無垢なる終焉の胎児
- 知能
- なし
- 知覚
- 魔法
- 反応
- 敵対的
- 穢れ
- 5
- 言語
- 魔法文明語、魔神語
- 生息地
- 久遠ノ揺籃・紫翠ノ揺籠
- 知名度/弱点値
- 15/18
- 弱点
- 炎属性ダメージ+3点
- 先制値
- 15
- 移動速度
- 20
- 生命抵抗力
- 13 (20)
- 精神抵抗力
- 13 (20)
攻撃方法(部位) | 命中力 | 打撃点 | 回避力 | 防護点 | HP | MP |
---|---|---|---|---|---|---|
牙(頭部) | 12 (19) | 2d+10 | 11 (18) | 8 | 75 | 70 |
盾(胴体) | 11 (18) | 2d+9 | 10 (17) | 10 | 65 | 20 |
魔剣(魔剣) | 13 (20) | 2d+11 | 9 (16) | 9 | 60 | 15 |
- 部位数
- 3(頭部/胴体/魔剣)
- コア部位
- 頭部
特殊能力
●全身
○精神効果無効、○毒無効
●頭部
▶召異魔法10レベル/魔力11(18)
☑魔法適正
戦闘特技《ターゲッティング》《魔法収束》《魔法制御》《魔法拡大/数》を習得しています。
○最期ノ呪怨
[部位:胴体]のHPが0以下になった場合、命中力判定と魔力に+2、打撃点に+4のボーナス修正を得て、戦闘特技《マルチアクション》(⇒『Ⅰ』292頁, 『BM』31頁)を習得します。また、以下の能力を得ます。
○揺籠ノ汚染
戦闘行為によって自身のHPにダメージを受けた時、自動的に「射程:自身」「対象:全エリア(半径50m)/すべて」に「抵抗:必中」で、「威力40/C値⑪」の、毒属性魔法ダメージを与えます。このとき、[部位:魔剣]は対象となりません。
この能力は1度使うと失われます。
●胴体
☑薙ぎ払いⅡ
近接攻撃可能なキャラクターを任意に5体まで選び、それらに近接攻撃を行います。命中力判定は一括で行います。複数に命中した場合、ダメージは個別に決定します。
○攻撃障害=不可・不可、○魔法障害=-4
大きさが攻撃を妨げます。
[部位:頭部]は近接攻撃・遠隔攻撃の対象となりません。
[部位:頭部]を対象に含む形で魔法をかける場合、その魔法行使判定は-4のペナルティ修正を受けます。
[部位:胴体]のHPが0以下になった場合、この効果は失われます。
●魔剣
○呪いの魔剣
連続した手番に宣言特技の宣言を行う場合、1回ごとに5点の確定ダメージを受けます。
☑魔力撃=+11ダメージ
打撃点を+11点します。リスクとして、自身の生命・精神抵抗力判定に-2のペナルティ修正を受けます。
戦利品
- 自動
- 朽ちた魔剣(4000G/金黒白S)
解説
或る魔神使いが産んだ子供の成れの果てです。
元を辿れば火事によってそうそうに亡くなったところを、母親がとある邪神の力を借りて蘇生したのがすべての始まりでした。そうして息を吹き返したものの、実態は邪神の傀儡に近しいもので、少しづつその異常性を発揮していきました。そして、このことに気づき、恐れた母親の手によって現代で言うところのブルライト地方の遺跡付近に封印されたのです。
その間も力を強めていき、いずれはアルフレイム大陸全土の脅威になると見做されたため、母親はさらに魔神を使役し、敢えて"異界の門"を固定することで"奈落の魔域"を発生させ、その内部に閉じ込めました。更には、そう簡単に突破できないよう、四重に"奈落の魔域"による迷宮を発生させることによって真に封印としたのです。この"奈落の魔域"群こそが、"久遠ノ揺籃"と呼ばれる迷宮なのです。
その最奥たる"紫翠ノ揺籠"にて悠久の時を過ごしてきたこの個体は、母親が監視役に置いた魔神を喰らうなどして融合を繰り返して力を付け続ける、"魔王"ゼガン(⇒『Ⅲ』305頁)に似た性質を得ており、放置すれば世界の存続すら危ぶまれる脅威となるでしょう。
もはや人としての姿も知性も喪ったいま、強力な呪いによって衝き動かされていますが、それが自分の意思によるものなのか生存本能的なものであるのかは、判然としません。ただ目に付く者へその魔剣を振り下ろすだけの凶悪な存在と化しています。
世界の存続を望むなら。久遠に終わりをもたらさんと望むなら。彼の生命を絶つほかないでしょう。