犬丸 晴澄
プレイヤー:マサヨシ
- 種別
- ハウンド
- ネガイ
-
- 表:
- 享楽
- 裏:
- 守護
- 耐久値
- 35=(18+11+6)
- 作戦力
- 4=(1+2+1)
ヒトガラ
年齢 | 17 | 性別 | 男 |
---|---|---|---|
過去 | 兄:澄晴が目の前で理不尽に殺された。 | ||
遭遇 | 兄と帰宅中、キセキ使いに遭遇して殺された。 | ||
外見の特徴 | 大きな傷の痕 背中 | ||
ケージ | 同居 | ||
好きなもの | 読書 | ||
嫌いなもの | 赤すぎる夕焼け | ||
得意なこと | 料理 清掃 | ||
苦手なこと | 澄晴と離れること | ||
喪失 | キセキ使いへの情け | ||
リミッターの影響 | 闘争心の低下 | ||
決意 | キセキ使いを残らず殲滅する。やっと自分の存在意義を表すときがきた。 | ||
所属 | フリーランス | ||
おもな武器 | 700mmエンジン式チェーンソー 特注のチェーンソー(柴犬の形)とバッグを作ってもらった |
パートナー:五十嵐 千秋
- プレイヤー
- ユウ
- 年齢
- 28
- 性別
- 男
- ネガイ(表)
- 功名
- ネガイ(裏)
- 復讐
- リリースの方法
- 肩を組まれてからハーネスに触れられる
マーカー
- 位置
- 手の平
- 色
- 緑
- 相手からの感情1
- 親愛
- 相手からの感情2
- 安らぎ
- 最初の思い出
- 「成功したみたいだな。」
聞いていた通りにやったところ、成功したらしいペアリングに五十嵐千秋は自身の指に嵌ったリードを物珍しそうに見た。
「すばる!!!」
「はるずみ……??」
起き上がった2人の少年は顔を合わせるなり、縋り付くように抱きつき合う。
そんな姿を見て千秋は視線の高さを合わせ、怯えたようにこちらを見る4つの青い瞳とそれぞれ目を合わせた。
「五十嵐千秋。28。訳あってお前らの力が必要だ。」
自己紹介をするものの、2人の少年はなかなか口を開かない。
「あー、信用出来ないのはそうだよなぁ……。わかった。俺と話すのは信頼してくれて良いからな。」
苦笑しながら撫でようとして、その手を引っこめた。これ以上警戒されても仕事に滞るからだ。
「早速で悪いが、仕事の時間だ。目標はもう掴んでるから、とっとと終わらせて新しい俺らの家に行くぞー。」
◆
武器を選べなんて言われて、そんなに簡単に選べるわけがないじゃないか……初めはそう思った。けれど次の瞬間、あらゆる武器の使い方がぽんぽんと頭の中に浮かんできて、その違和感に吐きそうになった。何でこんなこと知っているんだろう。俺は澄晴と……料理とゲームの操作方法と好きな本のことくらいしか頭の中に詰めてないはずなのに。
「あ、オレこれにする! なんかかっけーし!」
澄晴の声にハッとする。声の方を見てみれば、自分と瓜二つの顔がアサルトライフルを手にして目をきらきらさせている。ほんと、そういうとこおこちゃまだよな……。俺はどうしよう……俺は……。澄晴が飛び道具なら、俺は近づいてって攻撃するのもいいな……。敵にも俺と、同じ、痛みを——。
「んじゃ、初陣だぞ~。よろしくな~」
肩を組まれて首の何かに触れられると、今まで落ち着いていた心がざわざわと騒ぎだす。そうして膨れ上がっていく、怒りと憎悪。それらが血液に溶けて血管を辿って全身に巡っていくのを感じる。今なら俺は、何でもできる気がする!
無意識に手にしていたチェーンソーを地面に置き、思いっきりスターターグリップを引いた。途端に唸りをあげる刃物に俺は思わず笑みが零れる。
「あっはは……!」
普通に考えたら高校生の俺には持て余すような刃渡りが大きいチェーンソーも、もう俺の腕になった。縦にも横にも、自由自在に振り回すことができる。これで澄晴を殺したやつに仕返しができる!
「殺してやる!」
そういえば、走るのって苦手だったっけ……けどそんなことどうでもいい。思い切り近づいて行って、憎いやつの首を刎ねるだけ。簡単なこと、今の俺に与えられた役割。俺を、澄晴をそうしたようにお前らだってぎゃんぎゃんに切り裂いて腸ほじくり返してやる!
肩を組まれて首の何かに触れられると、今まで落ち着いていた心がざわざわと騒ぎだす。そうして膨れ上がっていく恨み。それが血管を辿って全身に巡っていくのを感じる。じわじわと温度を上げるような闘争心と裏腹に、怖いほど冴えわたっていく頭。今ならオレは、何でもできる気がする。
今までも、これからも触ることのなかった銃の扱いを、毎日遊んでいたお気に入りのゲームのように理解している。狙いを定めて引き金を引けば、弾丸が狂いなく敵を打ち抜いた。
「あっはは……!」
この場にそぐわない笑い声に振り向くと、晴澄が初めておもちゃを買ってもらったときのような無邪気な笑顔を浮かべていた。その手にしているのが、身体に不釣り合いなほど大きな刃渡りのチェーンソーでなければ、オレも一緒に笑っていたと思う。その異様な光景に少しだけ恐怖心を覚えたような気がしなくもないが、もうわからない。オレと晴澄であいつらに報復できるならなんだっていい。そうだよな、晴澄!
手当たり次第に打った弾丸は、すぐに弾切れになった。オレたちの新しい保護者みたいな人が替えの弾をくれようとしていたけど、オレの足は既に駆け出していて。前方で暴れまくる晴澄と並んで持っている銃を思い切り振りかぶった。
「はは、お疲れさん」
頭に軽い衝撃を受けて我に返る。気付いたら俺は全身銀色で、敵だったものは肉片になり果てて転がっていた。普通血は赤いのにとか、うわグロい……とか思うことはあるのに、今は敵をやっつけた満足感が一番大きかった。隣には銀色まみれの銃を持った澄晴がいて、もっと安心する。ああ、よかった。澄晴も生きてる。俺はチェーンソーを手放すと澄晴に抱き着いて思いっきり泣いた。
◆
初めての戦闘を終えたオレたちは今、新しい保護者の千秋サンが運転する車に揺られている。
さっきまでの身体の温度が上がる感覚も、新しい家とやらに向かっている間にはすっかり落ち着いてしまった。それどころか、ぬるま湯の中で揺られているみたいな、妙な倦怠感すらある。さっきまで泣いてたせいでもあるかもな。
それはオレの隣で揺られてる晴澄も同じらしい。
オレたちはあの時死んだ筈なのに、今もこうして生きてるのは不思議だな〜とか、晴澄の隣で生きてられるのは素直に嬉しいなとか。
――そんな事を考えながら、景色が流れていく車窓と隣に座る晴澄をぼんやりと眺めていれば、前の席に座る千秋サンがオレたちに声を掛けてきた。
「あー、そろそろ着くからな。降りる準備しておけよー」
「はぁーい」
そう返事をしてみれば、隣に座る晴澄が呆れたみたいに小さくため息をつくのが聞こえた。
先程の戦闘で湧き上がっていた気分が、そんなもの初めから無かったかのように落ち着いて、ぬるま湯の中で揺られているみたいな倦怠感を覚えた。思いっきり泣いた後だから軽い脱水症状もあるかもしれない。
それは俺の隣で揺られてる澄晴も同じらしい。
時折だるそうに大きなあくびをして、俺と目を合わせてきたり外の景色を眺めたりしている。ほんとうに呑気だよな…
そんな様子の澄晴を眺めながらぼんやりと思いに耽って過ごしていれば、もうすぐ目的地に着くと知らせる五十嵐さんの声と、それに気の抜けた返事を返す澄晴の声が聞こえてきた。もう少し警戒心を持ったらどうなんだ……澄晴の分まで俺が、澄晴にとって安全か見極めないと…
そう考えながらため息をついた。
「お、ここだな。今日からここが俺らの家になる、一緒に暮らしてくのはしばらく慣れないと思うが、まぁよろしくな」
そう話しながらカチャカチャと扉の鍵を開ける千秋を、二人の犬は新居がどんな所なのかを想像しながら眺めていた。
「おぉ、でけー!めっちゃ広くね!?千秋サンて金持ちなんだな!あ、オレの部屋ここがいい!!」
「うるさい澄晴……てか勝手に決めるなよ。…でも澄晴がここにするなら俺は隣の部屋にするか。それでいいですか?…五十嵐さん。」
「おーおー、いいぞー。俺の部屋は何処でも良いし、家に何があるのか好きに見て回っていいからな。」
4LDKの新しい住居に澄晴は目を輝かせた。バタバタと駆け出して、忙しなく部屋を見て周り、年相応かそれよりも幼い様な反応ではしゃぐ。その様子に呆れながら、それでも何処かそわついた様子で晴澄も後に続く。
そんな、二人の犬を千秋は微笑ましいものを見る顔をして眺めていた。
「あ、てかまだオレら自己紹介してないですよね。オレは犬丸澄晴!んでこっちが双子の弟の〜…」
「…………犬丸晴澄です。」
「よろしく!」「…よろしくお願いします」
もう既に警戒心を解きつつあるのか。はたまた新居で気分が上がった気まぐれでか、ふと自己紹介をする澄晴とは対象的に、晴澄は警戒した様子で千秋を見つめ警戒を解いて呑気に名を名乗る澄晴を内心心配しつつ簡潔に自己紹介を済ませた。
一見真逆な二人だが、それでも挨拶のタイミングが被るのは双子らしいと言えるだろう。
「…あぁ。二人とも、これからよろしくな。」
それぞれ簡単な挨拶を済ませ、軽い荷解きやら夕食の準備を進めていく。三人の、バレットとしての日常が幕を開ける音がした。
アナザー:犬丸 澄晴
- プレイヤー
- おろしたみかん
- 年齢
- 17
- 性別
- 男
- ネガイ(表)
- 守護
- ネガイ(裏)
- 守護
マーカー
- 位置
- 色
- 相手からの感情1
- ずっと一緒にいたい
- 相手からの感情2
- 置いて行きたくない
- 協定
- 買い物や掃除とった家事の役割、または近接や狙撃といった戦闘の役割などを分担することにした。
キズナ
物・人・場所など | 感情・思い出など | ヒビ | ワレ |
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キズアト
《漂白水槽》 | |||||
ドラマ | ヒトガラ | タイミング | 対象 | 制限 | 解説 |
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得意:清掃 | 調査 | 自身 | シナリオ1回 | あなたが「得意なこと:清掃」をRPした[調査シーン]で使用可能。あなたが行う[調査判定]に+1Dする。 | |
決戦 | タイミング | 対象 | 代償 | 制限 | 解説 |
常時 | 自身 | なし | なし | あなたが行う攻撃の[威力]に+1する。 |