日本某県R町。
郊外の寂れゆく田舎町。かつては多くの企業の多くの工場で賑わっていたが、今ではほとんどが閉鎖されて廃墟と売却地ばかりが残っている。
ある日、突如として空から光の塵が降り始めた。それは住民を徐々に狂わせ、ジャームへと変えていく……。
しかし人々はそれを『異常』だと理解できない。認識することができない。
オーヴァードのみが、その事態を『異常』だと理解し、認識できる。

10年前にも全く同じ現象が発生しており、『光の塵事件』と呼ばれている。
光の塵事件にてUGNは大量発生するジャームと交戦。
その後、天から現れた『何か』と遭遇、町ごと消し飛び全滅。
町が更地になった頃、光の塵は消えた。
唯一の生存者はPC2。

▽シナリオロイス
・家族　推奨感情→P：執着／○N：憐憫
　└君の家族は全員ジャーム化し、意思疎通のできない知性無き不気味な肉塊として、君の自宅で蠢いている。君は独り、家族の世話をしている。

▽カヴァー/ワークス：なし/小学生or中学生or高校生or不良学生
▽覚醒：命令
R町に住む一般人……だった者。
ある日、町に光の塵が降り始め、全てが狂い始めた。
家族は見るも悍ましき怪物へと変じ、意思疎通もできなくなり、町にも同じような怪物が徘徊するようになった。
怪物化していない人間に異常性を訴えても、彼らは何も理解しない。「何もおかしくはない」と。
君だけが正気なのか、君だけが狂気なのか？
異常の中、君の日常は不気味に続く。
――ある日、自衛隊？　のような武装部隊が君の町へやってきて。
そして、怪物に皆殺しにされた。
血だらけの通学路に広がる死屍累々。
だが一人、奇跡的に、生きていた。
君は生存者であるPC3を家に匿い、助けることにした。
……何か、この異常から抜け出せるかもしれないと信じて。

・未成年（高校生以下）であること。
・ロイスに公式NPCは選択不可。
・一般人が持つにふさわしくないアイテム（銃やUGNへのコネなど）を取得できない。詳細はGMと相談して決めること。
・覚醒したことには気付いている。ただしUGNやジャームといった用語は知らず、自身の能力について「妙な力に発現してしまった」と認識している。