容姿・経歴・その他メモ

ワイルドな魅力を醸し出すFH戦闘員の少年。セル「ミレイスト」所属。
両親ともにFH関係者のオーヴァード、ゆえに生まれながらのオーヴァードにして生粋のFHチルドレンである。

経歴

　軍事アナリストの母、兵器・車両等の整備職の父を持つ。戦場の重要性とFHで生き残っていくことの厳しさをよく理解していた稀血は、チルドレン教育を受ける中で力を示し、重要任務の最前線に出る機会を得られるよう立ち回った。当然両親の心配と反対を受けるが、稀血は頑固に己の意見を説いた。安定したセルへの配属、自己と関係者の裁量権。安泰な貴白雪家の地位を作り上げるには、もっと上に行く必要があった。
　彼は自身の“宝”を守るためなら手段を選ばない。

「｜奇妙な隣人《ストレンジネイバー》」

　16年前、貴白雪稀血の出生と同時に失われた命が3つある。彼の3人の姉妹となるはずだった胎児たちだ。姉妹たちはそもそも胎内での成長状態が悪く、だからこそ稀血と母体の安全が守られたのだが、出産と同時に死産を経験した父母のショックは大きかった。無事に生まれた一人息子に愛情を注ぐ傍ら、亡くなった娘たちへの想いが尾を引き続けていた――幼い息子が「3人の妹が見える」と言い出すまで。
　貴白雪稀血はその身に“妹”たちと共生している。彼の妄想の類ではなく、独立したレネゲイドの知性として実際に存在しているのだ。それは長年エフェクトの一部だと判断されていたが、ここ数年でレネゲイドビーイングという種の発見・解明が進んだことにより、共生型レネゲイドビーイングであることが判明した。
　“妹”たちに実体はない。しかし姿を現すことはできるようだ。オーヴァードが意識して見るなら、数体（多くて3体ほど）の真白き乙女達が、霧のような幻影の姿で稀血の背後に現れているのが見えるだろう。見ようとしなければ見えず、非オーヴァードにはもちろん知覚できない。宿主である稀血には常に姿が見えているようで、しばしば彼が空中に話しかけている様子が目撃される。自身らのオルクス因子の濃い領域ならば、誰にでもはっきりと目視できるらしいが……。

戦闘スタイル

　父譲りの車両への興味が高じて立派なバイカーとなった稀血は、運転技術とキュマイラの優れた身体感覚を融合したバイクでの戦闘を得意とする。反り立つ黄金の角を額に備えた彼は、どんなに不安定な足場でも大胆に走り抜け、飛び上がって美しく回転し敵を轢き飛ばす。その様はまさに芸術的で、断崖絶壁を跳ねる山羊やカモシカの姿に例えられる。
　母の教えか、戦場の環境把握にも長ける彼は、地形を問題にしない。一瞬にして距離を詰め攻撃したかと思えば、いつの間に安全地帯に戻って悠々と見下ろしている。その秘訣には、共生型レネゲイドビーイングの領域による導きがあるようだ。

履歴

Deadman's Cruise

・ 室蘭亜南 （✅連帯感／🔲隔意　）
　仲間。実力者にありがちな頭のネジの飛んだタイプだなと思ってる。先輩への敬意？ 知らん。
・“Agata”（🔲感服　／✅呆れ　）
　上司。ブレない所はまあ…悪くない。仕事は増やしてくるがやり方を任せてくれる部分が大きいのは助かる。
・“破壊の女神”（✅尊敬　／🔲劣等感）
　「カーリーの姐さんはやっぱ頼れるなァ！ また機会があったらよろしく頼んます！」
・ ムガ （✅好意　／🔲不安　）
　もしうちのセルと懇意な間柄になってくれればセルの立場も上がる……いや、だがトラブルの種にもなるに違いない。
　でもあんな小っちゃい女の子だぞ？ ダチと仲良くやる時間があってほしい……。

Revenger's Blade

・“Agata”
　面白がるな。この俺の足元を見るな。ウゼェ。さっさと成果挙げてコネ作って出世しよ……。
・ 室蘭亜南
　コイツは何なの？

セッション履歴