セットアップに輝ける知力で敵全体の情報を抜けるぞ！
魔法火力は2~3D+31、命中3~4D+9。当たれば攻撃-1Dのおまけ付き！燃費がよくそれなりに避けるので場持ちはいい(と思う)ぞ！

遥か遠く、アルディオン大陸の出身。
父親の血統はどうやら相当な遊び人家系(プレイボーイ)だったようで血統図を遡るとかなりの種族が入り交じっていた。
彼女もその遠い混血のひとりであり、父は竜種混じりの人間(ハーフブラッド)の商人、母は小人族(フィルボル)の学者だった。
母曰く、「もう少し気づくのが早ければ早ければ父とは結婚していなかったと思う」と言っていたのでそういうことだったのだろう。

テレジアは生まれた時からある種の"異形"だった。
小さな尖り耳や小柄な体格はそのままに、背中に小さな竜翼を生やしていたのだ。
父は驚き、母は娘の行く末を嘆いた。
異形を備える娘がどのように育ち、生きていくのかまるで分からなかった。
せめて2人だけは彼女の味方であろう、とそれはそれは目一杯の愛情が注がれたテレジアは己の姿に興味こそあれど不安や嫌悪感の欠片も無く育つどころか、本来機能しないはずの翼を完全に発達させ、わずか10際の頃には飛行能力を獲得するに至った。


そんな彼女の成長とは比例するように、いつからか彼女の身柄を狙う悪漢共が現れた。
ある時は言葉巧みに騙そうとし、ある時は搦手で、ある時は力ずくで――彼女はここに来て純粋な"悪意"をぶつけられることになったのだ。
紛いなりにも竜の相を持った身、チンピラ程度ものの敵ではなかったがそのストレスは彼女と、彼女を愛する家族を蝕んでいった。

「私がここにいる限り、私にも両親にも心が休まることはないんだ」

故郷を去る、12歳になったテレジアはそう決断をした。
家族には手紙を残した。危険を冒して探さないように。
自分の決意が鈍らないように。

旅立つと同時に刺客は徐々に増え、その厄介さも増していった。
このころの彼女には目標らしいものもなく、ただ宛もなく放浪していた。
そんなある日、彼女は奇妙な者と遭遇する。
"イフリート・シマー"と呼ばれるその踊り子の舞にすっかりと魅了されてしまっていた。
正直そこからどうしたのかはよく覚えていないらしい。
気がつけば彼女に弟子入りし、舞と魔術を教わっていた。
『あんなに可愛い声でオネダリされてキュンと来ちゃった♡』
師匠はそう語ったが真か否か確かめる術はなく、そもそも怖くて知ろうとも思っていない。

目的を見つけられず、色褪せた日々を送るテレジアにとって極限まで集中力を高める舞というものはまさに救いだった。
のめり込むように鍛錬に打ち込むと、生来の勉強好きも相まってメキメキと腕を上げた。
そして何度目かの共演の後、師匠から教えたいことは教え終わったと告げられ、以降再び放浪の旅に出ることとなる。
だが彼女の表情は以前と比べ遥かに明るくなっていた。
――自分だけの舞を確立させ、世界一の踊り子になる。
彼女の旅は逃避行から武者修行へと変わったのだ。

確かな目的を得たテレジアは意気揚々と各地を巡った。やがてアルディオン大陸の外に出たいと願った彼女は連絡便に乗り込み、エリンディルの地へと降り立つことになる。

PROFILE

名前：テレジア・リン「ト」ヴルム(「ド」と間違えると怒る)
性別/年齢：女性/不明
身長/体重：97/36
3S：79-50-70
好きなもの：踊ること、野菜料理
嫌いなもの：しつこいやつ、年齢こだわるやつ
趣味：踊ること、情報収集
特技：踊ること、鑑定
悩みの種：最近服がきつくなった気がする
秘密：翼用のブラシがある
口調：一人称「私」二人称「キミ」。「〜なのだ」「だぞ」が口癖。

フィーア率いる冒険者集団。
彼女の故郷の言葉で｢ならず者ども｣という意味を持ち、その名の通り初期メンバーのフィーア、仁の両名はお世辞にも社会的とは言いづらく、揶揄を込めて"闇ギルド"と呼ばれることも。

▼イカれたメンバーを紹介するぞ！

●ギルドマスター・フィーア
機械族(エクスマキナ)の格闘士(グラップラー)。ポジションは中衛。
高威力の拳連打と、空気を叩き衝撃波を打ち出す遠距離攻撃を扱い分ける。

●天白 仁
妖精族(フェイ)の血を引くヒューリンでクラスは鞭使いの盗賊(シーフ)。
かの妖精騎士アロンダイトから手ほどきを受けており、対複数戦では無類の強さを誇る。

●クレメント
ネヴァーフ族の庭園術師(ガーデナー)で、神殿に務める神官(アコライト)。
周囲の環境を書き換えるスキルを持ち、支援能力は随一。