容姿・経歴・その他メモ

アウローラ。160cmくらい。
好きなものは人族(特に剣の加護を持つ四種族とナイトメア)。
嫌いなものは魔神。

人の心の美しさを信じている。
冒険者たちの事情に詳しく、普通に調べてわかるようなことならだいたい知っている(知力26)。


アウローラには、3年ほど前までの記憶がない。
気がつくと魔神たちに支配された街の真っ只中におり、奇跡的な幸運によって魔神たちの魔の手から逃れ、なんとかベイセまでたどり着いた。

とある小さなギルドに所属する冒険者たちに助けられ、そのうちの1人であるライフォス神官と交流するうちに感化され、その【レベレイション】によりアウローラもライフォス神官として歩みだした。
そのまま1年ほどベイセで冒険者として過ごし、レベル7程度まで経験を積んだ。
ベイセに襲いかかる魔神達との戦闘はアウローラに大きな戦闘経験を与え、同時に元々強かった魔神への敵対心をさらに強めることとなった。
任務でザムサスカまで行く機会もあり、現在も武具に一切アビス強化を施したがらないのはこの頃の経験によるものが大きい。

そして2年前、アウローラがいつも組んでいたパーティーが彼女を除いて全滅してしまう。
下位魔神の掃討任務中に遭遇した、高位魔神との戦闘によるものだった。
付き合いはわずか1年と冒険者としてはそう長いものではなかったが、アウローラにとっては記憶のほとんどを共に過ごした大切な相手だった。
しばらく引きこもって泣き続けていたが、1週間ほど経ったある日、もう一生分泣いたとばかりに笑顔で部屋から出てきて、そのまま借りていた部屋を引き払ってベイセを離れた。
大事な人を守るためには強くなければいけないが、まだ自分はそこまで強くない。
それまでは特定の人と仲良くならないよう、旅を続けながら自分を鍛えようと思った。

ベイセを発ち、アウローラは2年かけてランドール地方とオーレルム地方を経由してブルライト地方はハーヴェスまでたどり着いた。
旅の過程で様々な経験を積み見識を広げ、放浪者のような生活をしながら冒険者レベル10程度の実力を身に着けた。
大陸の端までたどり着いたこともあり、そろそろ自分の実力に自信を持ち始めても良いのではないか、特定の人達と仲良くなってもいいのではないかと思い始めている。


魔神に対する敵対意識は強いが蛮族へはそこまででもなく、話がわかると判断すれば対話を試みる気もある。
デーモンルーラーに関してはベイセで尻拭いをさせられたり魔神に呑まれた事案を何度も見てきたこともあって、敵対……とまではいかずともかなり嫌悪感を持っている。
基本的に人族なら誰でも好きになるアウローラだが、唯一簡単には好きになれない人種。
とはいえ契約を切るのも一苦労なのは知っており、ただ技能を持っているだけならそこまで気にしない。

人族に対する「好き」の感情は憧れに近く、人の心の美しさを感じては自分もそうなりたいと思っている。
裏を返せばそれは、自分は人間らしい美しさを持っていないのではないかという不安でもある。

勝鬨の戦旗
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