基本情報

孤児院で育ったアコライトの少女。自分のことを可愛がってくれた神父が老衰で亡くなったことで、孤児院での居心地が悪くなり、独立のため冒険者になった。

冒険者になって以降、なぜか一方的に自分のことを知られていたことがあり、それをきっかけに事故死と聞いていた自らの両親について知りたいと願うようになった。

…そして、両親は事故死などではなく。

容姿

ブロンドのポニーテール。目の色は金色。
身長は152㎝程で、少し小さめ。
敬虔な信徒というより柔軟に教義を解釈する方で、普段は動きやすい服装でいることから「聖職者らしくない」と言われることもある。

性格

年齢のわりに落ち着いてはいるが、同時にあまり物怖じしない性格。親しい人の前では敬語を外して話し、そうした時には幼さが顔を覗かせる。

戦闘

支援型の神官だが、味方への支援だけでなく、同時に相手を攪乱する魔術を用いる。

親族

※以下、基本的にキャラクターは知らない情報。

アヴニグ・ウォースパイト(立ち絵)
エイルの父親で、非公認ギルド「ブラック・パレード」の創始者。享年29。

幼少期

クラン＝ベルのコロシアムで活躍する闘士の男と受付嬢との間に生まれた子だが、生まれつき盲目であったために闘士を継がせられないことから虐待を受けており、5歳の頃に家を追い出された。
浮浪児としてスリをしていたところを師である古いシャーマンの魔法使いに拾われ、以降は冒険者として頭角を現す。

青年期

もとより精霊魔術の適性がないこともあり、師と同じくシャーマンの魔術を愛用している。火力一辺倒でありながらも、徐々に上級冒険者として名の売れたソーサラーとなった。
この頃に後の妻となるリリアや、カナン商会の商会長を務めることになるヒューゴと出会っており、固定のパーティとして活躍している。

ブラック・パレード期

25歳の頃、正式にメイガスとしてカナン大聖堂に認められて以降、冒険者ではなく、パリス同盟におけるカナンの最高戦力の一角として政治的な駆け引きや騒乱への対処に役割を移すことになる。この際、事実上のギルドとして「ブラック・パレード」を名乗っており、ヒューゴやリリア、それに後にエイルの育つ孤児院の神父を務めるヴァ―ルらが参画していた。この頃、リリアとの間に長女エイルが誕生している。

処刑

アヴニグ、リリアの処刑された経緯については不明瞭な部分が多い。分かっているのは彼らが政治的な駆け引きに巻き込まれ、その因果で命を落とすことになったこと、ブラック・パレードが表面上は解体されたこと、そしてエイルの両親との記憶がカナン大聖堂の神官長の手によって消されたことのみである。

リリア・ウォースパイト(立ち絵)
エイルの母で、ダイワの国のカンナギ。享年26。

詳細

陰陽道始祖、安倍氏の直系の四女として生を受けた。陰陽の才はあったものの嫡子としての継承権は12位であり、自由に育てられた。
広い世界を見てみたいという理由でダイワを飛び出し、冒険者となる。幾度かの冒険の後、怪我をしていたアヴニグと出会い、以後パーティを組むようになった。
冒険者としては支援薬で、主に陰陽道に基づく呪符とアコライトの神聖術を複合した独自の魔術を使用する。

ブラック・パレード関係者

ヴァ―ル(立ち絵)
アヴニグらの死後、孤児となったエイルを保護した神父。本人も神官として冒険者をしていた頃もあったが、ブラック・パレードには主に裏方として参加。同ギルドの解散後、ヴァイス郊外の孤児院を併設する小さな教会で神父として過ごした。
エイルが14歳を迎えた次の日に亡くなった。死因は老衰とされたが、実際には彼の亡骸は見つかっていない。

ヒューゴ(立ち絵)
表向きはカナン商会の商会長で、「ブラック・パレード」の現在のリーダーを兼ねている。現在も深くカナン大聖堂の勢力と深く結びついており、冒険者用の消耗品の流通やカナン郊外にある迷宮の管理なども請け負っている。
「はぐれ竜の谷」と呼ばれる自然のドラゴンを研究する場所で育った騎竜に跨るナイトで、戦闘中は指揮官としての能力も高い。

リラン(立ち絵)
現在のブラック・パレードのシーフ。不真面目でサボリ魔だが、銃の腕前は一級品。

メイ(立ち絵)
現在のブラック・パレードのメイジ。アヴニグ以来の天才と囃されているが、本人は酷く内気で、強気だったアヴニグと性格は似ても似つかない。