けるだけですよっと。」
2025年2月19日 エレウシスの秘儀完走
同卓したキャラクター
一ノ瀬 翔馬 https://yutorize.2-d.jp/ytsheet/dx3rd/?id=fSvWbv
アリア=クオリア https://yutorize.2-d.jp/ytsheet/dx3rd/?id=bPJLID
隹喰 紫悠 https://yutorize.2-d.jp/ytsheet/dx3rd/?id=oad9ym
追加設定
大賀 輝生(おおが きしょう)と恋仲になった。
セッション履歴
| No. | 日付 | タイトル | 経験点 | GM | 参加者 |
|---|---|---|---|---|---|
| フルスクラッチ作成 | 34 | ||||
| 1 | 20241124 | キャラクター作成 | 響瀬にぃな | xx天草千雨フィーネ緋烏九十九黒鯛 | |
| 2 | 20250219 | エレウシスの秘儀 | 響瀬にぃな | xx天草千雨フィーネ緋烏九十九黒鯛 |