ゆとシートⅡ for BLP(ブラッドパス) - ゆと工公式鯖

クオリア・ウェイサイト(白井朱里) - ゆとシートⅡ for BLP(ブラッドパス) - ゆと工公式鯖

クオリア・ウェイサイト(白井朱里)              シライアカリ

プレイヤー:rizyul

馬鹿言ってないでこっちを飲んで。

ファクター
吸血鬼
起源
夜者
流儀
火華
練度
8
能力値
10
8
副能力値
耐久値
75=(10+20)+10+35
先制値
4=(8+4)-8
外見年齢/実年齢
16/19
性別
所属
SID
復讐は終わった...彼らの協力には感謝している。
過去
生存者
すべてが終わった。だから私は私のために生きる。
経緯
相互利用
彼がSIDにいるなら、私もいる。
欠落
執着(自身)
自分の命をなげうってでも、彼を守りたい。
外見的特徴
肌の色
元々アルビノだったけど、夜者になって余計に色が抜けた...残ったのは、この眼だけ。
住まい
同居
彼と一緒...でもすぐに部屋に籠ってしまう。かなしい。
使用武器
VB-Ash-12
対吸血鬼用大口径特殊加工亜音速消音突撃銃。

これは酒じゃなくて、命の水だよぉ?

信念/職能
研人/監者
年齢
26
性別
喪失
記憶(人間)

痕印

位置
背中
形状
相手からの感情1
興味
相手からの感情2
隔たり
約束
敵は殺せ...でも、ユヅ兄が無理する必要はない。私が全部殺す。

血威

名称タイミング対象解説
絶命共撃 いつでも 単体※ パートナーと1枚ずつ手札を捨て、[カードの合計以下]の[生命カード]1枚を破壊する。
此岸回帰 戦闘不能 自身 あなたは即座に「戦闘不能」を回復する。また、あなたは【耐久値】を最大値まで回復する。
百華斉砲 解説参照 自身 〈特技〉宣言時に使用できる。〈特技〉を[対象:場面(選択)]に変更する。

特技

名称タイミング対象代償条件解説
武器攻撃 攻撃 単体 手札1枚 なし 11以下の[生命カード]1枚を破壊する。(対鬼巨砲+2弾炎収束+2)
弾奏演舞 準備 自身 ハート絵札1枚 血戦1回 あなたは<手番>の終了まで「タイミング:攻撃」の【特技】を[対象:3体]に変更する。さらに「タイミング:攻撃」の特技で破壊出来る生命カードの数値に+2する。
対鬼巨砲 常時 自身 なし なし あなたの先制値を-8する。あなたが特技と血威で破壊できる生命カードの値に+2する(反映済み)
火葬主義者 常時 自身 なし なし あなたが2体以上の[エネミー]を対象に[生命カードを破壊する]効果の〈特技〉を使用する場合、破壊できる[生命カード]の数値に+2する。
迎撃の弾丸 解説参照 単体 ハート1枚 ラウンド1回 ダメージ減少時に使用する。対象に与えられるダメージを[自分の[血]+3]点軽減する。
地獄を超えて 常時 自身 なし なし あなたの耐久値に∔10点する(反映済み)
弾炎収束 常時 自身 なし なし 要練度5。あなたが取得している火葬主義者は単体のキャラクターを対象にしても効果を発揮する。また、貴方の攻撃で[モブエネミー]の[生命カード]を破壊した場合、残りの生命力に関わらず即座に[戦闘不能]にする。(反映済み)
虚ろゆえに 常時 自身 なし なし あなたは「先制値を下げる」や「手札を捨てる」といったエネミー特技の効果を受けない
生への執着 戦闘不能 自身 1枚 血戦1回 即座に戦闘不能を回復し、HPを5点回復する。
冷たき指 開始 単体 ダイヤ絵札1枚 血戦1回 ボスエネミーのみ対象。対象の先制値-7,特技で与えるダメージ-5、ラウンド終了まで持続。

設定・その他メモ

「目の前の敵を殺す。それだけに、全力を尽くす。」
「...白井朱里はあの夜に死んだ。私は、クオリアだ。」

幸せだった少女

白井朱里は幸運な少女だった。
先天性白皮症に生まれた彼女の最初の幸運は、無事に生まれてこれたことだ。
そのあともたくさんの幸運に恵まれた。白い肌を幽霊のようだと馬鹿にする人間がいた。真っ赤な目を血の塊のようだと蔑む者もいた。
でも彼女には、守ってくれる父と先生。包んでくれる母と親友。そばにいてくれる兄がいた。
彼女は、今の環境が幸運であると理解できるほどの智慧を持つ幸運もあった。
愛された彼女は想った。
幸せだと感じられるこの世界に、私はどう返せばいいか分からない。
だから、せめて私を幸せにしてくれたみんなが苦しそうに、悲しそうにしていたら。
せめて、助けてあげたい...

哀れな一人の少女がいた。
家族と、ある大きなサーカスの見物に行ったのだ。
雪の降る、寒い夜だった。
サーカスは滞りなく行われた。
少女と家族は円盤に磔にされ、臓腑をひとつ、ひとつずつ、投げられたナイフで突き穿たれた。
哀れな4人は苦しみもがき続け、呻きは一つ一つ減っていった。
母、父、兄…そして遺された少女は、血と共に「許さない」とだけ吐き捨てて、程なく逝った。
...サーカスの後に、彼女らは袋に詰められ、ある部屋に並べられた、
後に誰かが数えた時には、もっとも小さかった袋が一つ足りなくなっていた。

二年ほど前から、極北のある国の裏社会で急速に頭角を現した傭兵がいる。
或る者曰く、「月のない夜に、小隊が丸ごと消え去った。」
或る者曰く、「冬の夜明けに、吸血鬼が森から帰ってこなかった。」
雪の降る夜に狙われたものは、音もなく消え去る。そして朝、消えた位置の雪を掘り起こすと、頭に一つの穴が開いた死体が、眠るように埋まっている...
恐怖と畏敬を以って、彼らはこの「現象」をこう呼んだ。
サイレント・アヴァランチ...「静かな雪崩」と。

不死の戦士(若干閲覧注意)

気が付いたころには、どこかの地下室に寝かされていた。
起き上がった先には、黒髪の男がいた。
「何のつもりで来た、吸血鬼。」男の日本語は流麗だった。
「強くなるために来た。」
「そのためにジャンボの前輪から飛び降りたのか、吸血鬼。」
「日本では強くなれないから。」
「お前を殺すのは簡単だ。」
「ここで死んだら私はそれまでだったということ。」
「放り出してやってもいい。温室育ちじゃ生き残れんぞ。」
「やってみなければわからない。」
「アホだな。」
「殺したいものがいる。」
「…真正の阿呆め。死に続ける覚悟はあるか?」
「何度でも。」
「何より。」

彼の尖兵となって、ただ戦い続ける。彼が出したのはそれだけだった。
最初に死んだのは9mmだった。彼が意図的に混じらせた不発弾を不思議に思って銃口を覗き込んだ。
その瞬間に私の右目に鉛玉がキスをしていった。幸運にも脳幹を吹き飛ばされたのか、痛みはなかった。
彼はそのあとに私に拳銃の使い方を教え、戦場に放り出していった。
最初はショッピングモールだった。食料を無造作に漁っていた私の両足を「とっておき」だったらしいフレシェットが削り取っていき、私はそのまま暴徒に連れ去られて犯され、最後にはスラッグで頭の大半を吹き飛ばされた。
打ち捨てられた私が生き返り、ボロボロになって帰ってきたのを見て、彼はただ「次だ」とだけ言った。

死のショックは、ほかのどんな衝撃も無意味にしていくほど強い。
ただ心の中にあったのは、こんな無様では復讐は果たせないということ。その無力感と悔しさだけがあった。

それからは何度も死んだ。一番多かったのは狙撃だった。彼は狙撃手の位置だけを教えてくれたが、私がそこからどこに射線が通るかを理解するのに50回は死んだように思う。脳、心臓、首、脊髄はほぼ即死。足を撃たれれば数瞬の後に前述の位置に弾が飛んできて避ける術などない。手や肩は一番マシであり、狙撃手が狙うには下策もいいところであった。
その次には近接格闘であった。私は自分が人智を超えた膂力を持っていることを理解するのに10回、それを当てる方法を学ぶのに10回、それが効果的なタイミングを学ぶのに5回、ナイフ、ハンマー、手製の槍、西洋剣、刀、角材、鉄パイプ、カッター、銃剣、銃床など実に様々な死を味わった。
その他にも、グレネードの爆死、重機関銃や迫撃砲による惨死、危険なガスや火災の煙による煙死、足を撃たれ雪の中で動けないまま凍死、轢死、墜死、焼死、溺死、毒死、圧死、震死、窒息死…

1年と半年がたったころ、私はとっくのとうに死を恐れなくなっていた。
死によって戦場の掟を学び、生き残ることによって生き残る方法を学んだ。
生きるために射撃と格闘を学んだ。失敗すれば死に、生き残ることで正しい戦い方を叩き込んだ。
そして100を超える死によって、私は幼気で恵まれた少女をすべて削り取り、戦士となった。

戦士として一流となった私に、彼は傭兵としてのイロハを叩き込んだ。戦えるだけではダメだった。
裏世界の仕事だからこその人脈の大切さ、振るう力の強さと位置をよく考えること。
そして、自らの為したいことのために戦うこと。けして誰かの傀儡にならないこと。
傭兵とはそういうものだと、私は彼から学んだ。
そして私がここにきてから2年。傭兵としての常識を私に叩き込んだ彼は唐突にいなくなった。

それからは、彼が残した人脈を使って傭兵として生きた。
2年前まで、私が日本で少女として生きていたことなど誰も想像すらしなかった。
唐突に現れた、紛争地帯のパワーバランスを容易に崩壊させうる恐るべき傭兵。
それが私だった。私はそれを当然のように受け入れ、彼の教えに従って生きた。
彼は一足先に航空機で脱出したらしい。私も遠からず、脱出の予感を感じていた。

機会はたった1年後にやってきた。

髪の一片まで色が抜けたような白と、紅玉のように輝き血のように濁る紅い目が特徴の少女。日本に裏ルートで「堂々と」入国し、対鬼組織にあえて捕捉させるという型破りな方法でSIDに所属した。

少女に見えるが異常なレベルで銃器と体術に精通しており、愛用の大口径アサルトライフル「VB-Ash-12」を手足のように扱って遠近に隙のない戦闘を行う。遠距離では12.7mmという人間で扱うには大きすぎる口径を凄まじい精度で連射し、近接戦では銃器を棒のように扱い、銃床で相手を制圧する。

性格は、表面上は無表情と端的なしゃべり方のせいで冷淡に思われがちだが、実際は人並みに感情もあるし義も通すいい人。ただ欠落と生来の頑固さが合わさって、自身を犠牲にするような行動を平然と行いそれを顧みないという危うい一面もある。

自身が夜者であること、夜者の特性をしっかりと理解しており、時にはその再生力や腕力頼りの行動も躊躇しない...というか、欠落もあってか、自身の傷を顧みずに戦闘を続けることがままある。そのような状態で戦う彼女の服はとめどない血で汚れ、どこまでも白いその身を真っ赤に染め上げていく。そんな彼女を見た一部の者からは「白雪の赤鬼」と呼ばれ恐れられている。

彼女がレーベルツェード奇劇団を追っているのはSIDの中では有名。相当な何かを抱えているようだが、彼女はそれを絶対に語ろうとしない。追及しても「有名な血集であり、赤災の夜を起こした非常に危険な血集でもあるから」としか答えない。彼女は自身がかつてただの少女であったことを、けして語ろうとはしない。彼女が白井朱里であることは、今は誰も知らない状態である。

練度5

「私はクオリア・ウェイサイト。よろしく。」
「私はもう、幽霊でもなんでもない。ここに確かに生きている。」

赤い夜を超えて融け消えるはずだった復讐の氷は、今もなお凍り続けている。
誰のためでもなくただ自分のために在り続ける氷は、これからどんな未来を歩むのだろうか。


復讐を終えたクオリア。普段と変わりないように見えるが、復讐への執着が消えたことによってかつてより幾分か柔和な雰囲気がある。
パートナーの入院中はSIDの施設の警備などをしていた。

仕事に復帰する際に課長から直々に寮の利用を打診され、友人の入れ知恵もあって寮に移住する。
彼と一緒に過ごせるのはうれしいが、なかなか隣にいられなくて不満もある。

いまだに戦闘力は健在。かつては復讐の為に得たこの力も、今はパートナーを守るために振るっている。

練度6

クリスマス。私にとって19回目らしいこれは、忘れられない日になった。
直前に起きた業血鬼事件の記憶が吹き飛ぶほどの、大切な日。

買ってもらったトレンチコート。真っ白なそれは、防寒という面ではそこまで頼りになるものではない。
それでも、うれしいのだ。彼に買ってもらった。夏にも着たいくらい、うれしい。
それだけでも飛び上がるほどなのに、彼はサプライズのように、あるものをくれた。

ブルームーンストーンのネックレス。

字にすればそれだけのものだ。すさまじい価値のあるものではない。
でも、これはユヅ兄が私にくれた。しかもクリスマスに。
それだけで、私にはとてつもない価値がある。永遠に着ける理由になる。

幸福。失って、もう戻らないと思っていたものだった。
でも、今はそれを感じる。
ありがとう、ユヅ兄。

練度7

血盟を喪った。

とてつもない喪失感と無力感。かつて磨かれた危機感が常に警鐘を鳴らし続ける状態。
そういうものとはとっくのとうに離別したつもりだったのに、血盟の喪失はその危機感を一気に引き戻した。
唯一無二の相方は恐ろしく貧弱で、そこらの木っ端に首を掻かれるだけで消えてしまうほど儚くなった。

自分も血盟に依存していたのを知った。
まるでレーダーのように正確無比にすべてを捉えていた感覚は、懐かしくも野性的な、大味なものに。
人智をとうに超え、吸血鬼をグールのごとくなぎ倒す膂力と速力は、かつての同業と死闘を演じていたころに。
そんな状態で対峙した業血鬼は、戦闘を論外とするのに十分すぎるほどであった。

そして、私は彼の大切なものを奪い取って、業血鬼を殺した。

もう二度と喪わないために。二度と奪わないために。
このつながりを、今以上に大切にする…

セッション履歴

No. 日付 タイトル 力の向上 GM 参加者
1 2021-6-15 赤夜第一夜 道化師は嗤う 耐久値+5 鈴白ウツミ rizyul 椎名
2 2021-6-25 赤夜第二夜 血の歌姫に喝采を 耐久値+5 鈴白ウツミ rizyul 椎名
3 2021-7-12 赤夜第三夜 誰がために 耐久値+5 鈴白ウツミ rizyul 椎名
4 2021-7-19 赤夜第四夜 夜の終わり 耐久値+5 鈴白ウツミ rizyul 椎名
5 2021-8-23 トーキョー・ホーリー・ブラッド・ナイト 耐久値+5 鈴白ウツミ rizyul 椎名
6 2021-10-27 途絶え結ぶは、紅の 耐久値+5 鈴白ウツミ rizyul 椎名
7 2023-2-5 紅月の夜 耐久値+5 椎名 rizyul

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