Dロイス実験体の実験の内容:筋繊維の要となる「サテライト細胞」の活性化を促すナノマシンを埋め込まれており、これにより常人の数倍の速度で筋肉の細胞を形成する事が可能となった。

サイバーアーム:人工筋肉と金属製のフレームによって成り立っている。人工筋肉も、上記のサテライト細胞活性ナノマシンの影響を受ける。

脊椎:脊髄の神経系を全移植した上で、それらを最適化した事で、体幹の強さ（姿勢制御力）やスタミナが大幅に伸びた。それらは、生体の骨を超える頑丈さの人工の骨で厳重にカバーされている。

肉体改造:PAアーマーに適合するように、EXレネゲイドに感染したナノマシンを注入。これにより、更に動きが最適化した。

型式番号：SAHW（Superior Armor Heavy Weapon）-01B（Battle-type）　

概要

　UGNやFHといった世界規模の組織や米軍参謀本部直属のテンペストなど、大型の武装を保有する組織において実用化されているパワーアシストアーマーの1種。カテゴリ的には重装タイプと言える。着用した人間の動きを直接フィードバックして動作する「マスタースレイヴ方式」を採用している。電力は自身の能力によって賄っているので、生きている限り稼働時間は無限大である。腕を伸ばした攻撃に対応すべく、腕の部分にはパーツ毎に分離機能が付いている。また、義体化した腕とも接続する事で、攻撃時の加速でパーツが離れる事を防いでいる。隠し腕にも武装を付ける事は可能だが、現状では未使用。4本存在し、メインアーム2本と合わせるとさながら阿修羅のように腕が6本になる。

名前の由来

　「ラーフ」と「羅睺」が指すものは同じである。それなのに何故この言葉をアーマーに名付けたかというと、「自身であって自身でない、PAアーマーを装着する姿がもう1つの自分である」からである。Aはアーマーの略。33は阿修羅やインドラの住まう「三十三天」から。差し詰め、「神々の住まう三十三天で作られた鎧装」と言った所か。ちなみに、胸部には梵字の「ア（阿修羅王を表す字）」が刻まれている。半ばパーソナルマークのような扱いと化している。

装備

ヴィビーシャナ重突棍：先端が尖っている棒状の武装。これ自体を使用して刺突攻撃を行ったり、これを対象の身体に引っ掛けて掴みや投げ技に繋げるといったような攻撃を行える。「ヴィビーシャナ」はサンスクリット語で「恐ろしい者」の意。

A-SURA(Arms - Secondary Using Rapidly Attack) SYSTEM：ブラックボックス内に隠された機能。隠されたサブアームの解放。これを使う事で、追加攻撃を行う。また、ダキウムの力が解放される事によって、それが自身の能力によって放たれた電子と反応して赤い光輪が背中に現れ、全身が赤く輝く。

トリプティー・ナーガ三連突撃棍：A-SURA-SYSTEMを使う上で追加された武装。ヴィビーシャナ同様の棒状の武器であり、腕の先端に装備する。「トリプティー・ナーガ」はサンスクリット語で「3つ組の蛇」の意。

ヒラニヤ・パラシュ重突棍:最後期にて追加された装備。A-SURA-SYSTEM前提の装備で、突撃用の棍。「ヒラニヤ・パラシュ」はサンスクリット語で「黄金の戦斧」の意。