・代々聖字教の聖職者の家系に生まれ、系列の学校を卒業後に“神の洞”に入り、武装改宗官となった。
その後は東京の聖ミリアム教会に所属し、それなりの戦果も上げて後輩の指導役も担うようになった。
・ある吸血鬼事件の現場に派遣された際、浄化対象の吸血鬼がその場で大量虐殺を引き起こして業血鬼と成ってしまった。
敬もその手にかかって倒れたが、夜者と成って蘇った所を侑莉さんに発見され、｜贖罪者《エクスピアタ》として連れ帰られる。
・吸血鬼を浄化する立場だった自分が吸血鬼になってしまったため、当初は浄化（死）を望んだが、侑莉さんに血盟を結べば業血鬼と戦う力を得ることもできるし、信仰を捨てる必要もなくなる、と説得され、彼と血契を交わすことを承諾する。
・夜者と成った後、癒しの効果を持つ聖血の持ち主であることが判明した。
自分では何の皮肉かと思っているが、侑莉さんに何かあった場合に役に立てられるならそれでいいと受け入れている。
教会側には報告済みで、研究用の試料としての定期的な提供や、任務後のレポートなどは引き受けている。
・使用武器は双剣。陽鉄製の十字柄の細剣で二振りで一対になっていたが、業血鬼と対峙した際に片方は折れてしまった。
夜者と成った後は握るだけで手が爛れたが、血盟を組んでからは以前のように扱えるようになった。
現在は折れた片方の代わりに、血奏法で創り出したもう一振りと併せて使用している。

・聖字教関係者の一族。家族構成その他は未定。
・小麦アレルギー持ち（だった）の弟とそれに悩まされる（た）母がいるらしい（セッション中に生えました）。

・元々は武装改宗官としての指導役の先輩と後輩という間柄だった。
・侑莉さんが自分に懐いてくれているなという自覚はあったが、血盟相手として申し出てくれるとは思っていなかったので、当初は驚いた。
・吸血衝動が強い夜者だからか、吸血鬼化した直後に飢餓の余り侑莉さんを襲って無理矢理吸血しようとしたことがある。
現在でも侑莉さんが出血を伴う怪我をすると理性が危うくなるので、自重せねばと思ってはいる。
・人間だった頃から信仰心が篤かった分、夜者となったばかりの頃は陽鉄の武器も持てば皮膚が爛れ、祈りを口にすれば血反吐を吐く程のダメージを喰らっていた。侑莉さんと血盟を組んでからは信仰も弱点ではなくなったので、有難いと思っている。
・血盟を組む際に侑莉さんに「言いたいことがある時はちゃんと言う」という約束を課している。
後輩であり、生い立ちから命令には従順な侑莉さんが、自分に対して本音を言えなくなることを危惧して提案したもの。
・聖血のことを明かした時、侑莉さんから「僕以外に使わないで」と言われた。
初めてワガママ言ってくれたのが何だか嬉しかったので、彼の赦し無く他者には使わないと約束している。
・武装改宗官時代から愛用していた双剣のうち、折れた一振りを“ラブトの炉”に依頼して短剣に打ち直して貰った。
それに新たな鞘を併せて侑莉さんに託し、自分が彼の知る自分ではなくなった時にはこれで止めてくれと頼んだ。
・痕印履歴
敬→侑莉さん：掌（親愛）/麦穂（感謝）　吸血鬼と成った自分を救ってくれたことには感謝しかない
侑莉さん→敬：胸元（独占欲）/花（ジャスミン/憧憬）　花はかわいらしいのではと少してれくさい（花言葉には気付いていない）

・家事は一通りは出来る。料理は特に好き。