中に父親との因果、そしてその結末について事細かに描かれた絵本が一冊現れた。
絵柄は独特であり、タイトルや著者の部分は黒く塗りつぶされていたと言う。
かつての記憶の景色と一致しているらしく、その話の内容から特異性が認められた。

FHエージェント・『ディアボロス』春日恭二の研究レポートが山のように湧いて出た。
その結果、『悪転幸』は発狂しレポートが全て引き裂かれた。

カバーストーリー「簑上 流亞との図書館巡り」を適用。
一般人にこの本棚を閲覧させ、状況を確認する。
結果として、様々な「一般的な人類が恐ろしいと感じるであろう怪異」の書物がギッシリ詰まっていたという。

本棚からはみ出るほど大量の書物が次々に並んだ。
やはり内容は過去についてだが、あまりに夥しい量であり紙が溢れ出るという言葉が似合う程度の氾濫具合に研究員達も総じて呆れ返ったと言う
また、本人や周辺の親しい人物以外は知り得ない内容も記されていた事から改めて脳内に干渉する能力が認められた。

[検閲済み]

『終焉案内人』:「交渉とはなんだ、手短に頼みたい」
UGN-36-09:「おちついておちついて、イデアに悪意は無いから！」
『終焉案内人』:「…だからと言って置いておく訳にも行かないんだ、実験5のような例もあるからな。」
UGN-36-09:「なら、あの姿じゃなくなればいいんでしょ？今みたいに。今の姿なら見ただけでって事も無いのは分かるよね？」
『終焉案内人』:「それはそうだな…ふむ…少し掛け合って見るか。」

本来であればUGN-36-09はそのまま保管される予定だった
しかし、本体の意思が対価を以て活躍したいと申し出た為、実験的にレネゲイドビーイングとしての登用を行っている