神守家独自に開発した紙。
神守の術者はこれを自在に操り、術式を展開する。


｜白光の澱《びゃっこうのおり》
神守一族専用の戦闘呪紙。
足場を作ったり、敵の攻撃を防ぐ壁を作ったり、重ね束ねて剣や弓矢にする。
これを自在に扱えないと神守の名を名乗れないと言われるほどの、基本の技であり、極意である。

｜改・紫光の雨《しこうのあめ》
グール、吸血鬼などを一掃するために、試行錯誤でパーシヴァルが改良した戦闘呪紙。
白光の澱よりも薄くて透けていて脆い。
扱いやすいが雑魚にしか効果がないので難しい。
人除けの呪いをかけて結界にも使用できる。


｜赤光の夜艶《しゃっこうのよづや》
パーシヴァルオリジナルの戦闘呪紙。
製造過程に血盟の血と自分の血を混ぜており、血盟ならば自分と同じように自在に扱うことができる。
弱点指摘、絶命共撃［ナイトレイド］などの場合に使用する。
製法が特殊で効果時間も短く他の呪紙と比べて貴重で数が少ない。

｜蓄音の千代紙《ちくおんのちよがみ》
録音器具。ボイスレコーダーみたいなもの。
術者周辺の音を拾うと、音が蓄積して、模様に沿って折れて、最終的に多角形の星形に集約する。
音を再度聴きたいと術者が念じれば、星形が開いて記録した音を読み上げる。
主にパーシヴァルが戦闘記録や実験記録に使っている。

神守伝統の戦闘呪紙を使用。
技名は「用紙の種類・和柄」で構成されている。


｜白光の澱・毘沙門六甲《びゃっこうのおり・びしゃもんろっこう》
白紙を重ねて毘沙門六甲の形にする防御陣形。
《論理の盾》に使用する。

｜紫光の雨・籠目《しこうのあめ・かごめ》
紫紙を籠目の螺旋状に重ねながら攻撃する。
《魔の絶色》に使用する。

｜紫光の雨・霞隠し《しこうのあめ・かすみがくし》
人除けの呪いがかかった結界。
霞模様に重ねて背景と同化させ、外部からの視認をシャットダウンさせる。

｜白光の澱・花菱《びゃっこうのおり・はなびし》
神守家の基本陣形。白紙を花菱の形にして斜め等間隔に広げて配置する。《武器攻撃》や《術具展開》で使用。

｜赤光の夜艶・吉原繋ぎ《しゃっこうのよづや・よしわらつなぎ》
黒紙を手から鎖の形にして補助やサポートをする。
《弱点指摘》《絶命共撃》で使用。

｜白光の澱・網代格子《びゃっこうのおり・あじろこうし》
籠状の網目の足場、階段、籠。
崩壊した場所や足場がない場合を移動する時に使う。
動物や人間を捉えたり保護するときもこの形状で球状に設置する。引きこもりたいときもこれを使う。

蛇足補足:効率よく能力が発揮できる柄は決まっているが、非常時でなければ好き勝手に柄を組み合わせてもいい。足場を華やかにしたい時は花柄や雪結晶や中華柄にしてるし新年とかは一族総出で紙建築技巧とかやってる（マイクラ建築のみたいなやつ）
父親は昔、パーシヴァルにアナ雪の城を作って見せたりしてた。

実はいうと、パーシヴァル自身もよくわかっていない。
使い方は本能で理解しているが、どういう由来なのかなどの知識が欠落している。
紫陽の眼の使い方や用法を子供の頃に教えたのは、同じ魔眼使いで魔眼研究をしていた母親だった。
ブラッドパスを結んで欠落した部分にその知識も影響が出ているのだ。
なので本人はなんかすっごい便利なサンプルとしか考えていない。

【本家】
神守…神守姓を名乗るのは、神守の術式を
正統に正しく扱えるもののみ。
現在、神守の名を名乗れる人間は8人
【分家六門】
花守…花道・園芸に秀でた術師
箱守…建築・工芸に秀でた術師
歌守…雅楽・和楽に秀でた術師
糸守…裁縫・織物に秀でた術師
筆守…水墨画・日本画に秀でた術師
薬守…薬膳・医療に秀でた術師