キャラクター

エルは、天使のような声と瞳で、人の願いを叶えたいと純粋に願う「お人形」だ。
声は可愛らしく、仕草も丁寧で愛らしい——だがその中身は、人間ではない。
生まれてからたった3ヶ月、彼（彼女？）は人間のように生きることを学び続けている。
人の笑顔に強い憧れがあり、誰かの願いを叶えれば自分も生きていていいと信じている。

普段はおとなしく従順で、「わたし、春日のお人形だもの」が口癖。
春日を“死なない人”として心から慕っており、「生きたい」願いを理解してくれた最初で最後の存在だと思っている。
彼の言うことは何でも聞くが、時折、彼が他の誰かに優しくするとものすごく嫉妬する。

人形の身体に宿ったエルは、喜怒哀楽の表現にまだ不慣れで、感情が表に出ると“強すぎる”。
嬉しい時は飛び跳ね、怒った時はぬいぐるみを投げつけ、悲しい時は誰もいない部屋で自作のぬいぐるみに延々と話しかける。返事は、ない。だがそれでも、エルは「話してくれる」と信じている。

暴走時には「誰にも渡さない」「動かなくなるまで壊してあげる」と、笑顔で敵を嬲るように追い詰める。

経歴

かつて宇宙を漂っていたひとつの小さな隕石。それがエルの正体だった。
無限の静寂の中、ただ飛ぶだけだった存在。やがて大気圏に突入し、猛烈な熱で焼かれ、粉々になったその瞬間、彼女は「死」を経験し、そして「意思」を得た。

「死ぬの、こわい。だから……生きたい」

そう思った時、春日恭二という男が現れた。彼が手にしていたのは、球体関節人形。彼女はそこに逃げ込むようにして宿った。

春日恭二は、「人肉で作った球体関節人形」という曰くつきの人形を手に歩いていた。
彼はこの人形をレネゲイドビーイングとして目覚めさせられないかとここ数日計画を練っていたのだ。
さてこの人形、壊してみようか、血を注いでみようか……と彼が考えていたその時！ものすごい勢いで飛来する"何か"があった！
彼はとっさに身を庇うように腕を前に出し、飛来物は右手に持っていた球体関節人形に衝突し――――――――――

目を覚ましたとき、彼女は手を動かし、言葉を話し、歩けるようになっていた。
嬉しかった。生きていると感じた。そして目の前にいた春日に、ひとめで心を奪われた。
「このひとは死なない。死なないレネゲイドを持っている。だったら、そばにいれば死ななくて済むかもしれない」と。

以降、彼女は春日恭二のセルでチルドレンとして活動するようになる。
レネゲイドビーイングとしての力を使い、自分の血と影から生み出したぬいぐるみを操る能力を持ち、戦場では敵の動きを縛り、心を晒し、味方を守るサポート役に徹する。
戦うこともできるが、それは「動かなくなったらイヤだから」と、なるべく避けている。

彼女の欲望は「生きること」だけ。
願われることも、求められることも、そのどれもが「生存の証」になる。
願いを叶えてあげれば、きっと誰かが「ありがとう」と言ってくれる。そうすれば、きっとまた明日も、生きていられる——と、彼女は信じている。

「私は、生きてていい？ ……ううん、もっと生きたい！　だから、ね。お願い……死なせないで？」

レギュレーション

・初期作成+イージーエフェクト用4点
・採用可能〔1+2+上級+LM+EA+PE+IC+UG+RU+HR+RW+CE+BC+CRC+NC+IA+UA〕
・使用サプリ〔1+2+上級+LM+EA+PE+IC+IA+UA〕
・PC間ロイス PC1→PC2→PC3→PC4→PC5→PC1

・その他特記あれば
・ミストルティン非採用

戦闘データ

たたかいかた

従者と一緒に達成値下げ・攻撃バフをがんばろうー！
手数が欲しかったら攻撃もするよ

セッション履歴