警視庁警備部「レネゲイド事件対策特別捜査室(SPIRIT)」所属の警部補。
4年前に前職(会社員)を辞め、警察官となる。自称「取り調べ担当」を名乗り、捜査室で寝起きしている。
常にアイマスクを着用しており、服装や髪が微妙にボサボサと警察にあるまじき格好をしている。
格好だけでなく態度も酷く、揶揄ったりちょっかいを出したり等している。

「阿万岸まなかって言いますー。また変な人が来ましたね？」

上に記載した事柄から、あまり良い印象は持たれていない。
所謂「めんどくさい奴」「関わると碌なことが無い」「気分を害する」etc
ただ、彼女の言動をよく観察すると意図的に"避けさせている"為の振る舞いの様に見えるだろう

「まーたここに来たんです？こんな根暗な場所に来る物好きって...キミ、だいぶ暇人さんですねぇ？」

産まれた時から彼女が持つ、黒く綺麗ながらも特異な何かを宿した瞳。
曰く「見た人を、自分にとって都合よく書き換える」らしい。
その瞳の前には誰も抗えず、気付く事も自覚する事も出来ないまま、阿万岸まなかにとって都合の良い人と化す。
この特異性は本人の意志とは関係なく発動し、彼女が"保護"されるまで、周囲の人間を無意識に書き換えていた
今では意志を以て解除する術を得たものの、周囲への影響を最小限に抑えるべく常時アイマスクを着用している
(オーヴァード相手の場合、レネゲイドの作用によっては抗える事が判明している)
(しかし、「発動条件の緩さ」「作用しているか否かの確認のしようの無さ」という点を考慮した結果、アイマスクが必須となっている)

「周りの善意や好意、同情や共感、親愛や友愛。それらがぜーんぶ他人を作り替えて自作自演したものだったのですって...ホント、気持ち悪いくらい笑えますね」

言動のおかしさが目立つものの職務には忠実。
ただし向き合い方は普段の態度とは裏腹に冷淡かつ現実的で徹底的。
必要とあらば捜査の為に"瞳"を行使するし、厳しい提案を容赦なく切り出す事も――
一方で、自身の考えに最後まで「本当にこれで良いのか？」と自問自答する一面もあり、ただ冷淡という訳ではない様子

「刑事である以上、やれることは全てやりますよ。じゃなきゃ顔向け出来ないんで」
「....まぁ向ける顔がこの(ふざけたアイマスク)様なのですが」

【幼いころから人間関係に困った事は無かった】

【寧ろ嫌悪感を抱くくらいに順風そのもの】

【困っていれば手を差し出してもらい】
【悲しんでいれば落ち着くまで慰めてもらい】
【喜んでもらえるようにと嬉しいサプライズを用意してもらい】
【とにかく、周囲は私を喜ばせてくれた】

【両親はいつもニコニコしていた。仲がとても良く、私を理解してくれた】

【同い年の友達からはとても好かれた。年下の優しい彼氏も出来、周りに人が居ない日は無かった】

【上司からは忠実で真面目な人間だと良く評価してもらっていた】

―――――...

しかしある日をきっかけに知る
これらは全て、この両にある"黒曜の瞳"によって齎されていたのだ、と―――
私の心の奥底にある欲望が周囲を"そう"させていたのだ、と―――

「嫌悪感すら抱いてきた私の満ち足りた日々は、
　実の所、私の醜く歪んだ欲望によって叶えられてきた訳です」

「周りの人の心を、自分の良いように"書き換えて"さー、過ごしてきた幸福にいい顔して浸っちゃってさー」

「ほんとさー...気持ち悪いったらないよね」




20××年(4年前) 5月17日
東京都〇区〇〇通りにて強力なレネゲイド反応を感知
近くを通っていたR担の刑事数名が現場に赴くと

3人分と思われる輪郭が酷く拉げた"肉の塊"と
通りにいた大勢の人たちに慰められた、呆然と立ち尽くす一人の女性の姿があった

〇1人称：私

〇2人称：キミ、〇〇くん、〇〇さん

〇生年月日・星座：(1997年)6月28日・蟹座
恋人・審判・戦車・女教皇・カップ2

〇出身地：兵庫県

〇スリーサイズ：B83・W58・H86

〇髪の色・瞳の色：黒・黒

〇視力・メガネの有無：1.1・アイマスクを基本的に装着している

〇きき腕：右

〇声の質：朗らかで明るく陽気だが、何処か落ち着いていて何かが匂う雰囲気

〇手術経験や虫歯・病気：無・無

〇体のキズや刺青：無

〇その他の身体的特徴・ホクロ：瞳が異様な程綺麗に見える・右目に泣き黒子

〇人種：日本人

〇宗教：無

〇家族構成：父、母、兄、(自分)、弟、妹

〇前科・賞・学歴："有"・無・大学卒

〇幼児・少年期の精神的体験：周りとの関係は良好。よくニコニコしていた。

〇セックス体験・恋人：有・今は無し。4年前に年下の彼氏がいたが今は居ない

〇尊敬する人・恨んでる人：無・ナシ

〇将来の夢：「特に思いつかないですねー」
　　　　　　夢は"あの日"以降見る事が出来ない

〇恐怖：「お饅頭...って言ったら沢山出てきます？」
　　　　自らが顧みない化け物(所謂ジャーム)になって人をめちゃくちゃにしてしまう事

〇人間関係：適度に毒づいたり揶揄ったりするので好んで近づく人は居ないと思われる

〇性格の特徴：何処か訳を感じさせる"悪い警官"
　　　　　　　擦れた感じを思わせる口ぶりや態度が見られる一方で
　　　　　　　毒づきながらも他者を窘めたり気に掛けたりする
　　　　　　　覚悟ガチ勢から見れば「振り切れない半端者」に見えるかも

〇好きな物：苦くてマズいコーヒー
　　　　　　ウィスキー(ジョニーウォーカー)
　　　　　　偏食家程ではないが、味付けの好みにそこそこ偏りあり

〇嫌いな物：都合の良い人やモノ
　　　　　　安眠を妨害するモノ

〇苦手な物：口寂しい状態（ロリポップキャンディー等を愛用している）
　　　　　　ホルモン「飲み込み時がわからん...」

〇趣味・特技：アイマスク集め、取り調べ、アイマスクを付けた状態で生活を送れる
　　　　　　　寝たふりに見えるガチ寝、逆にガチ寝に見える寝たふり
　　　　　　　口の中でサクランボの茎を結べる

〇好きな音楽・アーティスト：Jamiroquai「Canned Heat」「Virtual Insanity」
意外にも乗って踊れる曲調が好き。ただし躍るのは下手(肉体１)

ここまで読んだ方なら何となく想像がつくと思いますが、根は元々誠実です
瞳の影響により人の行動の心意を信じることが出来ず
変人を真似て振舞ってないと、心を保っていられないだけです

因みに黒曜(石)はアステカにおいて儀式の解体に用いる獲物だったそうです
故に「黒曜の名を冠する瞳で人の心を解体(バラ)す」というニュアンスでセリフを書きました

胸の内を知られたい(わかってほしい)一面と知られたくない(醜さを知ってほしくない)一面
心の中の言い表せない、汚泥のような混沌が渦巻いていてほしいという事でイメソンにしました。

また、とあるインタビューにて平井堅さんがこの曲について

「罪を犯す人、暴く人、裁く人、運命次第で紙一重」
「我々はある意味、胸の内の罪を未解決のまま、抱えたまま生きているのかもしれません」

と語っていた事から

阿万岸まなかは「罪を犯した人」であり「罪を暴く力を持つ人」である
「罪を裁く人」足り得るのかは、シナリオの中で明かされる事でしょう、たぶん

あとこの曲が主題歌になっていたのが「未解決の女　警視庁文書捜査官」なので
何か丁度いいなーと思いました、まる

1話終了後成長内容
死神の瞳　Lv.2→4 (10点)
狂戦士 Lv.2→3　　(5点)
混色の氾濫 Lv1→2 (5点)
まだらの紐 Lv.1 (2点)

2話終了後成長内容
混色の氾濫 Lv2→3 (5点)
世界を喰らうもの Lv.1 (15点)

3話終了後成長内容
尾を喰らう蛇 Lv.1 (15点)
巨人の影 Lv.1 (15点)