一人称：オレ
二人称：テメェ/呼び捨て
好　き：妹。子ども。
嫌　い：誤った力の使い方。
得　意：即断即決。
苦　手：心の整理や正確な感情表現。
口　調：やや荒っぽい。突っかかるような言い方。
性　格：口は悪いが正義感は強い。
　癖　：困った人をほっとけない。

蓮は妹を愛していた。
小さく、元気で、泣き虫な妹を、いつも守ろうと心に誓っていた。
ある日、蓮は妹を川遊びに誘った。
遊びのつもりであり、悪意は全くなかった。
しかし、川は思った以上に深く、流れも速かった。
蓮は泳ぐことができたが、妹は流され、蓮の手の届かないところへと運ばれていった。
必死に手を伸ばしたが、妹を救うことはできなかった。

兄妹は溺死した――ように思われたが、蓮は生きている。
オーヴァードとして覚醒し、蘇ったのだ。
奇跡の生還を果たしたが、蓮の胸には深い罪悪感が残った。
「妹を誘わなければ」という想いが、絶えず蓮の心を締め付けている。

蓮は砂や植物を操る力を手に入れた。
蓮は、この力で、かつて守れなかった妹の分まで、他者を守ろうと決意した。
守れなかった自分への贖罪として、戦う道を選んだのである。

■トレーラー
　昨日と同じ今日、今日と同じ明日。
　しかし、世界は既に変貌していた。

　ＦＨに占拠されたスカイブルータワー。
　そこで準備されていたのは電波ジャック、
　そして消えたはずのロックンローラーによる死のライブだった。
　ＵＧＮは人質を救出するため、
　そして電波ジャックを阻止するため内部に突入する。

　崩壊寸前の日常を守ることはできるのか。

　ダブルクロス The 3rd Edition
　　「シャドウリベリオン」

　ダブルクロス―
　　それは裏切りを意味する言葉

■レギュレーション
■シナリオデータ
　プレイヤー人数　：３～５人
　ＰＣの消費経験点：０～２０点
　プレイ時間　　　：３～４時間

■ステージ
　首都圏臨海地区にある観光地

■ＰＣ間ロイス
　次の順番でＰＣ間ロイスを結ぶ。
　感情などの内容についてはロイスの対象となるプレイヤーと相談して決めること。

　ＰＣ①→ＰＣ②→ＰＣ③→ＰＣ④→ＰＣ⑤→ＰＣ①

■その他
　プレイヤーの人数が３人よりも多い時は、ＰＣ②とＰＣ③のハンドアウトは複数のプレイヤーが選択できる。
　基本ルールブックのみで遊ぶ場合、サンプルキャラクターは同名のものを使用すること。

■シナリオハンドアウト
●推奨サンプルキャラクター
　ＰＣ①：不確定な切り札（『ＬＭ』Ｐ158）
　ＰＣ②：夢の護り手（『ＬＭ』Ｐ163）
　ＰＣ③：誇りある紅（『ＬＭ』Ｐ160）
　ＰＣ④：深緑の使徒（『ＬＭ』Ｐ161）
　ＰＣ⑤：閃光の双弾（『ＬＭ』Ｐ159）

ＰＣ①用ハンドアウト
　ロイス：クリエ　推奨感情　Ｐ：好奇心／Ｎ：隔意
　カヴァー／ワークス：指定なし／指定なし
　ある時キミはたまたまひとりで訪れた観光地で、クリエという外国人の少女に道案内を頼まれた。
　彼女をスカイブルータワーへと連れて行くだけのこと。
　それがまさかあんなことになるなんて、その時のキミは思いもしなかった。

ＰＣ②用ハンドアウト
　ロイス：ジャック・スケアー 推奨感情　Ｐ：友情／Ｎ：不信感
　カヴァー／ワークス：アーティスト／指定なし
　キミはオーヴァードという正体を隠して活動するアーティストだ。
　ギタリストのジャック・スケアーはキミの友人だった。
　彼が自分のバンドを解散し消息を断つまでは。
　そんなある日、ジャックからライブの招待状が届くのだった。

ＰＣ③用ハンドアウト
　ロイス：“ファナティック”　推奨感情　Ｐ：有意／Ｎ：敵愾心
　カヴァーワークス：指定なし／指定なし
　キミはＵＧＮに所属するオーヴァードだ。
　最近キミの支部はファナティックというＦＨエージェントからネットワーク攻撃を受けていた。
　そんなある日、近隣にあるスカイブルータワーがＦＨに占拠された。
　そして、キミの支部にも応援の要請がくるのだった。

■トレーラー
　それは桜咲く頃に始まった
　まるで白昼夢のような物語

　Ｎ市にはある伝説があった
　古い桜が思いをつなぎ
　亡くなった大切な人ともう一度会えるという
　しかし、いまその伝説を悪用し
　ある兄妹をもてあそぼうとする陰謀がうごめく

　桜吹雪がＮ市を包む時
　思い出の中の誰かがそっと振り向く

　ダブルクロス The 3rd Edition
　　「サクラ・デイドリーム」

　ダブルクロス―
　　それは裏切りを意味する言葉

■レギュレーション
■シナリオデータ
　プレイヤー人数　：３～５人
　ＰＣの消費経験点：０～２０点
　プレイ時間　　　：３～４時間

■ステージ
　東京近郊Ｎ市

■ＰＣ間ロイス
　次の順番でＰＣ間ロイスを結ぶ。
　感情などの内容についてはロイスの対象となるプレイヤーと相談して決めること。

　ＰＣ①→ＰＣ②→ＰＣ③→ＰＣ④→ＰＣ⑤→ＰＣ①

■シナリオハンドアウト
ＰＣ①用ハンドアウト
　ロイス：桜井若歌（さくらいわか）　推奨感情　Ｐ：友情／Ｎ：不安
　カヴァー／ワークス：高校生／指定なし
　キミはＮ市公立高校に通う高校生のオーヴァードだ。
　キミには桜井若歌という幼なじみがいた。
　彼女は３年前に事故で亡くなった、はずだった。
　しかし、ある春の日、キミは若歌と再会する。
　記憶を失っているようだが、その少女は間違いなく桜井若歌だった。

ＰＣ②用ハンドアウト
　ロイス：ソードキャッスル 推奨感情　Ｐ：連帯感／Ｎ：敵愾心
　カヴァー／ワークス：指定なし／ＵＧＮチルドレン
　キミはＵＧＮのＮ市支部に所属するチルドレンだ。
　キミにはソードキャッスルという同じＮ市支部に所属するチルドレンの仲間がいた。
　しかし彼は家族を失ったショックで戦えなくなり、ＵＧＮを離反した。
　その彼がＮ市に帰ってきた。いったい何が目的なのだろうか。

ＰＣ③用ハンドアウト
　ロイス：シャドウカインド 推奨感情　Ｐ：執着／Ｎ：脅威
　カヴァー／ワークス：指定なし／ＵＧＮ支部長
　キミはＵＧＮのＮ市支部の支部長だ。
　ある日、キミは不気味なオーヴァドと遭遇した。
　影のようなその存在はシャドウカインドと名乗り、やがてこのＮ市を亡者の街に堕とすと告げて去っていった。
　キミはＮ市の日常を守ることができるだろうか。