古くからその島を治めてきた由緒ある家の当主と侍女の間に産まれ、不貞の子として母と共に屋敷を追われる。
その後当主の弟……アマネにとっての叔父の家に、母子共に引き取られるものの、叔父が愛したのは母一人だった。嫌悪する兄の息子であるアマネは居ないもののように軽んじられ、母との接触さえまともに叶わなかった。
最低限の教育を受けつつも、その短い人生の中で他者に必要とされること、愛されることを経験しなかったアマネは、自他の持つ感情と言うものを上手く理解出来ぬまま成長していく。それでも、生来の良心と要領の良さから、『愛されなかったことは愛さない理由にはならない』という持論を胸に自分なりの優しさを持って他者に接するが、時に行き過ぎた言動に繋がってしまうようになる。

アマネに発現したオーヴァードとしての能力。ギャラクシー光輪と名付けられた、頭上に生じる光の輪は、物理法則を無視した軌道と速度で高速飛行し、切断能力に優れる。サイズも可変であり、アマネの意思に応じて変形する。
反面、強度は低く頻繁に破損するものの再生成までの時間はさほどかからない。