容姿・経歴・その他メモ

少年には身寄りがなかった。
彼を受け入れ養育したのは、とあるサーカスの一家だった。
仲間たちから愛情と芸を授かり、いっぱしの芸人へと成長した頃。

FHのテロによりサーカスは全滅。本当に、ただただ運が悪かったとしか言えない。
少年も死に果てた―――かに思われたが、オーヴァードに覚醒した事により蘇生する。
激情に駆られるままに仇に手を掛けようとした際に、UGNが事件現場に到着。共闘後、保護された。

笑顔が爽やかな少年であり、己の芸で人を笑顔にする事を何よりの喜びとしていた。
―――サーカスが全滅するまでは。


UGNからの誘いもあり、アカデミアへと編入することになった刃は、
最初の頃は心を閉ざしていたものの、少しずつ心を持ち直していった。
穏やかかつ刺激的な学園生活と、オーヴァードと非オーヴァードの交流によって、
刃は笑顔を取り戻した。

自分自身の笑顔を取り戻したことで、サーカス芸人としての刃もまた、復活を果たす。
そう、今度はみんなの番だ。みんなを笑顔にする、俺はその為にここにいる。

島内での興行、サーカスの実態は、自分一人しか芸人がいないため“大道芸”の域を出ない。
しかし、口コミで少しずつ評判は広がっていき、各委員会や部活動、番長連、生徒会ともつながっていく。
ついには各組織の垣根を越えての、ある約定が決められる。

｜不戦星協定《Star of Untouchable》。

それは、興行中の投打 刃への私闘行為、また興行場所・時間を侵してはならない取り決め。
投打 刃の“サーカス”は誰にも邪魔できず、またされてはならない。
みんなが笑顔になるための、約束ごと。

かつては旅の行く先々でサーカスをした芸人 ｜黒の流星《Black Shooter》は、
小さな島でそのすべてを明るく照らす ｜黒の一番星《Super Star》になったのだ。


得意とする芸はジャグリング、軽業、玉乗り。
特にナイフ投げに関しては天性の才能を有している。
また、サーカス団所属時代の記憶を頼りにしての独学でサーカス芸を一通り修得した。
興行や練習を通じて、まだまだ腕前は上達中である。


興行を通してほとんどの組織とのつながりを得た刃は、
当然のように生徒会長 雲雀宏一に“も”目をつけられた。
「君が生徒会長になってくれたらなあ」などと、反応に困ることを幾度も言われ。
ふと思い至ったことは、一人でできることには限界があること。
生徒会に入り、自ら企画を指揮することで、本当のサーカスをできるようになるかもしれない。
不安半分、期待半分で、生徒会室の扉をたたいた刃だった。



元はハヌマーン／モルフェウスのクロスブリードだったが、とある“天使”との邂逅を経て、
ミストルティンのピュアブリードへと再覚醒を果たした。
風のうわさで耳にした島外の大事件、アドヴェントス事件。
シャルヴの魔の手、絶滅の火種はいつ学園島にやってくるかもわからない。
故に。刃は“天使”の手を取った。
みんなの笑顔を守るために。


「刃は投げ打っても、命まで投げ打ちはしないさ」
「サーカスは最後まで、きっちりやるもんさ」
「投げ打つ刃の流星は、弾丸よりも速いのさ」
「幕開けといこう」「幕引きだ」
「笑ってほしいんだ。笑顔は生きる力になるから」

※“投打 刃”とは芸名であり、本名は“剣持 修人(けんもち しゅうと)”
※親しい友人からは本名の方で呼ばれることが多い
※公的な場では、場合によって芸名と本名を使い分ける

履歴

・第一話終了後の成長
神殺す刃1→3、神樹の根0→1、情報:アカデミア1→3

・第二話終了後の成長
神殺す刃3→5、絶影5→7

セッション履歴