森深くの村で平和に暮らしていたが、自給自足に飽きてからは金稼ぎの為に冒険者へ。同じ村出身であるフォルナ・ニグス・レナンフィクスをリーダーとするパーティーに入り、後に加入して来たヒロ・マーツァーと親睦を深め親友になったり、報酬金を一夜にして使い切るなど冒険者ライフは充実していた。
　しかし、あの日。自分が助かりたい一心でヒロを突き飛ばしてしまったあの日が起きてから人生はどん底へ落ちた。パーティーへは戻らず事実上の脱退。復讐を恐れて逃げるように活動拠点にしていた町を離れた。人目を避けるように仮面を着け冒険を控えていたが、最近になって冒険者の活動を再開しており、知らない新天地を転々と回り細々と冒険者をしている。

　街のいろんな場所に川が流れる水の都、ハーヴェス。ギルド支部へ赴いたオレウスは、ギルド支長からその場で寝ていたカスミと共に猫探しの依頼を引き受ける。
　依頼主であるエイミーと共に街中を聞き込みして探していた猫を見つけるが、商売目的のチンピラに絡まれるが撃退させる。探し猫が失踪した原因である精霊シー・キャットから、最近川の水位が上がっており、このままでは街が沈んでしまうことを告げられる。
　水位上昇の原因が海底遺跡にある暴走する宝石だったので、これをを取ってきて渡してほしいと依頼されたオレウス達は、水中でも息ができる魔法をかけてもらって海底遺跡へ。警備ロボに阻まれたがなんとか宝石を入手し、しかるべき場所で宝石を鎮静化させるために精霊シー・キャットに渡した。こうして猫探しのつもりが街の存亡の危機を救ったのだった。

　ブルライト地方南部の海上に浮かぶ空中神殿、サンドキア。そこの冒険者ギルド支部に訪れたオレウスに依頼が入る。サンドキアへ向かう最中だった飛空船が、地上にあるマナタイトがサンドキアに点在する浮遊岩によって引き寄せられて急浮上する現象、"逆彗星"に直撃し近くの浮遊岩に墜落してしまった。その飛空船に乗っていたアデルが行方不明になってしまったので、アストレア、カスミ、アリアと共に捜索に出る。
　各所で墜落した飛空船から飛び散ったマナタイト研究者の報告書を回収したり、サンドキア特有の飛行生物の手助けをしたりと、転々と浮遊岩を移動し捜索した。そして遠くに浮かぶ浮遊岩に、アデルが古代の遺物<マグネタイトアンカー>を使い巨大な浮遊岩をサンドキアにぶつけようと企む蛮族たちに襲われていたため、これを撃退。
　アデルを救い出し、<マグネタイトアンカー>を失った浮遊岩は海上に堕ちてサンドキアを救ったのだった。

　グランゼールの冒険者ギルドに立ち寄ったオレウスにとある研究者ヴィーネから護衛を依頼される。魔動死骸区にある巨大なゴーレムが謎かけしてくる遺跡、通称"謎かけ人形の迷宮"、その最深部へ行きたいという。依頼を受けたオレウスとコールバーグはヴィーネと案内役の少年ジュドと共に迷宮へ。
　ゴーレムや石像からの謎かけに苦戦したり崩落したりと散々だったが、何故かコールバーグが睡眠しその度に手掛かりを得て奥へと進む。最深部へ着くと謎の扉が佇んでいた。ヴィーネ曰く、この扉の先にはまだ見ぬ未踏地へ繋がっているらしい。冒険者たちにお礼を言うとヴィーネとジュドは扉を潜り、そして扉が消える。
　オレウスはギルドに戻り報酬を受け取るが、コールバーグは迷宮を出た途端失踪する。コールバーグの行方に一抹の不安を抱えながらも、オレウスは新天地へ向けて街を出た。