容姿・経歴・その他メモ

　UGNの施設で育てられたチルドレン。現在はカヴァーとして高校に通っている。乙女座の名を冠したゾディアックウェポン・ヴァルゴの使い手。ヴァルゴは常に体内に格納されており、文字通りの一心同体。本人は自身のことをヴァルゴの鞘だと捉えており、ヴァルゴのことを"この子"や"彼女"と呼んで可愛がっている。ちょっとキモイ。

　生まれは国内でも有数の資産家。両親はUGNの中でもそれなりに影響力のあるスポンサーで、UGNへの強い傾倒から、レネゲイド適性の高かった我が子を"提供"した。UGNの更なる発展のため、ということらしい。その出自ゆえか、同じ施設で育つチルドレンたちと比べてもあからさまに優遇されていた。ただしそれは"貴重で優秀な素材"としての扱いだった。最高水準の技術と教育、そして調整を潰れない程度に詰め込まれ、UGNの道具として徹底的に育て上げられた。そして特に白兵戦に優れた適性を持っていたため、ゾディアックウェポンの使い手のひとりとして選ばれた。しかし本人含め周囲の人間は、その選定が"贔屓"の結果だと感じている。他のチルドレンとの露骨な扱いの差を身をもって実感しているので、UGNって割とクソだな～と思ってはいる。とはいえ、独立するほどの気概もなく、今の厚遇にはしっかりと甘えている。ゾディアックウェポンに自分自身の"道具としての宿命"を重ねている節もある。

　戦闘では、首元からゾディアックウェポン・ヴァルゴをずぷずぷずぷ……と取り出し、武器として使用する。見た目がキモイ。時には、敵の攻撃で抉られた傷口からヴァルゴを取り出し、即座に抜刀術で反撃する。視覚的にキモイ。キモイので敵のヘイトを集めがち。ウロボロスとのクロスブリードなのだが、見た目や能力的にはエグザイルシンドロームっぽいことしかしていないので、エグザイルのピュアブリードということになっている。一部の関係者には、なんか変かもな……？と勘付かれ始めているが、本人はそのあたり無頓着で、正直どっちでもいいと思っている。

　ゾディアックウェポン・ヴァルゴが絡まなければ割とまとも。一応ちゃんと高校にも通っている。任務の都合で欠席や早退が多いため、病弱だということにしている。ある日、クラスで突発的に沸き起こった恋バナに巻き込まれ、話を濁しつつもヴァルゴのことを語った結果、「超絶美人で可愛らしい彼女がいて一生添い遂げるつもり」という噂が独り歩きすることになった。本人に訂正する気はない。

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