容姿・経歴・その他メモ

「私は機械なのか人なのか、答えは出ません。ですが、命を賭けた戦いによる胸の高鳴りだけは本物だと断言できます」

エリンディル東方の違法な地下闘技場で、闘士として戦っていた機械少女。身体の半分が機械で構成されている。
彼女のほかにいくつかのエクスマキナも闘士として戦いを強制されており、彼女は五体目にあたる。また、地下闘技場の戦闘に耐えられるよう、殺傷能力が高くなるようにチューニングされている。

元々はエキスマキナの集落で穏やかに暮らしていた優しい少女だった。しかし奴隷商人に誘拐され、地下闘技場に売り飛ばされた。
そこには彼女と同じエキスマキナが大勢闘士として所属しており、誰もが将来を悲観し、絶望して戦っていた。

＿＿だが、彼女は違った。
＿＿楽しかったのだ、戦いが
＿＿穏やかな生活では手に入らない血沸き肉躍る戦闘を好み、自ら進んで戦いに飛び込んだ。

＿＿彼女にとって闘士は天職だった。

だが彼女の"幸せ"な日常は、ある日突然に終わりを告げる。
治安維持にあたる冒険者が非合法な闘技場を検挙、闘士たちをすべて解放した。彼らがエキスマキナ達にかけた言葉はたった一つ。

「君たちは、人間だ」

その言葉によって彼女は分からなくなった。
確かに彼女の心臓は鼓動している。だが、闘技場が失われると気付いた瞬間に彼女の"心"は何にも動かなくなった。
ここを出れば感動することもない無機質な日々が待っているのだろうと、実感してしまった。

＿＿なぜか、平穏な幸せに魅力を感じない。
＿＿ならば、本当に私は"人間"か？
幸せに生きることが、"人間"として生きることであるならば＿＿

彼女はその後、衝動のままに救出に来た冒険者を撃退。さらに地下闘技場を仕切っていた奴隷商人を殺害した。
一応、他のエキスマキナからすれば自身を奴隷から解放してくれた"狂気の恩人"となる。

＿＿私は"人間として生きたい(ころしあいたい)"

冒険者と敵対したことでその町にいられなくなった彼女はエリンディル東方を脱出し、冒険者として生計を立てている
「冒険者とは素晴らしいですね。殺し合えばお金がもらえるなんて」

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