一人称：私（わたくし）　二人称：（名字）様、あなた　三人称：かの人
※常に敬語を使い、父親のことは「父様」と呼ぶ

「触らないでください。近づきすぎです」
「……帰ってください。こんなところに居られても迷惑です」
「どうせ、私の居場所など此処より他に無いでしょう」

──今回も素晴らしい活躍でしたね。仲間とのコンビネーション、素晴らしかったです！

ただの仕事ですので。

──流石はクールビューティー。並大抵のヴィランならあなたには敵いませんよ！

はぁ。暴れ回るのも大概にしてほしいものですが。

──またまたご謙遜を。ちなみにオフの日は何をされて過ごしているんですか？

父様と買い物に。それから……情報収集。

──プライベートも充実されているご様子。そんなあなたのヒーロー活動に対するモチベーションは、ズバリ何でしょうか！

私の力を活かす手段。他に相応しいものをご存知で？

──最後にひと言、テレビの前のファンにメッセージをお願いします！

あまり仕事を増やさないでください。

PC3用ハンドアウト　ロイス:霧谷雄吾　推奨感情　P:誠意/N:食傷
カヴァー/ワークス:ヒーロー/指定なし
キミはUGNの一員、あるいは協力者だ。
今回、Mrコバルトがヴィランによるチームを結成して動き出したことで、
対抗するヒーローチームの一員に呼ばれることになった。
どうやら、ヴィランの計画は、UGNがもっとも警戒する、ジャームの増加を狙ったもののようだ。
なんとしても食い止めねば。

PC3用ハンドアウト　ロイス:ジェイミー西崎　推奨感情　P:友情/N:猜疑心
ジェイミー西崎は1年ほど前に知り合った、友人のジャーナリストだ。
記者歴1年あまりの新人で、本人はオーヴァードではないが、ヒーローに対する考えには感心させられることも多い。
そんなジェイミーが失踪した。
キミは友人として、そしてヒーローとして、彼女を捜すことにした。

PC3用ハンドアウト　ロイス: 霧谷雄吾　推奨 P:誠意/N:食傷
パラディンが姿を消して、数日が経過した頃。キミは霧谷雄吾に呼び出された。
彼が言うには、ダークナイトによって、UGNの研究施設から、あるカプセルが奪われてしまった。
それは、ノーマル(非オーヴァード)にとって危険な存在だという。
彼を止めに入った数々のヒーローは倒され、その中には恩人でもあったフェンリルバイトもいるという。
ヴィランとなった彼を、止めなければならない。

霧谷からの指令によりパラディンの下に召集された月ヶ瀬。
破壊工作により早々にセーフハウスを追われ、ディアボロスの自宅を拠点に活動を開始した。

チームメイトを置いていち早く襲撃の情報を手にし、パラディンを通じて共有。
3手に分かれてレネゲイド活性剤散布を阻止する作戦に臨む。
｜一匹狼《ロンリーウルフ》とタッグを組んで新宿区へ赴き、バレットキャットの凶行を阻止。
戦いの最中、自らを傷付けて戦う彼に対して不可解な怒りを抱く。

その後、足立区で苦戦する｜星光少女《スターライトガール》とディアボロスの下に降り立つ。
Mr.コバルトに止めを刺すと彼女は逃げてしまうが、人質は無事に解放することができた。

優勢かと思われたが、謎多きヴィラン・ブラスターの凶弾にパラディンが倒れ、事態は急転。
デビルズアライアンスとの直接対決へ赴き、ビルの屋上にて激戦を繰り広げた。
侵食率120%を優に超えるも、彼女がヴィランに堕ちることはなかった。

任務を無事達成した、霧谷からジャーム増加の危機が去ったことを告げられる。
少しばかりの退屈さを覚えながらも、彼女はディアボロスの自宅を荒らしにUGN日本支部を後にした。
その手に提げた紙袋には、銀座の高級フルーツアイス10個入が数箱入っていたとかいないとか。

カフェでのひとときを最後に、ジェイミー西崎が姿を消した。
月ヶ瀬は焦りを募らせつつも『ブラスター』が暗躍しているとの情報を得た｜不落の盾《インウィクタス》の呼びかけに応じる。
情報交換をしていた彼らの元に、パラディン拘留という衝撃的なニュースが舞い込む。
しかも行方不明の西崎による記事の内容は、危険な素行への批判とヒーローの危険性を強く訴えるものだった。
ジェイミーをよく知る月ヶ瀬は、強いショックと同時に違和感を抱く。
――ヒーローを愛する彼女らしくない記事だと。

西崎を謗った｜石化鳥《コカトリス》と行動し、ナイチンゲールに焦りを指摘される月ヶ瀬。
友人を奪われた怒りを自覚し、冷静さを取り戻した彼女は西崎の救出に向かう。
そこで知らされたのは、西崎の兄こそがブラスターの正体であるという事実だった。

チームメイトと共に、再び西崎を攫ったブラスターと橋の上で対峙する。
パラディンをNo.1の座から解放すると嘯く彼に、月ヶ瀬は薄ら笑いを浮かべて言い放った。
「偽善者同士、潰し合いましょう――」
「尤も、血の繋がりすら忘れているあなたは勝ったところで何も得られないでしょうが」

勝負は決し、ブラスターは｜一匹狼《ロンリーウルフ》の阻止も届かず自決。
墓前で「守れなかった」と悔やむ彼へ、月ヶ瀬は西崎とともに傘を差し出すのだった。

Mr.コバルトの教唆によりパラディンはジャーム化し、ヴィラン・ダークナイトへと変貌。
UGNの研究施設から危険なカプセルを奪った彼を止めるよう、霧谷から指示を受ける。


決戦前日、西崎との墓参りから帰ろうとした月ヶ瀬は見知った後ろ姿を見つける。
墓前に戻ると六月朔日が訪れていた。
「家族を守りたい」と笑う｜一匹狼《ロンリーウルフ》に、拳を突き出した。