歪みし神性の果て
- 知能
- 高い
- 知覚
- 魔法
- 反応
- 中立
- 言語
- すべて
- 生息地
- 久遠ノ揺籃・神代ノ淵薮
- 知名度/弱点値
- 16/25
- 弱点
- 命中力+2
- 先制値
- 16
- 移動速度
- 50(飛行)
- 生命抵抗力
- 13 (20)
- 精神抵抗力
- 11 (18)
攻撃方法(部位) | 命中力 | 打撃点 | 回避力 | 防護点 | HP | MP |
---|---|---|---|---|---|---|
魔剣(コア) | 17 (24) | 2d+15 | 14 (21) | 11 | 100 | 60 |
拳(胴体) | 15 (22) | 2d+14 | 15 (22) | 10 | 70 | 40 |
翼(翼) | 14 (21) | 2d+10 | 13 (20) | 8 | 60 | 30 |
- 部位数
- 3(コア/胴体/翼)
- コア部位
- コア
特殊能力
●全身
○通常武器無効
○毒無効、○病気無効、○精神効果無効
●コア
▶真語・操霊・深智魔法9レベル/魔力12
▶汝抗うこと勿れ/12/精神抵抗力/半減
魔剣から夥しい量の光線を放ち攻撃します。
「射程/形状:2(50m)/貫通」で、対象に「2d+14」点の純エネルギー属性の魔法ダメージを与えます。
この効果は連続した手番には使えません。
▶"再誕の剣"/13/回避力/消滅
魔剣での斬撃によって対象の命を奪い、即座に自身の使徒として再生させます。
「対象:1体」、「射程/形状:2(50m)/起点指定」で対象に「2d+30」点の物理ダメージを与えます。この能力によって死亡したキャラクターは即座にNPCとなって蘇生し、GMに管理されます。このとき、そのキャラクターに有利・不利である効果はすべて解除され、HP・MPは全回復します。
この能力は連続した手番には使えません。
☑魔法適正
戦闘特技《ターゲッティング》《鷹の目》《魔法拡大/数》《魔法拡大すべて》《マルチアクション》を習得しています。
▶ワードブレイク
戦闘特技《ワードブレイク》を魔力12で使用します。
●胴体
▶神なる拳/13/回避力/消滅
「対象:1体」、「射程/形状:2(30m)/射撃」で、対象に「2d+18」点の衝撃属性魔法ダメージを与えます。
この能力は連続した手番に使えません。
○攻撃障害=不可・不可、○魔法障害=-4
[部位:コア]は近接攻撃・遠隔攻撃の対象となりません。
[部位:コア]が対象として含まれる形で魔法をかけようとする場合、その魔法行使判定は-4のペナルティを受けます。
[部位:胴体]のHPが「0」以下になった場合、この能力は失われます。
●背部
○飛翔
すべての部位は、近接攻撃における命中力・回避力判定に+1のボーナス修正を得ます。[部位:翼]のHPが0以下になった場合、この能力は失われます。
戦利品
- 自動
- "再誕の剣"(10000G/金黒白SS)
解説
神紀文明シュネルア時代に、ある若者がいました。彼は、家族や友人の死を嘆き死んでいく「人」について考えることが多かったといいます。いつか終わる命ならば、何故家族という概念を生み出すのか。何故友人を作るのか。何故生きるのか。いずれはみな死んでしまうのに。やがて死に至るならば、何も作らぬ方が悲しみも生まれないのではないか。それが、彼の思想でした。生きることにいったいなんの意味があろうか、と。
しかしある時。戦乱に巻き込まれた彼は、深い傷に死にゆきながら生き物の本能として「生きたい」と願ったのです。いつか必ず死んでしまうとしても、それでも生きていたい。彼に芽生えたのはそんな感情でした。
この場を生き抜くための何かはないか。誰かの助けが欲しい。死にたくない。地に伏しながらその一心で手を伸ばした先には。偶然か必然か、"解放の剣"イグニスがあったのです。
こうして彼は"■■■"■■■■■■■■として神性を得、人々から崇め奉られる存在となりました。その権能は、「喪った命を蘇らせる」という単純かつ規格外のもの。輪廻すら無視して自らの元へやってきた魂をそのまま死したものの身体へと戻す、あまりに強大な力でした。こうすれば、もう悲しむ者などいないだろう。こうすれば、人は生きる意味を見出せるだろうと。他者を長く生き永らえさせることで、知りたかった「人の生きる意味」に近づきたい。そんな思いの顕れだったのかもしれません。ただしこれは、その性質ゆえに、輪廻から大きく外れるものであるのです。この力で蘇りを行ったものは、姿形こそ元のままですが、その魂は穢れきってしまい、いわばレブナントに近い存在となってしまうのです。
人々はこの名もなき神に縋り、多くの人を蘇らせてきました。既に人でなくなっているとも知らずに歓喜し、抱き合い。これによって、ある国では何百年も同じ王が統治をする、またある国では革命を起こされ死んだはずの為政者が再び国を治める、など。当時の世界は大混乱に陥ったとされています。
当然、調和を愛するライフォスやその他の古代神たちに目を付けられ、以後数百年に亘る神々同士の戦争に発展します。この戦いは、最終的にライフォスたちの勝利に終わり、彼は辺境に建てられた神殿に封印されます。この辺境の地が、のちのブルライト地方です。或る魔神使いが我が子を蘇生させ、やがてそれが無垢なる終焉の胎児となったのはこの直後でした。
しかしながら、封印されてなおその力は完全には失われておらず、今でも彼の力を使って誰かを蘇らせようとするものが少なからずおり、それを許してしまえば、再び世界中を巻き込む神々の戦いが起こることでしょう。