設定・その他メモ

表「男性の方とこんなに長く会話が続いたのは初めてです。貴方のそばにいると自然体でいられて……」
　「私たち、相性良いのかもしれませんね？(上目遣い)」

裏「世の中の男ちょれぇー。美人に生まれて得したわー(笑)」
　「これからも男どもから金を搾って搾って搾りまくるわよ！」

概要

結婚詐欺を生業とする女性。持ち前の面の良さと愛嬌を駆使し、これまで10人もの男性を騙してきた。金を巻き上げるだけ巻き上げ、親に紹介される段階で逃げるのが常套手段である。口先が上手く他者を懐柔することに長けており、未だに騙されていたことに気がついていない被害者もいる。

とにかく金が欲しいため、複数のアルバイトを掛け持ちして生活している。出張クリーニングのバイトもしており、クライアントの部屋を自分の部屋と偽って相手を連れ込んでいる。なお、後述する借金の返済に多くが飛んでいくため、意外にも質素な暮らしをしている。真の住居であるボロアパートには、詐欺で使う以外の華美な服やアクセサリーは一切置かれていない。

過去

元々はある企業の社長令嬢。企業といっても小さな紡績工場を一つ持つだけの小規模なものだった。軽工業の衰退により年々業績は悪化していたが、彼女が大学に入るまではなんとか持ち堪えてた。しかしメインの取引先から急な契約解消から申し出され、交渉する間もなく業務提供を打ち切られてしまった。その後、契約破綻から謂れなき悪評が広がり、他の契約もあっという間に打ち切られ倒産に追い込まれた。挙げ句の果て倒産を回避するために方々から金を借りていた父親は、借金に苦しめられ自殺。母親は精神衰弱によって入院。とまあ、諸々の経緯の果てに彼女は大学二年生にして数百万もの借金を負うことになったのであった。
父親の自殺を機に、彼女は大学を中退。悲しもうにも嘆こうにも借金取りは待ってくれない。借金返済と母親の看病を吸うために、彼女は立ち上がった。結婚詐欺師として。

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