・覚醒したのは18歳(現在から17年前)の頃
・覚醒当初はソラリスシンドロームのみを有していた
・覚醒後は護人会に合流
・後の妻となる後藤紗織とは護人会時代に出会った
・当初は日本支部専属だったが、紗織の姿勢を見習い各支部を飛び回るように
・暫く前まではN市にいたが、一ヶ月前に遊木市へやってきた
・戦果を上げつつあった所に、対"ムラギリ"特別戦闘部隊隊長に指名される事に

小椋家の大黒柱。妻は｜紗織《さおり》で娘は｜紫織《しおり》。両者共に｜超越者《オーヴァード》。
紗織は通訳の仕事の為に海外に行っている。本業の通訳の仕事を務める傍ら各国のUGNにも出向き、情報収集を行っている。
紫織はN市支部に所属している。N市での戦いを経て、親友と呼べる者達が増えたらしい。

紗織は本業の都合上、海外で主に活動している為、紫織は慶次がほぼ男手一つで育て上げている。
この事もあって紫織は慶次に懐いており、慶次も紫織の事を大事に思っている。
紗織の事も同様に大事に思っており、何時彼女が日本に戻ってきても良いように部屋を綺麗に保っている。

覚醒したのは18歳の頃。護人会とFH日本セルの交戦の場に巻き込まれてしまった形となる。
強力なレネゲイド反応により覚醒してしまい、訳もわからずに混乱する慶次。
そこに手を差し伸べてくれたのは、護人会の人物であった。その思いに報いたいと考えた慶次は、能力を無我夢中で行使する。
得た幻惑の能力を利用し、護人会の人物と共にその場から無事に脱出するのであった。

以降は護人会に合流し、能力についての理解を深めていく事となった。そこで慶次は、特異な能力を有している事が明らかになる。
強力な幻惑能力が"鏡の中の世界"として発現できるらしく、鏡の世界内部では汎ゆるものが反射できてしまう。
強力な反面、慶次本人を蝕んでいくスピードは常人に比べて速い為、使用タイミングは見計らう必要があった。
ただ、それでも相手に対応を強要させる作用は強く、FH日本セルとの交戦ではこの能力が大いに貢献した模様。

また、後の慶次の妻となる後藤紗織とはこのタイミングで知り合っている。
紗織は、体内工場で生成された火薬を熱線として射出する能力を有している。
点攻撃の為に命中率に難があったが、慶次の"鏡の中の世界"と組み合わせて乱反射させる事で命中不安を補っている。
当時攻撃能力を有していなかった慶次にとっても紗織の能力は有用で、ペアで行動する事が多くなった。

それから月日は流れ、UGNが日本や各国に設立された後。長く行動を共にしていた紗織と結ばれ、娘の紫織も産まれた。
紗織は元々仕事でやっていた通訳を務めつつ、各国のUGNの状況を収集する役を担っている。
慶次は日本支部に属していたが、各地を飛び回って様々な人々との縁を繋いでいく紗織を見習い、各地の支部に行くようになった。
記憶処理班として奔走しつつ、色々な支部の人達との繋がりを確立する慶次であった。

紫織が｜超越者《オーヴァード》として覚醒後は、彼女を媒介にウロボロスシンドロームを追加発症している。
これにより、有していなかった攻撃能力を獲得するに至った。しかし、攻撃はあくまで最終手段と決めている。

一定区間を"鏡の中の世界"と呼ばれる、汎ゆる物事を反転させてしまう事が可能な世界で塗り潰してしまう。
鏡面に映る姿を媒介に神経毒を作用させる事や、攻撃の命中有無を反転させてしまう事が可能。
神経毒は蜘蛛の姿として映り、慶次の背にも蜘蛛の足のような影が出現する。
更に"鏡の中の世界"そのものを一度崩壊させる事で、大規模な攻撃を行使する事もできる。

口調等

Fate/Grand Orderに登場するサーヴァント「ヘクトール」

コードネーム

Maple Storyに登場するスキル「スパイダーインミラー」

Rハンドアウト2

ロイス：宗明純(そうめい じゅん)
推奨感情：P尊敬or慕情/N憤懣

嫌な予感はしていた。だが、様々な状況証拠が事実を裏付けるだろう。
“ムラギリ”と呼ばれた凶悪犯の正体──元UGN日本支部所属エージェント・宗明純。
彼はキミがかつて尊敬していたはずの信念を、何もかもを捨てていた。
隊長として私情は挟むべきではない。それでも、キミは彼の裏切りを許せないでいた。

宗明純との関係

彼とは同僚だった。とはいえ、色々な支部を飛び回る慶次に対して、彼はずっと日本支部で活動していた故に接点は少なかった。
宗明と同じ所属だと知ったのも、彼が一度だけ「記憶処理班に所属している」があったからだった。

彼の仕事ぶりは文句の付け所がなかったが、生活能力が壊滅的に低い事が明らかになった。
そんな宗明を見兼ねた慶次は、紫織と共に作った軽食を彼に渡す事が度々あった。
「何故こんな真似を？」と宗明は訝しげであったが、「何と言うかほっとけなくてですねぇ」と返す慶次であった。
娘の紫織も宗明の事を把握しており、彼の分まで料理を作る事を楽しみとしていた。

一年前を境に宗明は音信不通となり、紫織も彼の事を覚えていない様子だった。十中八九記憶処理によるものだ。
自身だけは例外的に宗明の事を覚えている事から、そう遠くない日に彼と良くない形で再開するだろうと考えている。

彼に関する記憶を持つ最後の者として、彼を止める役割を全うするつもりだ。