坂月那岐の『死合い』を見て、オーヴァードに覚醒した少女。いつか坂月那岐の目の前で死ぬことを欲望としている。
なおこの「目の前」は彼女の生死を問わない様子。曰く「ナギ先輩との死合いに負けて死ぬなら本望です！でも死合いに勝つのも楽しみなんですよ！獲ったナキ先輩の首を三日三晩、その死合いを思い返しながら首を眺めて…それでナキ先輩を殺せた恍惚と先輩がもういない寂しさの中で自害するのも楽しみなんです♡」…とのこと。
そのため、『坂月那岐と本気で死合いをする』という欲望にも繋がっている。坂月那岐との死合いのために強くなり、坂月那岐との死合いのために人を殺し、坂月那岐との死合いのために生きる。その点以外では今を全力で生きる全力ガールである。
気持ちとしても『部活の先輩に一目ぼれし、その部活で先輩に勝つために頑張っている』という例えに近いのである。最も、強くなるために殺しをためらわない、勝負に生死がかかっているというのは普通JKとは異なってしまった欲望だが。

「坂月那岐との死合い」以外のことでは、普通のJKなのでFHのメンツの中ではまだ常識人な方。実際FHマーセナリーなのも、「『坂月那岐との死合い』というワガママでいつ死んでも傭兵ならば止められないため」という考えの元である。

ちなみに『戦いの女神(ミネルヴァ)』の坂月那岐に死合いの相手としても憧れているが、『坂月那岐』という女性に憧れてもいる。その憧れは恋に近いものの、坂月那岐を戦士と認めている気持ちが強いため自分と恋愛的にくっついた途端に自責と解釈違いで切腹する。誰が言ったか、厄介オタク
……とは言うものの、本人は未だ「ナキ先輩と同じ領域にまだ至れていない」との談である。いつか彼女の死合い相手として、相応しい自分になるため、今日も彼女は剣を振るう。

腕を買われて、主にUGNの殲滅任務にあたっている。そして“道場破り”の末、キーンナイフの扱いに習熟してきたようだ。ちなみにいらないUGNの死体は引き取ってくれる人がいるので、その人に渡している。

ギリシャ神話の冥府に流れる川、ステュクス河の渡し賃。FHマーセナリである彼女はそれを受け取ることで依頼とみなします。（もちろん渡さなくても任務は受けますよ。ほら、かっこいいじゃないですか♡）

「ナキ先輩！死合いましょう！」
ゆかいなキセキ団と共に骸骨を三途の川に送りました。

「しょーがないですねぇ♡、お友だちのために一肌脱いじゃいましょー！」
依頼人が選択し、FHから去っていくのを見届けた。

「ふーん、今回は冥府(ステュクス)送りじゃなくて
荷物送りですかぁ……簡単なお仕事ですね♡」
「ふふ、メドちゃん。あなたの欲望が見つかりますように。」
依頼を受け、少女を助け出した。今でも偶に教えに行っているのかもしれない。