容姿・経歴・その他メモ

元々はどこにでも居そうな人懐こく明るい気質の元気な人物だった。
あるとき、親友が街で喧嘩をして回っていることを知る。話を聞くうち、親友に対し激昂してしまう。
彼女が話す内容は、彼女が叩き伏せてきたいじめっ子や悪人と同じ"弱いものいじめ"ではないか、と。

その直後のことを本人はきちんと覚えていない。
ただ、頭の奥が熱くなる感覚と、五感が何もなくなったことだけが脳裏にこびりついている。
そしてオーヴァードに殺害されたことで本人もオーヴァードに覚醒した。
以来、親友からの態度がぎこちないものに変わってしまったことから、親友でなくなってしまうことを恐れて縋りつくような反応をしている。
オーヴァードの世界を知ったことと親友に襲われたことが相まって、対人恐怖症を発症している。
特に自分の意志を伝えようとすると吃音になってしまい、言葉が詰まってしまうようになった。
人懐こく明るい性格は鳴りを潜め、他人の顔色を伺っておどおどびくびくとした小心者で自尊心の無い性格となってしまっている。
オーヴァードとしての能力としても、他人の攻撃を支援するような能力を使おうとすると体が震え、レネゲイドウイルスが反応しなくなってしまうようだ。

しかし、この少女には元々前向きな性格が僅かながら残っている。
以前のようにまた親友と屈託ない笑顔で話せる日を夢見てエンハンスメントの訓練に今日も取り組む。

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