大阪府近郊X市にて出生する。
物心ついた頃には父は不在で、スナックを経営する母によって女で一つで育てられていた。
周囲にも評判の気立の良い女子で、家族や近所の人間からは愛されていた。
頭の回転が速く、肝っ玉も座っていることもあって小悪党やチンピラを出し抜くのが趣味だった。
家族からはせっかくならちゃんと学校に行きなさいと諭されて、市内の高校へ進学することになる。
中学時代までは男性は阿呆で下品だと半ば軽蔑の感情を抱いていたが、高校1年生で隣の席になった男子──橿原 宗介の存在に衝撃を受ける。
こんな男性がいたなんて、よく見ればちょっとカッコイイ……と、最初こそメロメロだった。
しかし、「告白は男がするもんや」と関係の発展を放置しているうちに年月が重なり、今となっては恋慕なのか友情なのか曖昧になっている。
ともあれ、橿原のおかげで男性不信は早々に解消された。

オーヴァードに覚醒したのは今から10年前に発生したテーマパーク・ジャーム襲撃事件（USJ）に巻き込まれたことがきっかけ。
橿原を含めた数人のグループで遊びに行って遭遇した悲劇である。（ときメモのダブルデート）
橿原と共に同伴していた友人を庇ったことで致命傷になり、2人揃って死を契機に覚醒。その後は暴走しながらジャームを討伐し、事態を収束させた。
幸いにして友人から被害者が出ることはなかったが、今後もこれまで大切にしてきた日常が脅かされることを危惧した2人はUGN乃至は｜近似した立ち位置《イリーガル》でオーヴァードとしての活動を始めることとなる。
暁子としては内心学内で2人だけの秘密という言葉に惹かれたのも少し含まれているが、瑣末なことである。
大学に進学することになっても、その後就職した後も2人の交友関係は続いた。
暁子は大阪の大手企業に就職し、安定した収入を得る傍らでUGNエージェントとしても多忙な日々を送っていた。
市内で発生する事件の原因に不信感を抱き、橿原と調査した末にX市の支部長が｜裏切り者《ダブルクロス》であることが判明。
その後の2人の活躍については｜適宜報告書《シナリオ概要》を確認されたし。
解決後は後継の支部長に自身が選出され、満更でもなく就任することになった。

一人称（フォーマル／プライベート）

私／ウチ

二人称（フォーマル／プライベート）

君、貴方、適切な敬称／あんた

好きなもの

賑やかな場所、生姜天、若い男女の色恋沙汰

嫌いなもの

まどろこしい言い回し、納豆、女を泣かす男

女性らしい容姿に反して、竹を割ったようなチャキチャキとした人柄。義理と人情を地で行くスタイル。
頭の回転は悪くない。こと対人においては相手の機微な心情を悟り、臨機応変に立ち回る器用さを持つ。
出し抜こうと考えるのは敵対していたりお灸を据える必要のある悪人くらいで、大抵の人には誠実に対応しようと努力する。
指導者としての能力は一応あったようで、褒めたり煽ったりしてエージェントのモチベーションをコントロールしている。
プライベートはだらしなく、自分のことになると特に杜撰。みんなで行こうねといったお店の予約を任されると2割の確率で忘れる、など……。
そろそろ結婚せねばと焦っているが、男の最低基準が橿原になっているのでもう絶望的である。

（考え中・・・・・・！CNに沿ってるものになる予定）

大阪府近郊X市。戦後、闇市の本場として栄えたこの街は、今なおアンダーグラウンドな雰囲気を身に纏う混沌の街(ケイオス・シティ)だった。
　2年前の再開発を機に、反社会的組織は表舞台から淘汰され、尽くが闇へと潜んでいる。
そんな街で、新たな事件が幕を開けた──

　きっかけはとある暴力団の壊滅。
解き放たれた暴威は、超人の気配を纏ってこの街を恐怖の底へと沈めていく。
　時を同じくして、一人の若人が涙を呑んだ。
それは別離と悔恨の流れであり、復讐の火を灯す油の一滴。

　賢者の石を巡る二つ(ダブル)の物語が交差(クロス)する時、超人は意味を見出す──。

　ダブルクロスThe3rdEdition
　　『　Apophenia　』
ダブルクロス─それは裏切りを意味する言葉

◆PC1-A
ワークス/カヴァー　UGN支部長/自由
シナリオロイス:"慾止力" 橿原 宗介

　君はX市のUGN支部長である。
この街で生まれ、この街で育った君の傍には、いつも橿原 宗介(かしはら そうすけ)の姿があった。
　オーヴァードに覚醒した際も、数奇な運命により君たち二人は共に目醒め、そしてUGNの一員として切磋琢磨していた。
　5年前の旧支部長によるUGNへの叛逆事件を経て、君が支部長、橿原が本部所属となってからは忙しさから連絡も少なくなったが、交友は変わらず続いている。
　そんなある日、君の管轄するX市で反社会的組織【六道会】の面々が惨殺される。
非オーヴァードを含めた殺害という凄惨な事件は、この街に新たな混乱を齎していた──

"慾止力（デザイレンス）"　
橿原 宗介（かしはら そうすけ）
年齢：27
クロスブリード：バロール/ソラリス

「僕よりも、君の方が本部所属に相応しいのにね」

　UGN本部所属のエージェントであり、PC1-Aの友人。
PC1-Aとはオーヴァードとなるよりも前からの知己であり、奇しくも同じ事件によって共に覚醒した経緯を持つ（詳細な事件の内容や時期については自由に決定して良い。5年以上の付き合いはあるものとして想定しているが、それ未満でも良い。）
　そういった経緯からか、他者よりもPC1-Aのことを優先する場面がしばしば確認され、彼の中でPC1-Aの存在はそれなり以上に大きいものであることが推測できる。
また、休日等のタイミングがあればPC1-Aを遊びに誘うこともよく有り、それぞれ所属が異なった今でもある程度の交流は保たれているだろう。
　本部所属ということも有りX市から離れていることもままあるが、基本的にはX市に拠点を置いて活動しているようであり、また街の気質からも他の地域のジャームが流入することも多いため、支部と連携して事件に当たる場面も多い。
そのため、PC1-Aが管轄する支部の面々とも顔見知りであると言え、偶に本部エージェントでなければ動かせない部署などを動かしてX市支部をサポートする場面も垣間見られた。
　未だ単にX市のエージェントだった頃、PC1-Aと共にツーマンセルを組み、数多くのR事案を解決に導いた。
そのうちの一つ、X市支部の支部長がFHの工作員であった事例において、二人による八面六臂の活躍があり、その手腕が買われてPC1-Aが支部長、橿原が本部所属になった経緯を持つ。

　性格は秩序にして善。不正を嫌い、規範を尊ぶ模範的なUGNエージェントと言える。
戦闘スタイルはバロールの魔眼を無数の槍に変形させ、多面的な攻撃を行い、負傷させた相手の行動を緩慢にさせる制圧妨害型。
　まるでジャームの衝動を縛り付けているかのように見えたその様から、付いたコードネームは”慾止力”である。