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生きるのに飽き飽きした源祖さま。

15世紀、ルーマニア。吸血鬼伝説が広まり多くの人々が怯える中、一部の「吸血鬼に一方的に救いを望む」狂信者達の想いから源祖として生まれた。信者たちには「救世主様」として祭り上げられる一方、「悪魔」としてひどい攻撃（自爆テロ的な）をしてくる者たちも多くいたが、時が経つとそのどちらもが、戦争や寿命や様々な理由で亡くなっていった。そして周りには誰もいなくなった。

主にヨーロッパ圏を少しずつ住まいを変えながら巡っていたが、業血鬼事件の少し前辺りから日本に来た。

人なんてもうこりごり…、とは思っていたが、あまりにも長く生きているため、退屈さをどうしようもなくなり、人に近づいてみることにした→SIDに入ってみる。（自分から押しかけ、「このおままごと、私も入れてくださらない？」

まだ自分に「興味」という感情が残っていることに、無自覚ながら安心している。
自分からこの「興味」さえも無くなったら、きっとモノに近い存在になってしまうのだろう。