アーベルは齢50を超えた身でありながらも、その剣技や身のこなしは老いを感じさせないモノだった。
その秘密は彼の脊髄、脳、心臓、骨、筋肉、その全てが神経と血の循環ではなく、魔術的な回路によって稼働している為である。

第一に、彼は呼吸を行う必要性がない。
酸素を体内に取り込む必要が無く、酸素によるあらゆる劣化現象が発生しない。
酸素が彼に及ぼす害と言えば、身体を形成する金属類の酸化程度が主である。が…、
本人は気付いていないが彼の体表は肉体を失ってもなお、グローヴィスの加護に包まれており酸素を寄せ付けず酸化や燃焼が起きにくい状態でもある。
しかし、この身体にはある致命的な欠点を抱えていた。
短くて三日、長くて一週間以内には第三者による魔術的な回路の点検を要する点である。
「魔術の素養がある者が生身の腕による臓器への接触」を行い、わずかな魔力の流れを作って回路の循環を正す。
この点検を欠かした場合、二週間目を待たずして歩くことも出来なくなる。
ホームであるカナンでは知り合いの学者たちに頼むが、任務中は同僚のメイジに頼むほか無いのである。

幸いにも、彼はカナンで友人に恵まれた。
名はカルヴィン。古代の魔道具を研究する学者だ。
ある日、彼らカナンの学者たちの下へ風の時代に作られたという「刀身のない剣の柄」が届いたのだ。
しかし、風の時代の文献はほとんど失われており手詰まり。
彼らのほとんどはこれを研究することを放棄し、古代文明の遺産は学舎の展示物へと化していた。

カルヴィンはそのことをアーベルに話した、風の時代から続く神のいる街「エルカラドル」が来た彼なら何かわかるのではと？
しかし彼は戦士、魔術師ではない。エルダの創造物の起動法など知る由もない。
落ち込むカルヴィンを見て、アーベルは柄を掲げ 女神グローヴィスへ助けを乞う思いで、古くから聖句として女神の戦士に伝わる焔の言葉を呟いた。
すると、運命の女王の悪戯か、それとも女神の加護故なのか、アーベルの言葉に呼応して焔の剣が姿を現したのだ。
以来、その「精霊剣」はアーベルのものとなった。
今や「精霊剣」は、彼のカナンとその国の友人、そして銀の輪の女王と剣の女神への忠誠を示すシンボルでもある。
（※女王への誓い《エレメンタルウェポン》）

アーベルは、アースランで培った 奴らの気配を感じる為の四肢も目も鼻も耳も衰え、なくしてしまった。
（※女王への誓い《ネイティブファイター》）

「冬越えした数？…50、51…その辺りからは…記憶に無い。」
「人間も妖魔も同じヒトだ。つく側と、やるコトやったコトで、善悪は決まる。…少なくともアースランでは。」
「今更、アースランに戻ろうとは思えんよ…。俺ぁ戦士としての資格がなかったんだ…。」
「はんっ！お前ェ、案外根性あるな…！」
「…ィヤ━━━━ッ！！」（掛け声）

示現流刀法に似た、全てを一刀に込める片手剣使い。通常の刀法術と違う点は、右腕を一切使わない点である。
攻撃を食らうときのみ、右肩だけを用いて攻撃を受け止めることはある。
力任せでもなんとかなる精霊剣を、アーベル本人は非常に気に入っている。

「精霊剣」の起動成功、近隣の妖魔の討伐、酒場の暴漢取り締まり…最初以外はどれもパッとせず、自警団止まりの活躍。
更なる強敵を求めるわけでもなく淡々と日々の仕事をこなしていた結果、カナン馴染みのパトロールと呼ばれたり、
しまいにはカナンの新型警備ゴーレムとまで噂話が立つ始末。
彼の渇きを埋める程度に妖魔は湧き、ある程度戦うことができてしまう環境は、結果として彼の成長を妨げることに…。

100人の民を守り、100人以上の民を殺した。（序章）
大聖杯を見つける。（ラクレール編）
ファデラの影討伐。（ラクレール編）
魔族の陰謀を止める。（ディアスロンド編）
竜殺しを完遂する。（廃都ファリアス編）

火や炉を眺めること、素振り、パトロール、カナンの学会で行われる授業の拝聴。
精霊剣の熟練の為に古エルダ語のことを調べている。

妖魔との戦闘が日をまたぐ長期的なものになると、妖魔の耳を集めて、首飾りのようにして腰に吊るす。こうすることで妖魔の戦意を削ぐという、親から教わった教訓のひとつ。人間にも等しく有効な為、異教集団等を相手取るときも行う。

右耳を剥ぐことにこだわる。古くからの戦士の教えなのだとか。

火の粛清を神聖なものであるとして捉えている。また、幻獣や妖精の類を敬う文化がなじみ深い。
エルダ人に特別な感情はないが、セルノーグは嫌い憎んでいる。
七大神の中ではゴヴァノン派。

🌪️ディーマ：「健気で素直」「居ないと死活問題」「代わりに目標へ協力はしたい」
🎭クワイア：「教えがいがある（老人的な感想）」「何者か気になる」「敵では無いと思う」
⚔️レーシュ：「偽善的で理屈くさい若者」「戦では頼れる」「距離を感じる」
　自己評価：「何も考えず、敵を斬ればいい」「俺ではない誰かが解決してくれる」

🌪️ディーマ：「これからどうするんだ？」「以前の仲間魔術師のように死んでほしくない」
🎭クワイア：「お前についていけば、神々の役に立てる気がする」「物腰が柔らかくなったように感じる」
⚔️レーシュ：「戦士に相応しき鋼の意志」「いつだって前向きで眩しい」「俺もそうでありたい」
　自己評価：「"責務"、"期待"、どれも俺に背負えるのか？」「なんで俺はこんな身体で、痛みもなく…生きてるんだ…」

魔法ダメージ<火> 単体へのシーン一回 期待値 38点(最低値 23点)　スラブロ無しで24点(19点)　カバーリング有

魔法ダメージ<全属性> 範囲(選択)の白兵/射撃 場面(選択)への攻撃札
いずれも期待値 75点(最低値 55点)　スラブロ無しで54点(49点)　カバームーブ有

誓約「女王への誓い」成長点消費：300点 ​ネイティブファイター/エレメンタルウェポン
https://charasheet.vampire-blood.net/3243999

「犠牲のクリスタル」ダメージロールの直後。ダメージ軽減を行なう。はめ込んだ防具の装備者が受けるダメージに-[CL×5]する。ただし、はめ込んだ防具は破壊される(はめ込んでいるクリスタルも破壊される)。

『制空結界印』フリーアクション。使用者のエンゲージを封鎖する。さらに使用者とエンゲージしているキャラクターの飛行状態は解除され、飛行状態になることもできない。この効果はシーン終了まで持続する。消耗品。
『S1希望のトルネードヘルム』パッシブ。装備者が行う攻撃で対象に1点でもHPダメージを与えた場合、対象を5m以内の場所に移動させる。この時、エンゲージから離脱させることもでき、封鎖の影響も受けない。対象をどの方向に移動するかは装備者が決定すること。


S1クマーラの盾　重量12　物防15　魔防10　行動値-1　攻撃+10　命中-3
+犠牲のクリスタル。

CL10終了時　取得スキル細部変更
CL15開始時　初期サブクラス、取得スキル等変更