父親を早くに亡くし、母親一人に育てられた。
そのため、父親の顔をほとんど覚えておらず、どんな仕事をしていたのか全く知らずに育った。
母親は商人をしており、彼女はそれを手伝って日々を過ごしていた。
この先も母の商店を継いで生きていくのだろうと考えていたため、生まれて50になるまで冒険者に微塵も興味がなかった。
しかし、ダイケホーンに立ち寄った怪しいローブの人物（顔も体型もはっきりせず、性別の判断もできない）に奇妙なことを言われる。

「このままでは君は父親に出会うことはない。しかし、父親が求めたものならばあるいは。」

父親のことをほとんど意識せずに生きてきた彼女は驚いた。
父に会うことができない？父の求めたもの？
全く理解できなかった彼女はローブの人物に詳細を聞こうとしたが、既にそこにローブの人物はいなかった。
母親にそのことについて聞くと観念したように教えてくれた。
父親は冒険者だった。それも高位の。
冒険に失敗したことがなく、ギルド内での評価も素晴らしかった。
そんな彼は未調査の遺跡に眠る秘宝を探す依頼を受けたことを最後に消息を絶ってしまった。
冒険者ギルドから捜索チームも組まれたが、見つけることができなかったために「亡くなった」という扱いになった。
「誰も見たことがない秘宝が眠っているんだ。俺が欲しかったものがそこに眠っているのかもしれない。ワクワクするだろう？」と彼は国を出る直前に語っていたそうだ。
母親は「その話をした者が何者か知らないけれど、お父さんが求めたものはその秘宝じゃないかしら。」と言う。
父親が冒険者だったこと、未知の秘宝を求めていたこと。
彼女はそれに大いに興味をそそられた。
父親の血筋か、彼女はそういうロマン話に目がなかった。
母親の反対もあったが、必死の説得により母親が折れ、彼女は冒険者となることに決めた。
これがポーラ・カランファリアの冒険者としての始まりだった。

すぐさま冒険者となるべく準備を整える。
しかし、7つの頃に行った戦闘の集団訓練に参加した時に気づいたが、全くと言っていいほど戦士としての才能がなかった。
ならばと魔法について学ぶが、こちらは可もなく不可もなく程度。
学ぶ師がいないこともあり、なかなか上手くはいかなかった。
彼女はどうやって自分を売り出すか悩んだ。
そんな彼女が選んだのは「密偵・斥候特化型」の冒険者だった。
依頼者や味方を魔物から守るのではなく、道中の罠や奇襲から守るやり方をとった。
戦闘では以前から学んでいた錬金術を活かした味方の支援を行った。
これがどハマりし、この路線で冒険者としての知名度を上げていった。

そんな彼女ももうグレートソード。
このランクに至るまで時間がかかってしまったが、その実力はすでに十分周知されている。
しかし、これまでに父親、そして父親が求めたものに関する情報は得られていない。
果たして彼女は父親が求めた秘宝を見つけることができるのか。

救命草-1
マテリアルカード
├赤A-9
├緑A-8
└黒A-3

魔香草-2
魔海草+4
アウェイクポーション+1
キュアストーンポーションⅡ+1
マテリアルカード
├赤A-10
└緑A-16
アビスシャード+2
魔晶石(3)+1
ラル=ヴェイネの金鎖+1

巧みの指輪-1
月光の魔符+2+1
魔香草-1
マテリアルカード
├赤A-17
├緑A-19
└黒A-4

マテリアルカード
├赤A-6+4
├赤S+1
├緑A-4
├緑S-2
├黒A-3
├白A-1
└白S+1